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人気エリア⑧厚別

人気エリア⑧厚別
北海道開拓の村の敷地内では実際に使われたものと同様の馬車鉄道(冬期は馬そり)が運行される

江別市の南部を中心に、北広島市と札幌市の一部にもかかる丘陵地帯はその大部分が深い森に覆われ、野幌森林公園として知られている。古く明治初期から官有林となったことから開発を免れ、大正10(1921)年に野幌原始林の名で天然記念物に指定された。2053haの広大な敷地に多くの巨木がそびえ、原初の自然の姿をとどめる森は札幌圏で貴重な存在。園内には5か所の入口からさまざまなコースの遊歩道が整備され、手軽なハイキングが楽しめる。野鳥や植物の種類も豊富であることから、自然観察や森林浴に訪れる人は多い。

一方、森の周縁部には北海道博物館、北海道開拓の村などの文化施設がある。このうち北海道博物館は昭和(1971)年に開館した旧北海道開拓記念館が前身で、大幅なリニューアルを経て平成年、現在の名となってオープンした。そこからほど近い北海道開拓の村は、明治〜大正期の北海道に建てられたさまざまな建物を移築した野外博物館。開拓時代の暮らしぶりや生産の様子を目のあたりにすることができる。

北海道開拓の村

北海道開拓の村
玄関口に位置する旧札幌停車場

野幌森林公園に隣接する広大な敷地に、北海道の開拓・近代化に関わってきた建物を移築した野外博物館。50あまりある建物は官公署、商店、住宅、農漁村の家など多様で、当時の社会や生活の様子を示している。

北海道開拓の村

小樽の鰊漁家、青山家の番屋建築

 

北海道開拓の村

明治42(1909)年築・旧小樽新聞社の社屋内には当時の印刷機も展示され、印刷の実演も

北海道開拓の村

園内の食堂の名物メニュー、屯田兵定食1030円

北海道開拓の村

住所
北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
交通
JR千歳線新札幌駅からJR北海道バス開拓の村行きで20分、終点下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
9:00~16:30(閉館17:00、時期により異なる)
休業日
月曜、祝日の場合は翌日休、5~9月は無休(年末年始休)
料金
入村料=大人800円、高・大学生600円、中学生以下無料/入村料(土曜)=大人800円、大学生600円、高校生以下無料/馬車鉄道(夏期)=大人250円、小人100円/馬そり(冬期)=大人250円、小人100円/(65歳以上、障がい者手帳持参で無料、団体10名以上は割引あり、高校生はこどもの日、文化の日無料)

北海道博物館

北海道博物館
アイヌ民族に関する展示はとりわけ充実している

野幌森林公園内に位置する北海道立の総合博物館。展示は大きく5つのテーマに分かれ、北海道の自然・歴史・文化を広く紹介する。マンモスとナウマン象の復元骨格など、大型の展示が圧巻。

北海道博物館

高度経済成長期の人々の暮らしなどを紹介

北海道博物館

建物は野幌森林公園内に位置する

北海道博物館

住所
北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
交通
JR千歳線新札幌駅からJR北海道バス開拓の村行きで16分、北海道博物館下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
9:30~16:30(閉館17:00)、10~翌4月は~16:00(閉館16:30)
休業日
月曜、祝日、振替休日の場合は翌平日休(12月29日~翌1月3日休、臨時休あり)
料金
総合展示室入場料=大人600円、高・大学生300円、中学生以下無料/(65歳以上、障がい者無料、10名以上の団体は大人500円、高・大学生200円、高校生は土曜、こどもの日、文化の日は無料)

野幌森林公園

野幌森林公園
遊歩道はほとんど平坦で歩きやすい 

札幌・江別・北広島の3市にまたがる丘陵地帯に広がる森林公園。面積は2053haにもおよび、公園内の約8割が国有林で原始の北海道の面影が残っている。5か所の入口があり、それらを結ぶ多くの遊歩道が設けられており、時間や好みに合わせて散策を楽しむことができる。

野幌森林公園

水鳥の観察ができる瑞穂の池

野幌森林公園

野幌森林公園内の動植物の生態系や散策のポイントを紹介している自然ふれあい交流館

野幌森林公園

住所
北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
交通
JR千歳線新札幌駅からJR北海道バス開拓の村行きで10分、野幌森林公園下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
入園自由
休業日
無休
料金
情報なし
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