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【日光・甲州・嬬恋】憧れの高級旅館~温泉宿ガイドのプロがおすすめする、一度は泊まりたい至福の宿

編集屋チョーク

更新日: 2022年3月14日

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【日光・甲州・嬬恋】憧れの高級旅館~温泉宿ガイドのプロがおすすめする、一度は泊まりたい至福の宿

コロナ禍の長期化もあり、旅の「行き控え」で楽しみがない...という人は多いのではないでしょうか。

そんな近ごろのトレンドは、従来なら支出していたはずの旅行コストを憧れだった高級旅館やホテルにドン!と費やす「一点豪華主義」。贅を尽くした料理と温もりに満ちた温泉、ハイエンド宿ならではの極上空間は、スペシャルなひとときを叶えてくれます。

ここでは、品格あるファシリティと一流のサービスで知られる「鬼怒川金谷ホテル」(栃木県)、老舗ワイナリーが営む茶懐石の宿「笛吹川温泉 坐忘」(山梨県)、客室で味わう創作フレンチと森の息吹に癒やされる「高原のホテル LAPIN」(群馬県)をクローズアップ。

ホテル・旅館の取材歴20余年、まっぷるマガジン『温泉やど』シリーズで2500件以上の宿に関わってきた編集者が、「プロの目利き」でおすすめするイチ押しの高級宿をご案内します!

執筆者のプロフィール

過去20年に渡って国内・海外の旅館やホテル、旅行全般のメディアを制作しているプロダクション「編集屋チョーク」です。
創刊28年の『温泉やど』シリーズをはじめとする「まっぷるマガジン」を通して、関わってきた宿は2500件以上。宿の良し悪し・見極めには“そこそこ”自信あります。
趣味は「品のある」宿の考察、支配人との一献、あとは庭いじりと猫いじり。
取材・撮影には特急で馳せ参じ、宿選びの参考にしていただける現場のライブ感と実直なレポートをお届けします!

予約時におさえておきたいポイントは?

満ち足りた至福の滞在を体験したいときにダンゼンおすすめの高級宿ですが、もちろん個々の期待や優先事項はさまざま。

せっかくお金を出すなら失敗したくない!という人のために、これから紹介する宿は、下記のカテゴリーに着目しています。予約時のポイントをおさえながら、自分のニーズに合わせた宿選びを!

  • 客室…当然ですが、客室クラスが上がれば料金も上がります。さっくり素泊まりで一泊、料理のグレードを上げて部屋はモデレートで、おこもりできる連泊可能な客室がいい、1部屋の定員や眺望が優先など、まずは自分のプライオリティに順番をつけて、ベストマッチな客室選びを。今回は参考となる客室の広さも紹介しています。
  • 部屋付き温泉…高級宿は客室に源泉かけ流しの露天風呂や内湯を備えていることが多々。ただ、なかには客室風呂は白湯、温泉は大浴場のみという場合もあります。温泉を重視したいなら、ぜひともチェックしておきたい項目です。
  • 食事…部屋食、専用個室、食事処と大きく3つのパターンに分かれます。高級宿の場合、広間にずらーっと膳が並ぶことはまずありません。おこもり滞在がねらいなら部屋食に徹している宿がおすすめですが、ダイニング食の場合でも100%に近い宿がかなり慎重に密を避ける安全対策を実施しています。
  • パブリックスペース…観光ではなく「宿そのもの」が旅の目的、というときは館内・敷地内に何があるのか、何ができるのか、は気になるところ。これはHPで紹介している宿が多いので、事前に確認しやすいポイントです。

なお、本記事の表示料金は、2名で宿泊した場合の1名料金の目安となっています。

鬼怒川金谷ホテル(栃木県・日光市)

鬼怒川金谷ホテル(栃木県・日光市)

大切に紡ぐ歴史ストーリーを礎に
「和敬洋讃」を掲げる渓谷の宿

自然あふれる渓谷美に寄り添い、品位ある設備と洗練されたサービスでもてなす鬼怒川きっての名旅館。平成24(2012)年、「ジョン・カナヤが愛した渓谷の別荘」をコンセプトに大々的なリニューアルを施し、ファシリティ・もてなし・食事ほか、あらゆる面での高級感、上質感が叶えられています。

明治初期、日光を訪れる外国人向け民宿から始まり、のちに日本有数のホテル経営ファミリーとなった金谷一族のなかでもとくに先見の明に優れていたのがジョン・カナヤこと金谷 鮮治。昭和の日本ホテル業界を代表するジェントルな粋人で、多くの武勇伝も残した人物です。
日本のホテル近代化のために奔走した欧米諸国での経験をもとに、早くから「East meets West-和敬洋讃(和を敬い、洋を讃える)」の世界観や美食の哲学を取り入れ、西洋文化と和の真髄を結晶させて生涯最後に手がけたのが、この鬼怒川金谷ホテル。ジョンが重んじた「もてなしの心」と「ダンディズム」が今も随所に息づき、訪れる湯客に特別な非日常を体感させてくれます。

