神戸【ベイクドスイーツ&ショコラティエ】を味わいたい!
今、スイーツ界で熱い注目を浴びているベイクドスイーツ=焼き菓子の専門店。そして日本のチョコレート史をけん引する神戸ならではのショコラティエ。センスが光るおしゃれな店へ足を運んで、テイクアウトして帰りま...
更新日:2021年3月23日
開港当時から異国文化が生活になじんでいた神戸には、ハイレベルな食文化が根付いています。定番のステーキ、洋食から中華街の中華麺&飲茶、ご当地グルメにカフェまでおすすめのお店・メニューをご紹介します。ハイカラな港町の美食を堪能しましょう。
神戸のグルメといえば絶対外せない!おすすめのステーキ・ハンバーグスポット。
厳選された最高品質の神戸ビーフを味わえる店。シェフの鮮やかなナイフさばきなど臨場感を感じながら味わう神戸ビーフは格別だ。
創業40年の信頼で、地元ならではのルートから仕入れる神戸牛を良心的な価格で提供している。豪華なステーキからハンバーグ、牛肉あぶり寿司など、メニューも豊富。
兵庫県内3か所の契約牧場からの神戸牛を厳選し、熟練のシェフが目の前で軽快に焼き上げる。お得なランチも毎日営業。近隣にある本店、三宮店もおすすめ。
受け継がれる味、当時の趣を残す店内など、老舗ならではの“味わい”は何物にも代えがたいとびきりのごちそう。歴史が作り上げた絶品メニューの数々を食べに行こう。
外国航路の船で腕をふるっていたコックたちが、なじみ深い神戸の地で店を開いたのが始まりとされる。また、居留地内にあるホテルのシェフが独立した店も多い。
慶応3(1868)年 ◆神戸港開港
欧米などの外国航路で腕を磨いたコックが船を降り、西洋料理を披露するようになった。
明治3(1870)年 ◆オリエンタルホテル開業
日本最高の西洋式ホテルのひとつ。外国人専用ホテルとして料理と伝統を発信し、神戸洋食文化をになう存在に
昭和20(1945)年 ◆神戸大空襲第二次世界大戦終戦
3・5・6月の神戸大空襲で壊滅的被害に。戦後、三宮を中心に発展したことで三宮に移る洋食店も増えた
平成7(1995)年 ◆阪神・淡路大震災
甚大な被害をもたらした大災害。老舗洋食店の休業も相次ぐが、仮設や移転先で再スタート。オリエンタルホテルは全壊し廃業へ(2010年に同名で新規開業)
当時の面影を残す老舗店で受け継がれてきた味を堪能
大正12(1923)年創業
サヴォイホテルや、外国航路のコックを務めた初代から続く伝統の味を引き継ぎ、発展させてきた名門。その重厚感のある奥深い味わいに、文化人や財界人、外国人にもファンが多い。
炭火焼きステーキディナーコース (200g)1万2960円
炭火で香ばしく焼き上げたステーキをデミグラスソースで
シェフのオリジナルエッセンスをプラスしたビーフシチュー3024円
カウンター席なら炭焼きのライブ感を楽しんでいただけます
オーナーシェフ伊藤さん
地元ファンに愛され続けるノスタルジックな洋食の数々
昭和8(1933)年創業
リニューアル後もほっとできる空気感はそのままで、常連客も変わらず通い続ける人気店。2日かけて煮込み、1日寝かして作る自慢のデミグラスソースは、創業以来ほとんど変わらない。
シチュービーフ 2300円
長時間煮込んだやわらかな国産牛肉にデミグラスソースがたっぷり
さっくり揚がったビフカツレツ1550円
ハヤシライス(950円)など手軽なメニューもあります
オーナー 杉中さん
レトロな雰囲気の中で神戸牛を使った洋食を
昭和11(1936)年創業
メニューや調理方法はもちろん、店内も創業当時そのまま。ビフカツサンドやステーキ、すき焼きやしゃぶしゃぶなど、神戸牛を使ったメニューが豊富。
ビーフカツレツ2592円。衣に染み込むソースがたまらないと、常連客にも人気のメニューです
オーナー日笠さん
創業以来追い足し続ける外国船から持ち帰ったソース
昭和40(1965)年創業
