【高知】人気おすすめ宿をチェック!
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高知市街から東へ約55㎞。四方を山々に囲まれた北川村は、幕末の歴史に名を残す中岡慎太郎のふるさととして知られます。
また、フランスの画家クロード・モネの庭を再現したフラワーガーデンがあり、この小さな村は、国も活躍の場も異なる2人の世界にふれることができると注目を集めています。
バス
土佐くろしお鉄道奈半利駅から北川村営バスでモネの庭まで10分(モネの庭バス停下車、バスは1日6便)、中岡慎太郎館まで20分(柏木バス停下車、バスは1日6便)
車
高知自動車道南国ICから国道32号・55号・493号を車でモネの庭まで51㎞、中岡慎太郎館スポットまで54㎞
フランス印象派の巨匠クロード・モネが半生を過ごした、ジヴェルニーの自宅の庭をモデルに造られたフラワーガーデン。正式に「モネの庭」と名乗れるのは世界でもフランスの本家とここだけ。約3万㎡の園内に10万本の草花や樹木を植え、「水の庭」「花の庭」「光の庭」で構成。 “光の画家”モネが愛した光と色彩にあふれる風景をつくり出している。モネをテーマにしたレストランやショップもある。
クロード・モネ(1840~1926年)
草花を愛した"光の画家"
1840年、フランス・パリ生まれ。代表作は『睡蓮』や『積みわら』シリーズ。43歳で移り住んだジヴェルニーに理想の庭を造り、生涯を終えるまで、この庭をキャンバスに描き続けた。
見どころ
ゆっくり散策しながら、色彩豊かな風景を楽しもう。ギャラリーから「花の庭」に続くオープンデッキでは、北川村の壮大な自然が眺められる。
花のシーズン
「水の庭」のスイレンは4月下旬から10月下旬まで見られ、最盛期は7月下旬から9月中旬。青いスイレンは6月末頃から開花。5月下旬は「花の庭」のバラのアーチが美しい。
コース
スイレンが咲くのは午前10時から午後2時頃。季節によって咲く時間が異なるので、春と秋は「花の庭」→「水の庭」→「光の庭」、夏は「光の庭」→「水の庭」→「花の庭」の順で回るのがおすすめ。
【園内MAP】
画家のパレットを思わせる、色彩豊かな庭。頭上をバラのアーチが華やかに彩り、足元ではナスタチウムなどが咲き乱れる。
季節の花が咲き誇る
目の前に広がるのは、モネの名作『睡蓮』さながらの光景。光と水、色とりどりのスイレンが調和する。スイレンはフランスの本家モネの庭から株分けされたもの。
注目はこの青いスイレン。モネが咲かせたいと願い続けたがかなわず、北川村で花開いた。凛とした姿が美しい
モネが地中海の旅で描いた作品がテーマ。オリーブなど地中海の植栽と、ユズなどの柑橘や菊といった身近な花木を取り合わせている。
手づくり工房ゆずあんぱん(1個)130円
ゆずかけソフトクリーム350円
中岡慎太郎ヒストリー
1838(天保9)年、北川村の大庄屋である中岡小伝次の長男として生まれた中岡慎太郎。1861(文久元)年に土佐勤王党に参加するも、2年後に長州三田尻の三条実美の元に走り、討幕運動に身を挺する。
その後は坂本龍馬とともに薩長同盟締結に向けて尽力し、薩長和解を現実のものとした。数々の功績を残し、維新の礎を築いた慎太郎だが、志半ばにして盟友龍馬とともに京都近江屋で暗殺される。1867(慶応3)年、30歳のときだった。
北川村では生家を再現。生涯を紹介する資料館などゆかりのスポットが一帯に集まっていて、激動の時代を奔走した慎太郎の足跡をたどることができる。
若き日の情熱がほとばしる青年像
躍動感あふれる脱藩時の慎太郎像。中岡慎太郎館前に、生誕160年を記念して建てられた。理想に燃えた若き日の慎太郎をしのばせる。
正義と志を貫いた慎太郎の生涯を紹介
慎太郎の功績をたたえる資料館。1階ではパネルとドラマ仕立ての映像で慎太郎の生涯をたどり、2階では慎太郎ら幕末の志士たちの遺墨や書画が見学できる。
慎太郎の裃。着丈から身長を算出すると約153㎝
慎太郎が土佐の同志に宛てた書状。脱藩後も頻繁に連絡を取っていた
幼い慎太郎が勉学に励んだ場所
中岡慎太郎館の裏手にある松林寺は、慎太郎が4歳のときに学問を学んだ禅寺。敷地内に中岡家の墓地があり、慎太郎の両親、妻兼の墓碑と並び、慎太郎の遺髪が納められている。
格式高い大庄屋の邸宅を復元
当時の庄屋の家によく見られた入母屋造りの茅葺きで、母屋は約30坪の広さがある。移築後、文書をもとに1967(昭和42)年に復元。中岡慎太郎館からすぐ。
いずれも中岡慎太郎館前顕彰会(金〜日曜のみ営業)で購入できる
顔写真や家紋を描写したストラップ各400円
中岡慎太郎のロゴ入りTシャツ2000円
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