伊豆を満喫モデルコース! おすすめの日帰り、1泊2日、2泊3日コースをご紹介
ひとつの半島とはいえ、意外に広い伊豆。 広い伊豆半島のなかで、まずはどこへ行くか、何をしたいか、メインの目的地を決めましょう! 場所によっては日帰りが大変なエリアや、車がないと移動が大変なエリアも...
コロナ禍の長期化もあり、旅の「行き控え」で楽しみがない...という人は多いのではないでしょうか。
そんな近ごろのトレンドは、従来なら支出していたはずの旅行コストを憧れだった高級旅館やホテルにドン!と費やす「一点豪華主義」。贅を尽くした料理と温もりに満ちた温泉、ハイエンド宿ならではの極上空間は、スペシャルなひとときを叶えてくれます。
ここでは、料亭に端を発する床しい名旅館「柳生の庄」(修善寺温泉)、全室露天風呂付きメゾネットの絶景離れ「お宿うち山」(伊豆高原温泉)、7000坪の敷地に趣異なる7室を配した大人の宿「雲風々-ufufu-」(月ヶ瀬温泉)をクローズアップ。
ホテル・旅館の取材歴20余年、まっぷるマガジン『温泉やど』シリーズで2500件以上の宿に関わってきた編集者が、「プロの目利き」でおすすめするイチ押しの高級宿をご案内します!
過去20年に渡って国内・海外の旅館やホテル、旅行全般のメディアを制作しているプロダクション「編集屋チョーク」です。
創刊28年の『温泉やど』シリーズをはじめとする「まっぷるマガジン」を通して、関わってきた宿は2500件以上。宿の良し悪し・見極めには“そこそこ”自信あります。
趣味は「品のある」宿の考察、支配人との一献、あとは庭いじりと猫いじり。
取材・撮影には特急で馳せ参じ、宿選びの参考にしていただける現場のライブ感と実直なレポートをお届けします!
満ち足りた至福の滞在を体験したいときにダンゼンおすすめの高級宿ですが、もちろん個々の期待や優先事項はさまざま。
せっかくお金を出すなら失敗したくない!という人のために、これから紹介する宿は、下記のカテゴリーに着目しています。予約時のポイントをおさえながら、自分のニーズに合わせた宿選びを!
なお、本記事の表示料金は、2名で宿泊した場合の1名料金の目安となっています。
静寂の中で湯と美味に憩う
日本旅館の床しさと粋を再確認
修善寺温泉街の中心区から少々離れ、竹林が茂る濃緑の中にひっそりとたたずむ佳宿です。
すべての客室に温泉を引く閑雅な湯船を備え、その凛とした数寄屋の美しさはまさに日本の風流。東京・白金の料亭を原点としているだけに、伝統を重んじた懐石料理の評判は高く、また付かず離れずを徹底したバランスのいい距離が手馴れたもてなしを象徴し、訪れる者に安心感を与えてくれるのも名宿と呼ばれる所以です。
建物を包む苔むした竹庭は侘びさびの風趣を湛え、心を潤す瑞々しさ。武士道と室礼の精神をも取りいれた、日本の旅館ならではの床しさを伝える造作が雅到を極めています。
大浴場「つうの湯」の露天風呂
前述のように、客室はいずれも美しいまでの品格が映える数寄屋。和の規律が素晴らしく、天井や壁、床、窓など日本建築の様式を構成する要すべてに伝統的な工夫と贅が込められています。
見事な枝ぶりの木々が茂る庭の風光と陰影の濃淡が緻密に計算された室内は、谷崎潤一郎が尊んだ『陰翳礼賛』を彷彿とさせる美意識が感じられ、湯の温もりや静寂さといった宿の本質をさらに際立たせているといえます。
大きく分けると離れを含めて5タイプがあり、15室すべて間取りや趣、庭の眺めが異なる造り。客室によって、檜の内風呂、半露天風呂、露天風呂と湯船はさまざまながら、すべてに修善寺温泉を引き、滞在中はいつでも好きなときに湯浴みを満喫することができるのも大きな魅力です。
客室タイプは以下のようになっています。
<小書院の部屋(檜内風呂付き)>
・桂の間…10畳(約60㎡)
・楓の間…10畳+5畳(約66㎡)
<本数寄の部屋>
