【連載フォトエッセイ・第7回】ねこ写真家・関由香の「看板ねこ便り」札幌・喫茶店 ミルク 前編
ねこ或る所へはどこへでも。 逆も然り。訪れる先に看板ねこがいることの多きこと。 今日も知らぬ間に呼び寄せられ、魅了されるのである--。...
更新日: 2023年9月14日
全国魅力度ランキングで絶大な支持を集める北海道。
国内外から観光客が訪れる日本屈指の観光スポットです。
その魅力は、なんといってもスケールの大きな景色を見ることができること!
カラフルな花畑や神秘的な池など、北海道ならではの美しい景観は必見です。
また、ファミリーやお友達と行くなら、展示に工夫を凝らした動物園や牧場もおすすめ。
可愛い動物たちを大自然の中で間近で見ることができます。
そんな見どころに多い北海道を押さえておきたい観光スポットをエリアごとにご紹介します!
でかける前に各エリアの特色やキーワードをチェック!
北海道旅行に出かける前に、各エリアの位置関係を把握して楽しい旅のプランを立てましょう!
都道府県のなかでも圧倒的な面積を誇る北海道。そのため、ほかではお目にかかれない雄大な大自然を肌で感じることができます。四季折々でみられる自然の風景は、いつ訪れても私たちを感動させてくれますよ。
8万3450 km²ある日本で一番広い都道府県。壮大なスケールの大自然と、新鮮な魚介など豊かな食材が魅力。季節やエリアごとに何度でも訪れたくなる人気の観光地です。
広い北海道では1日1エリアでまわるのが基本。例えば札幌、小樽、旭川をまわるなら2泊3日で計画を立てましょう。道東は移動に時間がかかるので3泊4日は見ておくといいですよ。
また、札幌から旭川までの移動距離は約200kmで、高速道路を使って約2時間。プランを立てる時にはエリア間の距離と移動時間をまず把握して、無理のない計画を立てるようにしましょう。
短い日程で数エリアをまわるなら、空港でレンタカーを借りるのが定番。北海道は道幅が広く、広大な風景が広がっているので、道中も旅の思い出になるはずです。
国内外の観光客増加にともない、時期によっては宿が取りにくいこともあるので早めの予約がおすすめです。宿や航空会社によっては早割プランもあるので、活用しておトクに旅しましょう。
広大な北海道、小樽~根室と東京~大阪の直線距離はほぼ同じで約530㎞あります。(移動には約7~10時間)
各エリアの位置関係は下のマップで把握しておき、スポット間の移動時間を調べて、無理のない旅計画を立てましょう。
春夏秋冬を通じて人気の旅行先である北海道。九州全体よりもさらに広い北の大地には、スケールの大きな自然を肌で感じられるスポットがたくさんあります。
今回は、長年にわたって北海道エリアの旅行ガイドブックを手がけてきた編集者が心からおすすめできる観光スポットベスト10をピックアップ!北海道旅行のプランを決められないときに、ぜひ参考にしてください。
NHKの朝ドラ「マッサン」の舞台になった場所で、スコットランドさながらの石造りの建造物が圧巻です。ウイスキーを熟成させる倉庫が、広い敷地に整然とならぶ様も、日本ではなかなか見られないものです。
無料ツアーで試飲ができるのも嬉しいポイント。スモークチーズを買って、それをおつまみにしつつウイスキーの割り方の違いを楽しめば、ちょっと大人になったようないい気分になってきます。余市駅から歩いていけるのも良いです。
2020年にニューオープンした、大注目で楽しみなアイヌ文化復興等のナショナルセンター、ウポポイ(民族共生象徴空間)。漫画「ゴールデンカムイ」でも描かれた先住民族アイヌの世界を、もっと知りたいと思っている人におすすめしたいです。
特にアイヌ料理がどんな味なのか実際に食べて体験できるのはとても楽しみ。中核施設に国立博物館や国立公園などがあり、体験交流プログラムも豊富です。
駅からも近く、アクセスが良いのも魅力。ウポポイの開園時間に合わせて、JR白老駅に特急が停まるので、電車旅派にもおすすめです。
十勝ガーデン街道のひとつで、六花亭の包装紙の花が実際に咲いている庭園が素敵です。
坂本直行氏の原画が展示されている「花柄包装紙館」という建物は、六花亭の包装紙の柄が壁紙になっていて、そちらも可愛い空間でおすすめ。隣接するカフェでは、できたての生マルセイバターサンドなど六花亭の味も楽しめます。
