京都の神社仏閣をチェック!いちばん行きたいのはどこ?
京都の旅ならやっぱり神社仏閣を巡りたいもの。「清水寺」や「金閣寺」、「伏見稲荷大社」などの超有名社寺や、恋愛成就にご利益のある神社、庭園が素晴らしかったり、歴史上の人物にゆかりの寺など、京都の神社仏閣...
京都駅から電車で10分
歴史が動いたドラマチックなエリア
徳川幕府の盛衰を見つめた二条城や都の象徴・京都御所など歴史上重要な史跡が多くあります。
イチオシ名所
・社寺以外で唯一の世界遺産元離宮 二条城
・エレガントな王朝文化が香る京都御所
・雨乞い伝説が残る天皇の庭神泉苑
もとは関ヶ原の戦に勝った徳川家康が上洛するときの宿泊所として造営された。寛永元~3(1624~1626)年、3代将軍家光が天皇の行幸を仰ぐために大改修。本丸・二の丸・天守を建て、ほぼ現在の規模が完成した。幕末には坂本龍馬の起案による「船中八策」が後藤象二郎を通じて幕府に提案され、15代将軍徳川慶喜が大政奉還を二の丸御殿の大広間で発表。政権を朝廷に返上し、約265年続いた江戸幕府に幕を降ろした。
南北朝時代から明治にいたるまでの500有余年にわたり、天皇が居住した禁裏で、広大な面積を持つ京都御苑内にある。古来の内裏の形態が今日まで保存されている。平成28(2016)年から一年をとおして一般公開されているので、予約不要で見学できる。
祭神は上賀茂神社に祀られている雷神の祖父神と母神で、正式名は賀茂御祖(かもみおや)神社。平安時代は王城鎮護の神としてあがめられていた。世界遺産にも登録されていて、国宝の本殿をはじめ、重文に指定されている社殿53棟が建ち並び、おごそかなたたずまいを見せている。
正式名称は賀茂別雷(かもわけいかづち)神社。創建年代は不詳だが、京都最古の社といわれる。同じく賀茂氏の祖先神を祀る下鴨神社とともに、皇城鎮護の社として敬われ、伊勢神宮に次ぐ格を与えられた。国宝の本殿と権殿、重要文化財41棟を含む約60もの建築物がある。
ほのぼのとした小さな町屋で、全国の作家がていねいに作った陶器や木の器、生活の道具のほか、絵本や美術などに関する本を販売。
建築と陶芸を学んだ姉妹が営む。料理によってだしを変えるていねいな仕事が評判で、一汁三菜の滋味あふれる料理がいただける。スイーツも夜飲みもカバーする使い勝手の良いカフェ。
京都駅から電車で20分
平安貴族も好んだ景勝の地
雄大な嵐山を借景とした天龍寺庭園から一転、嵯峨野では隠れ寺でしっとりした京情緒を満喫できます。
イチオシ名所
・スケールの大きな庭園が魅力天龍寺
・なが~い橋は嵐山のシンボル渡月橋
・心に染み入る嵯峨野の美竹林の道
臨済宗天龍寺派の大本山で足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた寺。開山は夢窓疎石。尊氏と後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒すためにともに戦ったが、のちに南朝と北朝に分かれて戦うことになった。莫大な建立費用に元との貿易で得た収入を注ぎ込んだため、元との貿易船は「天龍寺船」と呼ばれた。夢窓疎石作と伝えられる大方丈西側の曹源池庭園が創建当時の面影を伝える。加山又造が描いた八方睨みの『雲龍図』も有名。
嵯峨天皇の離宮が前身の門跡寺院で、真言宗大覚寺派の本山。いけばな嵯峨御流の発祥地で総司所でもある。宸殿にある狩野山楽筆の『牡丹図』、『紅白梅図』が見事だ。秋は嵯峨菊が可憐に咲き誇る。宸殿前に広がる白砂の庭も美しく、五大堂から見渡す大沢池の眺めも素晴らしい。
臨済宗の寺院。池泉回遊式庭園は京都屈指の名庭で、一面が苔で覆われたその様子から苔寺の名で親しまれている。拝観は申込制。世界遺産に登録されている。
すがすがしい竹の香りや深い緑に包まれた幻想的な空間は、嵐山を代表する風景。映画やドラマの撮影に登場することも多い道で、早朝や夕暮れに訪れると雰囲気アップ。