・上弦の間…半露天風呂付き、10畳+7.5畳(約90㎡)
・初雁の間…半露天風呂付き、10畳+8畳(約90㎡)
・若竹の間…檜内風呂付き、14畳+6畳(約82㎡)
<半露天風呂付きの部屋>
・遊魚亭…10畳+4.5畳(約66㎡)
・萩の間…8畳+6畳(約70㎡)
・呉竹の間…10畳+8畳(約79㎡)
・九重の間…12畳+8畳(約95㎡)
<露天風呂付きの部屋>
・夕月の間…8畳+4.5畳(約79㎡)
・明月の間…12畳+6畳(約69㎡)
・月影の間…15畳+9畳(約96㎡)
・一樹の間…20畳+10畳(約119㎡)
<離れ(露天風呂付き)>
・松の生…12畳+7.5畳+3畳(約122㎡)
・梅の生…12畳+6畳(約96㎡)
「桂の間」は風格に満ちた唯一の一間タイプ
下地窓や曲がり中柱、敷瓦の間など茶室造りが粋な「若竹の間」
竹林と池庭を抱える「遊魚亭」は離れのような造り。東屋風の湯殿も豊かな風情
網代天井や下がり壁など意匠を凝らした「九重の間」。檜の半露天風呂が付く
池上の月見台や濡れ縁、石積みの露天風呂などを備えた雅到あふれる「月影の間」
春は垂れ桜も楽しめる「一樹の間」は、茶炉を思わせるクラシカルな露天風呂で人気が高い
離れ「松の生」はもっとも広い客室。二方に広縁を配した主室は絵のような眺めが迫る
「松の生」は茶室風の次の間や大きめの東屋露天風呂が付く贅沢な間取り
奥山に結んだ庵のような趣が風流な「梅の生」。秋は露天風呂の湯が水鏡のように紅葉を映す
各界の盟主や文化人に愛された東京の名料亭が基点というだけあり、継承された料理の質は白眉というほかないクオリティー。華美な演出をそぎ落とし、吟味を尽くした素材と料理人の技、上質な器で供される懐石料理は、繊細かつ奥深い味わいが秀逸です。
食材は地元伊豆の恵みを中心に、目利きした一級品を全国各地から取り寄せ。熱した石で和牛や野菜を焼いて味わう「温石焼」、庭の孟宗竹を豪快に使う「一刀竹盛」といった柳生伝統の名物も楽しみな逸品です。
味はもとより、食感、彩り、温度、器にいたるまで完璧に考慮された一流の本格懐石料理は、老舗旅館の多い修善寺エリアでも定評があり、至福の食で五感を満たしてくれます。
高級食材と季節が映える八寸一例
柳生風懐石は通常約13~15品。細やかな仕込みが見事
造りは静岡各地に水揚げされる、その日最上の魚介を厳選
横割りした孟宗竹に地元狩野川の鮎や天城のアマゴが泳ぐ柳生一刀竹盛
美しく高貴な器や品のある盛り付けも味わいどころのひとつ
料亭時代から受け継がれる名物の温石焼
地元修善寺をはじめ、静岡産の食材にこだわった朝食。朝・夕とも食事は部屋食で
それぞれの客室で十二分に温泉を堪能することができますが、パブリック施設として2か所の大露天風呂も配されています。
ひとつは竹林のすがすがしさに、秋は紅葉が朱を添える「武蔵の湯」、もう一方は夏の百日紅や冬の南天が清雅に四季を伝える「つうの湯」。いずれも深閑とした里山風の庭に調和する岩積みの湯船で、野趣たっぷりの風采はまさにザ・日本の温泉。滞在中は深夜も含め、いつでも好きなときに湯悦に身を任せることができます。かたわらにある東屋には修善寺温泉を使った冷水が用意され、ちょっと中休みをとりながら、長湯を楽しめるのも気の利いた趣向ですね。
また、湯上がりにおすすめなのが、カクテルやウィスキー、スパークリングワインなど各種アルコールを取りそろえた「サロン・ド・柳生」。館内唯一の欧風スタイルでもある重厚な雰囲気のバーで、大人の宵を過ごしてみるのはどうでしょうか。
大露天風呂「武蔵の湯」と「つうの湯」は毎日男女交替する
サロン・ド・柳生は館内で唯一、洋館風の趣を見せるクラシックモダンな空間
ロビーラウンジも落ち着いた和のしつらい。館内随所から望む庭園が季節折々の風采を見せる
「柳生の庄」のチェックポイントはこちら!
