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沖縄・八重山の離島で食べる癒し系朝ごはん 素朴な郷土食から、贅沢ブレックファストまで朝食ホッピング!

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沖縄・八重山の離島で食べる癒し系朝ごはん 素朴な郷土食から、贅沢ブレックファストまで朝食ホッピング!

日本にいながら常夏気分を味わえる沖縄。二度目、三度目なら本島からさらに南の八重山・宮古などの離島を訪れてみるのがおすすめです。

離島の魅力は、小さくてもそれぞれに自然や文化が少しずつ異なること。それは、朝ごはんにもよく表れています。今回は石垣島を拠点に、八重山の島めぐりとともに味わう琉球カラーにあふれる朝ごはんをご紹介します。

沖縄の離島・八重山諸島って、どんなところ?

沖縄の離島・八重山諸島って、どんなところ?
石垣島の絶景ビーチ・川平湾。島々で海の色も少しずつ異なる八重山諸島

八重山諸島とは、石垣島をはじめ竹富島・小浜島・西表島・波照間島・与那国島など、大小10以上の島々からなる諸島群のこと。那覇がある沖縄本島からは南西に400~500km離れています。これは、東京~大阪間と等しい距離。同じ沖縄県なのにこれだけ離れているのだから、景色も食べ物も異なって当然。本島より年間平均気温が1~2℃高く、夏もひと足早く訪れます。

八重山の中心、石垣島へは、東京・大阪・名古屋などの主要都市から直行便を利用すれば、アクセスはスムーズ。さらに石垣島から各島へ、フェリーが出ています。そんな“離島の離島”でおすすめの朝ごはんは、地元の人に愛される郷土食もあれば、リゾートの贅沢ブレックファストもあり、とてもバラエティ豊かです。

八重山の癒し系朝ごはん1.石垣島で食べたい、夜明け前から行列ができる「とうふの比嘉(ひが)」のできたてゆし豆腐(石垣島)

八重山の癒し系朝ごはん1.石垣島で食べたい、夜明け前から行列ができる「とうふの比嘉(ひが)」のできたてゆし豆腐(石垣島)
早朝6時半の開店を目指し、夜明け前からお客さんが訪れる人気店

まずは八重山の中心、石垣島でぜひ訪れたい朝ごはんスポットからご紹介。地元の人も足繁く通うのが、「とうふの比嘉(ひが)」。沖縄の郷土料理の一つ、「ゆし豆腐」のできたてが食べられる店です。

「ゆし豆腐」とは、豆乳にニガリを加えただけの、固まる前の豆腐のこと。柔らかくふわっとした状態で、見ためはおぼろ豆腐そっくりですが、もう少し固めで大豆の味が濃いのが特徴。沖縄ではそのまま食べたり、味噌汁に入れたり、ご飯にのせて丼ふうに、また八重山そばの具として入れて食べることもあります。

地元の常連客に加え、リピーターの観光客も多い

その「ゆし豆腐」を創業から70年にわたり作り続けているのがこちらのお店。食事処では朝、作ったばかりのゆし豆腐の定食を味わうことができます。

定番中の定番メニューが、ゆし豆腐にふりかけご飯と豆乳、漬物が付いた「ゆし豆腐セット」(450~900円)。おなかの空き具合に合わせ、小・大・特・超の4種類から選べます。一方、私がいつも注文するのは、名前がちょっとユニークな「お年寄りゆし豆腐セット」(450円)です。

「お年寄りゆし豆腐セット」450円。“お年寄り”でなくても、年齢に関係なく注文できる

丼たっぷりのゆし豆腐におかゆ、玉子焼きとおからの味噌炒めが付いて450円はコスパ抜群。このメニューを選ぶようになったのには理由があります。初めて訪れたとき、「ゆし豆腐セット」に付け合わせの玉子焼きなどを組み合わせたら思ったよりボリュームがあり、食べきれなかったから。以来、メニュー名も気に入っていて、これに落ち着きました。