鬼怒川金谷ホテル(栃木県・日光市)

高級シガーと愛車リンカーンがトレードマークだったジョン・カナヤ(※ジョンは自身のクリスチャンネーム)。国内各地で観光地の発展やホテルの近代化に寄与、大きな足跡を残した。右は昭和6年に父の正生が開業した鬼怒川温泉ホテル

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理
ガーデンダイニングの中央にたたずむ「ジョン・カナヤの指定席」は、自宅用に作らせた家紋入りテーブルセットをジョンが他界前にホテルへ移動させたもの。ほかに個室ダイニング、テラスダイニングと計3タイプの食事処がある

テーゼともいえる「和敬洋讃」の精神が顕著に発揮されているのが、ダイニング「JOHN KANAYA」と、その空間で味わう金谷流懐石料理。
背景にあるストーリーは、美食家だったジョン・カナヤが東京にオープンさせた「西洋膳所ジョンカナヤ麻布」に始まります。当時はまだまだ真新しかった”日本料理と西洋料理の融合”を希求し、のちにフレンチの鉄人と呼ばれるようになったムッシュ坂井宏行を初代シェフに起用。コロニアル風の重厚なインテリアと数々の革新的な料理は多くの財界人や文化人に愛され、閉館してもなお幻と語り継がれる高級レストランです。

この「西洋膳所ジョンカナヤ麻布」が生み出した”箸で食べられるフレンチ”のコンセプトを受け継ぎ、和の味わいと繊細さをベースに、洋のアイデアや可憐な美を加えたのが、日本旅館を矜持とする金谷流の懐石料理。地産地消を目指した地元栃木の恵みに加え、その時期にもっとも冴える食材を国内各地から直送、味と技はもちろん、献立の構成や器、演出まで一級のセンスが光ります。

さらに流れが印象的。まずはラウンジテラスでアペリティフとアミューズを楽しんでからダイニングへ移って懐石コースを、食後は再度ラウンジでワゴンサービスのスイーツと、食を社交のエッセンスへ昇華させたヨーロッパ伝統の上流スタイルを取り入れ、非日常的な時空を経験する粋なはからいとなっています。

また、湯宿の真髄といえる部屋食も、創業当時から継承されており、こちらはキッズ連れファミリーやおこもり重視派、三世代旅行時などに好評のプランです(洋室は不可)。

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

夕食前にアペリティフとアミューズをラウンジで

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

ある春の前菜。必ず盛り込まれる名物「金谷玉子」は卵と雲丹、キャビアのマリアージュ。「西洋膳所ジョンカナヤ麻布」の看板料理だった逸品を季節に合わせてアレンジしている

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

栃の木まいたけや蕪、毛蟹に菊花をあしらった華やかな椀物

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

選び抜いた鮮度抜群の魚介を品のいい盛り合わせで

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

みずみずしい冬瓜を生姜餡で味わう夏の蓋物

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

高級キンメ鯛と浅利をメインにした和風ブイヤベース

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

ビーフシチューも「西洋膳所ジョンカナヤ麻布」伝統のスペシャリテ。とちぎ和牛を使い、和風に仕立てている

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

朝ごはんのセレクト(和食または洋食)は前日の夕食時に。地元栃木の麦納豆「あさ月糸」や地養卵が美味

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

個室スタイルのプライベートダイニングと爽快なテラスダイニング

麻布の名店をルーツにもつ「和敬洋讃」の金谷流料理

ダイニングをはじめ館内随所で彩りを放つ数々のスカルプチャードグラスは、フランスの巨匠ガブリエル・ロアールの力作。ジョン・カナヤが魅了され、多くの作品を依頼した

ダンディズムを極める大人の宵

ダンディズムを極める大人の宵

懐石コースが終わると、ムードある夜のダイニングでスイーツやディジェスティフ、コーヒーなどがワゴンサービスでふるまわれます。メインに供されるのは、東京・恵比寿に独立した店舗も構える高級ショコラトリ「JOHN KANAYA」のチョコレート、ガレットやフィナンシェといった焼き菓子。
ここにもまた物語があります。従業員として働く母親たちをサポートするため、ジョン・カナヤが作ったのは、当時まだ極めて稀だったホテル内託児所。海外へ出かける度、ジョンは託児所の子どもたちのためにたくさんのチョコレートを購入し、「ショコラをどうぞ」とみずから手渡していたそうです。その紳士的な姿勢と心遣いを尊敬し、このオリジナル・ショコラにはジョンのダンディズム文化が表現されています。

