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【比叡山延暦寺】人々の信仰を集める世界遺産!

by mapple

更新日:2018年11月11日

山全体が寺域とされ、修行道場として厳粛な雰囲気に満ちている比叡山延暦寺。平安時代より多くの高僧を輩出し、世界遺産にも登録されている。総本堂にあたる根本中堂は、2016年から約10年にわたる大改修を開始。変わりゆく姿を見ることができる今こそ訪れてみたい。

【世界遺産】比叡山延暦寺

滋賀と京都の県境にそびえる比叡山全域を境内とする寺院。平安時代初期に伝教大師最澄が開いた天台宗の総本山で、日本仏教発祥の母山といわれる。山内は東塔、西塔、横川の3エリアからなり、100を超える堂宇伽藍が立ち並ぶ。

静寂な空気に包まれた聖域を、歴史に思いを馳せながらゆっくりと歩く

三塔のめぐりかた

東塔、西塔、横川からなる境内。それぞれ距離が離れているので、すべてに参拝するなら最低半日は必要。まずは総本堂・根本中堂のある東塔を中心に、余裕があれば西塔と横川にも足を延ばすなど計画的にめぐろう。移動には便利なシャトルバスを利用しよう。

■シャトルバス
1日フリー乗車券800円(運行期間:3月20日~12月4日、年度により変更あり)

ケーブル延暦寺駅
⇩ 徒歩10分
東塔
⇩ 約1km/シャトルバス5分
西塔
⇩ 約4km/シャトルバス10分
横川

延暦寺の総本堂根本中堂が10年の大改修に

2012年4月から10年間にわたり行なわれる、天台宗祖師先徳鑽仰大法会。開祖の最澄をはじめ、天台宗の発展に貢献した高僧を讃える法要で、その中の最大の事業が根本中堂の平成特別大改修。前回の大改修から約60年を経て老朽化が進んでいるため、伝統的な工法で屋根のふき替えなどを施す。2016年より約10年かけて行なう予定の改修作業だが、その間も参拝はできるので安心を。

延暦寺三塔の見どころ

3つのエリアからなる境内
東塔、西塔、横川と3つのエリアに分かれている比叡山延暦寺。広大な境内を効率よく参拝するために見どころをチェックしてめぐろう。延暦寺では14ものお堂でそれぞれご朱印がいただけるので、ご朱印帳をお忘れなく。

東塔

主要な堂塔が集まる天台宗発祥の地
比叡山三塔十六谷の中心で、国宝の根本中堂をはじめとする重要な堂塔が集まる区域。仏教美術の殿堂である国宝殿も訪れたい。

[重文]大講堂

僧侶が学問修行を行う道場。堂内には本尊である大日如来と、比叡山で修行した各宗派の宗祖の木像が安置される。前庭には、開運の鐘があり参拝者もつくことができる。

1963(昭和38)年に山麓の讃仏堂を移築したもの

阿弥陀堂

1937(昭和12)年、比叡山開創1150年の大法要を記念して建立した先祖回向の道場。本尊は丈六の阿弥陀如来。前庭には2つの水琴窟があり、美しい音色を楽しむことができる。

参拝者が施主となり念仏回向が行われる

文殊楼

根本中堂の東側、石段の上に建つ山門。慈覚大師円仁が中国五台山の文殊菩薩堂を模して建てたとされ、楼上には文殊菩薩が安置される。学問の神様として合格祈願に訪れる参拝者が多い。

楼上に上がることもできる

萬拝堂

平和と人類の平安を祈願し、日本全国の神社仏閣の神仏を合祀する平成の新堂。堂内には、人間の煩悩の数を表す108の数珠玉があり、手で回しながら時計回りに進んで参拝する。

心静かに回しながら一周しよう

[国宝]根本中堂

延暦寺の総本堂で、本尊は伝教大師最澄作の秘仏薬師如来。最澄が788(延暦7)年に創建した一乗止観院が元で、災害に遭い復興するたびに大規模になった。現在の建物は1642(寛永19)年、徳川家光により再建されたもの。
※改修中 (参拝は可能)

根本中道の本尊薬師如来前に灯り続ける不滅の法灯

三塔それぞれにある中堂のなかでも最大

百花の図

200にもおよぶ草花が極彩色で描かれた格天井。徳川家光統治時代の大名が、枯れない花を供えるという意味で絵師に描かせ寄進した。

四季の花々が天井を彩る

不滅の法灯

本尊の前には六角形の吊灯篭が3つあり、延暦寺創始以来1200年以上灯り続ける「不滅の法灯」が安置される。僧侶たちが毎日菜種油を注ぎ足し、今日まで守られてきた。「油断大敵」という言葉の由来のひとつといわれる。

