長崎【雲仙温泉】地獄めぐり&名物グルメ食べ歩き
島原半島のほぼ中央にある雲仙は、良質の温泉に恵まれた高原リゾート。噴気を上げる雲仙地獄を中心に温泉街が開け、メインストリートには旅館やホテルが建ち並んでいる。
雲仙温泉そぞろ歩き
地獄をめぐったり、名物グルメを食べ歩いたり
標高700mの山上に広がる雲仙温泉は、昔、外国人向けの避暑地として栄えた地。今も洋館のホテルや和洋折衷の商店などが建ち、街の随所で「レトロ」を感じることができる。
ACCESS
電車
博多駅
⇩ JR鹿児島本線・長崎本線・特急「かもめ」
1時間36分
諫早駅前
⇩ 島鉄バス
1時間21分
島鉄雲仙営業所
バス
長崎空港
⇩ 島鉄バス・長崎県営バス
31分・47分
諫早駅前
⇩ 島鉄バス
1時間21分
島鉄雲仙営業所
車
九州自動車道福岡IC
⇩ 九州道・長崎道諫早IC ⇩ 国道57号
132㎞ 43㎞
雲仙温泉街中心部
雲仙の交通案内
本誌掲載施設は島鉄雲仙営業所をはじめ、その路線上にある「西入口」「雲仙お山の情報館」「別所口」からのアクセス方法を記載。いずれも近接していて、JR諫早駅から島鉄バスを使った所要時間は、1時間19分から22分ほど。
MEMO
島原半島の移動は、「Shimatetsuフリーパス」が便利。島原鉄道が運行する電車、バス、フェリーで使える一日乗車券で、一人1000円。第2・4日曜限定で、高速バス以外で利用できる。
問い合わせ 島原鉄道00957-62-2232
雲仙ガイドさるふぁ
雲仙地獄のことならおまかせ!
モーニングガイド、ナイトツアーなどさまざまな種類がある地獄ガイドは600円から。前日までの予約制。
雲仙地獄
雲仙の達人、さるふぁと歩く
あたりは硫黄臭と白い噴気が立ち込め、まさに地獄の様相だ。この雲仙を代表する観光名所をめぐる際、頼りになるのが、雲仙ガイドさるふぁ。地獄のしくみや自然はもちろん、歴史や文化にまで及ぶ解説を聞きながら見学することができる。
休憩しながら雲仙地獄を眺める「雲仙地獄見台」
温泉卵はいかがですか?
「雲仙地獄工房」では、温泉卵(2個200円、5個400円)や温泉レモネード(一本200円)を販売
足の裏がぽかぽか〜
利用は無料
温泉の地熱を利用した「雲仙地獄 足蒸し」。すのこの上に足を置いて足の裏を温める
路地裏にある共同浴場で、緑色を帯びた白濁湯を掛け流し。レトロな雰囲気で趣がある
雲仙地獄
- 住所
- 長崎県雲仙市小浜町雲仙
- 交通
- JR長崎本線諫早駅から島鉄バス雲仙方面行きで1時間20分、雲仙お山の情報館前下車、徒歩3分
- 料金
- 地獄ガイド(雲仙ガイドさるふぁ)=500円~/温泉たまご=200円(2個)、300円(4個)/
雲仙足湯広場
湯の花が舞う湯で足休め
雲仙宮崎旅館の横、ぐるりと丸い浴槽に10人ほどが腰掛けられる足湯がある。白い湯の花が舞う温泉が、旅の疲れを癒してくれる。
日よけの屋根が付いている
民芸茶屋 力
雲仙の新名物「雲仙ハヤシ」
「民芸モダンの宿 雲仙福田屋」の食事処。平成26年に誕生した雲仙のご当地グルメ「雲仙ハヤシ」が味わえる。この店では、3週間じっくりと煮込んだデミグラスソースの上に、半熟のオムレツがのるオムハヤシを出す。
手前はカフェ、奥は「民芸茶屋 力」
ハイカラオムハヤシは980円
東京の老舗洋食店で修業した料理長がつくる
緑が映える内風呂と露天風呂は入浴料1000円で日帰り利用ができる
山Cafe 力
- 住所
- 長崎県雲仙市小浜町雲仙380-2雲仙福田屋内
- 交通
- JR長崎本線諫早駅から島鉄バス雲仙方面行きで1時間20分、西入口下車すぐ
- 料金
- 雲仙ハイカラハヤシ=884円/雲仙ハイカラオムハヤシ=980円/高来そば=750円~/日帰り入浴(内風呂、露天風呂)=1000円/
遠江屋本舗
温泉街唯一、手焼きの技を継承
温泉街に立ち上る湯けむりとともに、ほのかに甘い香りが漂うのが、雲仙名物の湯せんぺいの店。温泉街で唯一、一枚ずつ手焼きする「純一枚手焼雲仙湯せんぺい」が看板商品だ。湯せんぺいチョコバー、温泉ゴーフレットなどのオリジナル菓子も人気。
湯せんぺいをトッピングしたソフトクリームは全9種、各350円
遠江屋本舗
- 住所
- 長崎県雲仙市小浜町雲仙317
- 交通
- JR長崎本線諫早駅から島鉄バス雲仙方面行きで1時間20分、雲仙下車すぐ
- 料金
- 湯せんぺいソフトクリーム=350円/純一枚手焼き雲仙湯せんぺい焼立みみ付=80円(1枚)/手焼き湯せんぺい=650円(10枚)/湯せんぺいチョコバー=185円(1本)/温泉ゴーフレット=165円(1枚)/じゃが玉=165円(1個)/手焼き体験(1回、予約制)=1000円/
かせやcafé
和洋折衷のアイデアパンに注目
雲仙市愛野町産の太陽卵とフランス産の塩を使ったパンは、全部で20種類以上。雲仙地獄で蒸したゆで卵がまるごと入った「雲仙ばくだん」など、ユニークなパンが評判を呼ぶ。店内にはコーヒーや紅茶とともにイートインできるスペースがある。

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