福井グルメ!【話題のローカルメニュー】チェック!
越前おろしそばやソースカツ丼、油揚げ以外にも、福井には地元人気のメニューがめじろ押し。旅の先々で見つけたら、それぞれのユニークなおいしさを確かめてみて。...
更新日:2021年12月21日
日本海に面し、三方を山に囲まれた、自然豊かな福井県。
変化に富む美しい海岸線をはじめ、歴史ある観光スポットなどの見どころや良質な温泉、山海の幸も豊富にそろっています。
東尋坊や越前海岸などの潮風を感じられる海沿いの観光エリアや、地元グルメが集まっている福井タウンなど、楽しみ方はエリアごとにさまざま。
福井旅行に出かける前に、各エリアの位置関係を把握して楽しい旅の観光プランを立てましょう!
県の中心となる福井市は各観光エリアへの起点。福井駅はバスや電車の出発地点でもあり、主要エリアのアクセスも良好。福井駅周辺には、短距離の移動に最適なレンタサイクルも完備。
車窓からの景色を楽しめる電車の移動もさることながら、より多くのエリアを回りたい人にはレンタカーがおすすめ。駐車場を完備しているお店や、駐車料金が無料のスポットも多い。
福井タウン周辺なら日帰りでも十分に楽しめるが、県内を満喫するなら1~2泊がベスト。県内を横断する北陸自動車道を利用し、移動時間を短縮しよう。冬はスタッドレスタイヤの装着が必須。
福井に宿泊するなら、名湯あわら温泉へ。名旅館が並ぶ温泉街には、神社や記念館などで温泉文化を味わえる。シティホテルなら、北側は福井タウン、南側は敦賀エリアを利用しよう。
福井の基本情報をチェックしたら、次はエリアの位置関係や特徴をおさえておきましょう。各エリアのおすすめ観光スポット、人気のグルメスポットもあわせてご紹介しますので、行き先に迷っている方は必見です!
山間に残る歴史が息づく町
曹洞宗の大本山である永平寺、雲海に浮かぶ天空の城として話題の越前大野城、国内最大級の恐竜博物館など見どころたくさん。古(いにしえ)に思いを馳せつつ、滋味深いそばや精進料理なども味わってみよう。
老杉に囲まれた約10万坪の敷地内に大小70余の建物が並び、坐禅修行道場として、今も百数十名の修行僧たちが日夜修行に励む。1日平均3000人もの参拝客、観光客が訪れる福井を代表する名所である。
織田信長より大野郡の3分の2を与えられた武将・金森長近が、4年をかけて築城。標高250mの亀山の頂に建ち、天守閣の最上階からは大野の町や周囲の山並を一望できる。現在の天守閣は昭和43(1968)年に建てたもの。金森氏、土井氏の資料も展示している。
養老元(717)年、泰澄大師が開いた白山三馬場(越前・加賀・美濃)のひとつ。白山国立公園の自然の中にある境内は、まるでじゅうたんを敷きつめたかのような苔で一面覆われている。
高さ128m、堤頂長355mという巨大な九頭竜ダムのダム湖。瀬戸大橋のモデル「夢のかけはし」と湖とが織りなす景色は、桜、紅葉、雪景色と、季節ごとにさまざまな表情を見せる。ダムサイトには、ダム建設に関する資料館もある。
国内最大級の「福井県立恐竜博物館」。勝山市で発掘されたフクイラプトルなどの恐竜全身骨格44体を含む千数百点もの標本、大型復元ジオラマ映像などを展示。貴重な資料ばかりで、世界からの注目を集める。
3月下旬から11月上旬まで化石の発掘体験を実施。1億2000万年前の白亜紀時代の岩石を化石発掘現場から運んでくるので、本当に恐竜の化石を発見できるかも。子どものあそび場「ガオガオひろば」や、電動トラムカートに乗って巨大昆虫をめぐるアトラクション「巨大昆虫冒険ツアー」も人気。
そば粉100%のコシのある細麺。そばの風味と甘みを堪能できる「おろし蕎麦」と、辛味大根の搾り汁にだし醤油で味付けし、つけ麺で食べる「けんぞう蕎麦」の2種類が味わえる。
絶景&温泉、福井随一の観光地
福井観光でハズせない東尋坊は、北陸屈指の景勝地。古き良き風情を今に残す港町・三国や、城下町・丸岡の散策も楽しい。旅の締めくくりは、年間100万人がおとずれる名湯・あわら温泉で決まり!