封蝋をシンボルにしたボンボンがシグネチャー

さらにそのあとは、大人の粋を叶えるシガーサロンへ。ヨーロッパ貴族のたしなみとして社交界の常識だった葉巻は、ジョンが手離すことのなかった嗜好品。紳士淑女にふさわしい濃厚な薫りと奥深い味わいを、お酒そしてチェスやバックギャモンなどのテーブルゲームとともに楽しみ、日々の喧騒から解き放たれる時間を過ごしてみるのはどうでしょう?
シガーは最上級品として名高いキューバ産やダビドフ製品、ジョン・カナヤオリジナルラベルのマデューロラッパーほか世界のプレミアムブランドを、またジョンがこよなく愛したスコッチやシャンパーニュをはじめ、多彩なアルコールも用意されています。(利用時間は7:00~22:00)

ダンディズムを極める大人の宵

愛好家の評価が高いマデューロラッパーをジョン・カナヤ オリジナルラベルで仕上げた「1964エクスクルーシボ」

ダンディズムを極める大人の宵

シガーサロンに並ぶのはジョンが遺したオールドノリタケの貴重なコレクション

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室
クラブフロアの洋室

鬼怒川は日光の鬼怒沼が源。全長約177kmという流域のなかでも、風光明媚な環境と豊かな温泉源で知られるのがこの上流エリアです。

萌葱色の清流と深い山間が織りなす風景を満喫できるよう、全客室がテラス付きのリバーフロント。大きく分けて7つのタイプがあり、露天風呂付き和室がアッパークラス、最上階のクラブフロア客室がスイートクラス、贅を極めたJOHN KANAYA SUITEが貴賓室クラスとなっています。

モデレート和室でも広縁付きの2間続きという間取りで高級感は十分。テラスや風呂、調度の仕様は異なるものの、室内サイズはすべて同等です。

JOHN KANAYA SUITEのみ他客室の倍の広さが確保され、アンティークを取り入れた家具やワインセラー、寄せ木のフロアと贅沢なスタイル。ミニバーやワインセラーに用意されるアルコールはインクルーシブで自由に楽しむことができます。

客室タイプは以下のようになっています。
・スタンダード和室…12畳+6畳+広縁4畳(約66㎡)4名定員
・スタンダード和洋室…12畳+ツインベッド+広縁4畳(約66㎡)4名定員
・グレードアップ和室…露天風呂付き10畳+リビング8畳(約66㎡)3名定員
・<クラブフロア>洋室…リビング12畳+ツインベッド10畳(約66㎡)2名定員
・<クラブフロア>スイート洋室…露天呂付きリビング8畳+ツインベッド10畳(約66㎡)2名定員
・<クラブフロア>スイート和洋室…展望呂付き8畳+ツインベッド10畳(約66㎡)2名定員
・JOHN KANAYA SUITE…展望風呂付きリビング×2、ツインベッド×2、ダイニング(約132㎡)4名定員

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

スタンダード和洋室

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

グレードアップ和室

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

グレードアップ和室の露天風呂

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

クラブフロアのスイート洋室

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

クラブフロアのスイート和洋室…展望呂付き

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

クラブフロアのスイート和洋室はビューバス付き

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

JOHN KANAYA SUITE

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

JOHN KANAYA SUITEはダイニングスペースがあるほか、室内セラーのアルコールもインクルーシブ

鬼怒川渓谷の四季を掌にするリバービュー客室

客室アメニティーはDHCやポーラ社など肌なじみが良く安心のブランドを、クラブフロアとSUITEは世界中で人気のロクシタンを採用

元禄時代から湧き続ける神領地の名湯

元禄時代から湧き続ける神領地の名湯
古代檜の湯。露天エリアには2つの白御影石作りの湯船がある

古くは滝の湯と呼ばれた鬼怒川温泉は、計32本もの源泉と毎分3600リットル近くの湯量を誇る県下随一の湯処。江戸時代前期の開湯ですが、日光奉行下にあって一般庶民は利用ができなかったため、明治になって大衆化した名泉です。

鬼怒川金谷ホテルの名物風呂は、樹齢2000年という古代檜が高貴に香る「古代檜の湯」とカゼボもあってリゾート色の濃い「四季の湯」。この2つの大浴場が毎日、朝夕で男女交替します。

「古代檜の湯」には、しっかりサイズ感のある欧州桐の高温サウナ、「四季の湯」には低温スチームのテルマリウムを備え、温泉との相乗効果でデトックス作用抜群。バスアメニティーも充実し、客室から手ぶらで直行可能です。(利用時間14:00~翌1:00、4:00~10:00)

