鹿児島旅で出会う!秘密のフォトジェニックスポット
雑誌やテレビで見慣れた風景も、見る角度やシチュエーション、もろもろの条件が異なれば、とても新鮮。偶然見つけた「かわいい」モノ、「すてき」な風景、グルメは旅ゴコロを満足させる重要なファクター。自分という...
南国の花が彩る温泉地
アクセス
電車
鹿児島中央駅→指宿駅
JR指宿枕崎線/1時間15分 31000円
車
指宿スカイライン頴娃IC→指宿駅
県道17・28・236号、国道226号/約26km 約35分
舟人だった前田利右衛門が琉球から持ち帰ったカライモがルーツとされるさつまいも。「甘藷翁」と称される利右衛門を祀る。
参道と社殿を結んだ延長線上に神体である開聞岳がある。宝物殿には、「玉手箱」と呼ばれる重文の松梅蒔絵櫛笥を収蔵。
郷土美術を鑑賞する
黒田清輝、藤島武二ら郷土作家と海外の作家の作品など、実業家岩崎與八郎のコレクションを所蔵。工芸館では里帰り薩摩焼などが鑑賞できる。
黒い砂浜には、約3700年前の開聞岳の噴火で噴出されたオリビンと呼ばれる宝石が混じっている。「幸福」「夫婦の愛」などの石言葉をもつ。
楽しい考古博物館
指宿橋牟礼川遺跡史跡公園に隣接する指宿市考古博物館。橋牟礼川遺跡の出土品の展示コーナーや古代集落復元室などがある。滑石製勾玉づくりなどの体験学習(有料)ができる。
縄文人と弥生人が食卓を囲むユニークな展示
薩摩の歴史を伝える3000点のコレクション
指宿白水館にある多目的ホール。オーナー親子二代でコレクションしたおよそ3000点の美術品が一堂に会し、薩摩金襴手をほどこした薩摩焼など華やかな品々が目を引く。美術館のような顔をもつ一方で、定期的にイベントを行う。
平等院をイメージした建物
ユーカリ、ハイビスカスなどおよそ10万本の亜熱帯植物が生い茂る。日本馬の原種といわれるトカラ馬が見られる。
薩摩半島最南端の公園
長崎鼻にある亜熱帯植物が生い茂る公園。フラミンゴ、リスザルなど多くの動物を放し飼いにしている。フラミンゴやネズミなどのショーがある。
極上の黒毛牛や黒豚を堪能する
精肉店が営む食事処。みごとな霜降りの黒毛和牛や黒豚をしゃぶしゃぶ、焼き肉、すき焼きなどで味わうことができる。食事は前日の夜8時までに予約が必要。牛・黒豚しゃぶしゃぶは3500円。
黒毛牛と黒豚のしゃぶしゃぶ(写真は4人前)
郷土の味を定食で手軽に楽しむ
バラエティーに富んだ薩摩料理が味わえる。とろりと煮込んだとんこつ、酢味噌で食べるきびなごの刺身、さつま揚げなど、鹿児島の郷土の味をセットにした定食メニューはおすすめ。
薩摩の美味が一度に楽しめる郷土料理A定食(4300円)
名物の「小牧そば」に舌つづみ
指宿市小牧地区に伝わる「小牧そば」が名物。細切り大根をトッピングして、さばのひぼかし(燻製)でだしをとった味噌仕立ての温かい汁をかけて食べる。
風味豊かな小牧そばは700円
海を眺める休憩スポット
国道226号沿いにある道の駅。鹿児島湾を望む2階建ての館内には、物産コーナー、本格的なコーヒーが味わえるカフェコーナー、ソフトクリームが人気のファストフードコーナー、地元の産物を使った料理が楽しめる「小牧食堂」などがある。
トイレの一部は24時間利用できる
めざせ、ツヤ髪美人
指宿の特産品である薩摩ツゲでつくったブラシが買える。薩摩ツゲは生育が遅いため木目が緻密で弾力があり、独特の色あいとなめらかさがある。髪通りがよく、ツヤが出ると評判。
薩摩つげブラシ(左/料金は要問い合わせ)とつげブラシ(1万908円)
