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【札幌】レトロな空間でゆったりと過ごしたいおすすめ喫茶店5選

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年9月10日

【札幌】レトロな空間でゆったりと過ごしたいおすすめ喫茶店5選

札幌には、昔ながらのレトロな雰囲気を大切に営業している喫茶店がたくさん残っています。

今回は、そんな札幌市内で昔から地元の人に愛されている喫茶店、懐かしいメニューが話題のレトロ喫茶店を5店ご紹介いたします。

札幌のレトロ喫茶店1.地元では言わずと知れた有名喫茶!老若男女がゆったりと過ごせる「倫敦館」

札幌のレトロ喫茶店1.地元では言わずと知れた有名喫茶!老若男女がゆったりと過ごせる「倫敦館」
スパゲッティナポリタン(サラダ添え) 900円・税込

まず初めにご紹介したいのは、1976年のオープン以来同じオーナーさんが運営し、現在も多くの常連さんに愛されている「倫敦館(ろんどんかん)」です。

古き良き純喫茶の定番メニューと言えば、やはりナポリタン!倫敦館の「スパゲッティナポリタン」は、ウインナー、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームといった具材とパスタを、ケチャップとコショウで炒めたもので、なつかしいお味です。サラダは小ぶりなココットで登場しますが、見た目よりも野菜がぎっしりと詰まっています。

深いコクのあるオリジナルブレンドコーヒーは単品500円・税込

オリジナルブレンドコーヒーは、苦味が強めですがコクがあるタイプ。ブラックで飲むのがおすすめです。

11:30~14:00のランチタイムは、ナポリタンとオリジナルブレンドのコーヒーとセットが1,000円(税込)でいただけるので、実質コーヒーは50円になるというお得なセットなのです。

店の中央には螺旋階段が

白い壁やレンガとの相性が良い、アンティーク調の木製家具を中心としたインテリア。近隣で働く方々がランチに訪れるほか、学生風の若い男性が2階席でゆっくり勉強をしていたり、年配の方がカウンターで新聞を読んでいたりと、老若男女、幅広い世代に愛されているお店です。

取材の日は天候が悪かったのですが、悪天候の日でも、お店には次々とお客さんが訪れていました。

駐車スペースは2階の会社と共同

地下鉄東西線西11丁目駅から石山通を北上すると、ミニ大通沿いに見えてくる大きな窓が目印。週末はすぐに駐車場がいっぱいになってしまうそうで、乗り合いや公共交通機関の利用で訪問する方が、スムーズに入店できるでしょう。

席は予約可能なので、混雑が予想される曜日や時間帯は、お店に問い合わせてください。

※新型コロナウイルス感染症対策
従業員のマスク着用、アルコール消毒等

■倫敦館(ろんどんかん)
住所:北海道札幌市中央区北4条西11丁目75
電話番号:011-271-7730
営業時間:9:00~23:30(新型コロナウイルス蔓延防止対策期間は20:00まで)
定休日:無休
交通:地下鉄東西線 西11丁目から徒歩10分
駐車場:10台(2階の釣具屋と共同)
カード:不可(現金のみ)

札幌のレトロ喫茶店3.自家焙煎の珈琲が自慢!チョコレートが美味しい「coffee & chocolate Marley」

札幌のレトロ喫茶店3.自家焙煎の珈琲が自慢!チョコレートが美味しい「coffee & chocolate Marley」
水出しアイスエチオピア・880円(税込)

繁華街・すすきのの中心部で、深夜まで営業している「coffee & chocolate Marley(コーヒー&チョコレート マーレイ)」は自慢の自家製チョコレートと美味しい自家焙煎コーヒーがいただけるお店です。

おすすめは、ワイングラスで登場する「水出しアイスエチオピア」。5時間ほどの時間をかけて水出ししたエチオピア豆のアイスコーヒーは、香りがよくとてもさわやか。氷が解けて味が変わらないよう、アイスなしで提供されています。