元禄時代から湧き続ける神領地の名湯

渓谷に面した四季の湯は、カゼボでひと休みしながら長湯が楽しめる

元禄時代から湧き続ける神領地の名湯

独立したシンクを備えるパウダールームも明るく快適

スパトリートメントも和と洋の技をブレンド

スパトリートメントも和と洋の技をブレンド
施術はオールハンド。渓谷の緑に面したトリートメントルームで

さらにワンランク上のリラクセーションを体感したいときは、スパサロン「庵SPA鬼怒川」へ。

ここでもまた和洋を融合させ、日本らしい「もてなしの心」を生かした本格的な和スパが展開されています。世界の一流ホテルで培われたロジック、東洋の指圧や経路療法、タイ古式といったテクニックを基本に、日本産のコスメや和漢をブレンドしたアロマオイルを使用。痛みのない押圧で気の流れを調律し、体を解きほぐしてゆくボディートリートメントやフェイシャルエステが受けられます。
(禅フェイシャル50分18000円~、アロマボディ50分15500円~、もみほぐし40分7500円~など、15:00~18:00・21:00~24:00、水曜休、要予約)

編集者からのおすすめポイント

編集者からのおすすめポイント

「鬼怒川金谷ホテル」のチェックポイントはこちら!

・ストーリー性に基づいた和敬洋讃コンセプトを一貫
・上級ニーズに呼応したクラス感のあるファシリティ
・料理の質と技が万全で安定した高クオリティー

こういったあたりに着目しながら、ぜひ「鬼怒川金谷ホテル」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
洗練された一流のサービスながら、訪れる者に緊張感を与えない親身なもてなしはさすが。気配りが行き届き、ホスピタリティの心がひしひしと伝わってきます。

お宿のデータ

お宿のデータ

鬼怒川金谷ホテル
きぬがわかなやほてる

所在地/栃木県日光市鬼怒川温泉大原1394
アクセス/東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から徒歩3分(鬼怒川温泉駅から送迎あり、要予約)
電話番号/0120-12-9999(予約センター)
料金料金/1泊2食付(税・サ込)3万6850円~17万円前後
駐車場/30台
子ども/宿泊可(大人の70%)

>>「鬼怒川金谷ホテル」をネットで宿泊予約

リンク先での売上の一部が当サイトに還元される場合があります。

笛吹川温泉 坐忘(山梨県・甲州市)

笛吹川温泉 坐忘(山梨県・甲州市)

甲州ワインと茶懐石の取り合わせ
富士を借景にする大人の湯宿

坐忘とは、坐禅の先駆ともなった養生法のひとつ。自然の根本理法と一体になって、現世の雑念を忘れ去ることを意味します。そんな名称のとおり、日々の喧騒から離れて心と体をリセットしたいときにおすすめなのがこの宿。
高いアルカリpH値を誇る美人湯と、勝沼ワイン&茶懐石という希少なペアリングで人気が高く、日本最古の老舗ワイナリー「まるき葡萄酒」の経営とあって、宿泊者専用ラウンジでは数々のワインがテイスティングできるほか、ワイナリーツアーも無料で実施。宿敷地内の高原地にもヴィンヤードが広がり、欧米のバケーションを彷彿とさせる時間が過ごせるのも坐忘ならではの魅力です。

また丹精された日本庭園に臨む客室は、凛とした和のしつらいに洋の機能性を調和させた快適な空間。客室の80%に露天風呂や半露天風呂が付き、自慢の温泉をいつでも源泉かけ流しで満喫することができます。

笛吹川温泉 坐忘(山梨県・甲州市)

不耕起草生栽培と減農薬で育てた自園ブドウから作られるフラグシップワインのひとつ「LA FEUILLE(ラフィーユ)」シリーズ

笛吹川温泉 坐忘(山梨県・甲州市)

広大な敷地内の庭園に配した小路に沿って母屋や食事処、宿泊離れが点在

甲州の美味を品よくちりばめた本格茶懐石

甲州の美味を品よくちりばめた本格茶懐石
折敷に並ぶ飯、汁、向付(刺身)で始められるのが茶懐石の基本

一汁三菜から始まる茶懐石料理は、茶事(ちゃじ)と呼ばれる様式に、日本会席の強肴や預鉢などを加味した贅沢な坐忘流。
箸置きを使わず折敷(おしき)に箸を立てかける流儀や八寸が終盤にくる順序、焼物以降は個々が取りまわす盛り込み料理で供されるなど本格的な茶事形式を守りつつ、厳選した一級食材と風流な演出でオリジナリティーが創出されています。

甲州の恵みを知り尽くした料理長が腕を揮う品々は、食材のもち味が最大限に引き出され、ていねいな手仕事と心意気が伝わる逸品尽くし。美しい器も味わいどころのひとつです。