灯火は最澄の「一隅を照らす」という精神を表す

西塔

緑と静寂の中に重要文化財が建つ
第2世天台座主寂光大師円澄が開いた美しい杉林に囲まれる地域。釈迦堂、にない堂のほか、本格的な修行体験を行う研修道場の居士林もある。

[重文]にない堂

阿弥陀如来を祀る常行堂と普賢菩薩を祀る法華堂という同じ形をした2つの堂が廊下でつながっている。弁慶が廊下をてんびん棒にして堂を担ったという伝説から、にない堂と呼ばれる。

廊下のちょうど中心あたりが滋賀と京都の県境

[重文]相輪橖

釈迦堂北の山林の中にある青銅製の仏塔。経幢の一種で、塔内に法華経、大日経、22部58巻の経典・銘文が納められている。現在のものは1895(明治28)年に改修された青銅製。

高さ10mを超える塔

[重文]釈迦堂

正式には転法輪堂といい、本尊の釈迦如来にちなんで釈迦堂の名で呼ばれる西塔の本堂。現在の建物は三井寺の金堂だったが、豊臣秀吉によって1595(文禄4)年に移築された。

三井寺の園城寺から移築された境内最古の建造物

横川

名高い名僧たちが修行を行った聖地
第3世天台座主慈覚大師円仁によって開かれ、源信、親鸞、日蓮、道元といった名僧たちが修行した場所。おみくじ発祥の地でもある。

横川中堂

創建848(嘉祥元)年の横川の本堂は、舞台造りと鮮やかな朱塗りが印象的。2mほど低く造られている堂の中央部に、慈覚大師作と伝わる本尊の聖観音菩薩が祀られる。

信長の焼き討ちや落雷で焼失したが1971(昭和46)年に再建

元三大師堂(四季講堂)

現在のおみくじの形を考え出したとされる元三大師(良源)の住居跡。967(康保4)年、村上天皇の勅命によって春夏秋冬に法華経が論議されたことから四季講堂とも呼ばれる。

修行を積んだ僧侶がていねいに話をしてくれる

おみくじの元祖

結婚や就職など具体的な悩みを相談すると、僧侶が元三大師に祈願しておみくじを引き、詳しい解説や助言を授けてくれる。

077-578-3683(要予約)
9:00~16:00 
志納金2000円

根本如法塔

慈覚大師が根本杉の洞の中で如法写経を始めたことに由来。慈覚大師が書写した仏教の経典を後世に伝えるために、塔中に安置し祈念する多宝塔。1925(大正14)年に再建された。

杉木立の中に建つ鮮やかな朱塗りが目を引く

延暦寺の歴史を知る

1 霊山比叡山に最澄が創建した寺

古代より霊山として崇められていた比叡山を、本格的に開いたのが伝教大師最澄。788(延暦7)年、最澄は薬師如来を本尊とする一乗止観院(現在の総本堂・根本中堂)を創建。国を護る寺として朝廷から期待され、桓武天皇時代の年号「延暦」を寺号に賜った。

2 名立たる高僧を数多く輩出

最澄は、比叡山に12年間こもり修行に専念するという教育制度を確立。多くの高僧を輩出した。特に鎌倉時代以降は、法然、親鸞、一遍、栄西、道元、日蓮など、日本仏教各宗各派の祖師が誕生。比叡山は天台宗の総本山にして、日本仏教の母山ともいわれるようになった。

大講堂には比叡山で修行した各宗祖の像が祀られる

3 最盛期の境内には今よりも多くの寺院が

最盛期には3000もの寺院があった延暦寺だが、浅井・朝倉軍をかくまったことが発端で織田信長により全山焼き討ちに遭う。その後、豊臣秀吉、徳川家の外護や慈眼大師天海大僧正により再興。数多くの歴史建造物の価値が認められ、現在では世界文化遺産に登録されている。

聖地のお守り

本尊の薬師如来が描かれる根付神 500円〈根本中堂〉

弥陀五尊を収めて祈願したお守り 700円〈横川中堂〉

厄除けに人気のある梵字守 600円〈根本中堂〉

元三大師が姿を変えた角大師が描かれた厄除けのお札 500円〈元三大師堂〉

筆者:mapple

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発売日:2018年03月22日

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この記事の出典元は「まっぷる滋賀・びわ湖 長浜・彦根・大津’19」です。掲載した内容は、2017年10月~2018年1月の取材・調査によるものです。飲食店メニューや商品内容、料金ほか各種データが変更されたり、季節による変動や臨時休業などでご利用できない場合があります。また消費税の見直しにより各種料金が変更される場合があります。そのため施設により税別で料金を表示している場合があります。ご利用の際には改めて事前にご確認ください。

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