【富山タウン】アート旅♪おすすめスポットをチェック!
富山市内には新幹線の開業に合わせて美術館が続々誕生している。芝生と水辺の景観が美しい環水公園や個性的なショップなど、とことんアートを満喫できるおしゃれな街・富山を散策しよう。...
更新日: 2023年3月29日
富山県・朝日町は、山から海までの距離が近く、ゆったりとした心地よい空気が流れる町。
新潟県との県境にあり、シャワシャワと鳴る波音が楽しい砂利浜の海岸や山深い地域で根付いた独特なお茶文化、春の数週間にだけ訪れる絶景など、朝日町ならではの光景にたくさん出会えます。
そんな朝日町を1日観光するなら…のおすすめプランをご紹介します。
富山県の東端に位置し、新潟県と長野県に接している朝日町。海抜0mの海岸から標高3000m級の北アルプスまでの距離が近く、海と山に挟まれたダイナミックな地形が特徴です。町名の由来となった朝日岳は秘峰ともいわれ、高山植物の宝庫として登山者たちから厚い支持があります。
江戸時代には関所が設けられ、宿場町として発展しました。関所は鉄砲や弓、槍なども多く備えられ、日本一厳しい関所であったと伝わります。当時の面影を残す建物は少なくなりましたが、町家風の建物が軒を連ねたり、護国寺などの神社仏閣が残ったりと、町内各所で名残にふれることができます。
朝日町へは、北陸新幹線の富山駅から電車で約50分。町の中心部をめぐるなら、あいの風とやま鉄道・泊駅、ヒスイ海岸を目指すなら越中宮崎駅で降りましょう。
山間部へ向かうには車が必須。中心部めぐりにはレンタサイクルもおすすめです。
[電車]
JR富山駅 → あいの風とやま鉄道 50分 → あいの風とやま鉄道 泊駅
[車]
北陸自動車道 富山IC → 約35分 → 朝日IC
朝日町に着いたら、まずはヒスイ海岸へ。砂利浜の波音に耳をすませながら、ヒスイ探しを楽しめます。海岸すぐそばにあるヒスイテラスには、見つけた石がヒスイかどうか判定してくれるガイドも常駐。ヒスイ探し名人のガイドと楽しむ石探しツアーも実施しています。
朝日町の代名詞でもあり、「日本の渚百選」や「快水浴場百選」にも選ばれた、幅100m、東西約4kmのヒスイ海岸。まさにヒスイの原石が打ち上がることから、名付けられました。砂利浜の海岸なので、波が打ち寄せるたびにシャワシャワという石の音が響きます。心地よい波音に癒されながら、散歩するだけでも十分に楽しめる場所です。
ヒスイ海岸を訪れたなら、まずはヒスイ探しを楽しみましょう。見つけ方のコツとしては、色が白色で透明感のある石を探すと見つかりやすいそう。波が荒れたあとは、海岸に新しい石が打ち上がっているので、波打ち際の濡れた石が狙い目なんだとか。
様々な石がころがるヒスイ海岸では、ヒスイはもちろん、自分だけのお気に入りの石探しもおすすめ。自分で見つけた石がヒスイかどうか見極めてくれるヒスイ探しの名人ガイドもいます。春から秋にはヒスイ探しと郷土料理・たら汁を楽しめるスペシャルツアーも実施。石ころブレスレット作り体験もありますよ。
ヒスイ探しをするなら、ヒスイ海岸のすぐそばにある「ヒスイテラス」にも立ち寄りましょう。町の観光情報が集まっており、ヒスイ探しのガイドが常駐する場所でもあります。屋上や屋外、屋内など様々なテラスがあり、ヒスイ海岸を眺めながらくつろげる、贅沢なひとときが過ごせます。
館内にはヒスイ海岸で見つかったヒスイの原石などを展示したギャラリースペースやシャワールーム、更衣室も。サイクルステーションでもあり、レンタサイクルも実施しているので、町内を観光するならまず訪れておきたいスポットです。
屋内のテラスは大きな窓が特長。寒い日や雨の日もヒスイ海岸を眺められる
ヒスイを展示するギャラリースペース。さわってOKの石も
ヒスイ以外の石も展示中。自分が出会った石はどれかな
お昼は朝日町の郷土料理、たら汁を召し上がれ。たらを丸ごと一本ぶつ切りにして、煮込んだアルミ鍋のまま提供されるのが朝日町流。国道8号沿いにあるたら汁を提供するお店が並ぶエリアは「たら汁街道」とも名付けられています。たらはスケソウダラで、通年で手に入る魚。どの季節もおいしく食べられるソウルフードです。
