
更新日: 2023年3月30日
【大分県佐伯市】今、注目のねこ島!深島をねこさんぽ
大分県の小さな離島・深島には、たくさんのねこと少しの島民たちが一緒に暮らしています。
美しい自然に囲まれながら、のびのびと生きるねこたち。幸せそうな、その表情のヒミツを探ります。
更新日: 2023年3月30日
大分県の小さな離島・深島には、たくさんのねこと少しの島民たちが一緒に暮らしています。
美しい自然に囲まれながら、のびのびと生きるねこたち。幸せそうな、その表情のヒミツを探ります。
島全体が国定公園に指定されている深島。
小さな島ながらも、大きな自然に囲まれた見応えたっぷりなスポットです。
<ねこ島DATE>
所在地:大分県佐伯市
人口:15人
ねこ数:約100匹
面積:1.1㎢
深島のねこたちは飼いねこでも野良ねこでもない、「深島のねこ」。
元々漁業が盛んだった深島では、ねずみが網をかじってしまうのを守るために、ねこを飼っていました。そこから徐々に増えていったねこたち。
病気や感染症、今後のお世話など、様々な問題点に正面から向かい合い、深島ねこと住民たちがこれからも幸せに暮らしていけるようにと不妊手術を決断しました。
人もねこも全員が家族のように暮らす、この深島を、これからも守っていきたいです。
<まずは大分空港or小倉駅へ>
大分県へは大分空港からと、福岡県の小倉駅で特急に乗り換えて入る2ルートが存在しています。関東・関西からは飛行機で向かうのがスムーズです。
<大分空港→蒲江港>
電車の場合は大分駅までバスなどで移動し、特急に乗車。佐伯駅からはバスかタクシーで移動しましょう。レンタカーでの移動もおすすめです。
<小倉駅→蒲江駅>
蒲江港の最寄り駅・佐伯駅までは特急一本で移動することができます。佐伯駅からはバスまたはタクシーで移動しましょう。
<蒲江港⇔深島>
蒲江港からは定期運航船「えばあぐりいん」に乗車。乗船料は片道710円です。運航状況は天候などによって変わるため、訪れる際はWEBサイトをチェックしましょう。
●蒲江出発→深島 時刻表
8:00 → 8:28
12:00 → 12:28
16:00 → 16:28
●深島出発→蒲江 時刻表
8:32 → 9:00
12:32 → 13:00
16:32 → 17:00
●チャーター便も!
定期船は島の人たちが生活で使用しているため、人数によっては乗れない場合もあります。
そのため、大人数での来島はチャーター便がおすすめです。出発時間も相談できるうえ、自分たちの深島スケジュールが実現可能になります。
080-5289-2280(でぃーぷまりん深島)
大勢のねこたちは、島内の様々なエリアをすみかにして暮らしています。
それぞれ性格は違っても、不思議と特徴が似ていることも。柔らかな表情を見せてくれる、愛くるしいねこたちと、一緒に遊びに行きましょう。
深島にいる約100匹のねこたちは、じつは全員に名前があるのです。
性格も様々で、よく似ている子は、もしかしたら親子や兄弟かもしれませんよ。
港にいる子、広場にいる子、とある住宅の近くにいる子など、ねこによって居場所はバラバラ。全エリアを行き来する猛者もいます。
遊んでと言わんばかりに自分から近づいてくる子が多いのも深島ねこの特徴。
1匹と仲良く遊んでいると、気づいたら他のねこたちが集まってくることも?
島専属のカメラマンがいるなど、カメラは手慣れたものな深島ねこたち。
自分だけに見せてくれる一瞬の表情を、ぜひカメラに収めましょう。
気温の低い朝や夕方に動くことの多いねこは、お昼はすやすや寝ている姿が多く見られます。もたれながら一緒に眠る仲良しコンビにもよく出会えます。
一般的には1日の半分以上を睡眠や休息に使うといわれているねこ。
お昼寝好きな深島ねこは、遊ぶのももちろん大好きです。島時間とともに過ごすねこたちのルーティンを、のぞいてみましょう。
ねこの朝は早く、日が昇り始めると同時に活動開始。
まずはおはようのごあいさつからスタートしましょう。昨日はいい夢見られたかな?
島に遊びにきてくれるお客さんをお出迎えしたり、お見送りしたりするのも大切なお仕事。
「また来てくれるかなあ」なんて、ねこたちの声が聞こえてきそうですね。
たっぷり寝て体力はバッチリ。広場やお庭など、いつもの場所に集合するねこもいるため、じゃれあう姿が見られるかもしれませんよ。
体を清潔に保つためには欠かせない毛づくろい。自分でなめたり、なめあったり。
心を落ち着かせる効果もあるため、リラックスした表情が見られます。
暖かな日差しにつられて、またまたお昼寝。場所を変えて寝ている子もいます。
お客さんや住民がお家へ帰っていくと、ねこたちもそろそろお休みの時間。
「明日もまた遊ぼうね」のあいさつをしてから、寝床へ向かいます。
島ねこの愛らしい表情をおさえたい方へ、simabossnekoさん自ら撮影のコツをご紹介。
最初はうまく撮れなくても、撮影するうちに仲良くなって行動が分かるんだとか。ベストショットを求めて、粘り強くチャレンジしてみましょう。
<simabossnekoさんのプロフィール>
島ねこを中心に撮影している「ねこカメラマン」。
著書には、島でのびのびと暮らすねこたちの、ありのままの姿をとらえた写真集「キス猫 – すりすり、ぎゅっ、と。」。
instagram:@simabossneko
Twitter:@simabossneko
一瞬をおさえるには、待ちの辛抱も大切です。
歩いてくる道で待ってみたり、何か狙っているところを待ってみたり、待つタイミングも様々。いざ見せてくれた一瞬を逃さないようにシャッターを押しましょう。
上級者向けPOINT!なでた後にスーパーショット?!
