八重山の離島めぐり＆朝ごはんホッピングの最後は、小浜島へ。石垣港離島ターミナルからフェリーで約25分でアクセスでき、島の大きさは一周約16km。世界有数のサンゴ礁に囲まれ、サトウキビ畑が広がるのどかな島は、自転車で島内をぐるっと巡ることができます。

リゾート内のレストラン「Ooli Ooli（オーリオーリ）」の朝食ビュッフェのおすすめは、黒糖フレンチトーストと島野菜のサラダ

沖縄の特産品のひとつ、サトウキビから作る黒糖を使ったメニューが楽しみな小浜島。「星野リゾート　リゾナーレ小浜島」のラグーンプールに面したレストラン「Ooli Ooli（オーリ オーリ）」では、2種類の黒糖フレンチトーストを食べ比べできます。

西表島の朝食にも登場する黒糖フレンチトーストですが、見た目も味わいも異なるので、ぜひ食べ比べてみてください。

甘酸っぱさと濃厚な甘さのバランスが絶妙な「タンカンショコラ」

2種類の黒糖フレンチトーストのうち、酸味と濃厚な甘さの組み合わせを味わえるのが、沖縄の柑橘・タンカンの酸味を利かせた「タンカンショコラ」。黒糖とチョコレートの甘さを、タンカンシロップのキュンと来る甘酸っぱさが引き締めていて、何度でも食べたくなる味です。付け合わせは、キャラメリゼしたバナナとタンカンのシロップ漬け。クレームブリュレを思わせるバナナの表面のカリカリ感が、一度食べると病みつきになりますよ。

黒糖の甘さとベーコンのしょっぱさが意外に合う「エッグベネディクト風」

もう1種類は、ベーコンを添えた「エッグベネディクト風」フレンチトースト。黒糖の甘みをたっぷり含んだフレンチトーストと、ベーコンの塩味の組み合わせがよく、黒糖のほのかな苦みもアクセントになっています。クリーミーなオーランデーズソースと半熟の卵黄を絡めながら食べるのがおすすめです。

独特のコクと甘さが病みつきになる「小浜ソフト」

デザートメニューの「小浜ソフト」も、必食。オリジナルレシピで作られていて、ディナーのデザートの一品として提供されているものですが、あまりの人気に朝食でも提供することになったのだとか。黒糖のコクがしっかり感じられるのにさっぱりしたあと味に、お代わりしたくなるはず。ここでしか食べられないので、たっぷり味わっておきたいですね。

朝食の前に、朝日を浴びながら体験する朝ヨガ

ホテルでは、日の出に合わせ朝ヨガのアクティビティ（有料）が用意されています。早朝6時からスタートするため早起きしなければなりませんが、ビーチから昇る朝日を浴びながら体を動かした後の朝食は、いっそう美味しく感じられるはずですよ。

八重山の島旅の楽しさは、いくつもの離島を手軽にホッピングできること。半日あれば一周できる小さな島でも、本当の魅力は滞在してみないとわかりません。いくつかの島を巡ると、自然も歴史も食文化も似ているようで、少しずつ異なることが分かってくるはず。
そんな離島めぐりとともに、島のブレックファストタイムを存分に楽しんでみてください。

※紹介している営業日・営業時間は、状況により変更になることがありますので、WEBサイト等で確認してからご利用ください

取材・文／永田さち子