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壇上伽藍の見どころ解説 根本大塔をはじめ注目ポイントはこちら!高野山の核となる場所をめぐろう

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更新日: 2024年7月21日

壇上伽藍の見どころ解説 根本大塔をはじめ注目ポイントはこちら!高野山の核となる場所をめぐろう

約1200年前に嵯峨天皇の勅許を得て、弘法大師が開いた修禅道場「檀上伽羅」。
高野山の核となる場所として知られ、開創の際には弘法大師みずから足を運び、堂塔の建立に心血を注いだと伝えられています。
日本初の密教伽藍で、独特の諸堂配置は曼荼羅の世界を表現しているといわれているので、ゆっくりとめぐってみましょう。
金堂と根本大塔は、内部を拝観することもできます。

壇上伽藍の見どころを解説します!

壇上伽藍モデルコース

拝観前にチェック!
☑ 根本大塔を中心に時計回りにまわる
☑ 金堂と根本大塔は内部拝観可能
☑ 夜にはライトアップされる

モデルコース(所要時間:約60分)

① 中門

② 金堂

③ 六角経蔵

④ 御社

⇩ ・山王院

⑤ 西塔

⇩ ・孔雀堂 ・准胝堂

⑥ 御影堂

⑦ 三鈷の松

⑧ 根本大塔

⇩ ・愛染堂

⑨ 不動堂

⇩ ・大会堂 ・三昧堂

⑩ 東塔

 ・智泉廟 ・蛇腹道

壇上伽藍

住所
和歌山県伊都郡高野町高野山152
交通
南海高野線極楽橋駅から高野山ケーブルで5分、高野山駅で南海りんかんバス大門南駐車場行きに乗り換えて13分、金堂前下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
境内自由、大塔、金堂は8:30~17:00
休業日
無休(行事により内拝不可日あり)
料金
見学料(金堂、根本大塔)=各500円/山内共通券(金剛峯寺・徳川家霊台など)=1500円/(障がい者と同伴者1名無料)

壇上伽藍の見どころ解説 ① 中門

開創1200年を記念して再建された五間二階の楼門

天保14(1843)年の火災で焼失した中門が、開創1200年の節目に172年ぶりに再建された。焼失を免れた持国天と多聞天に、新造の広目天と増長天が加わり、四天王揃い踏みとなった。

壇上伽藍の見どころ解説 ① 中門

柱には、西塔の裏手にあった樹齢300年以上のヒノキを使っている

壇上伽藍の見どころ解説 ② 金堂

高野山の総本堂として重要な役割を果たすお堂

開創当時は講堂と呼ばれ、平安時代半ばからは高野山の総本堂となった。建物は七度も再建されていて、現在の建物は昭和7(1932)年に完成。本尊の薬師如来像は高村光雲作で秘仏。

壇上伽藍の見どころ解説 ② 金堂

厨子に納められた御本尊を護るために安置された、色鮮やかな仏像にも注目

内部拝観可能!

仏師・高村光雲による本尊・薬師如来は秘仏のため普段は見られないが、両脇に安置された色彩豊かな6体の仏像や木村武山による壁画を拝観できる。

拝観時間:8:30~17:00
拝観料:500円

平清盛が奉納した両界曼荼羅のレプリカも見られる

壇上伽藍の見どころ解説 ③ 六角経蔵

把手をまわしてご利益を!

鳥羽法皇の菩提を弔うための「一切経」を収めるために建立された。現在の建物は昭和9(1934)年に再建されたもので、把手がついていて回すことができるようになっている。一回りすれば、一切経を読んだのと同じ功徳が得られるとされている。

壇上伽藍の見どころ解説 ③ 六角経蔵

壇上伽藍の見どころ解説 ④ 御社

高野山一帯を神領とする丹生明神を祀る

一宮には丹生明神、二宮に高野明神、三宮は総社として十二王子・百二十伴神が祀られている。現在の社殿は文禄3(1594)年に再建され、重要文化財に指定されている。

壇上伽藍の見どころ解説 ④ 御社

奥まった場所にあり、凛とした静寂を感じる神聖な空間

壇上伽藍の見どころ解説 ⑤ 西塔

弘法大師の弟子真然によって建立

根本大塔と二基一対で密教世界を躯体的に表現している。本尊には金剛界大日如来、周囲には胎蔵界四仏を安置。現在の塔は天保5(1834)年に再建された擬宝珠高欄付多宝塔。

壇上伽藍の見どころ解説 ⑤ 西塔

壇上伽藍の見どころ解説 ⑥ 御影堂

弘法大師御影像を安置する神聖な場所

弘法大師御影像を安置していて、高野山の中でも重要な聖域とされる。近年では旧暦3月21日に行われる「旧正御影供」の前夜にのみ、外陣への一般参拝が許されている。

壇上伽藍の見どころ解説 ⑥ 御影堂
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【筆者】STORE

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