かつて、たらの水揚げ量が豊富だった朝日町。漁師の夫を出迎える時にあったまってほしいと、妻たちがたらと味噌を大鍋で煮込んだのが、たら汁のはじまりとされています。その後、家庭の食卓にも並ぶようになり、今では学校の給食に出ることもあるそう。
身の多いおなか、味の濃い肝、食感が楽しい頭など好きな部位も人それぞれ。たらの旨みがたっぷりしみ出たスープも最後まで飲み干したくなる逸品です。
ヒスイ海岸からやや新潟方面に向かうと、たら汁を提供する民宿やお店が立ち並ぶエリアが。このあたりを通称「たら汁街道」と呼びます。調理方法はシンプルながらも、たらの切り方や煮込み方、具材などは各お店で異なります。食べ比べやお店のはしごを楽しめるのも、たら汁街道の特徴です。
栄食堂」のたら汁は、たらとごぼうとねぎというシンプルな具材のラインナップながら、たらの旨みがたっぷりと汁にしみ出していて、つい何杯でも食べたくなる味わい。熱々のアルミ鍋で提供され、最後の一滴まで美味しくいただけます。
店内のショーウインドウには魅力的なお惣菜や一品料理もずらり。たら汁と一緒にチェックしましょう。
店内は観光客や住民、長距離ドライバーなどで賑わう
日によって変わる一品料理
たら汁以外のメニューも豊富。シェアするのも楽しい
お店は大きな「たら汁」と「栄食堂」の文字が目印
朝日町の山間地域では「バタバタ茶」という発酵茶が、なんと室町時代の頃から親しまれています。マイ茶碗とマイ茶せんを手にカタカタと音をたてながら楽しむお茶。「バタバタ茶伝承館」では地域のおじいちゃんおばあちゃんとの温かい交流も魅力です。
バタバタ茶とはプーアール茶の仲間で、茶碗にお茶を注ぎ、茶せんで泡立てながら飲む発酵茶。茶碗と茶せんのぶつかる時のカタカタという音がちょっと楽しい、蛭谷(びるだん)地域で続く独自の文化です。茶葉の製造も行っており、約1ヶ月間発酵させるなど手間暇かけて作られています。
カタカタと茶せんを鳴らしながら会話を楽しむのが日常の風景。何杯でも飲むうちについたくさん会話してしまう、そんな楽しい空間を引き出すアイテムにもなっています。
バタバタ茶の茶葉は、町内のまめなけ市場やらくちーのでも手に入りますが、文化によりふれてみたいならぜひ「バタバタ茶伝承館」に訪れてみましょう。蛭谷地域周辺のおじいちゃんやおばあちゃんたちと一緒にバタバタ茶会の仲間入りができます。おしゃべりをしながら、飲んで笑っての楽しい時間が過ごせますよ。
旅に欠かせないおみやげは、町の中心部にある「まめなけ市場」をチェック。朝日町でとれる新鮮な農産物や鮮魚、お惣菜などが並ぶ、住民の生活に根付いた“おいしいもの”が並んでいます。
おすすめは、笹川地区に工房をかまえる「ナチュラルスイーツぽんぽん」のスイーツ。ほわほわのシフォンケーキやしっとりカヌレなど、どのスイーツも手作りならではのやさしい味が伝わります。ふわふわの蛭谷豆腐や鮮やかな緑色のヒスイパンなどのソウルフードもゲットしましょう。
「ナチュラルスイーツぽんぽん」の商品棚。焼き菓子やシフォンケーキが並ぶ
蛭谷豆腐を手がける、北山豆腐店。町の中心部でも購入できるのがうれしい
近年朝日町で人気を集める「春の四重奏」は、残雪の残る朝日岳、桜並木、チューリップ、菜の花の4つの共演から名付けられた幸せの絶景。桜と菜の花が両方見頃を迎える時期はわずか数日しかないことから、四重奏は奇跡の共演ともいわれています。
地域住民の手で一歩一歩、かつ丁寧に生み出されたこの景色。時期によってチューリップの種類が変わったり、ソメイヨシノが満開の時期には桜のトンネルが楽しめたりなど、四重奏のうちのひとつをとっても見どころがたくさんあります。四重奏を見るなら、4月上旬〜中旬に訪れてみましょう。
1200mの間に約280本のソメイヨシノが植えられている
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