福岡でラーメンを食べるならココ! 超人気おすすめ店27軒
白濁したとんこつスープに細めのストレート麺が主流の博多ラーメン。 一見シンプルながら、各店ともに個性を追求していて、無限大の味のバリエーションが楽しめます。 全国区の知名度を誇るカリスマラーメ...
更新日: 2021年6月10日
福岡で「焼き鳥」といえば、カリカリのとりかわと、野菜やフルーツを豚肉で巻いた野菜巻きの2つがあります。
人気と知名度がジワジワと上昇しているとりかわは、調理法のこだわりも店によってさまざま。
また、野菜巻きはヘルシーでおいしいうえにビジュアルも満点。
話題の福岡ならではの「焼き鳥」を楽しみましょう!
近ごろ「福岡の隠れた名物」と話題にのぼるのがとりかわ。手間をかけてじっくりと焼き上げることで、通常のとりかわとはひと味もふた味も違います。
昭和40年代に福岡の「とりかわ」を生んだ元祖店の跡地にあり、その製法を受け継ぐ。串にグルグル巻きつけて焼き、タレに漬けては焼くという作業を繰り返して仕上げるとりかわは、客の前に出されるときは3日目。近ごろ、新たな福岡名物として取り上げられることが多いとりかわだが、その強力な功労者がこの店。【薬院】
とりかわ 1本 165円
笹身しぎ焼き 1本 242円
とりかわはタレのみ。カリッカリに焼かれていて何本でも食べたいところだが、遅い時間帯は売り切れごめん
焦げ付かせずにカリっと香ばしく焼き上げるのがプロの技
1階はカウンター、2階は掘りこたつ席
行列必至。平日は開店15分前、週末は30分前あたりに並ぶのがおすすめ。予約は3人以上から受け付け(電話予約は正午から午後3時の間が繋がりやすい)
平日も飛び込みでは、なかなか入れない人気店。看板商品の「かわ」は、素焼きで脂を落とし、タレに漬けて、また焼いてを繰り返すこと7回。本来は味がしみにくい鶏皮も、ていねいに仕込むことで簡単にはまねできない味へと生まれ変わる。表面はカリカリに香ばしく、中は鶏肉の甘みとタレの味があわさって美味。【警固】
とりかわ 1本 120円
食感のカリカリ感がおもしろく、味わい深い
作り方が異なる2種類のとり皮を出す。「勝軍とり皮」は、串に巻き付けるように刺したものを二晩ねかせて熟成させる。もう1つの「元祖とり皮」は蛇腹のように刺していて、カリカリの食感。タレ以外の焼き鳥には、冷めないように小型コンロを用意している。【赤坂】
勝軍とり皮 130円
自店製の醤油ダレがしみ込んでいて、噛むほどにうまみがあふれる
スパイシーとり皮 130円
甘辛い醤油ダレにスパイスが効いていて、ビールによく合う
元祖とり皮 (塩・たれ)各 130円
脂の少ない鶏の首皮だけを使っていて、香ばしくカリカリの食感
住吉橋からすぐの路地裏にあるとりかわ専門店。気さくな若手店主の雰囲気からか、カジュアルでリーズナブルなため、普段使いに通う地元客が多い。客席はカウンター14席に、座敷20席。【春吉】
タレかわ・塩かわ 各 110円
その日仕込んだとりかわをその日のうちに焼き上げる。仕上がりはライトでジューシー
鶏はもちろん、豚や牛などなんでもありの福岡の焼き鳥で、トレンドといえば野菜巻きです。野菜やフルーツを豚肉で巻いていてフォトジェニック。専門店が続々登場しています。
もとは、博多座に出演中の俳優やお笑いタレントなどが多く訪れることで知られていた屋台。店内には屋台時代ののれんがかかる。名物串は150円から320円。さらに屋台時代は扱えなかった、天然かつ鮮度の高い魚介を使った海鮮メニューが加わってパワーアップした。【川端周辺】
