【金沢城公園】加賀百万石のシンボル 石垣や城郭などの見どころ
百万石の城下町のシンボル金沢城公園は、兼六園のすぐ隣。外様大名で最大の石高を誇った加賀藩前田家の歴代藩主の居城であり、その素晴らしい建築にきっと目を奪われることだろう。...
更新日:2019年7月24日
百万石の栄華が今に残る情緒豊かな歴史の街、金沢。「兼六園」「近江町市場」「金沢城公園」といった観光スポットから、伝統的な加賀料理や寿司、多彩なご当地グルメ、そして金沢ならではの体験やおすすめのおみやげまで、金沢の観光情報をまとめてご紹介します。モデルコースで旅行の計画もバッチリ。
前田利家を初代加賀藩主に、江戸時代には加賀百万石と呼ばれるほど栄えた城下町です。歴史ある古い街並みや建物が今もあちこちに残っています。
金沢城は明治期の火災で一部を残してほぼ消失しましたが、さまざまな建物が復元され、「金沢城公園」となっています。
金沢城公園
名園・兼六園は滝や池を配した優美な日本庭園。城下には武家屋敷や情緒豊かな茶屋街が残っています。また「近江町市場」は金沢の台所といわれ、さまざまな食材が売られています。伝統的な加賀料理や寿司のほか、ご当地グルメのおでんやカレーなど、食も非常に多彩です。
兼六園
近江町市場
加賀料理
季節の移り変わりがはっきりしているので、景観やグルメなど四季それぞれの楽しみ方ができると言えます。年間通じて雨が多く、冬は雪も降るので対策をしていくと安心です。
東京駅から金沢駅へは北陸新幹線「かがやき」で約2時間半。特急で名古屋駅から3時間10分、大阪駅からは2時間40分。飛行機なら小松空港、車なら北陸自動車道や東海北陸自動車道を利用します。
鮮魚や野菜、フルーツなどの食品店が軒を連ね、活気あふれる近江町市場。買い物はもちろん、新鮮素材をその場で食べられる食べ歩きメニューも充実しているので、散策にピッタリ。
加能ガニ、のどぐろ、甘エビ、加賀野菜、魚介の串焼きからおでんまで、近江町市場はグルメ天国。市場めぐりのコツも要チェック。
器いっぱいに盛り込まれたキラキラ輝く海鮮ネタ。近江町市場では、鮮度抜群の海鮮丼を提供する数々の名店がおいしさと豪華さを競い合っている。週末やランチタイムはいつも混雑しているので、各店の営業時間をチェックして食べ逃さないようにしよう!
加賀藩前田家の歴代藩主が造営を続け完成させた兼六園は、水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園のひとつで、加賀百万石の美意識を象徴する大名庭園。金沢を訪れたら一度は足を運んでみたい人気の観光地だ。
完成まで180年
1676(延宝4)年に加賀藩5代藩主前田綱紀が金沢城に面した斜面に「蓮池御亭」を建て、その周辺を作庭したのが兼六園の始まりと伝えられている。以降、14代までの歴代藩主が約180年をかけて現在の姿に造成した。
国宝級の庭園
長寿と永劫の繁栄の願いを込めた大名庭園「兼六園」。1985(昭和60)年に史跡名勝の国宝に相当する国の「特別名勝」に指定され、その美しさは多くの人々を魅了し続けている。
東京ドーム2・4倍
加賀藩代々の藩主たちが愛でた兼六園の面積は約11ヘクタールと東京ドームの約2・4倍もある。広大な園内には約160種、約8200本もの樹木があり、その広さはくまなくまわると1時間半はゆうにかかるほど。
ミシュラン三ツ星
日本三名園のひとつで、世界的評価も高い兼六園。2009年にはミシュラン発行の旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、最高ランクの三ツ星に評価された。以降、海外からの来園も年々、増えている。
園内最大の池と兼六園のシンボル
霞ヶ池は兼六園のほぼ中心に位置する、園内最大の池。正面には別名・亀甲島と呼ばれる蓬莱島が浮かぶ。徽軫灯籠の名は、形が琴の絃(いと)を支える琴柱に似ていることに由来。
11枚の赤戸室石で雁の舞う姿を表現
雁が夕空に列をなして飛んでいく姿を11枚の石で表現した橋。石の形が亀の甲羅のように六角形であることから、別名・亀甲橋とも呼ばれる。保護のため現在は通行できない。
兼六園の見どころや花の見頃、園内の茶屋、アクセス情報などを更に詳しくご紹介します。初めて訪れる人もこれで安心。
百万石の城下町のシンボル金沢城公園は、兼六園のすぐ隣。外様大名で最大の石高を誇った加賀藩前田家の歴代藩主の居城であり、その素晴らしい建築にきっと目を奪われることだろう。
金沢を代表する観光地、ひがし茶屋街。風情ある石畳の道に、出格子の町家。そしてどこからか聞こえてくる三味線の音色が旅する気持ちをいっそう盛りあげる。五感を楽しませる特別なスポットをのんびり散策しよう。
金沢を代表する観光地、ひがし茶屋街。風情ある石畳の道に、出格子の町家。そしてどこからか聞こえてくる三味線の音色が旅する気持ちをいっそう盛りあげる。五感を楽しませる特別なスポットをのんびり散策しよう。
お茶屋は裕福な商人や町衆の社交の場で、芸妓が踊りや三味線、太鼓などによる音曲を披露し、客をもてなす一見さんお断りの遊興の場。
ひがし茶屋街には、一般に公開しているお茶屋や茶屋建築がある。華やかな“ときめきの世界”へ、足を踏み入れてみよう!
ひがし茶屋街を散策した後は、風情ある町家をリノベーションした食事処やバーで、ほっとひと息。ちょっぴり優雅なひとときを過ごしてみたい。
町家をリノベーションしたセンスのよいカフェが並ぶひがしやま茶屋街。空間だけなく、素材にもこだわったおいしいスイーツを召し上がれ。
金沢らしいセンスのよいアイテムがそろうセレクトショップがひがし茶屋街にも近年続々オープン。地元作家の作品など、ここでしか手に入らない素敵なアイテムを探しに行こう!
浅野川のせせらぎを聞きながらまち歩きができる主計町茶屋街は、城下町らしい街並みを色濃く残す今秘かに話題のエリア。
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