約1kmにわたり荒々しい岩肌が続く東尋坊。輝石安山岩の柱状節理という、世界でも3カ所でしか見られない珍しい奇岩が見ものだ。見上げても見下ろしてもスリル満点な、北陸を代表する景勝地。
「日本の名城100選」に選ばれている丸岡のシンボル。天正4(1576)年に柴田勝豊が築城し、現存天守のなかで最も古いといわれる。夜はライトアップされ、また素敵。
イルカショーやペンギンの散歩タイムがあり、アザラシ・イルカとのふれあいが楽しめる。サメや巨大なタコに触れ、ウミガメや魚にエサをあげることができる。海洋館では海面浮遊体験も可能だ。
世界最大級の浮き輪スライダーのあるプール、ジェットコースター、オートキャンプ場、芝生広場などの施設が充実。
ガイドさんの解説付きで東尋坊の見どころを効率よく巡るクルーズ。「そんなところにまで」と驚きの場所に船を進めてくれる。岩のカーテンや神秘の雄島など、海の上ならではの絶景を楽しもう。
あわら湯のまち駅前の「湯のまち広場」にある足湯。数寄屋風の風情ある建物の中には2種類の源泉を使う個性豊かな五つの湯船を配置。
油揚げの消費量日本一の福井県。谷口屋の油あげは、大豆はもちろん、揚げる油にもこだわり、伝統の製法で1枚1枚ていねいに手作業で揚げている。表面はカラッと香ばしく、中はふっくら、素材の旨みをしっかり感じられる逸品だ。そのほかにも、豆乳やおからを使ったスイーツも販売しており、評判。
三国港で有名な老舗魚問屋直営の食事処。水揚げされたばかりの魚介がリーズナブルに楽しめる。冬場の越前がには店頭で選んだものをその場で調理してもらえるのも嬉しい。
昔ながらの屋台形式の店が並び、昭和の雰囲気も漂う横丁。小さな坪数の店がひしめき、海鮮や串揚げ、鉄板焼き料理などジャンルもたくさん。お酒がすすむメニューで地元客も足を運ぶ。
三国港で揚がった地魚を中心に料理。丼のほか、よりおいしく、安く、お腹いっぱい食べてほしいと語る主人が腕をふるう創作料理や、旬の厳選ネタ満載のおまかせ料理も人気。座敷に椅子席を設け、くつろぎながら食事を楽しむことができる。
あわら温泉の代表銘菓、松乃露(まつのつゆ)を製造販売する老舗菓子店。昭和天皇も召し上がった銘菓で、口の中でふわっととろける上品な味わいが人気を呼んでいる。
観光の基点となる、県の中心地の町
各観光エリアへの起点となるのが、玄関口でもある福井タウン。オムライスの上にカツをのせたボルガライスや郷土料理の越前おろしそばなど、県内の名物グルメも味わえる。福井藩の歴史を感じる街歩きも楽しんで。一乗谷朝倉氏遺跡は戦国時代の町並みがリアルに再現され、わざわざ足をのばす価値あり!