空港から車で15分程度で行けるアクセスの良さもおすすめポイント。ただし冬季は閉園なので良い季節にどうぞ。
絵の具を溶かしたような水色をしている青い池は、晴れていると輝くように青く、誰もが写真を撮りたくなる美しさです。
曇や小雨でもそれなりに青く見えるので、他の絶景スポットより見逃した感が少ないのも旅行者にとってはありがたいところ。池の周囲は白樺の散策道なので、青い水面を感じながらゆっくり池のほとりを歩くのもおすすめです。
冬は雪で池が埋まってしまうので、青い色を見るなら雪が降り始める頃までが良いです。
廃校となった小学校の木造校舎を利用した彫刻美術館で、ノスタルジックな雰囲気の素敵なスポットです。特に校舎の中の展示を見ていると、昔ながらのガラス窓から入る光や、そこから見える緑が妙にきれいに見えたりするから不思議です。
展示されているのはすべて地元美唄出身の安田侃の彫刻ですが、いろいろと難しいことを考えずに、緑に囲まれて、校庭だった場所を歩くだけでも、リフレッシュできるような魅力があります。
海一面が氷で埋め尽くされる流氷は、一生に一度は見たい絶景のひとつ。流氷を楽しむアクティビティはいくつかありますが、はじめてならばやはり観光船がおすすめです。
紋別の砕氷船ガリンコ号は氷をガリガリ砕いて流氷の中を進むので迫力満点。他に網走や羅臼にも観光船があり、それぞれ違った良さがあります。流氷はその日の風向きで岸に寄ったり沖に戻ったりするので、場所にこだわらず見られるところに移動するのもおすすめです。
有名観光スポット、夜の表情が素敵。昼間の混雑とは違う雰囲気でライトアップが幻想的です。
運河の水面にガス灯が反射してとてもきれい。橋の下をくぐったり、ガイドさんのお話を聞いたりして楽しめます。海に出ると暗がりに満天の星が見え、短い時間に小樽のよいところが凝縮されています。
基本的には運河内の運行なので船があまり揺れず、船酔いする人も安心。札幌から電車で行け、気軽に楽しめるのも高ポイントです。
各地の夜景スポットの中でも、圧倒的に美しく、世界三大夜景のひとつに数えられるだけある函館山の夜景。函館山の絶妙な標高から見ることで、町明かりが近くに迫ってくるので、その迫力が素晴らしいです。
展望台までの足となる函館山ロープウエイも100人乗りと大型で早いので、らくちんなのも魅力。日暮れからスタインバイして、日没の短い間、空が青く明るいマジックアワーに写真が取れたら最高です。
一度は行ってみたい、一度行けばまた行きたくなる最果ての島。「花の浮島」といわれるだけあって、高山植物が咲き乱れる短い夏のトレッキングはとても人気が高く、行った人を虜にしています。
高い山がない地形なので、どこも素晴らしく見晴しの良い景色が楽しめるのも特徴で、天気が味方すればいうことなし。利尻富士の雄大な姿を見ながら、桃岩展望台や澄海岬など様々な絶景を楽しみ、最終的には絶品ウニを満喫してほしいです。
野生のシャチが日本で見られることをご存じでしょうか。北海道の知床羅臼沖は世界的にも稀有なシャチの密集地域で、クルーズ船でシャチに会いに行けるのです。
出会えた時の感動はひとしお。好奇心旺盛なシャチは、向こうから船に近づいてきて、並んで泳いだり、頭をピョコッと出すスパイホッピングをしたりすることもあります。
ネイチャー番組の世界が目の前で見られる場所へ是非行ってほしいです。ピークは6月、船酔いは注意。
開拓時代の面影を残す大都市・札幌。時計台、北海道庁旧本庁舎台など、おなじみの観光名所があり、郊外にひと足のばせば緑豊かな観光スポットも多いです。全道各地から食材が集まるグルメタウンとしても有名。
人気のワケ
★北海道各地の食材が集まるグルメタウン
★開拓時代の歴史ある建物が街ナカに
★空の玄関口・新千歳空港から近い
赤レンガが美しい北海道庁旧本庁舎。2019年秋からリニューアル工事のため、2022年秋まで閉館となる
道庁所在地であり、北海道の全人口の3分の1が集まる大都市・札幌。中心都市ならではの観光の魅力と、北海道らしい豊かな自然をあわせ持つ人気のエリアです。
さっぽろ羊が丘展望台、札幌市時計台、札幌市丸山動物園、モエレ沼公園などみどころが多数あります!