(下から時計回りに)レタス明太チーズ巻 320円、宮崎産きんかん「たまたま」 200円
、博多のネギ巻 230円、トマト巻 200円、ぶどう巻 200円、れんこん巻 220円
野菜やフルーツを巻いた巻き串は屋台時代からの名物メニュー
かじしかファンが描いた店主親子の似顔絵
福岡のタウン情報サイトが主催する「天神やきとり総選挙」の初代チャンピオン店が手がける。オーソドックスな野菜巻きにひと工夫施した食材の独創的な組み合わせ、フレンチのようなビジュアルの華麗さは、さすがの実力店! ほかに、鮮魚を含む旬の食材を使った居酒屋料理、洋食など幅広く楽しめる。【薬院】
(上から)牛すき焼き巻 528円、パクチーのささみ巻 297円、ネギ塩牛タン巻 429円、レタス巻明太マヨネーズ 363円、白レバーのゴルゴンゾーラ味噌 264円
糸島産の野菜のフレッシュ感を残しつつ、うまみたっぷりの肉汁を封じ込める絶妙な火加減で炭火焼きする。野菜にも肉料理にも合うロゼワインとともに
組み木の床を配したモダンな店内
九州産の野菜を豚肉で巻いた「野菜巻き串」をメインに、豚バラや鶏皮などのスタンダードな焼き鳥メニューも充実。焼き肉店が手がけるだけあって、肉の質は文句なし。A4、A5ランクの黒毛和牛の串焼きもある。【川端周辺】
野菜巻き串 220円~
レタス、トマトなどの野菜を豚肉で巻いて焼いた巻き串
13人座りのカウンターの前にある大きなネタケースに約30種類の串がズラリと並ぶ
季節の野菜を豚バラ肉で巻いた「やさい巻き」が看板メニュー。モッツァレラチーズとズッキーニを合わせた創作串など斬新かつヘルシーで女性ファンをトリコにしている。【天神周辺】
(上から)キーマカレーのきりたんぽ 320円、モッツァレラのズッキーニ巻き串 270円、万能ねぎ豚巻き串 270円、レタス豚巻き串 370円、トッポギチーズの明太串 270円
バラエティーも発想も豊かな串の数々。串だけでフルコースが完成しそうな品ぞろえ
春夏の満席時は扉を開放して外付けのカウンターまで満席になる
天神から西鉄電車の特急に乗れば30分ほどの久留米市は、人口に対する焼き鳥店の軒数が日本有数。福岡市を超えるほどのネタのバリエーションの豊富さが特徴です。なかでも有名なのが「串焼 ほたる川」。丸腸の中に、甘辛いごぼうを入れて焼き上げた「丸腸ごぼう」は、全国のB-1グランプリで1位をとったことがある店自慢の一品。串焼きのほかに丸腸を使ったもつ鍋もおすすめです。
丸腸ごぼう 330円
プリプリとした食感の丸腸と歯ごたえのあるごぼうの取り合わせが楽しめる(※写真左から2本目)
信長、家康、長政など、福岡には武将の名を冠する店がたくさんあります。一説によると、終戦後、鶏肉が高級だった時代に安価に手に入るブロイラーが登場し、屋台で焼き鳥として出すように。それが評判を呼び、大繁盛。実店舗を構えるまでに成功したことから、焼き鳥をはじめた店主の兄弟が店を出し、その下で修業した人、あるいは彼らの成功にあやかりたいと思った人が、次々と武将の名で開業していったといわれています。武将系の焼き鳥屋に多く、博多っ子になじみの「酢ダレキャベツ」は、「天下の焼鳥 信秀本店」の店主、安岡英雄さんが発案者です。
【川端周辺】
焼き鳥(110円~)
50種類以上のネタがそろう
焼き鳥を食べながら、ざく切りの酢ダレキャベツを食べるのが博多流
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