・端整な日本美を見せる凛とした数寄屋建築
・名料亭を礎とした矜持を感じる上質な料理
・緊張感を与えない温かくていねいな伝統のもてなし
こういったあたりに着目しながら、ぜひ「柳生の庄」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
クオリティーの高い料理をはじめ、客室、接遇サービスともに品があり、大人の旅を特別なものにしてくれる閑静な宿です。
柳生の庄
やぎゅうのしょう
所在地/静岡県伊豆市修善寺1116-6
アクセス/伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅からタクシーで10分
電話番号/0558-72-4126
宿泊料金/1泊2食付(税・サ込)4万4000円~13万5000円前後
駐車場/20台
子ども/宿泊可(大人の50・70%)
至福のおこもり滞在が叶う
絶景露天風呂付きの二階家離れ
すり鉢のような独特のシルエットで知られる伊東のシンボル・大室山の麓に建ち、約1000坪の敷地にわずか6室という贅沢な配置。丁寧かつ気取りのないアットホームなもてなしの姿勢も評判高く、一度は泊まってみたい伊豆の宿となると、必ず名が上がる人気の旅館です。
客室はすべてメゾネット式の離れで、内湯・露天風呂付きというリュクスな設計ですが、古民家のような趣を漂わせる素朴さと高級感の釣り合いがよく、湯宿としての純熟具合が抜群。伊豆七島を目の前に見渡す絶景も素晴らしく、かけ流しの温泉で湯浴みに憩いながら広大な海のパノラマを掌にすることができます。
大室山がすぐそば。中庭の借景として回廊からも流れるような大室山の輪郭を望む
うち山の真価発揮は何といっても客室。前述したように6室すべてがメゾネット式の離れで、大正浪漫を意識した数寄屋風建築に、モダン家具をエッセンスとして取り入れた過ごしやすい空間です。
「花」「月」「雪」の3タイプ(各2室ずつ)があり、いずれも内湯と露天風呂、1階に主室となる和室、2階に寝室というしつらい。もっとも広い「花」タイプには囲炉裏間が設けられ、アッパークラスの位置づけとなりますが、ミドルクラスの「月」とモデレートクラスの「雪」も十分な広さと見事な眺望で、全客室がスイート仕様といえる造作です。
温泉は加水・加温しているものの、源泉100%を使用。かけ流しで常にピュアな湯を楽しめるうえ、素肌をぬるりと滑るアルカリ泉は、浴後の保湿作用も高いと評判です。滞在中はいつでも好きなときに好きなだけ湯浴みを満喫でき、おこもりステイが狙いという向きにはダンゼンおすすめです。
客室タイプは以下のようになっています。
・雪…10畳和室+広縁+寝室(約81㎡)定員4名
・月…10畳和室+テラス+寝室(約98㎡)定員5名
・花…10畳和室+囲炉裏間+寝室(約111㎡)定員5名
「花」タイプ客室。囲炉裏の間から内湯へと続く趣向あるデザイン設計
「月」タイプ客室。源泉かけ流しの露天風呂で至福のひとときを
「月」タイプ客室。テラスを併設した内湯も風情たっぷり
「雪」タイプ客室のみ2階に内湯と露天風呂が並ぶ
「雪」タイプ客室。広縁はゆっくり景観美に憩う特等席
2階の寝室はいずれのタイプも同じ造りで、ツインの和ベッドスタイル。3名以上での宿泊時には追加布団を用意してくれる
建具や木材種にもこだわった設計。階段横の茶香炉からは地元静岡産の茶葉が香り立つ。離れはすべて渡り廊下でロビー棟や食事処とつながっている
肌に直接ふれるアメニティーは松山油脂やフランス発ELLa Bacheなど原料が明確なオーガニック系を採用
3種の色柄浴衣と色帯が通常備品とあってレディースに大好評(男性用は2種)
手作り菓子と掛川産の静岡茶でもてなし。チェックイン・アウトも客室で行われる
楽しみな夕食は、季節感に満ちた“うち山流”の創作懐石。
地元伊豆の食材に重点をおいた地産地消を基本としていますが、その時期にもっともおいしいものを全国から取り寄せ、目利きの冴える旬の美味を供しているところはさすがに一級料理人の心意気。厳選した京野菜なども盛り込まれ、脇役になりがちな小鉢や一菜料理にもこだわりが光ります。
また伊豆近海から揚がる名物の金目鯛や伊勢エビ、鮑、ハモなど高級魚介はもとより、希少な静岡ブランドのふじやま和牛が膳に彩りを添えることも。
食の宝庫として全国的に知られる伊豆の恵みが、うち山流の丁寧なアレンジでいっそうの美味に引き立てられています。
季節を映した八寸は料理人の腕の見せどころ。伊豆は山菜類も質が高くて種類が豊富
伊豆の下田港は金目鯛の水揚げ量日本一。ふっくらとした脂のりのいい白身は造り、煮付け、しゃぶしゃぶと、どんな食べ方でも美味!
