徳島【鳴門グルメ】大毛島名物をチェック!
淡路島から大鳴門橋を渡ると大毛島に到着。ここでは鳴門鯛や鳴門わかめといたブランド食材、オリジナル麺の鳴ちゅるうどんなどが味わえる。地元の人が指導する体験メニューも楽しい。...
漁村集落としては日本で2例目となる伝統的建造物群保存地区に選定された離島が、徳島県の南の沖合にあるのをご存知でしょうか。
その名は出羽島(てばじま)。
周囲4kmほどの小さな島で、伝統的な民家が建ち並ぶ集落と熱帯気候ならではの南国情緒が調和する知る人ぞ知るスポットです。
出羽島の散策のあとは玄関口となる牟岐町でのドライブも。
徳島の港町&島めぐりへご案内します。
徳島市内から車で約1時間30分、さらに船で15分の沖合に浮かぶ出羽島は伝統的な漁村集落が残る島。江戸時代後期から昭和初期にかけて主にカツオ漁で栄え、今でも明治から昭和初期の建物が港を囲むようにして建ち並びます。集落の一帯は重要伝統的建造物群保存地区に選定され、ミセ造りと呼ばれる伝統的な家々などが残り、島の土地や環境を活用した暮らしが感じられます。
[鉄道]
徳島駅
↓牟岐線/所要約1時間55分/片道1640円
牟岐駅
[車]
徳島IC
↓国号55号/所要1時間30分
牟岐駅
[船]
牟岐駅
↓徒歩10分
牟岐港
↓連絡船/所要15分/片道220円
出羽島港
出羽島をめぐるなら島の歴史や建物の伝統的な造りなどを解説してくれるガイドウォークがおすすめです。伝健地区に選定された理由や漁村として繁栄した島の歴史を知ることで、町並みの見え方も変わっていきます。行きたいスポットに応じてツアーを組んでくれるため、目的地や所要時間はガイドと事前に相談を。
段々畑にあるビュースポット
出羽島へは所要約15分の連絡船で向かうため、ガイドとは牟岐町の連絡船乗り場で集合します。連絡船は1日6便と本数が少ないため、あらかじめスケジュールを立てておきましょう。船内からは5つの剣のように切り立つ五剣山や大島が眺められ、移動中の景色も必見です。島内にはコンビニや飲食店もないので、飲み物などは乗船前に用意しておきましょう。
オレンジ色のベストがガイドの目印
伝健地区に選定されているのは島の北側に広がる約3.7haの集落一帯。西波止・本町地区、新町地区などいくつかのエリアに分かれ、とくに島の西部に位置する洲鼻地区は、明治期を中心とした平屋が連続する、 伝統的な町並みが色濃く残るエリアといわれています。
さらにどの地区でも見られるのが、折り畳み式の板戸「ミセ」が上下についた出羽島特有の民家。上ミセは雨戸に、下ミセは漁具の手入れなどに使われています。また島内には車がないため島民がネコ車で荷物を運ぶ光景も島ならではです。
ミセ造りの民家を解説
民家の前にネコ車が置かれる風景も出羽島ならでは
建物の間の路地は「アワエ」と呼ばれ、当時の地割が残る
標高76.6mの山頂にある高さ約11mの現役の灯台。灯台までは3つのルートが整備されており(東廻りコースは現在通行止め)、珍しい熱帯植物を観察しながら山道を進みます。灯台までは連絡船乗り場から30分ほど歩くので、動きやすい服装で訪れましょう。
38km先まで光が届くという灯台
灯台がある山頂からの景色も必見
出羽島では、1億4千万年前に繁栄した藻類「シラタマモ」が国内で唯一自生しています。「生きた化石」といわれる貴重な植物で、天然記念物に指定。自生地である大池までは山道を通り、海岸に堆積した不安定な丸石の上を渡るため足元に注意が必要です。連絡船乗り場の目の前にある出羽漁村センター前には水槽展示もあり、気軽に見学ができます。
海水と淡水が2:1というシラタマモの生育条件をそなえる大池
水槽展示でシラタマモを間近に観察しよう
伝統的なミセ造りの民家を改修した交流施設。開放されている唯一の伝統家屋で、開館している場合は建物の見学や休憩ができます。島民が不定期で開館するため、開館の合図である藍染ののれんを目印に訪れてくださいね。
土・日曜を中心に開館する
島民たちの憩いの場に
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