脇町うだつの町並み観光♪ おすすめおさんぽスポットをご紹介！

本瓦葺きの屋根、塗籠め壁の重厚な家が軒を連ねる、脇町南町通り。430mにわたって東西に延びる家並みは「うだつの町並み」と呼ばれ、江戸から明治にかけて藍商で財を成した商家が約50戸残る。うだつは財力のシンボルでもあり、かつての豪商たちは競ってうだつを作ったという。そんな風情ある「うだつの町並み」を散策してみよう。

WHAT’S うだつ
1階と2階の屋根の間に設けられた小さな壁のこと。防火壁として隣家との境に取り付けられていたが、江戸時代には豪商たちが財力を誇示するために競ってうだつを作ったという。

1792（寛政4）年創業の藍商の館。脇町で一、二を争う豪商であったといわれる。600坪の広大な敷地には母屋や質蔵、中蔵などが建ち、当時の繁栄ぶりがうかがえる。建物の裏には、憩いの場として親しまれる舟着場公園がある。

1934（昭和9）年に芝居小屋として建てられ、戦後は映画館として親しまれた劇場。うずら桟敷や花道、回り舞台などが当時のままに修復・再現され、内部を見学できる。

うだつの町並みにある茶商が営む食事処。地鶏の阿波尾鶏、野菜など具だくさんで素朴な味わいのそば米雑炊が人気。きなこもちやぜんざい（冬期のみ）などの甘味もあり、また手頃な値段で良質な地元の煎茶も直売している。

明治時代は脇町税務署だった旧徳島地方法務局脇町支局庁舎を、当時の写真を参考にして改装した建物。かつての建築様式を伝えるレトロなたたずまいは必見。館内では、美馬の名産である和傘の製作体験などができる。

竹細工を中心としたみやげ物店「時代屋」には、店主が手作りする阿波おどりの竹人形がズラリ。竹人形の手作り体験もできるので、ぜひ挑戦してみよう。

築150年の商家を改装した複合文化施設。カフェをはじめ、本と雑貨の店、古着店、イベントスペースなどが入り、人と文化が交わる拠点に。2階では不定期でギャラリーやイベントも開催する。