ゆし豆腐の見た目はふわふわですが、食べてみると意外にしっかりした食感で食べ応えも十分。豆腐そのものに少し塩味があり、おつゆにその塩味と大豆の風味が出ていて、具沢山スープのように食べられます。また、おかゆに豆腐を混ぜて食べると、口当たりに変化が出ます。

味付けが物足りない場合、お好みで卓上に用意されているしょうゆや塩、ぴーやし(島胡椒)やコーレーグース(島唐辛子の泡盛漬け)などを加えると、ピリッとパンチが利いた味になりますよ。

「ぶっかけゆし豆腐」750円は、ご飯と麺の2種類から選べる

ゆし豆腐とご飯を一緒に食べる丼メニューが、「ぶっかけゆし豆腐」(750円)。豆腐の下にご飯とトロロ、卵の黄身が入っています。味付けは、魚介系の出汁にほのかなしょうゆ味。まず、豆腐そのものを味わってから、ザクザクかき混ぜて食べます。途中でしょうゆを足して味に変化を付け、最後はコーレーグースでさっぱり〆るのがおすすめです。

お店があるのは、石垣の市街地から約2km離れたサトウキビ畑のまん中。地元の人が出勤前に訪れることも多く、早朝6時半の開店に合わせ暗いうちから待つ人の姿は、おなじみの光景です。オープンから10~15分で満席になることもありますが、サクッと食べて帰る人が多いため、待ち時間はそんなに長くありません。ただし、お昼前には売り切れてしまうことがあり、なるべく早い時間に訪れるのが確実です。お店の人によると、金・土曜と、定休日明けの月曜がとくに混雑するとのことでした。

サトウキビ畑の入り口にある、この看板が目印

公共交通機関では不便な場所にあるため、自家用車、レンタカーで訪れる人がほとんど。タクシーの場合、「とうふの比嘉まで」と告げれば、有名店なのですぐわかります。石垣港離島ターミナル近くのホテルに滞在することが多い私は、ホテルで無料貸し出ししている自転車を利用します。のんびりこいで、10~15分ほどですよ。

とうふの比嘉

住所
沖縄県石垣市石垣570
交通
石垣空港から車で30分
料金
ゆし豆腐セット=550円(大)450円(小)/ぶっかけゆし豆腐=750円/お年寄りゆし豆腐セット=450円/豆腐ちゃんぷるー定食=650円/付け合わせ(イカの塩辛・おからの味噌炒め・目玉焼き・玉子焼きなど)=各150円/他

八重山の癒し系朝ごはん2.ふわふわのだし巻きが人気「旬家(しゅんや)ばんちゃん」で島食材のヘルシー朝ごはん(石垣島)

八重山の癒し系朝ごはん2.ふわふわのだし巻きが人気「旬家(しゅんや)ばんちゃん」で島食材のヘルシー朝ごはん(石垣島)
予約して食べに行きたい「あさごはんセット」1320円

石垣空港から車で約5分の白保は、沖縄の伝統的な民家やフクギの防風林が残り、どこか懐かしくのんびりとした雰囲気の小さな集落。ここで予約なしでは入れないほど人気の店が「旬家(しゅんや)ばんちゃん」。朝ごはんと昼ごはん中心のこの店では、白保を中心に島内の農家から直接仕入れた安心・安全な食材を使った料理を味わえます。

名物のだし巻きは、スフレみたいにふわっふわ!

朝ごはんのメインが、地元の養鶏場で平飼いする鶏の卵2個半~3個で作るふわっふわの「だし巻き」。スプーンが付いてくるのは、お箸でつまめないほど柔らかだから。スプーンですくって口に入れると“しゅるん!”と淡雪のように溶け、卵のコクと出汁の風味、塩味が残ります。

注文を受けてから一つひとつ焼き上げるので少し時間は掛かりますが、できたてをハフハフいいながら食べるひとときの幸せなこと! 冷めるとしぼんでしまうので、熱々のうちに食べましょう。

「島魚のマース煮」は、さっぱりとした塩味。この日の魚はクロダイ

もうひとつのおかずが、「島魚のマース煮」。「マース」とは塩のこと。日によってカジキやマグロ、マンピカーなど魚の種類が変わり、すべて石垣島近海で捕れたものが使われます。豆腐や季節の野菜と一緒に、さっぱりとした塩味に炊き上げてあり、食材そのものの味がいきています。

