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【美濃】レトロタウンのおすすめスポットをチェック!

まっぷるマガジン編集部

更新日: 2024年2月25日

【美濃】レトロタウンのおすすめスポットをチェック!

千三百年の歴史を誇る美濃和紙で知られる町。江戸時代の商家が残るうだつの上がる町並みは、古民家を改築したショップやカフェ、資料館などが軒を連ね賑わっている。

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●電車
岐阜→JR高山本線→美濃太田→長良川鉄道→美濃市(1時間11分/1130円)

●バス
JR岐阜→岐阜バスB87系統(55分/890円)→美濃市

●車
東海北陸自動車道 美濃IC→94・156(約2.5㎞)→美濃市街

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美濃和紙にふれる旅

長い歴史を誇る伝統の技
世界でも認められた美濃和紙の産地、美濃。紙漉き体験をしたり、うだつの上がる町並みを散策したり、和紙の世界と情緒ある町の魅力にふれてみたい。

美濃和紙って?
1300年の歴史と伝統を誇る江戸時代以降、最高級障子紙として評価されてきた美濃和紙。伝統技法の流し漉きで前後左右に簀桁をゆり動かして漉くため、繊維が縦横に絡み合った美しい和紙が生まれる。あたたかい風合いや光を均等に美しく通すのも魅力。美濃和紙の中でもとくに、技術の伝承のために保存会を結成して指定の原料や用具で職人が漉いた紙を「本美濃紙」という。この本美濃紙など日本の手漉き和紙技術が世界で認められ、2014年にユネスコ無形文化遺産に登録された。

美濃和紙にふれる旅

美濃和紙の里会館

伝統的な紙漉き体験に挑戦!
1300年の伝統を持つ美濃和紙の歴史や技術を紹介する施設。常設展示室では本美濃紙の紹介や、和紙を取り入れた暮らしの提案などの展示がされる。紙漉き体験では、職人が使う簀桁で本格的な和紙作りに挑戦できる。【うだつの上がる町並みから車で20分】

美濃和紙の里会館

伝統の「流し漉き」の技法で和紙を漉く

美濃和紙の里会館

もみじや色紙を配してオリジナルの和紙に

美濃和紙の里会館

シャワーで和紙に透かし模様も入れられる

美濃和紙の里会館

オリジナル和紙でランプシェイドなども作れる(別料金)

本美濃紙づくりの工程

本美濃紙づくりの工程

1.剥皮(はくひ)
本美濃紙の原料となる楮の皮をむく

本美濃紙づくりの工程

2.煮熟(しゃじゅく)
水に浸してあく抜きした原料を、炭酸ソーダを入れた大釜で2時間煮る

本美濃紙づくりの工程

3.ちりとり
原料に残る黒皮などを手作業で取り除いた後、木槌で叩いてほぐす

本美濃紙づくりの工程

4.紙漉き
原料とトロロアオイの根から抽出した液に水を加えた紙料を、簀桁でくんで漉く

本美濃紙づくりの工程

5.板干し
紙の水分を搾り、板に貼り付けて天日で乾かして完成。検品・選別されて商品になる

美濃和紙の里会館

住所
岐阜県美濃市蕨生1851-3
交通
東海北陸自動車道美濃ICから国道156号、県道81号を洞戸方面へ車で12km
営業期間
通年
営業時間
9:00~16:30(閉館17:00)
休業日
火曜、火曜が祝日の場合は翌日休、祝日の翌日(翌日が土・日の場合は開館)(12月29日~翌1月3日休)
料金
入館料=大人500円、小・中学生250円/旧今井家住宅・美濃史料館と美濃和紙あかりアート館の3館共通券=800円/紙すき体験(1回)=500円~/(団体20名以上は入館料大人450円、小・中学生200円、障がい者手帳持参で本人と同伴者1名無料)

【イベントをCHECK!】美濃和紙あかりアート展

美濃和紙のぬくもりある灯り
うだつの上がる町並みを、美濃和紙のオブジェの灯りが彩る情緒あふれるイベント。やわらかな美濃和紙の光が並ぶ幻想的な通りのそぞろ歩きを楽しもう。2017年は10月7・8日に開催。

【イベントをCHECK!】美濃和紙あかりアート展

幻想的な風景に包まれる街並み

美濃和紙あかりアート展

住所
岐阜県美濃市うだつの上がる町並み
交通
長良川鉄道美濃市駅から徒歩10分
営業期間
10月第2月曜(体育の日)前の土・日曜
営業時間
17:00~21:00
休業日
情報なし
料金
要問合せ

うだつの上がる町並み

●美濃市駅から徒歩14分
●美濃ICから車で7分

うだつとは
燐家からの類焼を防ぐために屋根の両端に作られた防火壁。財力で装飾性が競われたことから富の象徴とされる。

うだつの上がる町並み

旧今井家住宅・美濃史料館

和紙産業で財を成した商家を公開
かつて和紙問屋として繁栄した今井家は、うだつの上がる家として市内最大規模。帳場、奥座敷などがあり当時の商家の様子がわかる。

旧今井家住宅・美濃史料館

立派なうだつが上がる

旧今井家住宅・美濃史料館

帳机が置かれた空間は番頭の商談の場

旧今井家住宅・美濃史料館

住所
岐阜県美濃市泉町1883
交通
長良川鉄道美濃市駅から徒歩15分
営業期間
通年
営業時間
9:00~16:15(閉館16:30)、10~翌3月は~15:45(閉館16:00)
休業日
祝日の翌日、12~翌2月は火曜、祝日の場合は翌日休(12月29日~翌1月3日休)
料金
入館料=300円/美濃和紙あかりアート館との2館共通券=400円/美濃和紙あかりアート館と美濃和紙の里会館の3館共通券=800円/(20名以上は団体割引あり、大人250円、美濃市内在住で70歳以上の方、障がい者本人と同伴者1名無料)

美濃和紙あかりアート館

秋の夜の風物詩を再現!
「美濃和紙あかりアート展」での入賞作品を展示しており、常時イベントの雰囲気が楽しめるスポット。

美濃和紙あかりアート館

夜の町並みさながらの空間

美濃和紙あかりアート館

住所
岐阜県美濃市本住町1901-3
交通
長良川鉄道美濃市駅から徒歩15分
営業期間
通年
営業時間
9:00~16:15(閉館16:30)、10~翌3月は~15:45(閉館16:00)
休業日
火曜、祝日の翌日、火曜が祝日の場合は翌日休(12月29日~翌1月3日休)
料金
入館料=200円/旧今井家住宅・美濃史料館との2館共通券=400円/旧今井家住宅・美濃資料館と美濃和紙の里会館との3館共通券=800円/(団体20名以上は割引あり、大人150円、市内在住の70歳以上、障がい者と同伴者は無料)
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