香川旅行の前に知っておきたいコト!食べる、見る、買うについてチェックしておこう
面積は小さくても、香川には、おいしいものや見どころがいっぱい。 そんな香川で楽しむための「食べる」「見る」「買う」の3つのキーワード別に旅のポイントをご案内。...
「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮は、江戸時代に人々から「一生に一度はお参りしたい」といわれてきた憧れの場所。広い境内は見どころがたくさんあるので、たっぷりと時間をかけて参拝しよう。
階段を上って参拝する讃岐の大社
標高521mの象頭山の中腹に鎮座、全国から訪れる多くの参拝者で賑わう神社。参道から奥社の厳魂神社までは長い石段が続き、道中には旧跡や文化財も多数。天保美術を結集した旭社は、鳥獣や花草などの彫刻が施され、重要文化財に指定されている。
JR琴平駅などから大門(石段365段)まで送迎してくれる参拝登山バス。予約制。
自由に旅ができなかった江戸時代中期の庶民にとって、金刀比羅宮は「一生に一度は…」といわれた憧れの場所。現在は年間を通して400万人以上の参拝者が訪れ賑わっている。
御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇(すとくてんのう)で、古くから海上安全、五穀豊穣、医療、技芸の上達などの幅広いご利益があるといわれる。
名物となっている参道の長い石段は、御本宮まで785段あり、最も上の厳魂神社までは1368段ある。途中ではカフェや見どころに寄り道したり絶景を眺めたりといった楽しみもある。
その昔、道中の費用や初穂料を飼い犬の首に巻き、代参させる風習があった。境内にはこんぴら狗の銅像や白い狗のみくじがあるので、見逃さないようにしよう。
広い境内には神社のほかに、重要文化財を所蔵するアートスポットが点在。御本宮へ参拝した後に立ち寄って、ゆっくりと鑑賞するのがおすすめ。
十一面観音像の優美な姿にうっとり
県産の花崗岩を使った建物は2階建て、唐破風造りの銅葺き。館内には十一面観音立像をはじめ、鎧や能面、書画などの貴重な歴史資料を展示する。
日本洋画を開拓した高橋由一の作品が集合
日本近代洋画の祖、高橋由一の油絵27点を常設展示する施設。由一は明治11(1878)年より自身の作品を金刀比羅宮に奉納しており、縁が深い。
円山応挙らの貴重な作品を多数所蔵
万治元(1658)年から万治3(1660)年の建築。建物の内部は公開され、円山応挙の障壁画や、邨田丹陵の障壁画を鑑賞できる。
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