貸客船のコックだった先代が船で使っていたドゥミグラスソースを持ち帰り、店を開いた。2代目が引き継いだ今でも追い足し続け、船上の味を今に伝える。
ビーフシチュー1950円は船の上でもこぼれないよう、マッシュポテトで囲んでいます
続きをよむ
中国料理店の多い神戸では、サクッと飯に中華麺は当たり前!ファストフードとあなどるなかれ、手の込んだ一皿はどれも本格的な味わい。有名店から地元に愛される街の中華屋までさまざまな麺ものをご案内。
汁そばから焼きそばまで、中国料理店の独自の個性を発揮する麺料理。時間のない人や一人でもささっと中国料理の街、神戸を堪能できる。麺料理を入り口に各店の味を知ろう。
広東料理が幅広く味わえる素材を生かした本格中華
地元のファンも多い人気店。日本人の口に合う広東料理を提案し、素材を生かした味が定評。ランチはお得なセットがあり、ディナーはコース料理も。昼夜問わず、満席が絶えない。
地元客に愛され続ける老舗中国料理店
新鮮な魚介を使用した定番の広東料理を中心に、麺類やご飯ものなど、メニューは100種類以上。親子で通う地元客も多い老舗店ながら、気軽に立ち寄れる雰囲気がうれしい。
三種の魚介類の焼きそば 1620円
いか、エビ、帆立入りの豪華なあんかけ焼きそば。麺はハードかソフトから選べる
おいしさPoint
新鮮な魚介の風味のあんが麺によく絡む
多彩なビーフンメニューとこだわり中華を気軽に
ビーフンでおなじみの「ケンミン食品」による中華料理店。オリジナルのビーフンメニューをはじめ、本格中華料理がリーズナブルに味わえる。良コスパのランチは女性に大人気。
福建風焼ビーフン 850円
火力を効かせて一気に焼き上げるビーフンの香ばしさが引き立つ定番メニュー
おいしさPoint
シンプルな味付けのうまみが黄金バランス
ピリ辛汁ビーフン 850円
鶏、牛、豚を長時間煮込んだ濃厚スープをベースに、韓国唐辛子の辛みが食欲をそそる
おいしさPoint
自家製ゴマ&ピーナッツのペーストがコクの隠し味
少しずついろいろな種類が楽しめる飲茶は、神戸に来たならぜひ味わいたいもの。ランチではお得なコースやセットを用意している店も多く、気軽に飲茶を楽しむことができるのがうれしい。
飲茶ランチには、フルコース、オーダーバイキング、食べ放題など、さまざまなスタイルがある。できたてが味わえるワゴンスタイルはとくに人気が高い。事前に詳しく調べておこう。
神戸飲茶専門店の草分け!
昭和53(1978)年創業の神戸最初の飲茶専門店。香港出身のシェフが作る広東名菜は、なんと100種以上! 平日のランチ850円など、お得なメニューもある。
飲茶フルコース全13品 2700円
ランチタイム 11:30〜15:00
前菜、点心8点、粥、麺、デザートと続く飲茶フルコースが昼夜問わず楽しめる
コースがお得ですが、アラカルトでお好きなものを選ぶのも楽しいですよ
エビのチョーフン
米粉の皮でエビと黄ニラの具を包み、蒸したもの
焼豚まんじゅう
秘伝の味噌ダレであえたチャーシューが絶品
焼売、ぎょうざ5種
多彩な具を使った焼売&ぎょうざは見た目も楽しい
春巻+ごま団子
サラダ油で揚げてあるので、軽くてさっぱり
あんかけヤキソバ
揚げ麺に野菜やエビがたっぷりのあんをかける
エビのお粥
貝柱の風味とこくがたっぷり。滋味豊かな一品
杏仁豆腐
自家製ならではのなめらかな舌ざわりと風味
こんなメニューも!
気軽に点心を楽しみたい人にはミニ飲茶コース(10品・1620円)もある
開放感あふれる広々としたフロア
ここでしか味わえないオリジナル点心
牡丹園や良友酒家などで修業を積んだ店主の簡さん。名店仕込みの技で作られる趣向を凝らした広東点心や餃子が充実。3種類の餃子がたっぷり楽しめる火鍋も人気を集める。
点心飲茶Aコース全9品 950円
ランチタイム 11:30〜14:30
サラダと春巻、点心5種類に加え、メインとデザートはそれぞれ2種類から選べられる
こんなメニューも!
