亡き母から青い石のペンダントを受け継いだ少女シータ。その石を狙う者たちに追われ、捕らえられた飛行船からシータは転落してしまいます。しかしながら、石の力でゆっくりと落ちてきたシータを少年バズーが助けたことで、二人の運命の扉が開きました。

ラピュタとは空に浮かぶ「伝説の島」のことであり、青い石は「飛行石」で遠い昔にラピュタで作られたもの。その飛行石はラピュタの王族が、いつの日にか再びラピュタへ還るため、代々受け継がれたものでした。

二人が持って生まれた宿命の重さと政府や王家などが絡むストーリー展開に、固唾を呑むことでしょう。シータとバズーの絆の強さや、井上あずみさんが歌う「君をのせて」の美しい歌声と歌詞もまた、ストーリーを盛り上げてくれています。

ラピュタ崩壊後のストーリーが気になるところですが、小説版でその後が描かれているので、映画の鑑賞後に楽しんでみるのも良いかもしれません。

和歌山と淡路島のあいだにある紀淡海峡に浮かぶ無人島「友ヶ島」。4つの島から成る総称で、砲台跡や弾薬庫と豊かな自然の融合がまるで「ラピュタ」のようだと話題になりました。

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明治時代の旧日本帝国軍が築いた遺跡の数々は、古びたレンガ造りに苔むす姿となっており圧倒されること間違いありません。

定期船で「沖ノ島」へと渡り、島内を探索することが可能です。トンネルや弾薬庫の中も探索できるところもあるので、懐中電灯を忘れずに！

魔女の修行を行うため、しきたりに則って13歳の春の満月の夜、親元を離れて黒猫のジジとともにホウキで旅立ったキキ。

新天地で順調な生活を送るも、次第にこれまで使えていた魔力を失ってホウキで飛べなくなってしまいます。スランプに陥り、何度も何度もチャレンジするも叶わず、「魔女の血」とは何かを考えさせられます。

松任谷（荒井）由実さんの「ルージュの伝言」の軽快な音楽に、ワクワクしながらストーリーが始まりますが、たった13歳にして見知らぬ街で、パン屋さんに住み込み働きながら修行を行うのはどれほど大変なことでしょうか。

次第に魔力を失って相棒ジジの言葉も分からなくなり、途方に暮れ「飛び方が分からない」と葛藤するキキの姿に、頑張れと言いたくなったり、頑張らなくていいよと共感したり…。

大人になって改めて見ると、これも一つの修行、階段を登るために必要なことと思えますが、大人と子どもの狭間にいる時は難しいですよね。キキがどのような成長過程を辿るのか、ぜひ感じてみてください。

魔女の宅急便の舞台はヨーロッパとされていますが、実写版映画が撮影されたロケ地は香川の小豆島にあります。

オリーブの生産地で有名な小豆島は美しい空と海が広がっており、訪れると開放的な気分に！中でも道の駅である「小豆島オリーブ公園」には、作中に登場するパン屋さんのロケセットがあるのです。

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キキの魔法のホウキは無料で貸してもらえるので、ジャンプしている瞬間を撮影しましょう。まるで飛んでいるかのような写真をSNSに投稿する人が多いですよ。

周囲はエンジェルロードなど観光地も多いので、ぜひ訪れてくださいね。

大学教授のお父さんと田舎の一軒家に引っ越してきたサツキとメイ。家や林の中を探検していると「何かがいる」気配が。

次第に謎の生き物トトロたちと触れ合っていく姉妹ですが、お父さんはチャレンジしても会うことができません。入院中のお母さんも「おばけに会いたい」と目を輝かせますが、どうやら子どもだから見えるよう。

子ども心を忘れない素敵な両親と、お母さんの病気が良くなるのを今か今かと待つ純真な姉妹、そしてトトロたちとの交流を描いた心温まるストーリーです。

昭和ののどかな時代へとタイムスリップし、童心に帰ることができます。
鬱蒼とした木々の中を探索し、井戸の水で洗濯をし、何とはなしに流れている綺麗な小川で野菜を冷やす…。経験したことのない人でも「郷愁」を感じさせてくれるでしょう。

言葉を話さない不思議な生き物トトロたちとサツキとメイの交流に、大人になってしまった私たちは「実体験は難しいだろうな」と考えてしまいます。その考えに、純粋さを失ってしまった切なさを覚えるかもしれません。

トトロたちの言葉のない優しさをぜひ感じてみてください。

東京と埼玉の広域にわたって広がる狭山丘陵。「となりのトトロ」の舞台とされています。雑木林は自然のまま残されていて、まさにトトロの世界です。散歩コースがいくつかあるので、歩きやすい格好で訪れましょう。

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狭山丘陵の敷地内にはトトロの森が複数ありますが、近くには「クロスケの家」も！
「まっくろくろすけ、出ておいで〜！」
そんなサツキとメイの声が聴こえてきそうな雰囲気があります。
里山の文化を残すために管理されている古民家とのことで、訪れる際は事前申込みが必要です。詳細はHPを確認してくださいね。