【香川】四国八十八礼所「涅槃の道場」めぐり
大師の誕生の地である善通寺や景勝地屋島に建つ屋島寺など、町のなかにある札所が続く。讃岐平野に建つ霊場をめぐれば、結願も近い。...
味はもちろん、雰囲気やレア感も店選びの重要ポイント。驚き&感激の個性派うどん店を3つのテーマで紹介。奥が深すぎる魅惑のうどんワールドにどっぷりはまろう!
風情豊かな景観とスタッフの素朴な温かさにハマりそう。
讃岐富士のお膝元でLet’s青空うどん!
讃岐富士の愛称で知られる飯野山を間近に望む店。昔ながらのしなやかな細麺と、いりこが香る上品なだしの繊細なバランスが特徴。かつて薬味のねぎは客が畑で取っていたというエピソードが残る。
セルフ
P30台
かまたま(小)270円
卵がよくからんだ細麺は、カルボナーラのようなまろやかな味わい
名店の味をおみやげに
生うどん(5玉)620円
駐車場からは讃岐富士の全景が見えるよ
屋外席には屋根があるため、雨天時も安心
昼どきや週末には行列ができる
竹林に隠されるように建つ元祖・秘境系
小高い山を分け入った先にひっそりと建つ様子は風情たっぷり。薪で焚いた水で一気に湯がくうどんは、しっかりとした歯ごたえがある。冷たい麺に温かいだしの「ひやあつ」など、独自の呼び方でも知られる。
セルフ
P30台
ひやあつ(小)+ゲソ天 330円
冷たい麺に温かいだしをかけて食べる。角が立った手切り麺は、強い弾力が感じられる
軒先では野菜や果物の無人販売が行なわれる
目印は山道に立つ看板
フシギ空間から映画に登場したおばあちゃんまで、それなしには店を語れない!
映画『UDON』のおばあちゃんに会いに行こう
「熱いんですか、冷たいんですか」の台詞でおなじみのおばあちゃんが営む、歴史ある製麺所。メニューはうどんのみで、つるりとしたのどごしのできたて麺が生醤油で味わえる。料金は後払い。
製麺所
P3台
熱い(小)+卵 170円
「熱い」麺にねぎとトッピングの卵30円を入れた、シンプルな定番メニュー
トッピングの唐辛子はかなり辛め!
看板がないため見逃さないように注意しよう
ビニールハウスで食べる本格手打ちうどん
亜熱帯植物の生産を本業とする店主が作るうどんは、麺の一本一本が味わい深い手打ち・手切り麺。肉ぶっかけ(小)600円などボリューム満点のうどんがそろう。
セルフ
P30台
肉釜玉うどん(小)600円
コシのあるねじれ麺を、肉、生卵とからめて食べるすき焼き風のうどん
ちくわや春菊など天ぷらはオール100円
店内にはカウンター席もある
まさかここで食べられるとは!縁起のよいうどんでパワーチャージ。
神主さんが手打ちする御利益うどん?!
宇夫階神社の境内にあり、店主は神主という異色店。おか泉(→P.15)で修業した店主が打つ麺は、のどごしバツグンの弾力麺。餅を天ぷらにしてのせた宮うどん500円などのうどんは「御利益がありそう」と評判。
セルフ
P15台
肉ごぼうぶっかけ 550円
コシのある麺にたっぷりのった牛肉と、甘辛く煮たごぼうが絶妙にマッチする
神社鳥居に向かって左手に店がある
玉垣が途切れた奥に入口が
四国巡礼の締めくくりに具だくさんのうどんを
四国霊場88番目の札所、大窪寺門前に建つ。打ち込みうどんは、裏山の霊水で練った麺と具材を鉄鍋に入れ、白味噌仕立てで煮込んだもの。自家製こんにゃくおでん120円もおすすめ。
一般店
朝うどん
P80台
打ち込みうどん 850円
大根や里いも、豚肉などの具が入る。麺は香川県産小麦「さぬきの夢」が使われる
自然豊かな山の中にたたずむ大窪寺門前にある
約150席の広々とした店内
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