指宿温泉発祥の湯
浴場は男女別の内風呂のみ。指宿温泉発祥の湯といわれ、昔ながらの風情ある落ち着いた雰囲気を残している。湯は美肌作用の高いメタケイ酸を多く含み、ツルツルした肌ざわり。
石けんやタオルは有料で販売している
島津家の家紋が入った湯船
島津家二十七代斉興が別邸を建てた温泉地で、現在、跡地には「殿様湯」の名が付く日帰り温泉施設がある。島津家の家紋が入った湯船に入れば、おのずと旅情が湧いてくる。
神経痛や筋肉痛、胃腸病に効果がある湯
昔ながらの湯治湯風情
その昔、西郷隆盛が狩猟や湯治で逗留した温泉地。鰻池の近くに湧く単純硫黄泉で、レトロな雰囲気に人気が集まる。天然噴気のかまどで蒸したサツマイモや温泉卵なども楽しめる。1月1日は休業。
周辺ではあちらこちらから湯けむりが立ち上る
温泉、エステ、食事が楽しめる温泉リゾート
貸切風呂、4種類の岩盤浴、フィンランド式サウナのローリューアトラクションが利用できる「遊癒快房」などがある。宿泊施設、個室などをそなえた割烹「味彩」を併設している。
指宿温泉の総合リラクセーションスポット
趣の異なる休憩室付きの貸切風呂
信楽焼、檜、焼酎の蒸溜樽、阿蘇山の溶岩石など趣の異なる貸切風呂8室をそなえる温泉施設。いずれも内風呂と休憩室が付く。坪庭があり、のんびりと過ごすことができる。
指宿温泉街から少し離れた場所にある
焼酎の蒸溜樽を利用した湯船
焼酎王国の鹿児島県。池田湖畔に工場を構える「指宿酒造」は、明治創業の老舗の蔵元5社が伝統の技術をあわせて昭和62(1987)年に創業。品質の向上や商品の多様化に応える焼酎造りに取り組んでいる。代表銘柄の「利右衛門」をはじめ、焼酎の仕込み水は工場の裏山にある大谷金山跡の地下水を使う。透明度が高く、ミネラルを豊富に含んでいる。
指宿の新春の風物詩
毎年1月第2日曜に、一年でいちばん早く開催される市民マラソン。温暖な指宿では菜の花の見ごろを迎えていて、じゅうたんのように広がる菜の花が咲くコースを約1万5000人のランナーが駆けぬける。エードステーションでは、さつまいもや茶ぶしなど地元の特産品によるもてなしがある。
県内外から多くのランナーが集まる
山に登ったり、動物とふれあったり…
指宿のシンボル開聞岳は登山客でにぎわう。ふもとにあるレジャー施設でパターゴルフやゴーカートを楽しんだり、ハーブ園に立ち寄ったり思い思いの過ごし方ができる。
開聞岳のふもとに広がる
開聞岳のふもとにある自然に恵まれたレジャー施設。16万㎡の敷地内には、パターゴルフ場、ゴーカート場、キャンプ場、ログハウスなどがある。併設のそばの館「皆楽来」では、スタッフの指導によるそば打ち体験(440円+材料4人前1640円)を実施している。
キャンプ場は宿泊やデイキャンプができる
ハーブの香りが満ちあふれる
日本で最初にハーブ栽培をはじめた香料園。香水や精油のほかに、無農薬栽培のハーブティーを販売している「花と香りの店」、ハーブを植栽している「サンプル・ガーデン」がある。
園内にはハーブの香りが漂う
この記事の出典元は「まっぷる鹿児島 指宿・霧島’18」です。掲載した内容は、2017年9月〜11月の取材・調査によるものです。飲食店メニュー、商品内容、料金ほか各種データが変更されたり、季節による変動や臨時休業などでご利用できない場合があります。また消費税の見直しにより各種料金が変更される場合があります。そのため施設により税別で料金を表示している場合があります。ご利用の際には、改めて事前にご確認ください。