福岡でラーメンを食べるならココ! 超人気おすすめ店27軒
白濁したとんこつスープに細めのストレート麺が主流の博多ラーメン。 一見シンプルながら、各店ともに個性を追求していて、無限大の味のバリエーションが楽しめます。 全国区の知名度を誇るカリスマラーメ...
更新日: 2022年12月19日
福岡に来たら、絶対食べたいグルメ「もつ鍋」。
こちらの記事では、おすすめの13店をご紹介します。
戦後の福岡で誕生したもつ鍋は、もつとにらをアルミ鍋で炊いたホルモン焼きがルーツとされています。
近年では、新鮮なホルモンとたっぷりの野菜、ニンニクや鷹の爪といった薬味、だしが香るスープが生み出すコクのある味わいがブームとなり、全国的にも人気の高い鍋になりました。
今回は、王道のもつ鍋からアレンジの効いた変わりダネまで、幅広くご紹介します。
本場ならではの極上の味を堪能しましょう。
ホルモンと一口に言っても部位により味や食感が異なります。まずは各部位の特徴を把握しましょう。
①タン・チーク
タンは舌の部分。先端は硬く、根元になるにつれて霜降りになる。チークはホホ肉のこと。
②コリコリ・ウルテ
コリコリは心臓の付け根の大動脈、ウルテは気管にあたる軟骨。味は淡泊で、歯ごたえがある。
③ハツ
心臓部分で、赤身肉のようなうまみとコリコリとした食感がある。刺身でも焼いて食べてもおいしい。
④サガリ
横隔膜の肋骨側の部分でやわらかく、赤身肉のような味と食感。ロースなどに比べてサシが少なく、低カロリー。
⑤ハラミ
横隔膜の外側、サガリのまわりにつく。脂がのっていて、うまみは濃厚。焼き肉で定番の部位。
⑥レバー・マメ
レバーは肝臓。ビタミンや鉄分を含み、濃厚な味。そら豆のような形のマメは腎臓。日本ではほとんど出まわることがない。
⑦小腸
プリプリの食感とうまみたっぷりで、もつ鍋に欠かせない部位。小腸をひっくり返したものが「丸腸」。
⑧直腸
シマ腸につながる大腸の部位で、「テッポウ」とも呼ばれる。煮込むことでやわらかく、くせのない味に。
⑨シマ腸
小腸につながる大腸の部位。1頭から2、3kgほどしかとれない。シャキシャキ、コリコリの食感。
⑩テール
尻尾のこと。1頭に1本のみで、コラーゲンが豊富。おもにテールスープに使われる。
⑪ミノ
第1の胃。弾力がありコリコリとした食感。食べやすくするために包丁で切れ込みを入れた状態が蓑笠に似ていることから名が付く。
⑫ハチノス
第2の胃。見た目が蜂の巣に似ている。かみごたえがあり、イタリアの煮込み料理によく使われる。
⑬センマイ
第3の胃。ザクザクした食感で、鉄分が豊富。灰色の部分を湯むきしたものを「白センマイ」と呼ぶ。
⑭ギアラ
第4の胃で、「赤センマイ」とも呼ばれる。脂が少なくあっさりながらも、うまみが濃厚。
⑮アキレス
本来の「牛すじ」といえばこの部分。コラーゲンが濃厚で、煮汁はぷるぷる
まずはスタンダードなもつ鍋を出す店へ。本場で支持される人気店をご案内します。
創業昭和53(1978)年。鍋の締めにちゃんぽん麺を出し、もつ鍋ブームを牽引した。秘伝のたれを混ぜ込んだ醤油ベースのスープに、小腸やハチノス、センマイなど6種類のもつが入る。ランチ営業をしている系列店もある。【天神周辺】
もつ鍋満足コース 1人前 2400円
1.5人前のボリュームのもつ鍋に、酢もつまたはキムチ、豆腐が付く。締めのちゃんぽんは食べ放題! もつ鍋の単品は1人前1199円
かつて福岡で、広く名が知られていた生肉料理専門店で修業し、さばき方や熟成方法など肉のことを熟知したオーナーが手がける。産地に足を運び、吟味した九州産黒毛和牛のタンとテール料理がメイン。なかでも、糸島産の野菜とともにじっくりと煮込んだテールスープがベースのもつ鍋は人気が高い。約400種類の焼酎とともに、楽しみたい。【赤坂】
もつ鍋コース
もつ鍋はテールスープのほかに、塩、醤油の全3種類。キャベツ、にら、玉ねぎ、黒毛和牛の小腸とハツが入る。コースには刺身や餃子などが付く(※注文は2人前から)
鍋の締めはちゃんぽんか雑炊が選べる
住所 福岡県福岡市中央区赤坂3-13-33
TEL 092-752-0073
交通 地下鉄赤坂駅から徒歩10分
営業時間 18:00~22:30
休業日 月曜
有名人、スポーツ選手がひいきにすることから、今もっとも勢いのあるもつ鍋屋。目利きの店主が吟味するもつは上質で鮮度の高い国産和牛のみ。もつ鍋は単品以外に、馬刺しやごまさばが出るコースメニューもある。3人前以上の注文で、前日までに予約が必要。【博多駅周辺】
和牛もつ鍋 みそ味 1595円
いちばん人気のみそ味のほか、しょうゆ味、辛もつ鍋の3種をラインアップ。ごまさばなどの郷土料理も豊富にそろう。
(※注文は2人前から。1人来店時は1人前注文可)
木を多用したおしゃれな店内。個室もある
中比恵公園向かいのビルの1階にある
醤油、白味噌、塩テール、博多しょうゆの4種類のもつ鍋と、2種類の石焼ホルモンがある。なかでも人気の高い塩テール味は、スープがまろやかでおいしい。【天神周辺】