サイズ感も厚みもたっぷりの鮑は南伊豆の特産品。さまざまな調理法でおおむね一年中供される
早春を告げる筍料理は京都の物集女から直送
伊勢エビは早朝に水揚げされた高鮮度のものだけを厳選
夏は狩野川産の天然鮎も。日本酒によく合う香ばしい味わいが絶品
静岡は国内随一のフルーツ王国。旬の地元果実を洗練された甘味で
日本三大珍味のひとつ、カラスミは料理長がイチから手作りする自家製
日本酒の取りそろえはかなり充実。地元静岡はもとより、東北や北陸の銘酒をチョイスしている
旅に出たときの非日常感をもっとも味わえるのが“宿の朝ごはん”といっても過言ではありません。うち山では“忘れられない朝食”を目指し、先附から始まる丁寧な日本食でそんな湯客のニーズに応えています。
お米マイスターが精米している白米は個々の食事時間に合わせて土釜で炊き上げ、旬魚は若狭焼きや利休焼きといった夕食並みの手の込みよう、地元の高原野菜で仕込んだ自家製の漬け物や煮物椀、新鮮な生湯葉も美味。とくに、ご飯にかけて味わう名物の「鮑の餡かけ」は評判高く、おいしい米との相性抜群です。
また旅館の朝食は始まりが8時や8時30分最終という場合が多いなか、ここでは9時スタートもOK。朝のんびりできるのがうれしいですね。
朝ごはん名物「鮑の餡かけ」。ご飯がいくらでもスルスルと胃におさまっていくおいしさ
食事は朝食・夕食とも部屋食もしくは個室食事処を宿泊プランから選択
アニバーサリーや特別な日の滞在時に好評なのがローズバス。山形県にある農園がオーガニックで大切に育てたバラをオプションで用意してもらうことができます(50輪6500円~、1~3月は停止)。
客室の内湯や露天風呂に色とりどりのバラをたっぷり浮かべ、プリンセス気分を味わってみるのはどうでしょう? 結婚記念日やお誕生日のサプライズにもおすすめですよ。
また、もっとラグジュアリーに時間を過ごしたいときは、客室内で施術を受けられるアロマトリートメントやマッサージを。保湿力の高い椿オイルをベースにしたアロマテラピーは、約20種の香りオイルのなかから、その日の体調や効果に合わせ3~4種の好みを選ぶことができます。(マッサージ60分6500円~、アロマテラピー40分8500円~)
温泉との相乗効果が高いボディートリートメントは男性もOK
「お宿うち山」のチェックポイントはこちら!
