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生きものたちのオアシス「南アメリカゾーン」9F

アフリカゾーンを過ぎると、エスカレーターで9Fへ。降りてすぐに、ピラニアが悠々と泳いでいて南米の世界を実感することができます。ほかにもデンキウナギや、葉っぱのように擬態するリーフフィッシュなど、アマゾン川流域に生息する個性豊かな魚たちがたくさん。

一見怖いように見えるけれど、見慣れると可愛いブラックピラニア

この南アメリカゾーンは、カワスイの中でもとくにオススメのエリアです!

注目!パンタナルエリアで世界に没入

パンタナルとは「湿地」を意味します。南米の中心地に位置する世界最大級の熱帯湿原 は、日本の本州に匹敵するほどの大きさ。「パンタナル自然保護地域」として世界遺産にも登録され「生物種の宝庫」と呼ばれています。この南アメリカゾーンでは、そんな南米のパンタナル(湿地)を美しく再現しているのです。

このパンタナルエリアの水槽はカワスイの中で最も大きく、ビルの中にあるにもかかわらず、水量はなんと40t (40,000L)!家庭での鑑賞用の熱帯魚としてもおなじみの赤と水色のラインが美しいネオンテトラなど、小さな魚たちが約8000匹、きらめいています。

注目はアクアスケープ水槽という展示手法で、パンタナルの水辺の世界に没入できること。

前景にコの字型の水槽、中景には植栽が植えられ、後景には実際のアマゾン川流域の映像が流れるLEDモニターを配置。映像や照明、音響は朝昼夕夜とそれぞれ異なるので、1日中見ていたいほど美しい世界が広がります。

鈴木館長もイチオシのエリアで、 「椅子を設置しているので、仕事帰りに一人で来られてぼ〜っと世界に入り込んで欲しいですね」とのこと。

まさにリアルのパンタナルの世界に没入できる空間ですね。

大きなイグアナに仰天…!

大きなイグアナに仰天…!

同じエリアにはこんな生きものも。
水のない水槽を不思議に思い覗いても、生きものが見当たりません。何かしらがいるはずと顔を近づけ、ゆっくりと視線をずらしていると、足が・・・。

悲鳴にならない悲鳴をあげる人がきっといることでしょう。筆者も驚きすぎて飛び上がりました。

木登りが得意なグリーンイグアナです。ぜひ見つけてみてください。

ダイナミックな映像はリアルよりリアル!「パノラマスクリーンゾーン」9F

続いては、デジタルで生きものの映像を流すパノラマスクリーンエリア。水槽に本物の生きものたちが泳いでいるかのようであり、圧巻の一言です。

広角のスクリーンは何と200度!リアルすぎて説明されないとデジタルとわかりません。

約6,000キロのアマゾン川に棲むアマゾンカワイルカやマナティ。人間が近づくと、動きに反応して手を動かしたり、くるくる回ったり!

愛らしい姿と美しい映像に癒されることでしょう。

ここも世界への没入にぴったり。時間があれば椅子に座ってただ水の中を感じてみてください。

水と緑の楽園「アマゾンゾーン」9F

水と緑の楽園「アマゾンゾーン」9F

最後のエリアは、吹き抜けで自然光がまぶしい昼と、幻想的な夜では雰囲気が全く異なるアマゾンゾーン。ジャングルをイメージしているため、熱帯雨林に降り注ぐスコールや植物を包み込む霧が再現されています。デッキではなんと滝まで!

夜は幻想的な光の中で魚たちが泳ぐ

緑に囲まれた水槽にはピラニアや、世界最大の淡水魚ピラルクのほか、2メートルもの大きさになるレッドテールキャットなどがゆったりと泳いでいます。

カワスイにいるピラルクは1.2メートルほどの大きさですが、自然界では4メートルにもなる大きなものもいるそう。画像提供:カワスイ川崎水族館

カピバラの親子やナマケモノも

画像提供:カワスイ川崎水族館

2020年8月現在、昼カワスイではカピバラ、夜カワスイではフタユビナマケモノを展示中です。アカアシリクガメ、マタコミツオビアルマジロなどジャングルの多彩な生きものたちが今後登場する予定です。

カワスイのレストラン・ショップ

カワスイには水族館を超えたお店がたくさん!ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

こもれびカフェ Sweets & Cafe(カフェ)9F

こもれびカフェ Sweets & Cafe(カフェ)9F

森をコンセプトにしたまさに木漏れ日が溢れるかのようなカフェ。飲み物やスイーツのほか、なんとピラルクカレー(!)も。

席には大きなカピバラのぬいぐるみがいるので、一緒に食事をしたり写真を撮ったりすることもできますよ。

カフェクラム(エントランスカフェ)10F

入場してすぐにあるカフェクラムでは、オリジナルソフトクリームや飲み物などを販売。館内に持ち込むことができます。限定アイテムのくらげライトも忘れずに。
※くらげライトはAOWでも提供中です。

画像提供:カワスイ川崎水族館

AOW(ビュッフェレストラン)10F

8/1よりプレオープンした、世界の料理が楽しめるビュッフェスタイルのレストランです。川崎ルフロン最上階にあるため眺望はバツグン。ソファー席やお子様専用ビュッフェ台などもあり、こちらは水族館に入館しない人でも利用が可能です。

画像提供:カワスイ川崎水族館

売店ボデーガ 10F

売店ボデーガ 10F

10階の売店では、飲み物やお菓子のほか、ぬいぐるみが販売されています。
とくに人気なのは館長も一番好きな魚、ピラルクのぬいぐるみ。体が長くて持ちやすいので、子どもたちは欲しがりそうですね。

カワスイ オフィシャルショップ 9F

出口を出てすぐにお土産売り場があります。「地球と生きる」をコンセプトにし、ただお土産を販売するだけではなく、ミュージアムの要素を兼ね備えたショップです。

ユニークなオリジナル商品のほか、地球の神秘を感じさせる標本などを展示、販売。
こもれびカフェにいるカピバラはここで購入することができます。

子連れの方は要チェック!便利なサービス

生きものたちの姿や自然を感じるのは、小さな頃から体感して欲しいもの。カワスイには小さなお子様連れの方向けのサービスもあります。積極的に利用してみてくださいね。

キッズルーム 9F

キッズルーム 9F

子どもたちが歩き疲れたらこもれびカフェの隣にある「キッズルーム」で休憩しましょう。
絵本や塗り絵などがあり、無料で利用することができます。

<利用可能時間>
10:00-17:00 保護者と小学生以下の子どものみ利用可能

授乳室 9F

9Fの化粧室前に、授乳・おむつ替え・離乳食の食事のための完全個室の「mamaro」があります。家族用のスペースで、兄弟姉妹も一緒に入ることができます。

画像提供:カワスイ川崎水族館

まとめ:魚を見るだけが水族館じゃない!新感覚の「カワスイ」で大自然を感じよう

まとめ:魚を見るだけが水族館じゃない!新感覚の「カワスイ」で大自然を感じよう

昼と夜で全く異なる顔を見せるカワスイ。筆者が今回訪れたのは夜の部で、雰囲気がよくしっとりと静かな空間なので、仕事帰りに一人で心を落ち着けたい方や、デートなどで訪れるのがおすすめです。
昼は自然光が美しく明るい雰囲気とのことなので、ご家族や友人と雄大な自然を感じてみてください。
昼も夜もどちらもおすすめですよ。 悠久の自然に浸れる新スポット「カワスイ 川崎水族館」をぜひ訪れてみてくださいね。

取材・撮影・文 やくしじ 紫

 

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