楽しみなアルコールとのペアリングは、やはりワインがおすすめ。3杯または4杯のワインコースといった好みの一品をグラスごとに味わえるメニューがあり、価格もお手ごろ。名物は何といってもブドウ品種「甲州」を使った白ワインですが、自社農園で育つ甲斐ルノワールやメルローで作られる赤ワインも、ほんのりスパイシーかつスモーキーな味わいで秀逸の出来栄え。肉料理と絶好の相性です。
(※料理は月替わり。以下の写真は一例です)

甲州の美味を品よくちりばめた本格茶懐石

山里の季節が品よく映し出される椀物

甲州の美味を品よくちりばめた本格茶懐石

焼物は名物の天子炭焼き。笛吹川の上流で産まれた天子を敷地内の池で育てている

甲州の美味を品よくちりばめた本格茶懐石

地の夏野菜や真鴨が味わい深い預鉢

甲州の美味を品よくちりばめた本格茶懐石

甲州牛、ワイン豚、信玄鶏の味噌幽庵焼き

甲州の美味を品よくちりばめた本格茶懐石

湯斗(ご飯もの)の直前に供される八寸

甲州の美味を品よくちりばめた本格茶懐石

茶事の精神を大切に、一椀ずつていねいに点てられたお薄で締められる

庭園の小路をたどって温故知新な食事処へ

庭園の小路をたどって温故知新な食事処へ
風情あふれる食事処。朝食後は縁側のある庭で野点が行われることも

食事は夕食・朝食とも、敷地内のもっとも西側に位置する食事処「懐石まる喜」で。
建物は築140年の古民家をリノベートした滋味深い風采で、本館や離れ客室から小路を伝っておもむく趣向にも旅情が漂います。
テーブル座敷、個室のほか、和モダンなデザインの割烹風カウンターが用意され、料理人と会話を交わしながらグラスをかたむけるのもまた旅の楽しみ。まるき葡萄酒が手がける各種ワインはもちろん、甲州地方の日本酒銘柄も多彩に常備されています。

庭園の小路をたどって温故知新な食事処へ

カウンター席はライブ感のある割烹スタイル

庭園の小路をたどって温故知新な食事処へ

室礼の美を尊ぶ床しい座敷席。腰掛けやすい掘りごたつ式になっている

庭園の小路をたどって温故知新な食事処へ

一の膳から始まって二の膳へ、最後に水菓子、お薄で締められる朝食も茶事風

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群
本館の庭園露天風呂付き和洋室

客室は凛とした現代数寄屋を設計ベースに、立ち座りの楽なリビングスペースや板間のベッドルームも取り入れ、すべてが意匠の異なる造作。ロビーやライブラリーラウンジのある母屋を中心に離れが点在し、それぞれが回廊や中庭の小路で結ばれています。

本館和室のみバスなしのため、温泉の利用は大浴場へ。そのほかの客室は露天風呂や半露天風呂、檜の内風呂が配され、ほんのり硫黄が香る名物の美人湯を好きなときに好きなだけ楽しむことができます。

本館離れ和室と別邸離れ全室がアッパークラス、もっともハイグレードなのが本館の庭園露天風呂付き和洋室と本館離れの露天風呂付き洋室となり、とくに鯉が泳ぐ池泉庭園を目の前にする露天風呂を濡れ縁に配した本館の和洋室は人気が高く、希望の場合は早めの予約が鉄則です!

客室タイプは以下のようになっています。
<本館>
・バスなし和室…5室(10畳/雁坂のみ12畳+6畳)3~4名定員
<本館和洋室>
・庭園露天風呂付き和洋室…2室(和室8畳+ツインベッドルーム)4名定員
<本館離れ>
・国師…半露天風呂付き(和室10畳)3名定員
・朝日…檜内風呂付き(和室12.5畳)4名定員
・乾徳…半露天風呂付き(和室12.5畳)4名定員
・金峰…露天風呂付き(和室10畳)4名定員
・桜…露天風呂付き(洋室35㎡)2名定員
<別邸離れ>
・露天風呂付き和洋室…8室(和室12畳+ツインベッドルーム)4名定員

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

本館の庭園露天風呂付き和洋室

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

庭園続きの広縁が風流な本館和室

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

10畳タイプの本館和室。写真は「水晶」の間

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

本館離れ「朝日」

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

本館離れ「金峰」

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

本館離れ「桜」

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

別邸離れ「黒梅」

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

別邸離れはすべてが森に臨む露天風呂付き

山々と庭園の緑に憩う品のいい客室群

柄浴衣のほかに、着ごこち抜群のガーゼパジャマを用意。基礎化粧品はポーラを採用

甲州ワインと洞窟風呂。魅力大のパブリック施設

甲州ワインと洞窟風呂。魅力大のパブリック施設
多彩な蔵書もそろい、ワインを片手にくつろげる宿泊者専用ラウンジ

坐忘の特色を筆頭するキーワードが「ワイン」。本館2階にあるライブラリーラウンジでは、ソフトドリンクのほか、まるき葡萄酒が丹精した数々のワインが用意され、自由に試飲を楽しむことができます。
宿泊者向けに無料参加のワイン講習会といったイベントが開かれることもあり、ワイン好きにはたまらない趣向。これを機会に日本ワインに開眼したという湯客もいるほどです。

