【東京観光】家族におすすめ!体感できる厳選レジャースポット!
東京観光はスポットの多さに目移りしてしまうもの。そこで子供も大人も楽しめる体感・体験型のレジャースポットを厳選して紹介します。見て・触れた・感じることで五感が刺激され、東京観光の思い出はより楽しいもの...
更新日: 2023年2月10日
1995年に公開され、10代の甘酸っぱい青春を描いた名作アニメ映画として
今なお根強い人気を誇るジブリ映画『耳をすませば』。
その映画の舞台のモデルになった街が、東京郊外の多摩丘陵にあります。
新宿から京王線特急に乗って約30分の聖蹟桜ヶ丘駅が物語の世界の入り口。
まるで登場人物になった気分で、小高い丘の街をめぐることができます。
なかなか遠くへ旅するのは難しい今日この頃ですが、
身近な街で、新しい魅力を発見しながら、
『耳をすませば』の聖地めぐりなどいかがですか。
映画『耳をすませば』は少女コミック『りぼん』で連載された柊あおいの漫画作品を原作として、1995年にスタジオジブリによって制作されました。長年、宮崎駿、高畑勲両監督をアニメーターとして支え続けていた近藤喜文の初監督作品。公開以降、青春アニメの金字塔として幅広い世代から愛され続けています。
主人公の声を担当している本名陽子が歌う主題歌『カントリー・ロード』(原曲は70年代を代表するアメリカのポピュラーソング)も一大ブームとなりました。また、子役時代の高橋一生が主人公の相手役の声を担当していることも話題となりました。
2021年4月現在、平川雄一朗監督、清野菜名と松坂桃李ダブル主演で実写映画版が公開待機中。原作を再現した“あの頃”と、彼女/彼らの10年後を描いたオリジナル・ストーリーを加えた二重構造で描かれるということで、こちらからも目が離せません。
© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH
【ジブリ映画『耳をすませば』のあらすじ】
読書が大好きな中学3年生の月島雫(しずく)は、お使いで、図書館に勤務する父親にお弁当を届けに行く最中、電車で出くわした不思議なネコに導かれ、丘の上のロータリーで「地球屋」という雑貨屋にたどり着きます。そこは、実は、図書館で借りた本に挟まれた貸し出しカードに必ず載っている「天沢聖司」という少年の家だった__。子供から大人へ移り変わる多感な時期に、将来に悩み、恋に悩む少年少女の心もようを丁寧に描いた作品。
映画の内容をおさらいしたら、いざ映画『耳をすませば』の聖地めぐりへと出発しましょう!!
映画『耳をすませば』の舞台は、新宿から京王線で30分ほど、多摩ニュータウンの北端に位置する聖蹟桜ヶ丘(せいせきさくらがおか)です。少し珍しい地名ですが、その名は、明治天皇がこの一帯へ遊猟のために何度も行幸した由緒ある地(聖蹟)であったことと、江戸時代から桜の名所であったことに由来しています。その後、京王グループの重要拠点として、発展していきました。
1995年の映画公開以降、映画の舞台の地として注目を浴び、年間1万人前後のファンが来訪していると推計され、地元の商店会や行政によって、映画『耳をすませば』の聖地であるという話題性をあらたな観光資源とした町おこしの取り組みが行われています。また、2012年には聖蹟桜ヶ丘駅の列車接近メロディーが映画の主題歌である『カントリーロード』に変更されました。
映画『耳をすませば』の聖地めぐりで、ぜひとも訪れたいゆかりのスポットは、主に、
①聖蹟桜ヶ丘駅周辺、
②いろは坂周辺、
③桜ヶ丘のロータリー周辺
の三か所にあります。それでは実際に映画『耳をすませば』聖地めぐりに出かけてみましょう。
主人公の雫が、父親のお弁当を届けるために乗った電車で、不思議な猫(ムーン)に出会い、導かれるように下車した「杉の宮駅」のモデルが聖蹟桜ヶ丘駅です。そこからムーンを追って丘へ向かっていくシーンで、駅周辺の風景がいくつも登場します。
駅前に設置されている「青春のポスト」
駅前には、『耳をすませば』に登場する「地球屋」というアンティークショップをイメージした「青春のポスト」というモニュメントが設置されていて、ファンが願い事を書いたメッセージを投函することができ、ファンの間では『耳をすませば』の聖地として有名なスポットです。ポストの横には周辺の散策マップが備え付けられているので、映画『耳をすませば』の聖地巡りの見どころをチェックしてみましょう。
『耳をすませば』にも「Keio」の看板が登場する