誕生のきっかけは、オーナーの知り合いのシェフに「ワインの代わりになるものはないか」というリクエストなのだとか。シェフの店で提供されているフォアグラ料理に合う、ワインのようなフルーティーな味わいのアイスコーヒーを考案し、出すようになったのだそうです。

自家製チョコレート・580円(税込)

チョコレートはカカオ豆を焼くところから自前で行っているというこだわりよう。原料はカカオニブと砂糖のみ。提供されるチョコレートは日替わりで、その日によって違う種類が楽しめます。

今回は、なめらかな口当たりと濃厚なカカオの風味が味わえる「ガーナ」と、砂糖のサクサクした食感とフルーティーな甘さが特徴の「ベトナム」を、ハーフ&ハーフでいただきました。

添えられているのは、チョコレートの原料である「カカオニブ」。チョコレートと一緒に、素材そのものの味を楽しむことができます。

自家製チョコレートは店頭でも購入可能

チョコレートは「コーヒーショップ マーレイ」の看板商品で、本店である同店でも購入することができます。

カカオ豆の産地や甘さの違うチョコレートを好みによって選べるこちらのお店。店内で提供されているチョコレート以外にも種類がありますので、購入してお気に入りを探してみましょう!

店の奥にはローストマシーンが

木の家具が並ぶ店内は、間接照明の優しい光が心地よく、ついつい長居してしまいそうな空間です。ずっと使われ続けている木製の家具はところどころ自然なキズが入り、レトロでいい雰囲気を醸し出しています。

店内は喫煙可能。かつての喫茶店は大体が喫煙可能でしたが、今となっては珍しい存在となりました。

ピンク色の壁が目印

飲食店が並ぶ雑居ビルの合間に見える、ピンク色の壁が目印です。

取材時は新型コロナウイルス蔓延防止対策期間のため営業時間が変更されていましたが、通常は深夜2時まで営業しています。
すすきのへお酒を飲みに行った帰りに、美味しいコーヒーで締めるのもよいですね。

※新型コロナウイルス感染症対策
従業員のマスク着用、アルコール消毒等

■coffee & chocolate Marley(コーヒー&チョコレート マーレイ)
住所:北海道札幌市中央区南5条西5-10-4 福井会館 1F
電話番号:011-532-2339
営業時間:15:00~翌2:00
定休日:無休(元旦のみ休み)
交通:地下鉄南北線 すすきの駅から徒歩4分
駐車場:なし
カード:不可(PayPayのみ可)

札幌のレトロ喫茶店4.豊富なトーストメニューに舌鼓!自慢のコーヒーと一緒にどうぞ「喫茶ちゃっかる」

札幌のレトロ喫茶店4.豊富なトーストメニューに舌鼓!自慢のコーヒーと一緒にどうぞ「喫茶ちゃっかる」
ピザトーストセット・900円(税込)

地下鉄東西線西18丁目駅そばにある「喫茶ちゃっかる」は、おしゃれなカフェが増えている円山エリアで、昔ながらの「喫茶店」スタイルを貫いているこだわりのお店です。

人気メニューは厚切りで食べ応えのあるトーストメニュー。「軽食」ではなく「食事」としてオーダーする人も多い「ピザトースト」は、サラミ、玉ねぎ、ピーマン、コーン、チーズといった豊富な具材をたっぷりとのせて焼き上げており、自家製のピザソースがとても美味しく、やみつきになる逸品です。

トーストメニューをオーダーすると、無料で固ゆでのゆで卵がついてきます。

同店のコーヒーはサイフォンで丁寧に淹れられます。サイフォン用にブレンドした、札幌市北区でコーヒーの卸売りも行っている「神野喫茶店×JINNO COFFEE」の豆を使用したコーヒーは、苦味が強く、コクがあって濃厚なお味。ミルクや砂糖を入れていただくのもおすすめです。

カフェオレフロート・650円(税込)

また、各種アイスドリンクはプラス100円(税込)でフロートにすることが可能。店主の石岡彩子さんが厳選するバニラアイスクリームが乗った「カフェオレフロート」は、あっさりとした甘さのアイスクリームとコーヒーのほろ苦さがマッチした、ミルク好きにはたまらないドリンクです。フレンチコーヒーとミルクのグラデーションが美しいですね!

