北海道・東北の水辺のおすすめキャンプ場
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往復の航空代や新幹線代はほぼ変わらないとして、宿泊日数を1日増やした場合の予算を考えてみましょう。
基本の旅行費用で計算した宿泊費と食事代、レンタカー代をもとに計算すると、1日滞在するのにかかる費用は3万1,000~12万3,000円になります。
部屋のランクやレンタカーの車種にこだわらなければ、1日延長するときの追加費用は家族4人で3~4万円程度で済むでしょう。
広い北海道では、2泊3日の日程で旅行できるのはせいぜい2エリア程度。2泊3日では物足りない・別のエリアにも行ってみたいと感じる方も多いようで、その傾向は観光客の約8割がリピーターという調査結果(※)からも見て取れます。
3泊以上の日程も想定して予算を確保しておきたいところです。
次に、ハイシーズンとオフシーズンの具体的な金額差を見てみましょう。
北海道のハイシーズンは7~8月の夏休みとゴールデンウイーク、年末年始です。また、さっぽろ雪まつりが開催される2月や9月の連休も料金は高めになります。一方で、3月から4月下旬のゴールデンウイーク前や、紅葉が終わった11~12月頃は安い時期です。
以下の条件でパックツアー料金を比較してみます。
さっぽろ雪まつりが開催されている2月の土曜日の場合、レンタカーなどのオプション無しで、1人当たりの旅行費用が約6万円です。
<2月の土曜日出発のツアー料金>
一方で、同じ条件でも3月上旬ならば1人3万5千円程度で済み、総額で10万円以上の差が出ます。
<3月の土曜日出発のツアー料金>
※画像は大人2人、子ども2人(3~11歳)、利用する航空会社と宿泊するホテルは同じ条件で日付だけを変えた場合のツアー料金。HIS首都圏版で2019年11月3日に調査
次にフライト料金単体の金額差を見てみましょう。
大人2人・子ども2人のフライト料金は、2月のさっぽろ雪まつりが行われている時期の週末には8万円を超える日があります。
<2月のフライト料金>
一方、雪まつりが終わってから3月末までは、ほぼ6万5千円程度です。
<3月~4月のフライト料金>
ハイシーズンで夏休み真っただ中の8月ともなると、20万円を超える日も珍しくありません。紅葉が始まる9から10月にかけてもフライト料金は高く、30万円近くになることも多いです。
<8~9月のフライト料金>
※画像は大人2人、子ども2人(2~12歳)、同じ条件で日付だけを変えた場合のフライト料金。Googleフライトで2019年11月4日に調査
てっとり早い方法は旅行中の食費を抑えることです。回転寿司やラーメンなど、贅沢なお店ではなくても北海道ならではの美味しいごはんが食べられる店はたくさんあります。
しかし、せっかくの北海道旅行でグルメに関してはケチりたくない!という場合は、お金をかけるところ・調整するところを明確にし、上手に節約しましょう。
前述の金額差でわかるように、時期をずらすだけで旅行代金は10~20万円以上変わる可能性があります。
可能ならば、夏休みとゴールデンウイーク、年末年始などのハイシーズンはできるだけ避けて、料金の安い時期に行けるよう、前もって予定を調整しましょう。
旅行時期がずらせないのであれば、できる限り早めに予約することが重要です。
航空券代や新幹線代は早期割引の制度を設けていることが多く、今回計算するのに取り上げたANAスーパーバリューは搭乗日の21・28・45・55・75日前という設定で、早く購入するほど割引率が高くなります。
たとえば、羽田から新千歳空港まで、大人2人と小学生の子ども2人の場合、スタンダードな運賃で14万9,840円のところ、ANAスーパーバリューを利用すると6万8,240円となり、約8万円の差が出るのです。
ただし、予約の取り消しができない、出発後の取り消し手数料は100%などデメリットもあるので注意が必要です。また、JR東日本でも、えきねっとトクだ値やお先にトクだ値という割引制度があります。
<スタンダードな料金>
<ANAスーパーバリューで55日より前に予約した料金>
※画像はANAの公式HPで2019年11月4日に検索した結果
必ず必要になる航空券代や宿代、レンタル代は別々に申し込むよりも、パッケージツアーとしてセットになっている方が安くなるのが一般的です。利用するホテルは選べるパックツアーもあるので、検討してもよいでしょう。
飛行機に乗る際、手厚いサービスを必要としないならば、LCCを使うのも手です。以下に各地方と新千歳空港をはじめとした北海道内の空港を結ぶLCCの代表的な便を記載します。
<スカイマーク>
※2019年11月1日~2020年3月28日
<Air DO>
<PEACH>
※2019年12月26日~2020年3月28日
<ジェットスター>
<スプリングジャパン>
成田空港-新千歳空港 1日4往復(春~秋)・1日2往復(冬期)
<エアアジア・ジャパン>
中部国際空港-新千歳空港 1日3往復
※2018年10月28日~2019年3月30日
<フジドリームエアラインズ>
※松本空港と静岡空港は冬期以外、札幌丘珠空港への便が1日1往復または2往復あり
上記のANAの例と同じ日程と人数で、AirDOのスペシャル55という割引を利用した運賃は5万4,240円と、ANAの割引よりもさらに1万4,000円安いです。
<AirDOのスペシャル55で購入した料金>
※AirDOの公式HPで2019年11月4日に検索した結果
飛行機を頻繁に利用する人の場合はマイルが貯まっていることも多いのではないでしょうか。貯めたマイルを旅行に使うのも費用を節約できる方法です。
ただし、マイルを利用するときは、予約できる時期や人数に制限がある場合もあるため注意が必要になります。
北海道では苫小牧港や函館港、小樽港など、国内各地からフェリーが発着しています。10時間~20時間以上かかる航路もありますが、便によっては運賃がリーズナブルなため、自家用車を所有しているならレンタカー代や交通費を節約できる場合もあります。
例として、仙台港~苫小牧港を結ぶ太平洋フェリーの乗用車1台・家族4人(子ども2人含む)の料金を記載します。予約は運航日2ヵ月前の同日9時から可能です。
合計 4万6,600円
※2020年1月6日~3月31日に利用する場合の料金。太平洋フェリーHPより2019年11月9日調査
インターネット割引や往復割引、JAF会員割引などで5~10%の各種割引があります。
また、インターネット予約限定で乗船日の28日前までに予約すれば最大50%割引(乗用車は30%割引)される早割制度もあります。
上記金額に早割を適用した場合、フェリー代は2万7,100円と、かなり割安になります。
ここであらためて北海道旅行にかかる費用をまとめてみます。
ホテルのランクやレンタカーの車種、飛行機の便や予約のタイミングによって、料金はかなり違ってくるため、上記の費用はあくまで計画の参考として活用してください。
飛行機をよく利用する人ならマイルを貯めておくことも節約につながります。早期割引やパックツアーを探すなど、早めに計画を立てることも大切です。
北海道の広さも意識しながら、効率よく観光する計画を立てて、楽しい旅行が実現できるといいですね。
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