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サウスダコタ州の政治

サウスダコタ州の選挙人の数は、3人です。1968年以降、サウスダコタ州では常に共和党候補が勝っており、絶対的な共和党の地盤。州議会においても、両院で共和党が多数派を占めています。

サウスダコタ州は、スーとサウスダコタのエレジー

映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』は、南北戦争で負傷した兵士と、スー族の交流を描いた名作です。片言の英語を話すステレオタイプなインディアン像を壊し、彼らの豊かな文化に迫ろうとしたこの作品は、先住民の実像がほとんど気に留められなかったことの表れといえます。

サウスダコタ州とスー戦争

スーの人々は1850年代には、連邦政府が定めたサウスダコタ州の居留地に住んでいました。しかし居留地内のブラックヒルズで金鉱が見つかると、事態は一転します。金の独占をもくろむ政府は迫害を始め、これに抵抗したスーの間で戦いになったのです。非戦闘員まで殺されたスー戦争は、両者の間に深い溝を残しました。

現在、サウスダコタ州人口の約1割をスーが占めますが、貧困問題を抱えています。サウスダコタ州に限らず先住民の貧困は、現代アメリカが抱える解決すべき大きな課題とされています。

サウスダコタ州の現在

スー族を追いやるほどゴールドラッシュは熱狂的でしたが、鉱山が閉山してしまうと、周辺の町のほとんどがゴーストタウンと化してしまいました。サウスダコタ州は現在も人口密度が低く、「人と出会わない」などと半分冗談、半分真実として語られるほどです。

サウスダコタ州には、虎の子のラシュモア山やスー族の英雄クレイジー・ホースの石像バッドランズ国立公園という有名な観光地があり、サウスダコタ州東部では灌漑技術の発展によって農業と牧畜が興りました。でも人とお金が勝手に集まるような大都市はなく、一日の間に四季が過ぎるといわれる激しい寒暖差を受け入れながら、皆のんびり暮らしています。

サウスダコタ州を知るキーワード

サウスダコタ州のキーワード:インディアン保留地

インディアンが押し込められた土地は荒れ地で農業に適さず、貧困を助長しています。カジノ運営権を与えられた部族もありますが、生産性がある仕事とはいえず、アル中、ドラッグ、犯罪に結びついているのです。現代インディアンの環境は、白人到来前とは違った過酷さがあります。

サウスダコタ州のキーワード:アメリカのど真ん中

ハワイとアラスカを含めると、アメリカの中央地点は、サウスダコタ州北西のベルフォーシェイ。現地には平べったい記念碑があります。

サウスダコタ州のキーワード:運転は14歳から!?

サウスダコタ州では、保護者同伴の手続きとテストを経ると条件付き運転免許が14歳で取れます。この年齢は、アラスカなどの州とともにアメリカ最年少

サウスダコタ州のキーワード:運転 お疲れさまです

ICE WATER IS FREE.ウォールの町にある巨大ドラッグストアは、オープン当時から現在に至るまで、旅人に無料で水を提供していることで名を馳せています。

サウスダコタ州のキーワード:マウント・ラシュモア

ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーンの4大統領の顔が、山の斜面に掘られたサウスダコタ州の観光地。世界恐慌時の公共事業、雇用対策として建設が始まり、風化しにくい花崗岩ということでラシュモア山が選ばれました。近くにはクレイジー・ホースの石像も。