ラウンジは和の設計に洋家具を合わせたクラシックな趣

また、もうひとつの魅力が9.5というph値を誇る高アルカリ性の笛吹川温泉。平成に入ってから湧出した新興温泉ながら、まるで化粧水のような泉質や幅広い効能をもち、源泉温43.4℃の湯は自然のまま100 %かけ流しを叶える良泉です。
たっぷり広さのある露天の岩湯船は名物の洞窟風呂へと続き、湯浴みの楽しさと風情もひとしお。内風呂も十二分なサイズで、体をすっぽり包む豊富な湯量が快適です。

甲州ワインと洞窟風呂。魅力大のパブリック施設

2か所の大浴場は毎日男女交替。利用は14:00~24:00、5:30~11:00

甲州ワインと洞窟風呂。魅力大のパブリック施設

ところどころに鎮座する巨岩が野趣を醸す庭園露天風呂

甲州ワインと洞窟風呂。魅力大のパブリック施設

露天湯船の奥は名物の洞窟風呂。ライトアップされる夜はより幻想的な雰囲気に

無料アクティビティーを利用してワイナリツアーへ

無料アクティビティーを利用してワイナリツアーへ
地下貯蔵庫には、めったにお目にかかれない希少な白ワインのヴィンテージも眠っている

東日本各地にヴィンヤードを有する「まるき葡萄酒」ですが、本拠地は坐忘から車で20分ほどの勝沼町下岩崎。このワイナリーの魅力をたっぷり体験できるツアープランが常時実施されており、宿泊客は前日までの予約で送迎付きの案内をしてもらうことができます(参加無料)。

明治10年創業の「まるき葡萄酒」は、ワイン醸造技術を習得するために渡仏した初の日本人、土屋龍憲によって設立され、今では現存する日本最古のワイナリー。宿泊者専用ツアーは15:30~または11:00~(いずれも所要約90分)、仕込み場や醸造場、樽貯蔵庫、地下貯蔵庫、圃場などを見学、各種ワインのテイスティングも楽しみです!

無料アクティビティーを利用してワイナリツアーへ

ヴィンヤードでは羊を放牧。異国のような風景が広がる

無料アクティビティーを利用してワイナリツアーへ

醸造樽がずらりと並ぶ貯蔵庫の見学や多彩なワインの試飲を気軽に楽しめる

無料アクティビティーを利用してワイナリツアーへ

まるき葡萄酒のテラスから一望する勝沼の夜景とワインテイスティングで優雅なひとときを過ごすナイトビューツアーも実施(毎週火曜の21:00~)

編集者からのおすすめポイント

編集者からのおすすめポイント

「坐忘」のチェックポイントはこちら!

・国内随一の老舗ワインと日本旅館の取り合わせ
・一級料理人の技が生きる本格的な茶懐石
・裃を脱いでくつろげるアットホームなもてなし

こういったあたりに着目しながら、ぜひ「坐忘」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
試飲やツアーなどもあってワイン好き垂涎の宿。肌にまとうトロリとした温泉も気持ちよく、洞窟風呂はとくに好評ですよ。

お宿のデータ

お宿のデータ

笛吹川温泉 坐忘
ふえふきがわおんせん ざぼう

所在地/山梨県甲州市塩山三日市場2512
アクセス/JR中央本線塩山駅から山梨交通バス窪平・西沢渓谷入口行きで10分、天王宿下車、徒歩15分(塩山駅から無料送迎あり、要予約)
電話番号/0553-32-0015
宿泊料金/露天風呂付き客室利用で1泊2食付(税・サ込)3万2500円~5万5000円前後
駐車場/30台
子ども/宿泊可(大人の50・70%)

>>「笛吹川温泉 坐忘」をネットで宿泊予約

リンク先での売上の一部が当サイトに還元される場合があります。

高原のホテル LAPIN(群馬県・嬬恋村)

高原のホテル LAPIN(群馬県・嬬恋村)

大切な人と訪れたい
森にたたずむ創作フレンチの隠れ家

海抜1400mに位置する四阿山麓のバラギ高原は、深閑とした森や清爽な湖畔の平原で知られる美景と温泉の両立エリア。ロケーションを生かしたリゾート系の小規模ホテルやペンションが多く建つ地域ですが、なかでも“何度も泊まりたいオーベルジュ”として愛されているのがこの宿です。

