横浜【中華街】魅惑のスイーツに別腹が止まらない!
おいしい料理を食べたあとだって、やっぱりスイーツははずせない! カフェでのんびり、テイクアウトでサクッと、シーンに合わせて、甘い時間を過ごそう。...
更新日: 2022年4月28日
極彩色のきらびやかな門をくぐるとそこは別世界。異国情緒たっぷりの横浜中華街には、200店以上の中国料理店が密集し、本国を除けば世界最大級のグルメスポットの規模を誇ります。そのため、横浜中華街初心者は、どのグルメスポットに行けばいいのか迷うに違いありません。
そこで今回は、7つのジャンル別におすすめの店を紹介。食べ放題、ランチ、飲茶、ごはんもの、点心(餃子・小籠包)、麺類、テイクアウトグルメの名店をピックアップしました。きっとあなた好みの店が見つかるはずです!
横浜中華街を代表するオーダー式食べ放題の人気店が「横浜大飯店(よこはまだいはんてん)」です。日本人料理長が率いる職人たちが作る料理と、水と塩にこだわる点心のおいしさに定評があります。「北京ダック」などのぜいたくな料理を含むメニューは、100種類以上が食べ放題。中国茶の無料サービスもあります。
ここに来たら必ず食べてほしいメニューは、「北京ダック」と頭までやわらかい「ソフトシェルシュリンプの香り炒め」。そのほか、かにの風味が利いたソースにほたてなどの具が入る「北海道産帆立貝の渡り蟹入りクリームソース」も、マストで注文したいオリジナルグルメです。
揚げパン入りのオリジナル北京ダックが一番人気
さらに、高級食材ふかひれを投入した上海風スープが自慢の「ふかひれ入りあんかけおこげ」を食べれば大満足間違いなし。食べ放題のシメには、マンゴーの濃厚でリッチな味わいを楽しめる「マンゴープリン」を食べて、食事の余韻に浸りましょう。
店舗は善隣門のすぐ横にあるので待ち合わせも楽ちん
「皇朝(こうちょう)レストラン」は、中国料理世界大会優勝の経験をもつ料理長が手がける、横浜中華街で評判の食べ放題の店。メニュー120点以上から選べるオーダー式のバイキングでは、特に点心がファンの胃袋をつかんでいます。
弾力があり独特の食感の「ハチノスの辛口スープ煮」、高菜の食感がアクセントの「XO醤入り高菜チャーハン」といったオリジナルメニューも充実しています。加えて、「タラバ蟹トーチー炒め」などの高級食材メニューは食べ逃せません。デザート系の「つぶ餡バナナ餅ロール」は、あんことバナナの相性の良さに驚くでしょう。
花山椒の香り、ピリリとしたほどよい辛さが口に広がる「マーボー豆腐」
時間無制限の食べ放題のため、心ゆくまでグルメを楽しめるのもポイントです。また、60品食べ放題のリーズナブルなコースもありますよ。
関帝廟通りから香港路に入ってすぐの場所にある「皇朝レストラン」
横浜中華街における四川料理店の先駆けとなった名店が、「重慶飯店 本館」です。本館は、昭和34(1959)年に開業。伝統を守りながら、流行の火鍋を新メニューに加えるなどの柔軟性も持ち合わせています。
こちらの看板メニューと言えば、「本場四川麻婆豆腐」でしょう。しびれる花山椒の辛味と香りがストレートに伝わる王道の一皿です。
ランチには、火鍋や3種類のコース料理が登場。四季を意識した伝統の四川料理を存分に味わいましょう。そのひとつ「ランチコース~琥珀~」は、旬の食材を用いた全8品からなるコースで、「本場四川麻婆豆腐」などのグルメが並びます。平日では、全8種類のなかから選べるセットメニュー、「平日ランチセット」1650円がお得ですよ。
60周年を記念して生まれ変わった重慶飯店の旗艦店
