函館【元町】坂のまち散歩♪洋館エリアめぐり!
当時の町会所や領事館、豪商の邸宅などが、今もそのままの姿で残っている。港を一望する絶景も楽しみながら散策しよう。...
更新日: 2018年8月5日
幕末の開港により、大きな発展を遂げた函館。港では多くの人々の往来があり、それにともない新たな文化が入ってきた。開港の名残をたずね歩いてみよう。
所要
1時間30分
おすすめシーズン
通年
雨の場合
外観見学が多いので、傘などの雨具が必要。
ワンポイントアドバイス
観光スポット間の距離は近いため、短時間で見てまわれる。さらに時間短縮するならレンタサイクルを利用しよう。
函館の繁栄に寄与
「函館の恩人」と呼ばれ、幕末に北方開発と遠洋漁業の基礎を築いた高田屋嘉兵衛の功績を展示する資料館。明治36(1903)年築の1号館と大正12(1923)年築の2号館からなる。
当時の名残
函館の鋳物職人が安政3(1856)年に製造したストーブのレプリカ。武田斐三郎が英国船のストーブをスケッチし、それを再現したという。
ベイエリアの歴史を見つめてきた橋
海運業が盛んだった時代、船荷を運ぶために利用された「堀割」と呼ばれる水路に架かる石造りの橋。橋の上から函館山を間近に望め、映画撮影などにも使用されるスポットだ。
函館山を眺めながら海上さんぽ
海上から眺める街並みは、函館山からの眺めとはまた違った魅力がある。ベイクルーズでは約200人が乗船できる大型船で、約30分間の海の散歩が楽しめる。出航時間はでかける前に確認が必要だ。
0138-26-6161
4月下旬~10月下旬の10:30~18:30(時期により異なる、出航時間は要問合せ) 悪天候時休業 ベイクルーズ1800円
函館市末広町14-17 市電十字街から徒歩5分
駐車場40台(有料、乗船客は1時間無料)
小型船クルーズもおすすめ
ゆったりと快適な大型船に対して、金森ベイクルーズの小型船はスピーディーな航海で、時間に余裕がない人でも楽しめる。また、七財橋の下をくぐってくれるのも小型船ならではの楽しみだ。
海から眺める函館山、手前は緑の島
夕日を眺めながらのクルーズもいい
ベイエリアを知ろう!
ベイエリアとは一般的に元町西部地区のうち、函館湾に面した一帯のことをいう。かつて、船で来た人で賑わった場所。北海道の玄関口でもあり、ここに本州や外国からさまざまな文化が持ち込まれた。
大正時代、最も繁栄した頃の金森倉庫。馬車が行き来する様子が当時をしのばせる
大正12(1923)年に造られたこの電柱は、現存するコンクリート電柱のなかで最も古く、耐火性を考えられた函館ならではのもの。高さ10m、角錐形という珍しい形にも注目だ。
北海道の入口となった函館に、内地の人々が上陸し第一歩をしるした場所に建てられた地碑。ヒグマといかりがモチーフになっており、函館港を見わたすポイントになっている。
明治期に数多く建設された木造の建物。1階がひさしのある和風建築で、2階が洋館の窓と下見板が張られた洋風建築となっている。
倉庫群のレンガは2種類の積み方からなっている。レンガの長い面・長手と短い面・小口を交互に積む方法をフランス式といい、華麗で優雅な印象を与えている。長手の列、小口の列と1段ずつ交互に積んでいく方法がイギリス式で、がっちりと堅固な印象である。
フランス式
イギリス式
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