客室内のダイニングで味わうフランス料理、嬬恋バラギ温泉、親しみある気配りと三拍子がそろい、クチコミで人気が広がったとあって、その高評価は信用度大。

自然木をふんだんに使って建てられた本館は年季を感じる中央ヨーロッパのシャレー風で、すみずみまで行き届いたメンテナンスや随所にひと休みできるスペースが多いのもありがたく、できれば自分だけの隠れ家にしておきたい思いにかられます。

高原のホテル LAPIN(群馬県・嬬恋村)

ある日の肉料理。ざまざまな野菜をたっぷり使うのがLAPINスタイル

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き
全客室に風雅なダイニングルームが。写真は本館「風あざみ」

客室は全8室のスモールラグジュアリータイプ。嬬恋バラギ温泉を引く檜作りや陶器製の半露天風呂がすべての客室に配され、滞在中はいつでも好きなときに湯浴みを満喫することができます。
本館「森の風」に4室、別館「森の月」に4室という構成で、いずれも和と洋のエッセンスを織り交ぜた落ち着きのある空間。窓外に広がる白樺の森に似合う素朴な色調や体に沿う座りごこち抜群のソファも快適で、心穏やかな時間を過ごすことができます。

全客室に共通する特徴は、食事を楽しむダイニングルームを備えていること。フランス料理の部屋食は全国に数ある湯宿のなかでもかなり希少で、半露天風呂と合わせ、客室を出ることなくすべてが完結するプライベート性の高さは、この時勢とくに好評です。

また本館客室の「風あざみ」と「風つつじ」は、温泉風呂に加え、天然鉱石を使った本格的な岩盤浴ルームも。いうまでもなく人気の高いこの2客室、日程が決まったら即予約がおすすめです!

客室タイプは以下のようになっています。
<本館 森の風>
・風けやき/風りんどう…ミニリビング+ツインベッド+ダイニング(約55㎡)2名定員
・風あざみ/風つつじ…リビング+ツインベッド+ダイニング+岩盤浴ルーム(約64㎡)2名定員
<別館 森の月>
・朧月/宵月…和室8畳+ツインベッド+ダイニング+バルコニー(約57㎡)4名定員
・月音/月光…リビング+ツインベッド+ダイニング+バルコニー(約60㎡)2名定員

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

本館「風けやき」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

本館「風けやき」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

本館「風りんどう」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

本館「風あざみ」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

本館「風あざみ」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

本館「風つつじ」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

別館「朧月」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

別館「宵月」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

別館「月音」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

別館「月音」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

別館「月光」

客室はすべてがダイニングルームと半露天風呂付き

別館「月光」

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ
真鯛をカルパッチョ仕立てで。昆布だしを使ったすり流しなど和の要素も加味されている

楽しみな食事ですが、LAPINでは和のテイストも取り入れ、日本人の五感にぴったりと呼応するフランス料理コースを供しています。

この創作フレンチはオープン時からの名物で、多くのリピーターがLAPINを賞賛する所以のひとつ。国内各地から旬の厳選魚介や和牛を直送し、加えてたっぷり使われる自家栽培の高原野菜は安心・安全なうえ、味が濃くて元気いっぱい。フランス料理の要となるソースにも多彩な野菜が使われ、ていねいな手技とシェフの心映えが冴える一皿一皿が、洗練された演出で供されます。

また、注目は伝統メニューのひとつ「キャベツステーキ」。たかがキャベツとあなどることなかれ。
嬬恋村の高原キャベツは日本一の生産量を誇るブランド品で、昼夜間の温度差と朝霧がビタミンCをしっかり含むおいしいキャベツを育みます。大きく厚みのある葉肉は、やわらかくて甘みがあり、みずみずしい食感が特長。LAPINでは、この嬬恋高原キャベツをステーキ仕立てに。キャベツの甘さがじんわり溶け出して濃厚なクリームソースと調和し、ほかでは味わえないとっておきの逸品です。

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

フランス産のトリュフが香るある日の前菜

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

サラダは野菜の味がしっかり感じられる朝採りの高原野菜がメイン

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

ポワレした肉厚の高級ホタテを群馬県産の豆類、フランスから届いたジロール茸とともに

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

肉料理にも色とりどりの野菜が添えられ、舌も目も楽しませてくれる

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

キャベツステーキはぜひ楽しみにしたい名物メニュー

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

最後のデザートまで手抜かりなし! 女子のみならず、男性陣にも好評

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

朝ごはんは和食または洋食からチョイスを。朝食も客室のダイニングルームに用意してくれる

とりどりの高原野菜が映えるLAPIN流フレンチ

多人数で宿泊の場合は、個室ダイニングの利用も可能(10名まで)