創業65年以上を誇り、横浜中華街のグルメ史に名を刻む上海料理店「状元樓(じょうげんろう)」。上品なふかひれを使った料理のほか、伝統的な上海料理や旬の食材を生かした料理を堪能できます。また、種類豊富で見た目も鮮やかな点心を目当てに訪れるお客さんも多いそうです。
ランチメニューながら、ふかひれをぜいたくに使った全9品のコース「状元樓特製フカヒレコース」がおすすめです。オリジナルふかひれ入り小籠包などの逸品に舌つづみを打ちましょう。
もう少しカジュアルに楽しみたいなら、平日限定「フカヒレと蟹肉入り煮込みつゆそばセット」2200円を試してみては。ふかひれや肉をトッピングしたそばに、飲茶の4種盛り合わせなどが付いたセットは好評です。
なお、店内は1920年代の「老上海」をイメージ。クラシカルかつ異国情緒あふれる優雅な雰囲気も楽しみたいですね。
ノスタルジックな雰囲気の建物が店舗。店内の調度品は上海から調達した
「重慶茶樓(じゅうけいさろう) 本店」は、四川料理の老舗「重慶飯店」から派生した飲茶専門店です。名店が誇る伝統の味を、オーダー式食べ放題でリーズナブルに提供しています。
飲茶と四川料理の食べ放題のメニュー数は30種類。事前のネット予約で、プラス40種類のメニュー追加特典もあるそうなので、ぜひチェックしてみてください。
点心は、「えび餃子」「小籠包」の定番をはじめ、「麻辣水餃子」や「エビすり身のクルトン揚げ」といった、こだわりや個性が光る一品もあります。四川料理ではもちろん、名店「重慶飯店」直伝の「麻婆豆腐」も食べられますよ。
身が大きく、えびの小気味よい食感が楽しめる「えび餃子」
現地から取り寄せた中国茶は、15種類から選ぶことができます。横浜中華街で本格的な飲茶グルメを味わってみませんか。
1階の「重慶飯店第一売店」では、おみやげを購入できる
横浜中華街の老舗「萬珍樓」がプロデュースする飲茶専門店「萬珍樓點心舗(まんちんろうてんしんぽ)」。点心を初めて中華街に紹介したことでも知られています。点心は約60種類のラインナップ。スープがあふれる小籠包やアツアツの餃子を堪能しましょう。
「海鮮うさぎ餃子」などからは、味はもちろんですが、キュートな見た目へのこだわりも感じられます。デザートではマンゴープディングココナッツソースもそろい、女性ファンをとりこにしています。
点心のほか、名店ならではの季節の食材をふんだんに使った広東料理も美味です。
8~11時に提供しているお得な朝食セットも見逃せません。「お粥と彩り点心の朝食セット」では、豆乳粥や2食の海鮮蒸し餃子など、色とりどりの全9品が楽しむ至福の朝を。
赤い門が目印の建物が店舗。広東通りで営業している
昔ながらの素朴な味わいのグルメと、家庭的な雰囲気でファンを夢中にさせる広東料理店「愛群(あいちゅん)」。冷凍ものは一切使わず、オーダーを受けてから手作りし、できたての料理を出すのが身上。素材のうまみを生かすために、料理の味付け自体は、薄味にまとめているのもポイントです。
メディアに多く取り上げられる名物が「牛バラ飯」。まるでビーフシチューのような口の中でホロホロと簡単に崩れるやわらかさの牛バラ煮込みが、ご飯の上に鎮座して、ボリューム満点です。これは、甘めのタレがよくなじんでご飯がすすむ逸品ですね。この味を求めて、遠方から横浜中華街まで足を運ぶ常連さんのも納得ですね。
なお、2021年秋にリニューアルオープンを予定。それまでの期間は、仮店舗にて営業しているので、来店の際は注意してくださいね。
■愛群(あいちゅん)
住所:横浜市中区山下町138(仮店舗:中区太田町2-28大黒ビル1階)
交通:みなとみらい線元町・中華街駅2番出口から徒歩5分
営業期間:通年
電話番号:045-641-6245