桂川(大堰川)に架かる全長155mの橋。9世紀前半にはすでに存在していたといわれている。亀山上皇が橋の上を移動する月を眺め「くまなき月の渡るに似る」と述べたことから渡月橋と名付けられたという。
映画のテーマパーク。村内では撮影風景はもちろん撮影の舞台裏が見られる。忍者ショー等の時代劇、キャラクターイベントも充実。時代劇扮装の館等、新しい体験型アトラクションも続々登場。
嵐峡を一望しながら季節の京料理と湯豆腐を
ゆったりとしたテーブル席や個室で、嵯峨豆腐と季節の京料理の両方が味わえる。旬の素材をおしげなく使い、一品一品が繊細で美しい。
京都から世界を目指すコーヒーブランド「アラビカ京都」の2号店。ハワイにコーヒー農園を持ち、世界の生豆を扱っている。渡月橋を見渡す絶好のロケーションは気分が盛り上がる。
京都駅からバスで40分
きぬかけの道に世界遺産がずらり
きぬかけの道に沿って世界に誇る名刹が建ち並びます。美術館や大学もあり、寄り道も楽しい。
イチオシ名所
・金色に輝く京都西の横綱金閣寺
・わびさびを体感できる石庭龍安寺
・遅咲きの桜が迎えてくれる仁和寺
もとは公家の西園寺家の山荘。室町幕府3代将軍・足利義満が譲り受け、さらに手を加えて豪勢で個性的な山荘に造り上げた。晩年には後小松天皇を招いて幾晩も盛大な宴を催すなどして、この山荘を自慢したという。義満の死後、夢窓疎石が開山して禅寺となった。応仁の乱でほとんどの堂宇を焼失し、残った金閣ものちに放火により焼失。この事件は、三島由紀夫の『金閣寺』や水上勉の『金閣炎上』など、数多くの小説のテーマになった。
室町幕府の管領・細川勝元によって創建された、臨済宗妙心寺派の禅寺。方丈の南側にある枯山水の石庭が有名。作者も年代も不明だが、禅の庭らしい簡素で虚飾のない風情が、多くの人の心をひきつける。白砂を敷きつめ、築地塀に囲まれた広さ250平方メートルの庭に大小15個の石が配され、「虎の子渡しの庭」「七五三の庭」とも呼ばれる。
学問の神様、菅原道真公を祀る。全国におよそ1万2000社鎮座する天満宮・天神社の総本社であり、古くより「北野の天神さま」と仰ぎ親しまれている。天暦元(947)年の創建以来、北野を発祥とする天神信仰は全国各地に広まり、学問の神、至誠、芸能、厄除の神として信仰されあがめられてきた。現在では、春には梅苑、秋にはもみじ苑を公開し、全国屈指の景勝地としても有名。
平安時代に6代の天皇に仕えた天文陰陽博士、安倍晴明を祀る。もとは晴明の住居跡といわれ、近くの一条戻橋には、式神を隠していたという話や死者を甦らせたという話など、さまざまな不思議が伝えられている。
宇多天皇が父・光孝天皇の遺志を継いで平安時代に創建した真言宗御室派の総本山。国宝の金堂をはじめ、左右に金剛力士像を安置する二王門、五重塔、観音堂など、数多くの重要文化財が建ち並ぶ。平安時代から明治初期まで代々皇子や皇孫が門跡を務め、隆盛を極めた。樹高が低い御室(おむろ)桜が有名。また、宇多天皇を流祖と仰ぐ御室流華道の家元としても知られている。
出し巻きサンドは「NYと京都を結ぶ」をコンセプトに考案されたメニュー。その厚みや甘さ控えめのだしは京風だし巻きそのもの。パンとの相性を考えた濃いめのだしが香り豊か。
・源氏物語の雅とお抹茶を楽しむ宇治
京都駅から電車で約20分
・龍馬が愛した町で酒蔵めぐり伏見
京都駅から電車で約15分
・秀吉好みの豪華な桜と国宝建築醍醐
京都駅から電車で約20分
・京都屈指の聖なるパワースポット鞍馬・貴船
京都駅から電車とバスで約1時間10分
・心ほどける里山の風景と古寺大原
京都駅からバスで約1時間10分
・いにしえより都を守る霊峰への旅比叡山
京都駅からバスで約1時間
・天地が錦に染まる紅葉の名所高雄
京都駅からバスで約50分
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