薄紫色のご飯は、白保産の「ひとめぼれ」に、無農薬栽培の黒紫米(こくしまい)を混ぜて炊いたもの。黒紫米とは古代米の一種で、ポリフェノールとともにビタミンとミネラルが豊富なのだとか。モチモチとしていて、ちょっと香ばしく、かみしめるとどんどん甘みが出てきます。お茶碗に軽めによそってあり、お代わりもOKですよ。

ご飯にだし巻きをのせて、卵かけご飯風に。あまりの美味しさに、ご飯のお代わりする人、多し!

1杯目はおかずとともに、2杯目はだし巻きとソーキ(豚のアバラ肉)のしぐれ煮をのせ、卵かけご飯風にして食べてみたら、箸が止まらなくなってしまいました。味噌汁の味噌は自家製。季節によってアーサー(ヒトエグサという、アオサに似た海藻)汁かモズク汁になります。

「ハイビスカスの花蜜」(左)660円と、「お米のシフォンケーキとアイスのセット」400円も、すべて自家製。アイスクリームはテイクアウトできる

自家製デザートの別腹もぜひ残しておきたいところ。ふわふわのシフォンケーキに、黒糖のコクをしっかり感じられるアイスクリームの盛り合わせががおすすめです。

「白保」のバス停(上)は、石垣空港からひとつ目の停留所。白保海岸(下)は、のんびりと散歩したい場所

旅の日程が決まったら早めの予約が確実ですが、当日でも空席があれば利用できるので、必ず問い合わせをしてから訪れましょう。場所は、石垣空港から市街地へ向かう空港シャトルバスでひとつめの停留所「白保」から集落内をぶらぶら歩いて約3分。店の庭から白保海岸に出ることができ、食後の散歩を楽しむのもいいですね。

■旬家(しゅんや)ばんちゃん
住所:沖縄県石垣市白保13-1
電話番号:0980-87-0813
交通:石垣空港からバスでバスターミナル・石垣港離島ターミナル方面行き、またはバスターミナルから石垣空港行き「白保」下車、徒歩3分
営業期間:通年
営業時間:朝食8:30~、ランチ11:30~(いずれもなくなり次第終了)
休業日:不定休
料金:あさごはん1320円、ひるごはん1870円、お子さま用べいびいセット330円、うたまのひるごはん(お子さまランチ)1400円、自家製さみん(月桃)ジンジャー660円、ほか ※要予約
カード:利用可能
公式サイト:www.shun-ya-banchan.com

八重山の癒し系朝ごはん3.日曜限定のお楽しみ、おばぁの手作りごはんが食べられる「白保日曜市」(石垣島)

八重山の癒し系朝ごはん3.日曜限定のお楽しみ、おばぁの手作りごはんが食べられる「白保日曜市」(石垣島)
回廊のような会場に郷土食や民芸品が並ぶ

小さな集落でありながら、八重山ならではの伝統文化や史跡が多く残る白保。ここで、採れたての島野菜やお土産にぴったりの民芸品とともに家庭料理を味わえるのが、毎週日曜日に開かれている「白保日曜市」です。

会場の「しらほサンゴ村」は、石垣空港からバスで2つめの停留所「白保小学校前」で下車し、徒歩5分ほど。会場内には島野菜、手作りジャムやお菓子、ハーブティーなどの加工品のほか、伝統工芸品の八重山上布を使った小物などが並びます。

サーターアンダギーなどのおやつとともに人気なのが、島のおばぁたちが腕を振るう家庭料理。なかでも、月桃(げっとう)の葉でおむすびを包んだ「カナッぱおむすび」をぜひ味わってみてください。

月桃の葉で包んだ「カナッぱおむすび」各250円(右)の中身は、ジューシー(炊き込みご飯)と雑穀米の2種類

「カナッぱ」とは、石垣島の方言で「葉っぱ」のこと。島では殺菌作用がある月桃の葉をお皿代わりにしたり、食材を包んで保存食に活用してきた歴史があります。長持ちするだけでなく、月桃独特の甘くスパイシーな香りが付くので、おにぎりやお餅を包むことが多いのだそう。

