【山口観光】幕末〜明治の歴史ツアー 1泊2日モデルプラン!
2018年は明治維新からちょうど150年の記念イヤー。維新の立役者を多く輩出した山口県にはゆかりのスポットが数多く残り、今もその偉業が語り継がれている。そんな激動の幕末の舞台をめぐるおすすめの観光プラ...
室町時代に有力大名大内氏が支配する中心地として、栄華を極めた山口。町の中心部には、町並みや建造物など多くの歴史スポットが残っている。その歴史を紐解きながら大内氏ゆかりのスポットをご案内。
現在の山口県、広島県、福岡県、島根県の一部を領有していた大内氏。山口市を本拠地として、京都に模した街づくりや大陸文化を取り入れた華やかな大内文化を作り上げ、山口市を西の京と謳われるほどの繁栄へと導いた。
【START】JR山口駅
↓ 徒歩15分
一の坂川
↓ 徒歩10分
龍福寺
↓ 徒歩15分
国宝瑠璃光寺五重塔
↓ 徒歩25分
山口サビエル記念聖堂
↓ 徒歩15分
【GOAL】JR山口駅
コース概要
JR山口駅を起点に徒歩でめぐるコース。行きは風情ある一の坂川沿いを歩き、帰りは日本の道百選に選ばれているパークロードを通って駅に戻る。
徒歩でのんびりめぐるのもいいけど、時間に余裕がないときは山口駅前にあるレンタサイクルを利用するのもおすすめ。
083-922-0915(福武)
8:00〜19:00、2時間300円(以降1時間ごとに100円)、1日700円
京風情が漂う街なかを流れる
山口市中心部を南北に流れる川。春は桜が咲き誇り、初夏はゲンジボタルが舞う四季折々の表情が美しい。川沿いは古い町屋を改装した店が点在し、散策コースとして楽しめるエリア。
History
一の坂川を京都の鴨川に見立て、周辺の町割りを整備したといわれている。
古い町並が残る川沿いには、当時の建物を利用した工房や食事処、カフェが点在する。散策途中の休憩に立ち寄ってみるのもおすすめ。
一点もののクオリティを大切にした雑貨
着物のリメイクを中心としたオーダーメイドのアトリエ兼ショップ。身につける人の体の一部になるような作品というコンセプトのもと、質を大切にしたものづくりを行っている。
服飾雑貨、アクセサリー小物も販売している
古い町屋を改修した休憩スポット
古民家を改装し、町の歴史遺産や観光、周辺の店などの案内をしている。幕末の志士のコスプレが楽しめるほか、散策途中の休憩に最適。
中には椅子が配され休憩できるようになっている
路地裏に建つ古民家をリノベーション
意匠に優れた大内義隆の菩薩寺
31代当主大内義隆の菩薩寺。もとは大内氏の氏寺であった興隆寺の釈迦堂を、現在の本堂に移築した。古い構造技法や意匠が残る建物として、国の重要文化財に指定されている。
History
天文20(1551)年に兵火にかかって焼失したものを、毛利隆元が再興した。
桧皮葺きの屋根が美しい
大内文化の最高傑作といわれる五重塔
日本三名塔のひとつで、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の表情をみせる。日没から22時まではライトアップされた五重塔を楽しむことができる。
History
25代大内義弘を弔うため、弟の盛見が建立。
桜や楓の木々に映える高さ31.2mの塔
雪舟の水墨画を彷彿とさせる庭園
多くの文化人を招いた29代大内政弘が、画僧である雪舟に築庭させたと言われる庭園が広がる。まるで水墨画の世界のような庭は禅味あふれる庭園として、国の史跡・名勝に指定されている。【瑠璃光寺五重塔からタクシーで5分】
周辺の山林を含め国の名勝に指定されている
宣教師サビエルゆかりの聖堂
宣教師フランシスコ・サビエルの来訪400年を記念して建てられた聖堂。1階はサビエルの足跡とキリスト教の歩みを紹介したクリスチャン記念館、2階は聖堂となっている。
History
31代大内義隆がサビエルに布教の許可を与えたことが、山口でのキリスト教のはじまりとされている。
現在の聖堂は1991年に一度焼失したため1998年に再建
聖堂内はステンドグラスが施される
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