ドリンクメニューをオーダーすると、懐かしい「チョコ玉」がおまけでついてきますよ!

店内は終日喫煙可能

終日喫煙可能なお店ですので、タバコを吸わない方はご注意を。テーブルに置かれた灰皿には、消臭効果のあるコーヒーの出涸らしが入っています。

懐かしいデザインの家具が並ぶ店内

本棚には本がぎっしりと用意され、おいしいコーヒーをいただきながら、本を読んでのんびりするのに最高の空間です。

平日でもほぼ満席の同店は、老若男女を問わず人気が高いお店ですので、ランチタイムには席の確保が難しい日もあるようです。できれば時間をずらして訪れるのが良いですね。

食品サンプルが並ぶショーケースと店名入りの行灯がレトロ

黄色いひさしが目印の店舗外観。ショーケースに並んだ食品サンプルを見るだけでワクワクします!

※新型コロナウイルス感染症対策
従業員のマスク着用、アルコール消毒、適度な換気、ソーシャルディスタンスの確保等

■喫茶ちゃっかる
住所:北海道札幌市中央区大通西18丁目2-14 ホテルさんでん 1F
電話番号:011-624-0369
営業時間:平日 9:00~19:00/土曜 9:00~18:00
定休日:日曜(土曜、祝日不定休)
交通:地下鉄東西線 西18丁目駅から徒歩1分
駐車場:なし
カード:利用不可

札幌のレトロ喫茶店5.看板わんこがお出迎え!オーガニック素材にこだわる喫茶店「Cafe 阿毘達磨」

札幌のレトロ喫茶店5.看板わんこがお出迎え!オーガニック素材にこだわる喫茶店「Cafe 阿毘達磨」
オーガニックコーヒー(ブレンド)・700円(税込)

札幌市白石区のサイクリングロード沿いにある「Cafe 阿毘達磨(あびだるま)」は、めったにメディアの取材は受けないという芋田さんご夫婦が営む隠れ家的な喫茶店。焙煎の技術を独学で学んだという、ご主人の満さんがコーヒーを焙煎。奥様の寿子さんは主に調理と接客を担当されています。

数種類の豆を合わせて焙煎した自慢のオーガニックコーヒーは、ハンドドリップで丁寧に落とした、雑味と酸味が少ない飲みやすい一杯。コーヒーに添える砂糖もオーガニックのものを使用し、体にいいものをとことん追及して提供しています。

スイーツに彩りを添えるダマスクローズもオーガニックのもの。「ガナッシュショコラ」(1,200円・税込・セット価格のみ)

通年で人気の「ガナッシュショコラ」は、オーガニックコーヒーとセットで1,200円。紅茶とのセットもOKで、茶葉の種類によって1,200~2,000円と価格が変わります。

トップにビターチョコレートのガナッシュを使い、その下に抹茶、プラリネ、ビター&ミルクのガナッシュを層になっていて、寿子さんのこだわりがたっぷりと詰まった、体に優しいスイーツ。

スイーツに使われている抹茶は、甲賀市信楽の「かたぎ古香園(ここうえん)」から買い付けた無農薬のものを使用。飾りと香り付けにちりばめられているお花はダマスクローズのエディブルフラワーです。

チョコレートのブラウン、抹茶のグリーン、ダマスクローズのマゼンタのコントラストがとても色鮮やかですね!

