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喫茶はもちろん茶道体験も「茶論 奈良町店」

喫茶はもちろん茶道体験も「茶論 奈良町店」

「中川政七商店」の奥にある店は、手入れの行き届いたお庭や、鹿を描く名手といわれた江戸時代後期の画家・内藤其淵(ないとうきえん)による屏風の美しさに魅了されるお店です。

薄茶や煎茶、ほうじ茶といった日本茶を用意する喫茶なら、「季節の主菓子と飲物セット」(飲み物代+550円)に、春はお団子、夏はかき氷など季節の甘いものを味わえます。

リニューアルして昨年からスタートしたのはテイクアウト。贅沢なお濃茶とミルクを合わせて、茶筅で点てたテイクアウトの「濃茶ラテ」700円は、つくる様子も見ることができます。

茶道の歴史を学んだあと、その時季なの設えとお茶のお点前、奈良の名店「樫舎」による季節の和菓子を味わい学べる「茶道体験(45分)」3300円など、体験ワークショップも。

お茶を味わった後は、そのお茶を買って帰ることもできます。気さくなスタッフに相談しながら好みの日本茶を買って、お茶の香りとともに奈良を思い出すのもいいですね。

ワークショップ開催時の場所にも注目

ワークショップ開催時の場所にも注目

鹿猿狐ビルヂング3階の「JIRIN」は、共に働き、共に学ぶ場としてのコワーキングスペース。ここからは興福寺の五重塔が見えてとても眺めの良い場所です。週末には、「麻はがきづくり」(2750円)などのワークショップも開催しているので、公式HPなどをチェックしてください。

半日以上楽しめる「鹿猿狐ビルヂング」

半日以上楽しめる「鹿猿狐ビルヂング」

猿沢の池に近いならまちエリアの東側が注目をされるきっかけとなった「鹿猿狐ビルヂング」。ビルの建築デザインは、日本を代表する建築家の一人、内藤廣さんが手掛けられました。開放的なガラス窓と周囲の街並みを活かした瓦屋根という建物の特徴に加えて、中庭とそこへつながる新たな路地が、遊び心のある空間にしています。

「古き良き工芸の復活にはモノ作りだけでなく、街づくりも不可欠。100年先も工芸が残るよう新たな拠点に」という中川政七商店の思いが伝わる複合施設は、奈良の手仕事に触れ、学び、使える楽しみにプラス、ワクワク感のある空間です。

鹿猿狐ビルヂング・中川政七商店
住所:奈良県奈良市元林院町22番
電話:0742-25-2188
交通:近鉄「奈良駅」から徒歩7分
営業時間:中川政七商店10:00~19:00
猿田彦珈琲9:00~18:30
㐂つね11:00~14:00、17:00~20:00(コースご注文の場合~19:00)
茶論 奈良町店10:00~18:30
JIRIN9:00~21:00(ドロップインは10:00受付開始、19:00最終受付)
休業日:(「㐂つね」の休業日はSNSでご確認ください)
公式ホームページ
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中でも京都・奈良・滋賀の神社仏閣、カフェや和食店を老舗から新店まで情報を網羅しています。『京都社寺めぐり』をはじめ「まっぷるマガジン」シリーズに関わり約15年。「ことりっぷ」シリーズなどのガイドブックの制作も行うなど、さまざまな角度から情報を紹介します。