お腹や背中をなでると、それまでとは少し違う表情をすることがあります。
実はこのタイミングが一味違うショットをおさえるポイント。カメラを片手に、反対の手でなでながらベストショットを狙いましょう。
ねこがどんな場所で暮らしているのかも背景に入れると◎。
島らしさが伝わる海や浜辺、その島ならではのシンボルなどを背に撮ってみましょう。
ねこが活動するのは気温の低い早朝や夕方。
お昼は気温が高いので日陰で休んでいたり、お昼寝している子が多いです。せっかく島に来たなら、頑張って早起きしてみましょう。自然が鳴らす、朝の音色も素敵ですよ。
①持参の食べ物はいらいないよ
ねこのエサは住民で管理しています。
エサの持ち込みはもちろん、人間の食べ物も渡さないでください。
②住民のみなさんにあいさつを
島には住民の方が暮らしています。
お会いした時には、ぜひあいさつをしてください。また、個人の敷地内に入っての撮影など、生活の妨げになるような撮影は控えてください。
③そっと見守ってほしいのにゃ
ねこたちは人懐っこい子もいますが、ひっそりと暮らしている子もいます。
無理にさわろうとしたり、動かそうとしたりしないようにお願いします。
港から広場に向かう途中にある、深島を見守っている大明神。
深島に犬がいないのは、神様が犬嫌いだからという言い伝えが残っています。
サンゴ礁や色鮮やかな魚など、アクアリウムのような深島の海をシュノーケリングやカヤックで楽しめます。深島ならではの絶景を体感しましょう。
島唯一の飲食店。深島みそを使ったランチやカフェメニューが楽しめるほか、夏にはオーシャンビューのデッキで海鮮バーベキューも楽しめます。
料理はオーナー夫妻の手作りで、自然の味を生かしたメニューは、心が嬉しい逸品ばかりです。
一棟貸しの宿で、島唯一の宿泊場所。
部屋は複数あるため、グループ利用も可能。食品を持ち寄り、キッチンで調理するのもおすすめです。室内には島の歴史を感じられるアルバムや地図も展示されています。
■しんきや
定休日:不定休
料金:1泊2食付き8500円、素泊まり4000円(1~8名まで)
【詳細はコチラ】
深島食堂・しんきや・マリンスポーツなどの
予約・お問い合わせ先
住所:大分県佐伯市蒲江蒲江浦深島
電話:080-5289-2280(でぃーぷまりん深島)
公式サイト:http://fukashima.com/
深島かまどみそ
麦麹と大豆、お米のみで造った手づくりの味噌。
麹の香りと甘みが感じられる、優しい味が特徴。
麹の甘みがすっきり (550円・280g~)
深島みそ漬
深島みそだけで味付けをしたみそ漬。魚・チキン・ポークの3種類があり、どれも深島近海や大分県産のものを使用。
焼くだけで簡単一品 (550円~)
深島ねこ図鑑
深島に住む全ねこたちの名前と写真をまとめた図鑑。
深島に旅行する時は、この図鑑を片手に訪れよう。
これ一冊で深島ねこ博士 (1760円)
全国のねこ好きさんに向けて、旅の情報誌「まっぷる」が「ねこ」と「旅」をコラボさせたねこの本「にゃっぷる」を発刊!
本記事は、「にゃっぷる」の特集の一部を掲載したもので、本誌は、さらに充実の内容となっていますよ。
「にゃっぷる」は昭文社のねこ好きスタッフが集まって、総力を挙げて制作した、「全ページねこだらけ」の夢のような本!
ねこ島やねこ街さんぽ、ねこまみれドライブ、全国の看板ねこ、おうちでのカフェタイムに楽しめるねこスイーツのお取り寄せ、おすすめのねこの本や映画、世界のねこ街ラビリンスなどなど、自粛ムードでなかなか旅行にも出かけづらい中でもたっぷり楽しめるカワイイ一冊です。
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
夫婦ともに、旅好き・ねこ好き。旅先で出会った島のねこ達に魅了され、島に通うようになる。ねこ達とのふれあいを重ねていくうちに、逞しくも可愛い姿をカメラに収めたいと思い、カメラを手に撮影を始めた。折を見ては撮影に行く日々。
インスタグラムにて、全国の島で撮影したねこ達を投稿している他、写真展の開催や、テレビ・雑誌への写真提供を行っている。インスタグラムのフォロワー数は二人合わせて30万人超。
◆写真集「キス猫 すりすり、ぎゅっ、と。」(ワニブックス刊)
Instagramアカウント simabossneko / ぺにゃんこ