その日によっておかずの内容が変わる「総菜パック」500円

アーサー(海藻)の天ぷらやチャンプル、島野菜のピクルスなど、地元食材を使ったいろいろな総菜を少しずつ味わえる「総菜パック」(500円)と、「カナッぱおむすび」を組み合わせれば、白保版“おふくろの味”の朝ごはんが完成。総菜の内容がその日によって変わるのも楽しみです。

「白保日曜市」には、「カナッぱセット」という、月桃の葉で包んだおにぎりとおかずに味噌汁が付いた、人気のセットメニューがあります。残念ながら現在は場内で飲食ができないため休止中なのですが、いずれ復活することを楽しみに待ちたいところです。

復活が待ち遠しい「カナッぱセット」

出店している地元の人たちと交流できるのも、日曜市ならでは。島野菜の名前やおすすめの食べ方を教わったりすると、さらに楽しめます。石垣空港から市街地へ向かう途中にあり、日曜朝に到着したら、ここで少し遅めの朝ごはんを食べてから石垣の旅を始めれば、たちまち“しまんちゅ”(島に住んでいる人のこと)気分になれますよ。

■白保日曜市
住所:沖縄県石垣市白保118 しらほサンゴ村
電話番号:080-8553-8848
交通:石垣空港からバスでバスターミナル・石垣港離島ターミナル方面行き、またはバスターミナルから石垣空港行き「白保小学校前」下車、徒歩5分
注:車の場合、道路案内表示A-15を海側へ。集落内の交差点は必ず一時停止し、最徐行すること。子どもやおじぃ、おばぁ、カメやクイナ(鳥)が出てくることが多いため
営業期間:通年
営業時間:毎週日曜10:00~13:00
休業日:月曜~土曜
料金:カナッぱおむすび250円、八重山そば350円、ほか
カード:利用不可
公式サイト:natsupana.com/whatwedo/nichiyouichi/

八重山の癒し系朝ごはん4.片手で食べられる「マーミヤかまぼこ」の「おにぎりかまぼこ」とは!?(石垣島)

八重山の癒し系朝ごはん4.片手で食べられる「マーミヤかまぼこ」の「おにぎりかまぼこ」とは!?(石垣島)
「おにぎりかまぼこ」1個216円は、テニスボールくらいの大きさ

「マーミヤかまぼこ」は、石垣島で1945年創業の老舗のかまぼこ店です。
石垣島のご当地フードのひとつが、かまぼこ。四方を海に囲まれ漁業が盛んな石垣島では、白身魚を使ったかまぼこ作りが古くから行われてきました。板にのせて形を整えたものではなく、“たらし揚げ”といって、すり身をちぎって油に落として揚げることが多いため、不ぞろいな形なのも特徴。見た目はかまぼこというより、素朴なさつま揚げに近い感じでしょうか。これを島の人はおかずにしたり、つまみやおやつ代わりによく食べるそう。

シンプルなものから、すり身に豆腐を混ぜたもの、野菜やモズク入りなどたくさんの種類があるなか、ユニークなのが「おにぎりかまぼこ」。ご飯をかまぼこ生地で包んで揚げてあり、もとはまかない飯として食べていたものだとか。

こんなふうに片手で食べられるため、離島ターミナルの待合室やフェリー内で食べる人が多い

こちらの店の「おにぎりかまぼこ」は、野菜天で黒紫米のご飯をくるんであります。魚のすり身から出た出汁と塩味がご飯に浸みていて、素朴ながら旨みたっぷり。ひとつずつポリ袋に入っているから、手を汚さず片手で食べられるのも便利。朝ごはんにはもちろん、小腹が空いたときやドライブ中のスナック代わりにも重宝します。

お土産用に地方発送OK。真空パックは石垣空港の売店でも販売している

お店があるのは、バスターミナルと石垣港離島ターミナル、どちらからも徒歩約10分の場所。開店後の早めの時間に行くと、まだ温かいものが並んでいますよ。揚げたてを確実に手に入れるには、前日までに電話で予約しておくことをおすすめします。ただし、日曜日は真空パックの販売のみになります。