焼豚まんや海老ニラ餃子などAコースとは内容が変わる点心7種類が付いたBコース(1100円)もある
奥行のある店内はゆったり食事ができる落ち着いた空間
香港の今が感じられるラインナップ
本場香港の流行を取り入れながらも、日本人好みに仕上げた本格広東料理が評判。特製上湯を使ったフカヒレなどの高級食材から、隠れた人気のカレーライスまでメニューは豊富。
お昼のよくばりコース(2名から)全9品 2500円
ランチタイム 11:30〜15:00
2種のエビ料理が食べられると好評。飲茶点心や焼きそばを含め海鮮好きにおすすめ
こんなメニューも!
料理3品盛り合わせにフカヒレスープ、ライス、デザートが付いたグルメランチ(2160円、土・日曜、祝日の11:30~14:00)も人気
2フロアで広々とした店内。回転テーブルも楽しい
全国に名が知られる「明石焼き」をはじめ、「そばめし」など神戸にはローカルなB級グルメがたくさん。地元ならではのこだわりが詰まった一品は、一度食べるとやみつきに。
お手軽でおいしい庶民的の強い味方
豪華&おしゃれなグルメのイメージが強い神戸。庶民の間で生まれた下町発祥のB級グルメは安くてボリューム満点! 気軽に立ち寄れる雰囲気の店が多いので、カフェやレストランの合間に行ってみよう。
玉子のふわふわ食感×だしの風味がマッチ!
What’s 明石焼き?
別名玉子焼きとも呼ばれている明石名物のたこ焼き。つけだしで食べるのが特徴だが、ソースをかけたものをさらにだしにくぐらせたり、自由に味のバリエを楽しめる。
名店による明石焼きと麦とろめし
明石焼きと麦とろをメインに、約40年続く名店。創業当時の定番メニューはもちろん、海老マヨネーズやすじキムチなどの変わりだねも。丹波篠山の山芋を使った麦とろめしとともに。
元祖「明石焼き」 600円
ふわとろでクリーミーな味わい。だしにつけるとさらにやわらかで、とろけるような口当たり
明石だこ
明石でとれた新鮮なタコを大ぶりに切って使用
昭和ムードただよう店はいつも混み合っている
ぷりぷり食感の明石の活ダコを使用
神戸っ子御用達の、明石焼きの専門店。焼き技を駆使してふんわり形よく焼きあげた明石焼きをひと口食べれば、活ダコのうまみが口に広がる。卓上の甘辛2種のソースはお好みで。
カウンター席からは焼いているところを見物できる
明石焼き&タコ料理で居酒屋使いも
プレーンな玉子焼き(=明石焼き)と、ネギやミンチを加えた五目焼きの2種が味わえる。昼はタコ飯や味噌汁の付いた玉子焼き定食(756円)がおすすめ。明石焼き以外のメニューも豊富。
ドリンクメニューも多数。居酒屋使いとしてもOK
味噌とラー油が好相性店独自の味を楽しんで
What’s 味噌ダレ?