湯悦にまどろむ個性的な4つの貸切風呂

湯悦にまどろむ個性的な4つの貸切風呂
湯涼みができるテラスを配した「信楽焼き陶器風呂」

すべての客室に配されている半露天風呂でじっくり温泉を楽しめますが、ちょっと気分を変えたいときは館内4か所にある無料の貸切風呂へ。

目の前に白樺の木立ちが連なる「月見草の湯」と「信楽焼き陶器風呂」は半露天風、クラシカルな趣に癒やされる「懐古の湯」と「竹馬の湯」は内風呂で、いずれも空いていれば自由に利用できるシステム。

嬬恋バラギ温泉は、くせがなく湯ざわりやさしいアルカリ泉。敏感肌の人にも安心で、長湯をしても疲れづらく、浴後の爽快感と保湿力が抜群です。
近くには温泉スタンドを併設する湯元の日帰り入浴施設「湖畔の湯」もありますよ。
(利用時間/「月見草の湯」「信楽焼き陶器風呂」は7:00~23:00、「懐古の湯」と「竹馬の湯」は24時間)

湯悦にまどろむ個性的な4つの貸切風呂

伊豆石で造られた「月見草の湯」。濡れ縁のすぐそばに森が広がる

湯悦にまどろむ個性的な4つの貸切風呂

どっしりとした切り石湯船の感触も肌にここちいい「竹馬の湯」

湯悦にまどろむ個性的な4つの貸切風呂

ステンドグラスからもれる灯りが幻想的な「懐古の湯」

日常にはない心安らぐ森の時間を

日常にはない心安らぐ森の時間を
木の葉が色付く秋はとくに風情があるガーデンラウンジ

ロビー棟の本館には、随所にくつろぎのスペースがあり、自然の息吹を感じながら無為の時間を過ごすのに格好です。

冬は暖炉に火が入るメインラウンジをはじめ、薪ストーブを囲むアンティークチェア、多彩な書籍が並ぶDEN風のライブラリーラウンジ、大きな窓一面が額縁のように森の姿をとらえるガーデンラウンジなどで、日々の忙しなさや気遣いを忘れてストレスフリーなひとときを見つけてみるのはどうでしょう。
シャレー風の造作によく似合うクラシックレトロな家具やステンドグラスがどこか懐かしく、裃を脱ぎ捨てて気取りなくステイできるのもLAPINの魅力。森の風はあくまでもやさしく、青々しい初夏の緑から冬の白銀まで四季折々の風景が絵画のように迫ります。

日常にはない心安らぐ森の時間を

暖炉のあるメインラウンジは、好みの本やワインといっしょに何時間でも過ごせそう

日常にはない心安らぐ森の時間を

大きな木の梁とシャレー建築の高い天井が印象的なパブリックエリア

編集者からのおすすめポイント

編集者からのおすすめポイント

「高原のホテル LAPIN」のチェックポイントはこちら!

・客室付きのダイニングで味わう絶品フレンチ
・全客室の半露天風呂で好きなだけ温泉三昧
・白樺林に囲まれた心落ち着く美しいロケーション

こういったあたりに着目しながら、ぜひ「高原のホテル LAPIN」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
個々のニーズにきめ細かく対応できるサービスを目指しているだけあり、料理や客室だけでなく、ホスピタリティも常に高評価。リピーターが多いのも納得です!

お宿のデータ

お宿のデータ

高原のホテル LAPIN
こうげんのほてる らぱん

所在地/群馬県吾妻郡嬬恋村バラギ高原2401
アクセス/JR吾妻線万座・鹿沢口駅からタクシーで20分(万座・鹿沢口駅から送迎あり、要予約)
電話番号/0279-96-1122
料金料金/1泊2食付(税・サ込)3万5190円~4万2000円前後
駐車場/30台
子ども/宿泊可(大人の50・70%)

>>「高原のホテル LAPIN」をネットで宿泊予約

リンク先での売上の一部が当サイトに還元される場合があります。

至福のときが待つ、極上温泉やどへ

至福のときが待つ、極上温泉やどへ
鬼怒川金谷ホテル

北関東でおすすめ度の高い極上温泉宿3軒を紹介してみました。

全国で何千軒もの温泉宿を長年取材してきたプロの編集者がセレクトした珠玉の宿です。
近場でゆっくりのんびり、絶品の夕餉と良泉にまどろんで心と身体をリセット。
こんな贅沢な時間を過ごしに行きませんか?

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過去20年に渡って国内・海外の旅館やホテル、旅行全般のメディアを制作している編集プロダクションです。まっぷるマガジンを通して、関わってきた宿は2500件以上。宿の良し悪し・見極めには“そこそこ”自信あります。
趣味は「品のある」宿の考察、支配人との一献、あとは庭いじりと猫いじり。二輪・四輪問わず、輪っかの付いているものなら何でも好き。取材・撮影に特急で馳せ参じ、宿選びの参考にしていただける現場のライブ感と実直なレポートをお届けします!