駅の南側に広がる小高い丘が映画『耳をすませば』の舞台である桜ヶ丘で、そちらにむかって延びる「いろは坂」を上っていくことになります。いろは坂の入り口にあたるのが、大栗川にかかる霞ヶ関橋です。この川沿いを主人公たちが歩くシーンも登場します。この辺りは春にはたくさんの桜が咲くお花見スポットとして地元の方々に愛されている場所でもあります。
坂を上っていくと一気に見晴らしがよくなります
『耳をすませば』で何度も登場するいろは坂
『耳をすませば』の主な舞台となっているいろは坂ですが、歩道の赤い塗装や、階段の手すり、松並木など、細かい部分まで街並みを再現していることがわかります。
新しい発見に気持ちを高ぶらせながら階段を駆けてゆく雫
なお、『耳をすませば』ではいろは坂の中腹にお父さんが務める図書館があるとされていますが、実際には「いろは坂桜公園」という開けた場所になっています。
金毘羅宮
いろは坂を上りきったところに、金毘羅宮の小さな祠があります。ここは、主人公の雫が幼なじみの杉村から思いがけず告白されるという重要なシーンで登場します。それまで恋愛に無関心だった雫の恋もようが動き出していきます。
ここで急ないろは坂を上りきったことになります。金毘羅宮でひと息入れたら、桜ヶ丘の丘の上に広がる閑静な住宅街を進んでいきます。
桜ヶ丘の閑静な住宅地を進んでいくと、ロータリーにたどり着きます。ここは劇中、雫が不思議な猫(ムーン)を追っていくうちにたどり着き、「地球屋」というアンティークショップを発見するシーンに登場します。
雫の相手役である天沢聖司のおじいさんが営む「地球屋」のモデルとなったお店(珈琲屋)がかつて実在しましたが、今は閉店となり残念ながら見ることはできません。それでも忠実に描かれたロータリーを訪れてみれば、映画の雰囲気を十分に味わうことができます。
桜ヶ丘周辺には、今回紹介した場所以外にも、『映画耳をすませば』に登場するスポットがまだまだたくさん点在しています。作品思い出しながら、聖地巡りをしてみれば、思いがけず映画の1シーンに出くわすかも。
※このエリアは一般の住宅地ですので、大声を出すなど近隣住民の迷惑になる行動は慎み、マナーを守ってお散歩しましょう
雫が住んでいる団地も実在する団地がモデル
映画『耳をすませば』の聖地巡りの合間にちょっと一息するのにぴったりなのが桜ヶ丘のロータリーに面したノア洋菓子店。映画のモデルにはなっていませんが、映画のファンの憩いの場として親しまれており、ファンが思い出を書き残すことのできる「耳すま思い出ノート」が置いてあり、自由に書き込みや閲覧ができます。映画にちなんだクッキーやサブレ、素朴な味わいのケーキなどが人気。
【ノア洋菓子店 基本情報】
営業時間: 10:00~18:00
休業日:日曜、祝日
所:東京都多摩市桜ヶ丘2-2-9
交通:京王聖蹟桜ヶ丘駅から京王バスで10分、桜ヶ丘四丁目下車すぐ
P:なし 電話番号: 0423-73-0660
※コロナ対策のためイートインはお休み中
聖蹟桜ヶ丘駅からいろは坂を経て、桜ヶ丘ロータリーまで、映画『耳をすませば』の聖地巡りの目安は、休憩も含めて、ゆっくり楽しんでも1時間ほど。高低差のあるコースなので、少し体力が必要ですが、運動不足解消にぴったりのウォーキングが楽しめます。疲れたら帰りは路線バスに乗って駅まで戻るのもOK。
(桜ヶ丘四丁目バス停から聖蹟桜ヶ丘駅行バスが毎時3~6本運行)
★フィクションの世界を空想しながらの街歩き=聖地めぐりで、新しい魅力発見!
映画『耳をすませば』の世界を満喫する聖地巡りはいかがでしたでしょうか。雫や聖司が、実際の通りや坂を行き交い、青春を駆け抜けていたのだと想像すると、とてもワクワクしてしまいますね。あなたも大好きな作品を空想しながら、登場人物なった気分で、実際の街を散策してみませんか。きっといつもの風景が違って見えて、新しい発見に出会えるでしょう。
※このエリアは一般の住宅地ですので、大声を出すなど近隣住民の迷惑になる行動は慎み、マナーを守ってお散歩しましょう。
映画『耳をすませば』 聖地めぐりMAP
多摩市役所HP (散策マップがダウンロードできます)
何度見ても新しい発見があるジブリ映画。『耳をすませば』はもちろんのこと、他にも様々な作品の聖地をご紹介しています。あなたの好きな作品の聖地はどこでしょうか?
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街歩き、登山、ロングライド、B級グルメ、地酒、産業遺産、名建築、聖地巡礼、アートetc.ニッチなスキ間にズームイン.体を張ってチャレンジしがち.