・内湯&露天風呂付きの離れはおこもりコンプリートにうってつけ
・気取りなく過ごせる親近感のある接遇サービスが好感度大
・食材の組み合わせの意外さにも驚かされる上質な料理
こういったあたりに着目しながら、ぜひ「お宿うち山」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ハイエンドな宿には珍しく、ベビー&キッズウェルカムで、専用アメニティーを備えたプランも設定。家族旅行にも安心して使える宿です。
お宿うち山
おやどうちやま
所在地/静岡県伊東市大室高原2-716
アクセス/伊豆急行伊豆高原駅からタクシーで10分
電話番号/0557-52-0010
宿泊料金/1泊2食付(税・サ込)4万6000円~8万円前後
駐車場/8台
子ども/宿泊可(大人の50・70%)
旅館とホテルの快適性を併せもつ
和モダンな大人の隠れ家
2011年のオープン以降、中伊豆を代表するスモールラグジュアリーとしてその地位を確立させ、予約の取りづらい旅館として知られるようになった隠れ家的な湯宿です。
プロデュースするのは、あの「東京ラスク」。月ヶ瀬温泉の風土や環境を生かした宿づくりを目指し、地元エリアの再生や源泉の保存にも尽力、地域と共存する姿勢に好感がもてます。
伊豆きっての清流といわれる狩野川に面し、リバービューのダイニングと全露天風呂付きの客室がこだわり。松尾芭蕉が「おくのほそ道」で詠んだ一節から命名され、豊かな自然から色や風を感じ、安らぎを味わってほしいという思いが館内のそこここに満ちています。
丹精された庭が広がる7000坪もの敷地に7室のみという贅沢さ
四季の移ろいを体感しながら、非日常の時間に憩う和モダンリゾートとしての誇りは、回廊で繋がる離れタイプの客室造作に見てとれます。洋の機能性と和の品位を同時に取り入れ、もてなしの手がしっかり行き届く7室に限定。建材や調度品などディテールにも気を配り、豪華ながらも色目をおさえたクラス感ある装いです。
3本の自家源泉をもち、月ヶ瀬温泉を100%源泉かけ流しで満喫できる露天風呂を全客室に備えているのも大きな魅力。ひそやかな深緑に臨む客室で過ごす時間を特別なものにしてくれます。
また7室それぞれの趣や設計デザインが異なるため、来訪ごとに別の客室で滞在することを楽しみにしているリピーターが多いというのも納得。ロイヤルスイートとしての位置付けになる客室「流清」のみ4名までの宿泊が可能で、グループや二世代旅行におすすめです。
客室タイプは以下のようになっています。(面積は露天風呂・テラスデッキ含む)
・鶯鳴(おうめい)リバービュー…和室7.5畳+ツインベット(約70㎡)3名定員
・笹音(ささね)リバービュー…リビング+ツインベッド(約46㎡)2名定員
・栬楓(せいふう)リバービュー…和室7.5畳+ツインベット(約76㎡)3名定員
・蛍火(けいか)リバービュー…和室6畳+ツインベット(約70㎡)3名定員
・月響(げっきょう)ガーデンビュー…リビング+ツインベッド(約42㎡)2名定員
・茜香(せんか)ガーデンビュー…リビング+ツインベッド(約44㎡)2名定員
・流清(りゅうせい)リバービュー…和室6畳+リビング+ツインベット(約60㎡)4名定員
客室「栬楓」
客室「栬楓」
客室「鶯鳴」
客室「笹音」
客室「笹音」
客室「蛍火」
客室「蛍火」
客室「月響」
客室「月響」
客室「茜香」
客室「茜香」
客室「流清」
また客室備品も充実し、フリーwifiはもちろん、Bluetooth対応アンプ&Boseスピーカーやネスプレッソマシン、加湿器、タオルウォーマーも全室の標準装備。
基礎化粧品には無添加主義で知られるHABAや醗酵の美容成分に着目したRICE FORCEなど内側から肌質を整える人気ブランドを採用、着ごこちのいいルームウェアに加え、ふかふかのバスローブも用意され、近代ニーズに沿った過ごしやすい仕様でおこもり滞在が実現できます。
バスローブは雲風々のオリジナル。いつでも何度でも好きなときに湯浴みを
ルームウェアは動きが楽な作務衣、下駄は歯がなく歩きやすい右近スタイルのオリジナルデザインというこだわりぶり
楽しみな夕食は、地元伊豆の恵みを尊重した雲風々オリジナル会席。料理長みずから足を運んで厳選した土地のもの、旬のものが味の要です。
とくに好評なのは、沼津港から直送される鮮魚の造り、強肴として供される名物「伊豆牛ふわすき」、すぐそばを流れる狩野川の魚介など。なかでもソウルフードといえる狩野川産の天然ウナギや鮎、アマゴ、もくず蟹は、臭みがなく、滋味深いと評判。伊豆牛は、静岡県大仁のひらい牧場が年間100頭あまりしか出荷していないブランド牛肉で、まさにここでしか味わえない希少な逸品です。