■マーミヤかまぼこ
住所:沖縄県石垣市新川8
電話番号:0980-82-3363
交通:バスターミナルから徒歩10分
営業期間:通年
営業時間:8:00~17:00
休業日:無休
料金:おにぎりかまぼこ216円、おにぎりかまぼこ(真空2個入り)520円、かまぼこ各種(袋入り)750円、ほか
カード:利用可能
公式サイト:www.marmiya.com

八重山の癒し系朝ごはん5. 1日1組限定! 特別な朝に「星のや竹富島」の贅沢ブレックファストはいかが?(竹富島)

八重山の癒し系朝ごはん5. 1日1組限定! 特別な朝に「星のや竹富島」の贅沢ブレックファストはいかが?(竹富島)
離島の集落に暮らすような体験ができる「星のや竹富島」

石垣島から最も近い離島が竹富島。フェリーで10~15分の距離で、石垣港離島ターミナルからは早朝から夕方まで、1時間にほぼ2便が運航しています。周囲約9kmの小さな島ながら、沖縄の原風景といえる家並みや自然が残り、島の人の暮らしに伝統文化が息づく竹富島。ここに、“八重山でいちばんゴージャスな朝ごはん”があると聞けば、一度食べてみたいと思いませんか?

夏の間だけ、1日1組限定のとびっきり贅沢な朝ごはんを食べられるのが「星のや竹富島」。約2万坪の敷地に、島の伝統家屋と同じ琉球赤瓦の家並みと石垣を踏襲し、その佇まいはずっと昔からこの島にある集落のようです。

宿泊した人だけが見ることができる、幻想的な朝焼け。刻々と色を変えるドラマチックな景色の特等席で、1日1組の特別な朝ごはんを

朝焼けが美しい夏の季節だけ提供している「夏焼(なつあけ)ブレックファスト」の値段は1万4520円。びっくり(!)な価格ではありますが、内容を知れば納得です。

まず、ロケーションが素晴らしい。静かな早朝のプールを貸し切り、浅瀬には朝日が昇る東の空に向けてテーブルがセッティングされます。この特等席に並ぶのは、夏に旬を迎えるマンゴー、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツなどを中心に、生ハム、チーズ、エビのカクテルやローストビーフ、サラダといったボリュームたっぷりの内容。さらに、ソムリエがセレクトしたシャンパンは、フルーツとの相性の良さで選ばれたもの。完熟フルーツを思わせる甘い香りと繊細な泡立ちが、朝のシャンパンタイムをいっそう盛り上げてくれます。

「夏焼(なつあけ)ブレックファスト」1万4520円に合わせるシャンパーニュは、「ルイ・ロデレール・カルト・ブランシュ」(写真は2名分)

日の出の時間に合わせ、早朝5時半ごろからスタートするブレックファストタイム。BGMは木々を揺らす風の音と、目覚めたばかりの鳥のさえずり。まだ暗かった空が少しずつ色みを帯び、薄紅色から力強いオレンジ色へと変わるのを眺めながら過ごします。誕生日、結婚記念日などのお祝いの席に利用したり、ここでプロポーズをした男性もいるとのこと。特別な朝に、これ以上贅沢なシチュエーションはありませんね。

代表的な郷土料理を少しずつ味わえる「琉球朝食」4235円

1日1組限定の席を確保できなくても、レギュラーメニューの朝食があるのでご心配なく。島食材をたっぷり使った「島人(しまんちゅ)の朝ごはん」は、「琉球朝食」、「ゆし豆腐粥朝食」の和食2種類と、ブイヤベースがメインの「海風(うみかじ)ブレックファスト」、「シリアルブレックファスト」の洋食2種類の合計4種類。

沖縄の代表的な料理を少しずつ味わえるのが、お祭りなどの行事のときにふるまわれる重箱料理をアレンジした「琉球朝食」。9つに仕切った重箱に、ラフテー(豚肉の角煮)、八重山かまぼこ、島豆腐の白和え、白身魚のミーバイ(ハタのこと)の茶わん蒸しなどが詰められていて、ご飯はジューシー(炊き込みご飯)と白米から選べます。

