

更新日: 2021年5月13日
【山形】山寺をめぐる! 悪縁切りのパワースポット!
俳聖・松尾芭蕉も感嘆したと言われる山形屈指の景勝地でもある山寺は、慈覚大師が開山したと伝わる歴史ある寺です。
山頂近くにある五大堂からの絶景、芭蕉が句を詠んだせみ塚、ケヤキの豪壮な門が構える仁王門など見どころはたくさん。
1015段の石段を自分のペースで歩いて上りましょう!
目次
【山形観光×山寺】山寺(宝珠山立石寺)について知ろう
「悪縁切り寺」としても知られる
貞観2(860)年に慈覚大師が開山したと伝わる霊山。古来より悪縁切り寺としても信仰を集めている。
2018年5月 日本遺産認定!「山寺が支えた紅花文化」
山寺が深くかかわった紅花栽培と紅花交易は、莫大な富と文化をもたらした。雅な雛人形や紅花染めの衣装を身に着けて舞う舞楽が受け継がれ、華やかな彩りを添えている。
立石寺
- 住所
- 山形県山形市山寺4456-1
- 交通
- JR仙山線山寺駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉門)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 拝観料=大人300円、中学生200円、小学生100円/ガイド料=2000円/宝物殿=大人200円、小人100円(30名以上団体割引あり、根本中堂内陣参拝 200円)
【山形観光×山寺】芭蕉と山寺
諸国行脚の旅に出た俳人・松尾芭蕉が弟子の曾良と山寺を訪れたのは元禄2(1689)年。静寂のなかに蝉の声だけが響き渡る山寺に感動し詠んだ句が「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」。

山寺芭蕉記念館
芭蕉について知りたいならココへ
『おくのほそ道』での松尾芭蕉の山寺訪問を記念し建てられた。芭蕉や門人の作品、手紙などを展示しているほか、茶室もあり抹茶(有料)も味わえる。

芭蕉の直筆の作品なども展示
山寺芭蕉記念館
- 住所
- 山形県山形市山寺南院4223
- 交通
- JR仙山線山寺駅から徒歩8分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉館17:00)
- 休業日
- 不定休(12月29日~翌1月3日休、展示替え休館あり)
- 料金
- 入館料=大人400円、小・中・高校生無料/抹茶(お菓子付)=450~600円/(団体大人20名以上320円、障がい者手帳持参で本人と同伴者1名入館無料)
【山形観光×山寺】山寺参拝前にチェック!
①履き慣れた靴で上ろう
山頂を目指す参道の階段はとても険しい場所や急な登りもある。履き慣れたスニーカーなどで行くのがおすすめ。ハイヒールは不向き。
②山寺観光ガイドを利用
慈覚大師が開山し、1150年以上の歴史がある山寺。その歴史と文化をわかりやすく紹介している山寺の観光ガイド(ガイド1名2000円要予約)。問い合わせは山寺観光案内所へ。
③冬季も参拝は可能?
12〜3月はお寺やお堂が閉まっているものの、参道の階段は除雪を行っているので、冬季でも参拝は可能。ただし、長靴やブーツなどが必要となることが多い。大雪の場合は事前に確認を。
<山寺観光案内所>
観光情報に便利なマップなどがそろっている。山寺観光ガイドの受付も観光案内所で行っている。
【山形観光×山寺】山寺参拝ルート
【山寺MAP】
※拡大できます
参拝ルート
所要時間:絶景の山頂まで片道40分
※見学時間は除く
<START>根本中堂
⇩ 徒歩10分
①姥堂
⇩ 徒歩5分
②せみ塚
⇩ 徒歩10分
③仁王門
⇩ 徒歩5分
④開山堂
⇩ 徒歩すぐ
⑤五大堂
⇩ 徒歩5分
<GOAL>奥の院・大仏殿

参道の入り口
【山形観光×山寺】<START>根本中堂
日本最古のブナの建造物
延文元(1356)年に、初代山形城主により再建されたお堂で、ブナ材の建築物では日本最古と伝わる。堂内には比叡山延暦寺より移された法灯が、千百余年燃え続けている。

入母屋造りの建物は国の重要文化財
【山形観光×山寺】①姥堂
姥が見守る極楽と地獄の分かれ道
このお堂から下は地獄、先が極楽という浄土口にあたる場所。かつて参拝者は石清水で体を清めて、白装束に着替え古い衣服を堂内に祭られている本尊の奪衣婆に奉納したという。

ここで俗世とのしがらみを断ち切る

長い石段を上り続ける
【山形観光×山寺】②せみ塚
名句の短冊を納めた地
樹木がうっそうと茂る長い階段の中腹にある。松尾芭蕉が「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」としたためた短冊をこの場所に納め、石の塚を立てたと伝えられる場所。

名句のゆかりの塚

大きな石や森を縫うように階段が山頂まで続く
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

【筆者】まっぷるマガジン編集部
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