戦国時代、日本有数の大都市として栄華を極めた朝倉氏の城下町・一乗谷。かつて京都にも並ぶといわれた地。現代によみがえった、華麗なる一族の夢の跡を体感しよう。
福井藩主松平家の別邸。数奇屋造りの建物と回遊式林泉庭園は江戸中期を代表する名園として知られる。建物は福井空襲で焼失したが庭園は旧態を残し国の名勝に指定。古図等を元に復原整備された。
50種類以上ある豊富なメニューと本格的な味が人気の定食店。ボルガライスは定番から数量・期間限定のものまで数種類のメニューが揃い、手の込んだオリジナルメニューも味わえる。
大正2(1913)年創業の老舗洋食店。ドイツで料理修業した初代が、日本人向けに考案したのがソースカツ丼のルーツと言われている。甘みと酸味が調和したタレが特徴的。
石臼で挽いたそば粉を使った自慢の手打ちそばは、コシが強く絶品。おろしもちそばと岩のりおろしそばが人気だ。また、玉子上かつ丼は福井を代表する有名な一品。
中心市街地の交流拠点として、福井の魅力的な情報を発信。福井市民の生活に役立つ施設であることはもちろん、観光客をおもてなしするための楽しい魅力もいっぱい。
日本海の風情と「ものづくり」の伝統を感じる
美しい海岸線が特徴の沿岸部は、越前がにの産地としても有名なほか、ダイビングスポットとしてもダイバーを魅了している。めがねフレームの生産量日本一の鯖江は、漆器も有名。和紙や刃物、焼き物など、伝統のものづくりを身近に感じられるスポットも。
シラクチカズラでできた全長44m、高さ12mの昔ながらの吊り橋で、池田町のシンボル。踏み板の隙間から足羽川渓流が見え、スリル満点。冬期は通行止め。
めがねショップでは、常に最新の国産フレームが3000本以上揃う。めがね博物館では、福井・鯖江のめがねの歴史と魅力にふれられる。体験工房では、ストラップ作りからめがね手作り教室までが楽しめる、めがねの総合施設。
日本の歴史公園100選に選定された公園。春には5万株以上のつつじが一斉に咲き、山全体が美しく染め上がる。道の駅が隣接し、鯖江の土産も揃う。園内には無料で楽しめる西山動物園などもある。
越前海岸が目の前の料理旅館「おけや」が直営する和食処。越前がにはもちろん、活カレイやサザエ、アワビなど鮮度抜群の地魚料理が揃う。
客の何気ないリクエストから作られたというボルガライスが人気の店。オムライスの上にカツがのり、デミグラスソースをかけた逸品。
絶景と歴史が満喫できるシーサイドエリア
古くは「若狭国」と呼ばれていた地域で、美しい海や三方五湖の絶景が楽しめる。鯖街道の起点・小浜は歴史を感じるスポットが多く、敦賀では有名神社のパワースポット巡りもおすすめ。鯖を使った料理や敦賀ラーメンなどグルメも多彩!
大宝2(702)年の建立と伝えられ、近年は「恋の社」として全国に知られる神社。地元では「けいさん」の愛称で親しまれる。「日本三大木造大鳥居」のひとつである鳥居にも注目。
正暦年間(990~995年)に敦賀で天文学と地文学の研究を重ねたとされる安倍晴明。この晴明神社には、陰陽道の研究に使ったと伝わる祈念石が祀られ、今も多くの人が訪れる。
緩やかな丘陵の谷間にちりばめられた5つの湖が織りなす景色が美しい三方五湖。梅やうなぎなど名産品も多く、豊かな自然と絶品グルメが楽しめるエリア。
若狭国定公園の奇勝「蘇洞門」。奇岩・洞門・洞窟など6kmに渡り続き、小浜新港から出航する高速艇でその断崖絶壁を見物することが出来る。所要時間は約50分。
屋台時代から店を構えた現在まで、行列が絶えない超人気店。特注の器の表面を覆いつくす「ダブルチャーシューメン」は、まさにこの店の真髄を堪能できる。
鯖街道の拠点となった宿場町「熊川宿」にほど近い道の駅。名産の鯖鮨や熊川くず、瓜割の水などが購入できる。ドライブ途中の休憩に立ち寄ってみて。
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