【伊勢神宮内宮 門前町】おはらい町・おかげ横丁はこんなとこ!
宇治橋から五十鈴川に沿って続く石畳の通り、おはらい町と、その中ほどに位置するおかげ横丁は、お伊勢さんの参拝客でいつも賑わっている。伊勢の歴史的建築が建ち並び、往時のおかげ参りをほうふつとさせる参道では...
お伊勢参りに来たら、必ず食べたい赤福餅。歴史ある本店の重厚な建物でいただく特別感もごちそう。季節限定のメニューも見逃せない!
おかげ横丁
宝永4(1707)年の創業以来、300年以上にわたり愛され続ける名物・赤福餅。みやげとしての人気はもちろん、風情ある本店ではつくりたての赤福餅がいただける。
DSC07958, by kaoruokumura, CC BY-ND
チェック!
明治10(1877)年に建てられた本店建物。伊勢ならではの切妻屋根が見られる
五十鈴川を望む、縁側や座敷席
赤福餅と番茶で癒しのひとときを
名前の由来は?
「赤ん坊のような素直な心で自分や他人の幸せを喜ぶ」という意味の「赤心慶福」から二文字をとったもの。これは、現在も赤福の社是となっている。
なぜこの形?
波のような形状は五十鈴川のせせらぎをかたどったもの。
伊勢だよりとは?
赤福餅折箱に同封された店主から客への日替わりの手紙。伊勢神宮や季節の行事などが描かれている。
「餅入れさん」と呼ばれる女性職人が餅を作る工程を見学できる
定番メニュー!お召し上がり「盆」210円
定番の赤福餅が2つと香ばしい番茶のセット。かつて食事代わりだったことから、箸でいただくスタイル
冬(10月中旬~4月上旬)限定 赤福ぜんざい 520円
大納言小豆の上品な甘さ。注文を受けてから焼き上げる焼き餅入り。本店向かいの別店舗でいただける
夏(4月下旬~9月下旬)限定 赤福氷520円
ほろ苦い抹茶蜜がかかったかき氷。赤福餅とは異なる特製のあんと餅が入る
赤福餅「銘々箱」 240円
みやげにぴったりの2個入り。3、6、12、18個入りの詰め合わせもある
赤福餅「折箱」8個入り 760円、12個入り 1100円、20個入り 1860円
皆で囲んで食べてほしいとの思いから、折箱に入っている。包装紙には伊勢神宮の宇治橋と本宮と正岡子規や高浜虚子が詠んだ句が書かれている
毎月1日のみの限定の味
朔日まいりの客をもてなすために生まれた朔日餅。元日を除く毎月1日のみ月ごとに季節の餅菓子が限定販売されるため、人気が高い。版画家の徳力富吉郎氏がデザインした伊勢千代紙で包まれた特別な品だ。
●当日の購入
前日の17時から受付番号票を配布。当日の早朝3時30分から列整理券と引き換え、4時30分から列整理券の番号順に並び、45分から販売を開始する。
●事前予約販売
月の前月の15日から本店店頭または電話(00596-22-2154)で受付。後日案内状(引換券)が送付される。当日は、赤福本店近くの指定場所で引き換え。
「魔除草」とも呼ばれたよもぎのさわやかな香りが広がる。中身はつぶあん。
2個入り 210円、6個入り 620円、10個入り 1030円
餅麦粉入りの餅生地で黒糖味のあんを包んだ季節菓子。麦粉をまぶしてある。
2個入り 210円、6個入り 620円、10個入り 1030円
赤福の餡で作った水ようかんを青竹に流し込んだ涼しげな逸品。
2本入り 310円、5本入り 780円、10本入り 1550円
商売の神様、恵比寿様にちなみ、小判と打ち出の小槌に見立てた2種類の餅が入る。
2個入り 250円、6個入り 740円、10個入り 1240円
おはらい町(内宮側)
0596-22-7000(赤福本店)
9:00~17:00
無休
おはらい町(猿田彦神社側)
0596-22-7000(赤福本店)
9:00~17:30(喫茶は10:00~)
無休
外宮参道
1か月の無事に感謝
感謝の気持ちを込めて、毎月1日に伊勢神宮へ参拝する「朔日まいり」という風習が伊勢にはある。この日には早朝から参拝が行われ、ひと月の無事に感謝してお礼まいりと新しい月が無事で過ごせるよう祈る。朔日まいりに合わせ、参道の店は早朝から開店し、夜が明ける前から多くの参拝客で賑わう。
毎月1日限定のお楽しみ
朔日まいりに合わせ、早朝4時頃から8時頃までおかげ横丁で開催される。旬の新鮮な野菜や果物、地場産品が並ぶほか、飲食店では朔日粥などの限定メニューが味わえる。
※1月は朔日朝市は開催されない
季節の食材などを販売する朝市。縁日のような賑わいが楽しい。早朝でも多くの人で賑わう
早朝から朔日まいりをする参拝客をやさしくもてなす朝粥。月ごとに内容が変わり、お値打ち価格でお腹を満たしてくれる特別感がうれしい。朝食をいただける店は何店舗もあり、朝粥以外のメニューを出す店もある。
とうふや
五十鈴川を眺めながら季節の朝粥を味わえる。寄せ豆腐やがんもどきなど豆腐料理も付く。
2月 めかぶ雑炊 600円
磯の香りが広がり、爽やか。寄せ豆腐付き
すし久
朔日朝粥の元祖といわれる、すし久。季節感あふれるメニューに定評があり、多い時には、店舗裏側の五十鈴川沿いまで行列ができる。粥のほか、出し巻き卵や干物、煮物なども。
6月 鮎雑炊 800円
11月 牡蠣雑炊 800円
12月 冬至粥 600円
冬至に食べると風邪をひかないといわれるカボチャが入る
通が知ってる朔日まいり前のお楽しみ♪ みそか寄席
毎月末日に、すし久で行われる落語会。おかげ横丁内の「おみやげや」でチケットを販売するほか、当日券もある。
はいからさん
おかげ横丁で唯一の洋館にある洋食店では朔日の朝限定のバイキングを実施する。
モーニングバイキング一人750円
パンやサラダ、肉料理などが並ぶ。なくなり次第終了
ふくすけ
伊勢うどんの店で、朔日限定の朔日うどんを100食限定で販売する。
4月桜海老のかき揚げうどん 300円
サクサクした桜えびが香ばしい、かき揚げをトッピング
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