営業時間:11:30~17:00、土・日曜、祝日は~21:00
休業日:月曜(祝日の場合は翌日休)
料金: 牛バラ飯=990円/
カード:利用不可
横浜中華街初の中国東北料理専門店としてオープンした「東北人家(とうほくじんか) 本館」。中国東北料理は、当初はあまり知られていない料理のため認知度は低かったのですが、次第に口コミで人気店へ。新たに新館をオープンさせることができるまでに成長しました。
旧満州地区を含む中国東北地方の料理は、日本人の味覚になじみのある味付けがベースに。未経験の人は「東北人家 本館」でその味わいを試してみましょう。素朴ながら味わい深い蒸し餃子や、羊肉を使ったグルメなど、横浜中華街のほかの店では、なかなかお目にかかれないグルメが充実しています。
八角の香りが食欲をそそる「豚角煮丼」は、味の濃さとは裏腹にしつこくない後味。豚角煮とチャーハンの“夢のコラボ”、「豚角煮チャーハン」968円も一度食べてみたいですね。
もうすぐで創業10年を迎える。羊料理がメインの新館も
横浜中華街に数多あるグルメのなかでも高いリピート率を誇る料理が、「山東(さんとん)」の水餃子です。現在は1号店と2号店で提供。来店したお客さんが必ずと言っていいほど注文する、モチモチした皮が特徴の水餃子の中には、肉汁がたっぷり。そしてココナッツ入りの自家製秘伝ピリ辛ダレをつけることで、クセになる味わいが生まれます。
甘辛さにココナッツの風味も合わさる妙味が、水餃子のおいしさをより引きたて、持った箸が止まりません。これを食べれば、「ミシュランガイド」のビブグルマンに掲載された実力がわかるでしょう。
知る人ぞ知る緑とピンクの水餃子、「セロリ水餃子と桃肌水餃子のセット」(10個)880円もぜひ食べてみてほしい逸品です。水餃子はすべてテイクアウトOK。さらに、中国・山東地方の料理をメインとした家庭料理も好評です。
「セロリ水餃子と桃肌水餃子のセット」(10個)880円。桃肌水餃子は魚介風味
広東通りにある「山東2号店」。すぐ近くの路地には1号店も
「上海豫園 小籠包館(しゃんはいよえん しょうろんぽうかん)」は、第2回中華料理世界大会点心部門で優勝した点心師が作る小籠包で評判の店。横浜中華街のグルメのなかでも小籠包は、高い人気を誇る逸品です。
看板メニューは「鮮肉小籠包」。薄皮ながらモチモチとした食感で、中から、素材の旨味が詰まったコク深いスープがあふれ出します。さっぱりとした後味で、いくつでも食べられそうなあとをひくおいしさです。
小籠包を食べる際のポイントは、調味料を何もつけずに食べること。うまみそのものを堪能することができ、アツアツのスープが秀逸です。
小籠包以外にも、シャキシャキした歯ざわりが残る野菜の食感が絶妙な「海鮮あんかけ炒飯」などの一品料理や麺類、点心などもそろうので、ぜひ味わってみてください。
店舗前の通りから、店内での小籠包づくりの様子を見ることもできる
中華街大通りに面してたたずむ、こぢんまりとした広東家庭料理の老舗「楽園」。時間をかけて仕込んだ牛もつ料理や皮がパリッと香ばしい名物の巻揚など、多くのファンを魅了する料理が自慢です。
おなかいっぱいおいしい麺料理を味わいたいときにおすすめなのが、「中国焼ききしめん」です。海老やチャーシュー、野菜などがたくさん盛り込まれた具沢山の麺料理で、リーズナブルな価格ながらボリュームも十分。もっちりとやわらかい平麺は、塩ベースのあっさりした味わいで、一度食べたらやみつきになるおいしさです。
一緒に注文したい一品料理が「白身魚の山椒辛子煮込み」。四川の唐辛子と花山椒など、香辛料の華やかな香りが特徴の伝統的な水煮料理です。
