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真田山陸軍墓地~旧日本陸軍の歴史を伝える日本初の軍人墓地 123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月12日

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真田山陸軍墓地~旧日本陸軍の歴史を伝える日本初の軍人墓地

天王寺区には日本で最大・最古の軍人墓地がある。 数多くの軍関係者が祀(まつ)られていますが、 その存在は大阪府民でも知らない人が多いといわれています。

真田山陸軍墓地とは

大阪市天王寺区の真田山は、大坂冬の陣で真田幸村が陣を構えた地と伝わっています。大河ドラマの影響もあって、周辺は観光スポットとして人気です。この小高い丘のふもとにひっそりと存在するのが、明治時代につくられた軍人墓地の旧真田山陸軍墓地なのです。

整然と並ぶ旧真田山陸軍墓地の墓石は古色蒼然としたたたずまいを見せ、周囲が住宅街ということもあって閑静な雰囲気をかもしています。

真田山陸軍墓地は、当時の陸軍墓地のなかで最大面積

明治政府は、大阪市に陸軍の重要機関を次々と設置し、1871年には日本初の鎮台(陸軍部隊の拠点)が創設されます。それと同時に、感染症や栄養不足、不慣れな軍隊生活で命を落とす兵が相次いだため、遺体を収容するための墓地が必要となりました。この年に完成した真田山陸軍墓地は、全国に80カ所あった陸軍墓地のなかで最大面積を誇ります。

陸軍墓地ができる数年前の真田山(宰相山)の風景を描いた絵図には、当時から花見スポットとして知られており、花見の季節になると三光神社を訪れる人が多くありました。

創設されたころは約2万8000㎡もあり、招魂社(しょうこんしゃ)も建てられました。年に一度の招魂祭も行われていたといいます。1928年に真田山尋常小学校(現・真田山小学校)に敷地の一部を譲渡し、現在の敷地面積は約1万5090㎡となっています。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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