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【連載エッセイ・第1回】猫と田舎で暮らしてみた~6匹と僕たちの里山生活~ 

高橋のら

更新日:2021年4月27日

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【連載エッセイ・第1回】猫と田舎で暮らしてみた~6匹と僕たちの里山生活~ 

東京生まれ、東京育ち。9年前に奥さんと、大分・国東半島へ移住。

そこで出会った猫たちと、こんどは、自然豊かな伊豆の田舎へ。

ゆっくりと流れる時間のなかで、森や草むらで自由に駆け回る猫たちと、一緒に暮らす日々のあれこれをお伝えしていきます。

自然豊かな伊豆半島の片隅で、6匹の猫と一緒に暮らしています。

まずは自己紹介から。

はじめまして。
今回から始まる「猫と田舎で暮らしてみた」を執筆することになった高橋のらです。

簡単に自己紹介をすると、僕は9年前の2011年にそれまで長く住んだ東京を離れ、奥さんの生まれ故郷でもある大分県の国東半島へ移住しました。
国東の家は海に近く、また歴史のある山や古寺も多く、そこに住む人たちも自然も穏やかで美しい土地でした。

国東はどこでも空が高く青く広がっている土地です

その国東で僕たち夫婦は野良猫家族と出会って仲良くなり、さらには山へ捨てられた子猫の4兄妹とも巡り合ったのです。
3年半を子猫たちと共に国東半島で過ごした僕は、2014年の秋に6匹の猫たちを連れて東日本へ戻ってきました。東京で生まれて東京で育った僕は、その時点ではまだ東京に未練もありましたが、猫たちはなるべく生まれ育った場所と似た環境を用意してあげたかった。だから街中ではなく自然が豊かな田舎に的を絞り、あれこれ考えた末に伊豆の片隅へ古い家を買って移り住みました。

まだ家の中で保護していた6匹の兄妹たち

2020年の今年、世界は新型コロナウイルスという疫病に覆われ、それまでの生活習慣に大きな変化を余儀なくされました。
人との接触を減らす暮らしが求められ、人のひしめく都会では自宅勤務やネットを使った情報交換など様々な試みが行われたのはご存じのとおりです。
そんな中で「都会を離れる」、ということが今一度考え直された感もあり、僕は敢えてそれを誰かに勧めるわけでもないけれど、自らの経験を通してこういう生活もあるよという選択肢を提示できればいいな? とかねがね思っていました。

外へ出るようになってからは毎日が探検と冒険

多くの人が一度くらいは考えたり憧れたりした「田舎での暮らし」には、実用的な指南書や解説サイトも多いと思います。僕はこれから始まるこの「猫と田舎で暮らしてみた」の中で、先人たちが説いた実務的なことではなく、都会を遠く離れた田舎で猫たちと触れ合いながら暮らすことの楽しさや、意味や、どこか言葉だけが独り歩きしているスローライフというものの実像みたいなものを届けられればと考えています。

人工物が一つも見えない景色の中で暮らす

もちろん田舎での暮らしは楽しいことばかりではなく、インフラの整備が遅れた田舎ならではの不便さや諸問題もあります。
けれどそういったことも含めた上で、田舎にはゆっくりと流れる時間や、鮮やかな季節の移ろいが残されている。
猫たちは草むらや森を駆け回り、僕はその生き生きとした彼らをみているだけでも都会を離れ、都会に戻ることをやめた価値があったと思います。

この連載が猫好きな人たちはもちろん、田舎での暮らしに興味のある人、そして自然の中で猫と暮らすことを夢見ている人へ届きますように。(文・写真 高橋のら)

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1960年東京生まれ。製本業経営を経て編集プロダクションを設立。
2011年に東京から大分県国東市へ移住し、2014年に国東市から静岡県伊豆半島に転居しました。現在は伊豆の家で編集業を営みながら仕事上のパートナーでもある家内と、国東で出会った6匹の猫たちと共に暮らしています。
国東での猫暮らしを綴った著書「猫にGPSをつけてみた」雷鳥社刊があります。

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