サウスダコタ州のキーワード:滝の町スーフォールズ

サウスダコタ州の最大都市とはいえ小規模なスーフォールズでは、フォーブス誌の2019年版「ビジネスに良い小都市」1位を獲得したのが自慢です。

サウスダコタ州のキーワード:ホームステーク金鉱

2002年に閉鎖されるまで130年操業し、約4千万オンスの金を掘り出したアメリカ最大で最も深かった金鉱。約2千の坑夫が汗を流しました。

サウスダコタ州のキーワード:エルスワース空軍基地

第28爆撃航空団のB-1Bランサー爆撃機が配備されています。ラピッドシティの近郊にあり、数千の軍属が生み出す雇用が大きく、サウスダコタ州の経済に貢献しています。

サウスダコタ州のキーワード:羊

アメリカで6番目に大きい羊の産地。1850年代半ばに元はスー族の土地だった所に、欧州系アメリカ人が入植。彼らが羊を育て始めました。

サウスダコタ州のキーワード:じゃがいも

ジャガイモの産地として知られるクラークで毎年開催されるイベントでは、マッシュポテトまみれになるお芋レスリング大会が目玉です。

サウスダコタ州のキーワード:マンモス出土地点

サウスダコタ州の辺りに、西半球で最も多くマンモスの化石が眠っています。暖を取ろうと温泉に近づいたマンモスの集団が、足を滑らせて沈んだとの説があります。

サウスダコタ州のキーワード:クーヘン

サウスダコタ州公式のデザートで、ドイツからの移民によって伝わったケーキ。フルーツやカスタードクリームと一緒に食べられます。

サウスダコタ州の著名人

サウスダコタ州の著名人:ジャーナリスト トム・ブロコウ

ニュースキャスターとしてアメリカ人で初めてゴルバチョフ氏にインタビューし、ベルリンの壁崩壊時に最初に現地中継をしました。(1940~)

サウスダコタ州の著名人:英雄 シッティング・ブル

クレイジー・ホースと並んで、インディアンの間で英雄とされた戦士。本名はタタンカ・イヨタケで、スー族の精神的支柱でした。(1831~1890)

『地図でスッと頭に入るアメリカ50州』好評発売中!

“合衆国”というように50州からなるアメリカは、それぞれが独自の州憲法、政府組織を持ち、強い個性を放つ、いわばモザイク国家。それだけにアメリカの素顔は日本人にはなかなかわかりにくいもの。アメリカを知るには俯瞰的に眺めるのではなくそれぞれの州について知らないと、国の姿が見えてこないのです。本書では、それぞれの歴史や特徴を豊富なイラストとともに紹介。
さらには、日本でも毎回大きく報じられる4年ごとの大統領選挙について、各州のページで選挙人の数と民主党と共和党どちらが優勢であるか(2020年7月時点)を説明し、巻末には、大統領選挙のしくみ解説や歴代大統領のデータなども掲載。大統領選への理解も深まります。

【見どころ―目次より抜粋】

1章 北東部
■各州紹介
■<歴史解説>自由と仕事を求めた移民たちが、多民族国家アメリカを形成していった。
■<歴史解説>アメリカの根底にあるゴーウエスト思考、東海岸から始まった領土拡大の歴史。
■<コラム>4大プロスポーツのチームがない州

2章 南部
■各州紹介
■<歴史解説>南北戦争とリコンストラクション 敗北した南部州は深い傷を負った
■<歴史解説>人種差別を跳ね返した公民権運動 キング牧師の夢が叶う日はいつ
■<コラム>地下鉄道

3章 中西部
■各州紹介
■<歴史解説>アメリカ2大政党、民主党と共和党はいかにして今日の姿になったのか
■<コラム>アメリカの地勢

4章 西部
■各州紹介
■<歴史解説>銃による犯罪、学校や公共施設での銃乱射事件が止まらない。それでも銃規制が進まない理由。
■Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)

巻末資料
■<大統領選挙しくみ解説>民意がストレートに反映される国政、一年かけて国民が自らのリーダーを選ぶ
■歴代大統領
■人口ランキング
■面積ランキング
■銃規制(拳銃の公然携行の可否)/同性婚
■死刑の存続と廃止/消費税率(セールス・タックス)

【監修者】デイビッド・セイン

アメリカ生まれ。証券会社勤務を経て来日。30年以上にわたり翻訳や英語指導に従事、自身が代表を務めるAtoZ 英語学校で教鞭をとるかたわら、英語学習執筆、教材プロデュース、Webコンテンツ制作、動画制作と幅広く英語教育事業に関わる。NHKレギュラー出演ほか、日経・朝日・毎日新聞などにも連載。主な著作に『1日15分18日で英語の達人に 魔法の英語脳トレ』(InteLingo)などがあり、現在まで累計400万部を超える著書を刊行。

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