また時期によっては、伊豆諸島を代表する高級魚・キンメ鯛やフグ、活け伊勢エビ、戸田の天然鮑などが膳に華やかさを添えるほか、天城高原牛乳で作った濃厚ソフトクリームにおろしたての生ワサビを添えて味わう斬新な定番デザートも大人気。吟味を重ねた食材はもとより、個性が冴える献立の構成と技が際立ちます。
駿河湾の旬を堪能する造りは供する直前に捌かれたものばかり
生湯葉と味わう原木椎茸のすり流しは郷土色あふれる先附
とりどりの鮮魚や自家農園の安心野菜に彩られた洋皿が盛り込まれることも
脂のり抜群のハモと松茸を合わせた清汁仕立ての椀物
伊豆牛とトマトのすき焼きをホイップした地卵で味わう名物のふわすき
人気の高い天城特産の紅姫尼子は豪快な姿焼きで
地元の生ワサビと天城高原牛乳ソフトクリームという刺激的な組み合わせ。これが想像以上に美味
静岡の地酒から高級シャンパーニュまで、料理に合わせたアルコールの取りそろえが充実
朝ごはんは個々の食事時間に合わせて土鍋で炊き上げる修善寺十彩米や静岡産コシヒカリ、まったり濃厚な自家製豆腐が好評
食事は夕食・朝食とも、「river view dining」のカウンター席もしくは個室食事処で。
雲月々の大きなこだわりが、このダイニングです。ダイナミックな吹き抜けの開口部と全長15mものカウンターが圧巻で、庭の木々越しに望むのは、静かにたゆたう狩野川。目の前で調理される割烹スタイルは臨場感にあふれ、意匠が光る料理演出で目と舌の両方を十二分に楽しませてくれます。
(※現在は席と席の間にパーティションが設置されています)
料理長みずからカウンターに立つ。調理人たちとの会話も楽しみのひとつ
晩秋には燃え立つような紅葉がライトアップされ、ひときわ風情あふれる空間になる
じっくり低温焼きしたラスクや焼き菓子、生食パンで人気の「東京ラスク」ですが、雲風々でしか入手できないのが、客室の名前が入ったオリジナルパッケージの和ラスクやフィナンシェ。
国産大豆の焦がしきなこ、香川県産の和三盆といった日本伝統の甘味を使ったサイコロ型の「和らすく」、フランス産の塩とバターが決めての「ふぃなんしぇ」は、ともに品のある甘さとやさしい風味で食べやすく、自宅用にもギフト用にもおすすめです。
そのほか、ロビー棟にあるショップは雲風々オリジナルのアイテムや地元作家が丹精した工芸作品などが並び、ちょっとしたお土産探しにも格好。チェックインは客室で行われますが、チェックアウト時にでものぞいてみてはいかがでしょう?
名物料理の伊豆牛ふわすきや朝食のだし巻きに使われている無薬品飼育の「天城たまごの里の卵」も購入できますよ(前日21時までに注文を)。
高級バターが香る「ふぃなんしぇ」はおもたせにも
天城たまごの里から直送される卵は、鮮度と弾力ある黄身、コク深い味が特徴
「雲風々-ufufu-」のチェックポイントはこちら!
・家庭的な温かさを醸す熟練の接遇サービス
・客室で過ごす時間を重視した設計と備品
・3本の源泉を混合させた化粧水のような良泉
こういったあたりに着目しながら、ぜひ「雲風々-ufufu-」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
オリジナリティが光る料理の献立は、その日の仕入れ次第というこだわり。味わい深い一品一品に心もお腹も満たされます!
雲風々-ufufu-
うふふ
所在地/静岡県伊豆市月ヶ瀬499-1
アクセス/伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅から東海バス湯ヶ島方面行きで23分、月ヶ瀬温泉下車すぐ(修善寺駅から送迎あり、前日までに要予約)
電話番号/0558-85-0230
宿泊料金/1泊2食付(税・サ込)3万7100円~6万円前後
駐車場/7台
子ども/宿泊不可
静岡県・伊豆エリアでおすすめ度の高い極上温泉宿3軒を紹介してみました。
全国で何千軒もの温泉宿を長年取材してきたプロの編集者がセレクトした珠玉の宿です。
近場でゆっくりのんびり、絶品の夕餉と良泉にまどろんで心と身体をリセット。
こんな贅沢な時間を過ごしに行きませんか?
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過去20年に渡って国内・海外の旅館やホテル、旅行全般のメディアを制作している編集プロダクションです。まっぷるマガジンを通して、関わってきた宿は2500件以上。宿の良し悪し・見極めには“そこそこ”自信あります。
趣味は「品のある」宿の考察、支配人との一献、あとは庭いじりと猫いじり。二輪・四輪問わず、輪っかの付いているものなら何でも好き。取材・撮影に特急で馳せ参じ、宿選びの参考にしていただける現場のライブ感と実直なレポートをお届けします!