餃子店が多く点在し、中華街が発祥といわれている味噌ダレ。白味噌派、赤味噌派があり、店によって置いている調味料もさまざま。
神戸ポークを使用自家製の味噌ダレとラー油が味の決め手
焼き上がりにこだわったパリっと食感の皮の中は、キャベツやミンチが入ったニンニク控えめの具材がたっぷり。タネ作りのノウハウを生かしたハンバーグも密かな人気メニュー。
定食セットもあり、ランチにちょい飲みに幅広く利用できる
オープンエアなテラス席やレトロ建築など、フォトジェニックな空間が魅力のカフェ。こだわりのインテリアも楽しみながら、くつろぎの時間を過ごそう。
クオリティの高いカフェが充実
西洋文化が息づく神戸は洋菓子やカフェとは切っても切れない関係。レトロビルや外国人オーナーのカフェも多く、どこか異国情緒あふれる店が点在する。ちょっぴり贅沢な神戸流のお茶タイムを楽しんで。
ライフスタイルを発信するボタニカルな自然派カフェ
食と自然とカルチャーをコンセプトとしたカフェ。「そら植物園」代表 プラントハンター西畠清順氏によるガーデン空間は植物園そのもの。緑の中で地元の食材を使った「神戸キュイジーヌ」が楽しめる。
ココが自慢! Point
世界的建築家フランク・ゲーリー氏が設計、安藤忠雄氏が監修したモダン建築を舞台に、植物園のようなグリーンガーデンが広がる。
レモネード 896円
バオバブの実のパウダーとハーブの風味が爽やかな一杯
シンボルツリーは2本に分かれためずらしいヤシの木
海のモチーフがにぎやかなオープンキッチンのカウンター
神戸を代表する画家、寺門孝之氏の絵が飾られている
店前の植物は季節に合わせて植え替えられる
吹き抜けの天井まで木が伸びる様が圧巻
ここちよいテラス席でパリのカフェ気分を満喫
陽気なフランス人オーナーが迎えてくれるビストロカフェ。オープンテラスのおしゃれな雰囲気は、まるでパリの街角にいるよう。シャンソンが流れる店内では、ビストロメニューとスイーツが味わえる。
ココが自慢! Point
北野異人館へと続く北野坂に面した店。外国人客でにぎわうことも多く、開放感いっぱいのテラス席は、まるでパリにいるような気分に。
ケーキセット 1050円
8~10種あるケーキとドリンクのセット。イチオシはクレームブリュレ
赤と白を基調にした居ごこちのいい店内
【Take Out】
テイクアウトもOKの神戸カヌレ5個1200円
神戸には地元の人に愛され続ける老舗の喫茶店が点在。昭和の雰囲気がただよう店内で、おいしい一杯を味わいながらくつろぎのひとときを過ごしたい。
歴史からひもとくコーヒーと神戸の関係
明治時代に日本で最初の珈琲販売店、カフェができた神戸。日本有数のコ-ヒー豆輸入港でもある神戸港は、昔から“コーヒーの街”としてたくさんの喫茶店がある。創業時から変わらず、時を超えて愛される老舗店も多い。
アンティーク雑貨を飾るクラシカルな珈琲店 Since1966~
昭和41(1966)年に高級コーヒー専門店として創業。以来、最高級の炭火焙煎豆をペーパードリップでいれるこだわりの一杯を、大倉陶園や海外の有名ブランドのカップで提供している。
名店ヒストリー
創業当時は高級喫茶店としてハイソサエティの人々に愛されていた。現在もあこがれの存在。
ドリップ方式◆ペーパー
大正時代のネジ巻式時計や黒電話、LPレコードが残るクラシカルな珈琲店
木のボードに書かれた味わいのあるメニュー表
荻原珈琲から仕入れた焙煎豆を通常の2.5倍の量で使う
昔ながらのコーヒーメーカーで淹れる味わい深い一杯Since1960~
元町商店街内にある昭和35(1960)年の創業の喫茶。濃いなかにもまろやかさのある珈琲は、専門のコーヒーマシン「アン」から生み出されるもの。鉄板で焼き上げるホットケーキも人気。
名店ヒストリー
緑の椅子やアンティーク家具を配したタイムスリップ気分になる店内。アンを使用するのも創業当時から。
ドリップ方式◆その他
常連の客でいつもにぎわう店内
ガスで湯煎するめずらしいコーヒーメーカー
山小屋風のインテリアが落ち着く2階
明治創業、日本最古の喫茶店昔ながらの石臼びきコーヒーSince1878~
明治11(1878)年に日本で初めてコーヒーを販売し、日本最古のコーヒー店として教科書にも登場する。専用の石臼でひいた明治時代の味を再現したコーヒーはまろやかで飲みやすい。
名店ヒストリー
明治初期、外国から輸入したコーヒー豆を焙煎し、一般向けに初めて販売した茶商。新聞に「焦製(しょうせい)飲料コフィー」と広告を掲載した。
ドリップ方式◆その他
店内には創業当時の様子が描かれた木版画が飾られている
味わい深い石臼びきのコーヒー豆が楽しめる
イチオシスポットからおすすめグルメまで、神戸の観光はこれでOK!
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!