西1丁目から西12丁目まで、長さ約1.5kmにわたって続くグリーンベルト。札幌は碁盤の目状に区画されているが、ここがその基点。季節折々の花が植えられた花壇や芝生、樹木があり、芝生やベンチでくつろぐ人も。さっぽろ雪まつりなど、各種イベントの会場でもある。
昭和34(1959)年、北海道農業試験場の一角に建てられた展望台。札幌ゆかりの人物・クラーク博士の銅像が立つ、有名な観光スポットだ。丘の上からは、札幌市街や石狩平野を見渡せるほか、周辺の牧草地で羊たちが草を食べる様子を見ることもできる。
札幌農学校(北海道大学の前身)のクラーク博士の提言により、演武場として明治11(1878)年に建てられ、兵式訓練や体育奨励の場として使われた。原形のまま作動している塔時計としては日本最古のもの。130年以上もの間、時を刻み、鐘を鳴らし続けている。
北海道三大夜景のひとつ。標高531メートルの展望台からは、札幌の街並みと石狩平野の広がりが一望できる。山頂へはロープウェイともーりすカーを乗り継いで登り、空中散歩気分を味わおう。
昭和41(1966)年に始まった、ジンギスカンと工場直送生ビールの食べ飲み放題が名物。ケッセルホールをはじめとする3つのジンギスカンホールのほか、ガーデングリル、ポプラ館など、ジンギスカンが味わえる施設が豊富。
札幌駅からも近く、お土産を買うのにも便利。1階は販売を行う店舗、2階ではピザやデザート、季節のメニューを味わえる。本格的なコンサートホールやギャラリーも併設している。
白い恋人の製造ライン見学ができるほか、約14cmのハート型の白い恋人を作ることができる「お菓子作り体験工房」や、イシヤオリジナルスイーツが味わえる「チョコレートラウンジ」が楽しめる。
3つの会場に約200の雪氷像がずらりと並ぶ。巨大な雪像や滑り台、きらめく氷像など、雪国ならではの美しい光景が広がり、夜には雪氷像や通りがライトアップされる。
坂と教会と洋館、赤レンガ倉庫が異国情緒を醸し出す。なかでも函館山から望む夜景の美しさは有名。新幹線停車駅のある話題の道南エリアにも行ってみたい。
人気のワケ
★東京から新幹線で行ける!
★全国屈指の美しさを誇る夜景で有名
★見どころ、グルメがコンパクトに凝縮
函館は安政6(1859)年に開港。いち早く海外の文化が根付き、異国情緒漂う街並みが形成されました。また、日本有数の漁獲量を誇るイカや、ご当地バーガーなどグルメも充実しています。
100年以上前の倉庫群を改装した金森赤レンガ倉庫や函館山の夜景、五稜郭公園、元町教会・洋館群など見どころが多数あります!
標高334mの高さにあり、函館市街の夜景を思う存分観賞することができる。テレビや観光パンフレットなどでよく見る独特の形をした夜景は、ほとんどがここから撮影したもの。屋内には、夜景を独り占めしながら食事を楽しめるレストランや、夜景グッズも買えるみやげ店がある。
かつて函館八幡宮があったことから命名。坂の上から函館湾を一望できる眺めと、並木との組み合わせが素晴らしく、遠くにはメモリアルシップ摩周丸も見える。
なんといってもメインは展望台からの眺め。全面ガラス張りの展望フロアから、星形五稜郭の外郭を見て取れる。展望1階には、強化ガラスでできたシースルーフロアがあり、タワーの高さを実感できる。5月上旬のサクラの時期の眺めも美しい。
箱館開港後の警備、蝦夷地防衛などを目的に元治元(1864)年に完成した一辺が255メートルある五角形の城郭。設計したのは蘭学者・武田斐三郎でオランダにあった一冊の築城書だけで完成させたという。
ラベンダーで有名な富良野、パッチワークのような風景が広がる美瑛。そしていきいきとした動物の姿が見られる旭山動物園で有名な旭川。北海道の魅力が詰まったエリアです!
人気のワケ
★旭山動物園は一度は行きたい!
★丘の風景やラベンダーが美しい
★野菜がおいしいレストランが点在
色とりどりの花が咲く花畑や、四季折々の色に染まる丘が広がる富良野・美瑛。旭山動物園がある旭川。いずれも北海道を代表する人気観光エリアです。
美瑛の丘めぐりをしたり、富良野でファーム富田のラベンダー畑に行ったり、美瑛東部の青い池を見に行くのもおすすめです!
ラベンダーを中心とした広大な花畑を持つ観光農園。花の観賞だけではなく、ラベンダーグッズや地場産食材を使った料理も人気。花のベストシーズンは7月だ。
昭和42(1967)年に開園。現在、約120種・650点ほどの動物が飼育されており、入園者数は年間150万人以上を誇る人気動物園だ。動物たちの生き生きとした姿を観察できる行動展示法を取り入れている。
美馬牛から線路を左手に見ながら美瑛駅方面に走ると、右手の丘に赤い屋根の家が見える。まるで絵本のような風景。プロアマ問わずたくさんのカメラマンが集まってくる場所でもある。
広大な花畑にラベンダーをはじめ約50種類の花が咲く。園内には売店もあり美瑛産生乳を使ったソフトクリームが味わえる。アルパカと触れ合える牧場も併設。
地下から湧き出す十勝岳の伏流水が勢いよく流れ落ちる景勝地。青く輝くコバルトブルーの美瑛川は、その色合いからブルーリバーと呼ばれている。滝上にかかる橋が絶景ポイント。
昭和47(1972)年に日産自動車の「愛のスカイライン」のケンとメリーのCMで取り上げられた木。パッチワークの路にポプラが高くそびえている。美瑛を代表する風景だ。
防災砂防工事中の美瑛川に突如として生まれた神秘的な池。水が青い理由は、美瑛川に地下水が混ざり、コロイドという成分ができたためだと考えられている。
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