個性的な家具が並ぶ客席

テーブルなど、一部の家具は満さんの手作り。店内は2つの空間に分けられていますが、それぞれに薪ストーブが設置されています。

アンティーク調のガーデン家具で、レトロなインテリアが特徴です。

看板犬のマークくん

ホールでお客さんの様子を伺うのは9歳(取材時)の柴犬「マークくん」。ちょっぴり臆病ですが、慣れてくると時折、愛嬌を振りまいてくれます。

お店のロゴが描かれたランプと看板が目印

店舗はサイクリングロード脇の車道に面しており、入口が少し見えにくいかもしれません。建物の手前に置かれたこちらの看板を目印に探してみてください。

※新型コロナウイルス感染症対策
従業員のマスク着用、適度な換気、ソーシャルディスタンスの確保、アルコール消毒等

■Cafe阿毘達磨(あびだるま)
住所:北海道札幌市白石区南郷通南7丁目1-26
電話番号:011-865-7002
営業時間:12:00~20:00
定休日:日曜日
交通:地下鉄東西線 南郷7丁目駅から徒歩5分
駐車場:4台
カード:利用不可

札幌のレトロ喫茶店6.厳選された美味しいスイーツが話題!朝から深夜まで営業「寿珈琲」

札幌のレトロ喫茶店6.厳選された美味しいスイーツが話題!朝から深夜まで営業「寿珈琲」
レモンケーキ・260円(税込)

最後にご紹介するのは、二条市場のお隣にある「寿珈琲(ことぶきこーひー)」です。
「カフェ・ド・フィン」という喫茶店が、2007年に経営者が代わり、オープンしたのがこちらのお店。近隣住民はもちろん、市場を訪れる観光客やSNS世代の若者も多く訪れる人気の喫茶店です。

人気スイーツの1つ「レモンケーキ」は、同店の元スタッフだった「konomu coffee(コノムコーヒー)」のオーナーが作ったもの。固めに作られたケーキで、一口ごとに満足感があり、小ぶりながらもしっかりと食べ応えがあります。

手前:いちじく入りバスクチーズケーキ・500円 奥:オリジナルブレンド(ナチュラル)580円(各税込)

パウンドケーキのようにスライスされて登場する「いちじく入りバスクチーズケーキ」は、人気のイタリアンレストラン「RICCI cucina ITALIANA(リッチ・クチーナ・イタリアーナ)」のシェフが考案したものです。

やわらかく香ばしいバスクチーズケーキに、プチプチとしたいちじくの種の食感が良いアクセントとなっています。

オリジナルブレンド(ナチュラル)コーヒーは、ネルドリップでじっくりと抽出した中煎りのコーヒーで、コクがあるのにあっさりし、スイーツとの相性もばっちりです!

カウンターとテーブル2つの小ぢんまりとした店内

店内は喫煙可能。テーブル席スペースは札幌軟石の壁をそのまま使っています。奥の壁面に飾られた絵画作品は毎月替わり、ギャラリーとしても利用されています。

来店時にはカウンターにお客さんが集まり、新聞を読んだりコーヒーを楽しんだりしていました。昔ながらの喫茶店のように、カウンター越しの店員との距離が近く、時折会話を楽しめるのもポイントですよ。

入口横の小窓からテイクアウトのオーダーが可能

お店の場所は二条市場の真向かい。地下鉄駅二駅が近くにあるため、買い物や観光の途中に気軽に立ち寄ることができます。

深夜までオープンしているので、夜に美味しいコーヒーやスイーツを楽しむのも良いですね。

※新型コロナウイルス感染症対策
従業員のマスク着用、適度な換気、アルコール消毒等

■寿珈琲(ことぶきこーひー)
住所:北海道札幌市中央区南2条東1丁目1-6 M’s二条横丁1F
電話番号:011-303-1450
営業時間:月~土曜 9:00~24:00(日祝のみ10:00~20:00)
定休日:なし
交通:地下鉄東西線 大通駅またはバスセンター前駅から徒歩5分
駐車場:なし
カード:可(キャッシュレスは一部対応)
Webサイトはこちら

昭和の時代へタイムスリップ!札幌のレトロ喫茶店でゆったりとした時間を過ごして

昭和の時代へタイムスリップ!札幌のレトロ喫茶店でゆったりとした時間を過ごして

コーヒー、ナポリタン、クリームソーダ、プリンなど、喫茶店のアイコン的メニューは、令和の時代になっても人気。店内のレトロな雰囲気も、ゆったりした時間を過ごすには重要な要素です。

北の都市・札幌のレトロ喫茶店で、ゆったりとした時間を体感してみませんか。

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