鎌倉観光はこれでOK!押さえておきたいおすすめ観光スポットと各エリアの特徴
歴史ある寺社を中心にさまざまな見どころが集まる古都・鎌倉。 首都圏から近く、基本的に徒歩で回れる気楽さで人気の観光地です。 こちらの記事では、観光に必要な情報をぎゅぎゅっと集めてみました! ...
更新日: 2022年3月4日
枯山水庭園が有名な浄妙寺は、金沢街道にたたずむ鎌倉五山の名刹。
江戸時代中期に再建された本堂横に、1991年に復興した枯山水の庭園があり、
石が巧みに配置された禅宗の庭は、心休まる場所として多くの人が訪れます。
ご利益は婦人病や子宝祈願。
本堂の淡島明神が子宝や婦人病に霊験あらたかと伝わっているのが由縁です。
庭にある「石窯ガーデンテラス」では四季折々の花が彩る中、
焼きたてのパンが味わえたり、アフタヌーンティーでひと息つけるなど、
癒やしの空間が広がっています。
花が美しい古刹が点在する街道沿いの街
鎌倉駅東口から少し離れた場所に位置するエリア。浄妙寺をはじめ、竹林の庭が見事な報国寺など、美しい庭がある寺が集まっている。
街道沿いにはこだわり和食店が軒を連ねていて、観光途中は隠れた一軒家レストランなどの食事もお楽しみ。
鎌倉五山では、ただひとつ金沢街道に面している。本堂は江戸時代中期の建物。総門から本堂に続く石畳の両側と本堂前庭は四季の花が彩る。天正年間(1500年代)に僧が茶を喫したという喜泉庵が1991年に復興、枯山水の庭園を見ながらお茶が飲める。
源頼朝の忠臣で豪勇の士といわれた足利義兼を開基とし、文治4(1188)年に創建、後に禅宗の寺院となる。中興の開基は足利尊氏の父貞氏で、没後境内に葬られた。至徳3(1386)年に足利義満が鎌倉五山を定めたときは五位に位置づけられた。臨済宗建長寺派。
足利尊氏
境内に墓がある足利貞氏の子が足利尊氏。初めの名は高氏。鎌倉幕府滅亡後、北条氏残党を一掃し、新田義貞も破って上洛、京都に室町幕府を開いて、初代将軍となる。
梅
2月上旬〜3月上旬
本堂前
紅白の梅が本堂の前の境内に咲く。銅葺きの緑青の色との組み合わせが鮮やか
フクジュソウ
2月上旬〜3月上旬
花塚周辺
シャクナゲ
4月下旬〜5月中旬
本堂前の庭
紅葉
11月下旬〜12月上旬
本堂前、裏山散策路
本堂近くのイチョウ。裏山散策路からは向かい側の衣張山の紅葉が見える
スギゴケを主とした庭園
本堂横に、1991年に復興した枯山水の庭園がある。スギゴケを主体とし、禅宗の庭園らしく石が巧みに配されている。
静寂に耳を澄ましてみましょう
竹を通しての水琴窟の音は、喜泉庵の座敷で聞く
美しい枯山水の庭園を眺めながら、抹茶が楽しめる茶席。畳に座り穏やかな気持ちでひと休みできる。浄妙寺の拝観料100円が必要。
抹茶とらくがん、生菓子セットがある
四季折々の自然を眺め、食事ができる
銅板葺きの屋根が美しい寄棟造り
山門からは境内の自然に溶け込んだ、落ち着きある石畳が本堂まで続く。もとは茅葺きの建物だった。
淡島明神
子宝や婦人病に霊験あらたかといわれる
中興の祖、尊氏の父
本堂裏の墓地にある足利貞氏のものという墓。中央部にある地蔵の彫刻が珍しい。
境内のプチ見どころ
山門から本堂へ向かう途中にあり、季節の草花が供えられている。毎年10月の第2土曜には、鎌倉華道会による、花に感謝の意を込めた花供養が行なわれる。
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