>  >  >  >  > 

【連載エッセイ・第26回】猫と田舎で暮らしてみた~6匹と僕たちの里山生活~

高橋のら

更新日:2021年3月9日

この記事をシェアしよう!

【連載エッセイ・第26回】猫と田舎で暮らしてみた~6匹と僕たちの里山生活~

東京生まれ、東京育ち。9年前に奥さんと、大分・国東半島へ移住。

そこで出会った猫たちと、こんどは、自然豊かな伊豆の田舎へ。

ゆっくりと流れる時間のなかで、森や草むらで自由に駆け回る猫たちと、一緒に暮らす日々のあれこれをお伝えしていきます。(毎週火曜日・金曜日に公開)

>>第1回から読む

この記事の目次

強さは優しさ

我が家には6匹の猫が暮していて勝手に長男とか次女とか決めつけているが、何かちゃんとした理由があるわけではないです。6兄妹といっても正しく言うと4つ子(元捨て子)+双子(元野良)の合わせて6兄妹。彼らは子猫の頃からずっと一緒で、小さなときはいつも6匹が団子になって寝ていたし、遊ぶ時もご飯を食べる時もいつだって皆一緒だった。
だけど僕たち人間も子供の頃は仲の良かった兄妹や姉妹が、歳を重ねるにつれ変によそよそしくなったり仲が悪くなったりするのと同様、猫たちも「自我」みたいなものが各自の中に生まれるにつれ、6匹それぞれの関係がそれぞれの距離を保つようになってくる。

強さは優しさ

4歳くらいまでは割と仲が良かった兄妹たち。歳を重ねると好き嫌いが顕著に

力が拮抗している長男しま兄とひでじ。11~翌3月までは兄弟喧嘩のシーズン (T_T)

それでも日頃のひでじはとてもおとなしくて優しい。彼は兄妹の誰かを虐めたりちょっかいを出すこともないし、自分が寝ているところへ誰かが寄ってきても嫌がったりせずに受け入れる。悪戯や悪さをすることもなく、いかつい顔からは想像できないほど僕たち人間に対しても接し方が穏やか。親バカ度を差し引いても僕はいろんな意味で6兄妹中ひでじが一番いい子だと思う。

血の繋がりがなかったしましまとくつしたを最初に兄妹と認めたのもひでじでした

ひでじはライバルを見つけると家を飛び出ていって追いかける

日頃は穏やかでおとなしいひでじがあんなにも怒る理由はなんだろうか? 何度も戦って未だ決着のついていない遺恨なのか、それとも自分たちのテリトリーを犯す侵入者に対する警告なのか、あるいは妹たちを襲おうとする不埒なオスに対する怒りなのか。僕にはそのすべてが当てはまると思うんだが、ともかく茶色の野良に対峙するひでじの怒りは凄まじい。

ひでじが闘うのは妹を護るためなのか、それとも男としての面子なのか

1960年東京生まれ。製本業経営を経て編集プロダクションを設立。
2011年に東京から大分県国東市へ移住し、2014年に国東市から静岡県伊豆半島に転居しました。現在は伊豆の家で編集業を営みながら仕事上のパートナーでもある家内と、国東で出会った6匹の猫たちと共に暮らしています。
国東での猫暮らしを綴った著書「猫にGPSをつけてみた」雷鳥社刊があります。

エリア

 >  >  >  >  > 

この記事に関連するタグ

条件検索

エリア・ジャンルを指定してください