名店がひしめく横浜中華街のなかでも、家庭的な雰囲気を漂わす「楽園」の老舗グルメは愛され続けています。
中華街大通りの入り口に立つ善隣門のすぐそばに構える
「南粤美食(なんえつびしょく)」は、2016年の開店から話題を呼んでいる広東料理店。『孤独のグルメ』(テレビ東京系)にも登場したことでさらに人気が過熱し、横浜中華街でも有数の行列ができる店になりました。
店名の由来は、“広東省南部の美食を味わえる店“。距離的に近い香港の食材も扱い、現地出身の店主が素材や調理に手間を惜しまず、ていねいに作り上げる料理が評判です。
オーダー率の高いメニューは、麺類と丸鶏やアヒル肉の料理。「香港海老雲吞麺」は、香港産の皮にえびの切り身を包み、隠し味に干し魚の魚粉を練り込むワンタンが決め手です。「丸鶏の塩蒸し焼き」(半羽)800円は、塩と少しの調味料で味付けしてから蒸した、シンプルな鶏料理。あっさり味がベースの広東料理の真骨頂と呼べる逸品です
赤と黄色の店構えが目をひく。行列を覚悟して訪れよう
焼き小籠包ブームの火付け役として知られる小籠包専門店「王府井(わんふーちん)」。1日で約1万個売れると言われる、本場上海の焼き小籠包が話題の人気店です。本店のテイクアウトショップでは、店頭に置かれた高温の鉄鍋で“焼き揚げる”名物を求めて、店舗前には常に行列ができています。
名物の「正宗生煎包(まさむねさんちぇんぱお)」は、皮がもっちりとした小籠包を、カリッと焼き上げた焼き小籠包。コラーゲンが凝縮された肉汁スープが口の中をじゅわ~っと満たします。「正宗生煎包」をはじめ、「フカヒレ生煎包」「ヒスイ生煎包」の3種6個がセットになった、お得な「ミックス生煎包(きんちぇんぱぉ)」がおすすめです。
焼き小籠包の中にはアツアツの肉汁スープがたっぷり
中華街大通りで営む「老維新(ろういしん)」は、中国を中心としたキュートなアジア雑貨や遊び心いっぱいのグッズ、衣類などを扱うお店です。上海で直接買い付けている輸入アイテムから高級チャイナドレスなどのオリジナル品まで、その種類の多さに目を奪われるでしょう。
ここではグルメも扱っています。店頭で横浜中華街名物として大人気の「ブタ角煮まん」「パンダまん」など、コミカルな見た目の中華まんを販売しているのです。両方の中華まんとも味も格別。「ブタ角煮まん」は、じっくり煮込まれた豚の角煮がゴロッと入っています。「パンタまん」は皮の色ごとに味が異なり、たとえばグリーンの「抹茶パンダまん」には、抹茶カスタード餡をイン。濃厚な抹茶のほろ苦さが大人の味わいです。
「ブタ角煮まん」(350円)。ちょっとドヤ顔に見えるのもかわいい!
「買」、「楽」、「愉」をテーマにしたショッピングセンター「横浜博覧館」1階で営業する食べ歩きグルメ専門店が「開華楼」です。スイーツやドリンクのほか、毎朝手包みで作るこだわりの豚まんや点心など種類が豊富なんです。
夏は、ミルク氷を削るフワフワの淡雪のようなかき氷をはじめとした、台湾スイーツが売れ筋です。ドリンクでは、青いハーブティーとフルーツジュースの層が美しい「バタフライピー」が女性にヒット。見た目にも涼しげな100%天然素材のブルーは、SNS映えもしますね。
点心系では、横浜中華街の老舗の味を再現した「百年シュウマイ」、トマトや海老といった、4種類のシューマイが一度に楽しめるユニークな「食べくらべ串」がいち押しです!
「食べくらべ串」500円。串の一番左は国産黒豚使用の黒船シュウマイ
横浜博覧館の1階。エンタメ施設「横浜大世界」にも支店がある
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