塩テール味もつ鍋 1人前1540円
国産牛の小腸、白菜、たまねぎ、鶏団子などが入る
1階はテーブル席、2階は掘りごたつ式の座敷
もつ鍋には味噌、塩、すき焼き風などのバリエーションがあるなか、「炙りもつ鍋」を広めた元祖の店。下味をつけて燻製したのちに、あぶったもつは、鍋に入れると香ばしく、うまみが凝縮している。【博多駅周辺】
炙りもつ鍋 1738円
「しょうゆ」「みそ」、醤油と味噌を合わせた「重ね味」の3種から選ぶ。生もつ鍋と炙りもつ鍋の両方が味わえるセットは2970円から
半個室、テーブル席のほかにカウンター席がある。1人もつ鍋が楽しめる昼のもつ鍋定食は1520円と2170円
福岡でもつ鍋といえば名が挙がる有名店をチェック。早めの予約がおすすめです。
もつ鍋の名店で10年間修業したオーナーが手がける。もつ鍋は辛味噌を使ったオリジナルの「田しゅう鍋」のほか、醤油、味噌、水炊き風の4種類。いちばんおいしいタイミングで味わえるよう、鍋はできあがった状態で出てくる。【天神周辺】
厳選コース 1人前 2640円
もつ鍋のほかに、青しそ風味の明太子、大根キムチ、酢もつなど全8品が付く。もつ鍋のいちばん人気は、5種類の味噌と韓国のヤンニンジャンをブレンドした「田しゅう鍋」
スタイリッシュな店内。席はすべてテーブル
路地裏のビルの2階にのれんを掲げる。もつ鍋にはていねいに下処理した鹿児島産黒毛和牛の小腸のほか、野菜、豆腐、調味料に至るまで地元産を使う。鍋はみそ味、しょうゆ味、水炊き風、うま辛担々風の4種類。【薬院】
しば田特選コース 2800円
自家製ローストビーフからデザートのアイスまで付く全8品。鍋の単品は1人前1500円(※注文は2人前から)
クッションが効いたゆったり広めのチェアを配したフロアのほか、座敷の個室もある
もつ鍋は、独自にブレンドした味噌ベースの「みそ」、ポピュラーな「しょう油」、特製のポン酢で食べる「水炊き風」の3種。自慢のもつは九州産を中心に、若い和牛の質のいい小腸のみを使う。【川端周辺】
おおやまコース1人前 4800円
おおやまの名物が詰まった一番人気のコース。もつ鍋をはじめ、牛すじ煮込み、馬刺し三種盛りなど全8品。注文は2人前から
もつ鍋は「しょうゆ味」「みそ味 白」「塩」の3種類からチョイス。九州産の小腸をメインに、ハツ、センマイ、ミノなどが入るため、食感の違いが楽しめて、味に深みがある。【中州周辺】
もつ鍋塩味 1人前 1520円
鶏ガラを長時間じっくりと炊き上げた琥珀色のスープに、福岡県糸島産の上質な塩と九州産の和牛もつが調和
もつ鍋の本場福岡では、スタンダードなもつ鍋のほかにオリジナルの味を出す店もたくさんあります。一度は食べてみたい変わりダネもつ鍋をピックアップ。
昼は宮崎のチキン南蛮や長崎県佐世保のレモンステーキなどがメインの定食、夜はもつ鍋や水炊きなど昼夜とも九州のご当地グルメが楽しめる。国産牛のもつが入るもつ鍋は黒醤油、白湯塩、金味噌、辛子明太子入りの4種類。【天神周辺】
博多明太子もつ鍋 1人前 2180円
「味の明太子 ふくや」とコラボ。魚介と鶏でとったスープに、辛子明太子がたっぷり。サイドメニューの内容は季節によって異なる
(※注文は2人前から)
締めのチーズリゾットは、チーズ、青しそ、海苔を加えて仕上げる
店主の植松さんが57か国の旅の思い出を表現した料理を出す。名物の「赤のもつ鍋」は昆布とかつお節でとっただしと合わせ味噌のスープに、コチュジャンと唐辛子を入れるのが地球屋流。もつのうまみが引き立つほどよい辛さで、山いもを溶かすと鍋全体がマイルドに。【博多駅周辺】
赤のもつ鍋 1人前 1300円
唐辛子入りのピリ辛鍋。もつは国産牛の小腸のみ。姉妹店の焼き肉店と同じルートで仕入れていて、質のよさは文句なし
姉妹店の焼き肉屋「七輪焼肉 ばかとあほ」の裏手に入り口がある
国産黒毛和牛のもつを使ったもつ鍋は、牛ガラ、昆布、野菜などスープの味ごとにだしの組み合わせを変え、ベストの味を追求。一番人気の醤油のほか、味噌、チゲ、カレー、ポン酢の5種がある。【天神周辺】
もつ鍋(チゲ)1人前 1430円
コチジャン、豆板醤など数種類の韓国産辛味噌をブレンド。もつの甘みを引き立てる
看板メニューの柚子もつ鍋は、長崎産焼きあご、鹿児島県枕崎産かつお節、羅臼昆布など高級食材でとった和風だしがベース。宮崎県産柚子はすっきりとした風味で、最後の1滴まで楽しめる。もつは、白もつ、赤もつ、ハチノスなど好みの部位が選べる。【薬院】
柚子もつ鍋 1人前 1700円
柚子もつ鍋はにんにく味、しょうが味の2種類。ほかに、焦がしにんにく醬油、味噌、塩、明太とろろを使った山笠もつ鍋の計6種類がそろう
鍋の締めはフォーがおすすめ
カウンター8席とテーブル4席がある
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