【連載フォトエッセイ・第6回】ねこ写真家・関由香の「看板ねこ便り」清澄白河の焼き鳥屋「鳥満」後編
ねこ或る所へはどこへでも。 逆も然り。訪れる先に看板ねこがいることの多きこと。 今日も知らぬ間に呼び寄せられ、魅了されるのである--。 ...
ねこ或る所へはどこへでも。
逆も然り。訪れる先に看板ねこがいることの多きこと。
今日も知らぬ間に呼び寄せられ、魅了されるのである--。
古きも新しきも混在する深川資料館通り。派手な紅鶸色に輝ける鶏とひよこが描かれた看板が目印の『鳥満』では、焼き鳥の旨さ以外に味わえるものがある。看板ねこによる“えすこおと”だ。此処の名物店員であるのが、ご長寿ねこのとん平。店前の椅子に陣取り、熱い眼差しでお客を誘うと、その後も食べ終えるまでじぃっと側にいてくれるのである
ねこ写真家。「ユーモラスで愛おしいねこの日常」をテーマに掲げ、下町や島々のねこ撮影を主に活動。映画やドラマで準主役を張るねこやSNSで話題のねこの写真集はじめ、キャットフードメーカーなどの広告写真、雑誌やウェブマガジンでの連載も抱えている。今まで手がけてきた写真集は50冊近く。著書に『旅猫アルバム』(扶桑社)、『猫と喫茶店』(大誠社)、『ふてニャン写真集 ふてやすみ』『ねこうらら』(玄光社)、『まる文庫』(講談社文庫)など。現在、テーブルや椅子におててをついた「ねこ助」シリーズを絶賛撮影中。
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