「ジューシー」(左)は、沖縄の炊き込みご飯。味噌汁の具の車麩は、チャンプルにも使われる沖縄ではおなじみの食材

島野菜の味の濃さを感じられるのが、ゴーヤの和え物。ガツンとくる苦みが、本土で食べなれたゴーヤとは別物の野菜のようで、朝の胃腸をしっかり目覚めさせてくれます。ミーバイの茶わん蒸しは、口当たりが滑らかで優しい味わい。食欲がない朝でも、するっと食べられます。ほかにも、干しシイタケの出汁がしっかり効いたジューシー、甘味の紅芋ぜんざいなど、食べているうちにどんどん食欲がわいてきて、体のなかから元気になってくるのを感じました。

竹富島名物・集落を巡る水牛散歩は、涼しい朝の時間帯がおすすめ

石垣島からのアクセスが良く、日帰りで訪れる人が多い竹富島ですが、ゆったりとした島時間のなかで味わうブレックファストタイムは、宿泊した人だけの特権。昼間のお客さんが帰った後のサンセットタイム、360度視界が広がる夜空にまたたく星、静寂の中で始まる朝焼け、そのすべてが朝ごはんをさらに美味しくしてくれますよ。

星のや竹富島

住所
沖縄県竹富町沖縄県八重山郡竹富町竹富
交通
竹富港から車で8分(竹富港から送迎あり)
料金
1室=75000円~(税・サービス料金別途必要、時期によって異なる)(基本2泊~、食事別料金)

八重山の癒し系朝ごはん6.世界自然遺産の島の朝ごはんは、「西表島ホテル」のビーチピクニックで(西表島)

八重山の癒し系朝ごはん6.世界自然遺産の島の朝ごはんは、「西表島ホテル」のビーチピクニックで(西表島)
三日月形の入り江が美しいホテル前の「月ヶ浜」は、波が穏やかでビーチピクニックにぴったり

西表島へは石垣港離島ターミナルからフェリーで約45分。島の9割が亜熱帯の原生林に覆われ、日本最大のマングローブ林が広がるこの島には、特別天然記念物のイリオモテヤマネコのほか、希少な小動物や昆虫が多く棲息し、ハイキングやトレッキング好きの人が多く訪れています。

“日本最後の秘境”とも呼ばれる西表島で、ビーチを独り占めにしてピクニック風朝ごはんを楽しめるのが、「星野リゾート 西表島ホテル」。ビュッフェスタイルの朝食をピクニックボックスに詰めてもらい、ホテル前のビーチで食べられます。

黒糖フレンチトースト(上)と、南国のフルーツや新鮮野菜もたっぷり(下)

南国のフルーツや島野菜を食べられるビュッフェメニューのなかで、ぜひとも味わってみたいのが、黒糖フレンチトースト。黒糖のコクと香ばしさがしっかり感じられるフレンチトーストは、とろけそうな食感です。

朝のビタミン補給にぴったりのフルーツジュースやハーブウォーターも登場

沖縄本島に比べ平均気温が高いこともあり、糖度が高いフルーツが育つ西表島。パイナップル、マンゴーをはじめとした季節のフルーツのジュースや、色とりどりのハーブウォーターも楽しみです。ビタミンがたっぷり摂れて、特に女性におすすめです。

朝食はレストラン内で食べるのはもちろん、テイクアウトしてプールサイドや客室で食べてもいい

プールサイドの小径からアクセスする「月ヶ浜」は、弓なりに広がる波が穏やかなビーチ。混雑することはほとんどなく、プライベートビーチのように独り占めして過ごせます。
トレッキングのほか、マングローブ林でのカヤッキングも楽しみな西表島。朝ごはんでしっかりエネルギーチャージしてから出かけると、よりアクティブに楽しめますよ。

星野リゾート 西表島ホテル

住所
沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
交通
石垣港離島ターミナルからフェリーで約45分/西表島・上原港から車で約10分
料金
1泊朝食付き=14000円~(2名1室利用時の1名分)/
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