【福島】いつ行く!季節限定の旬情報をチェック!
四季折々に美しい自然があり、地域ごとに独自の歴史と文化が息づく福島。その季節でしか味わえない旅のツボをおさえて、魅力満載の福島を遊びつくそう。...
更新日: 2021年6月7日
山に囲まれた広い通りの両側に茅葺き屋根の家が建ち並ぶ大内宿。
宿場町の雰囲気が今も残る大内宿では江戸時代にタイムスリップした気分で、グルメやおみやげ探しを楽しみましょう。
会津と日光を結ぶ会津西街道の宿場として、江戸時代には会津藩主の参勤交代や旅人でにぎわった。現在は南北約500m、東西約200mが保存地区として指定され、約30軒の茅葺きの民家が並び、食事処や売店を営んでいる。
大内宿のいちばん奥にある展望台。茅葺き屋根の町並みが一望できる
子安観音の前にある石段は展望台へ通じている
昭和42(1967)年、会津茅職人の調査に訪れた東京の美大生が保存の必要性を村に強く訴え、同56(1981)年に重要伝統的建造物群の指定を受けた。以後、住民たちの手により伝統的な建物が大切に保たれている。
公共交通機関で行くなら会津鉄道で湯野上温泉駅まで行きタクシーを利用。車の場合は、宿場内は車両通行禁止なので、入口の駐車場を利用する。
湯野上温泉駅からは「猿游号」が便利
湯野上温泉駅発のレトロな循環バス「猿游号」。運行期間は4~11月の毎日、12~3月の土・日曜および12月31日~1月3日。料金は1日フリー券1000円(小人500円)。西若松駅や会津田島駅方面から使える会津鉄道との共通乗車割引券もあり。
0242-75-2321(広田タクシー)
渋滞に注意!
ゴールデンウィークやお盆シーズンは、国道121号から大内宿まで向かう山道が渋滞し、たどり着けないことも。磐越道新鶴スマートIC(ETC専用)から県道72号、県道131号(大内宿こぶしライン)を使うほうがスムーズ。
ベストシーズンは4~11月。雪が降り積もる12~3月は休みの店もあるが雪景色も美しいのでおすすめ。
7月2日
毎年7月2日、半夏生の日に行なわれる高倉神社の祭礼。氏子たちが烏帽子をかぶり、白装束に身を包み、古い街並みをおごそかに練り歩く。
2月第2土・日曜
ハイライトは初日夕方からの御神火戴火。高倉神社から御神火をいただいた下帯姿の男たちが集落を駆け巡り、かがりに火をともす。花火も上がる。
会津藩主初代・保科正之をはじめ、歴代藩主が参勤交代時に利用していた本陣を復元。藩主が休憩した上段の間や檜風呂なども再現されている。
大内宿のほぼ中央に位置する大きな茅葺き屋根の建物
囲炉裏や機織り機など当時の生活道具を約1300点展示
約100種類の色鮮やかでかわいらしいちりめん素材の小物たちが店頭に並ぶ。ひとつひとつ手づくりしているちりめん小物は、おみやげにも喜ばれそう。
起き上がり小法師と赤べこ各450円
トウガラシをかたどったちりめん小物
野菜の飾りお手玉各450円
手打ちの祝言そば1000円のほか、会津産古代米(黒米)を使った餅500円やカレー700円が好評。店頭で5~10分間、じっくりと焼く手づくりの黒米入りきんつば100円もおすすめ。
皮はパリッ、中はもっちりとした黒米入りきんつば
築350年の古民家の和カフェ。土間を生かした店内は気軽にくつろげる。アイスもなかは注文後、パリパリの最中の皮に濃厚なアイスと粒あんを詰めてくれる。
アイスもなか抹茶400円とコーヒー400円
会津の駄菓子や器なども販売
平清盛との戦いに敗れた高倉宮以仁王(後白河天皇第3皇子)と、王の愛馬である名馬、連銭葦毛を祀った神社。境内には樹齢800年の大杉もある。
石段を上ると荘厳な雰囲気の境内に
手打ちそば店の名物は「しんごろう」。地元産の米を半つきにして握り、竹串に刺して自家製のじゅうねん味噌を塗って炭火で焼いたもの。ご飯のつぶつぶ感も楽しめる。
<じゅうねん味噌ってなに?>
エゴマの実に味噌、醤油、砂糖、みりんなどを混ぜて作る南会津地方の甘味噌。エゴマは栄養価が高く、十年長生きするという言い伝えから「じゅうねん」と呼ばれている。
しんごろうは南会津地方の郷土料理。1本200円
白と黒の2種類のエゴマを使ったみなとやのじゅうねん味噌680円
下郷町で作った茶まんじゅうに、自家栽培のそば粉100%の衣をつけた天ぷらまんじゅうが評判。カリッと揚がった衣とあんの甘さが絶妙。そばの風味も楽しめる。
そば粉の天ぷらまんじゅう1個120円
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