萩【世界遺産 萩反射炉】どんなトコ?基本情報をチェック!
2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された構成資産は九州・山口を中心に23あり、そのうち5つが山口県の萩にある。松下村塾はもちろん、日本の近代化を担った萩の世界遺産を見てみよう。...
毛利36万石の城下町として栄えた面影が色濃く残る萩。幕末の志士ゆかりの旧宅や誕生地などの見どころがある。
今も続く吉田家の菩提寺
高林坊の第四世、西願の三男である玄修が開基した。当初は橋本町にあったが、度重なる水害のため正保元(1644)年に現在の地へ移転した。「松陰二十一回猛士」と刻まれた吉田松陰の位牌が安置されている。
松陰本人の遺言によって刻まれた法名
城下町に隣接する美術館
歌川広重、葛飾北斎らの浮世絵のほか、中国・朝鮮・日本の東洋陶磁、萩焼をはじめとした近現代の陶芸作品を収蔵展示する。
モダンな外観が目印
松陰の叔父で松下村塾の創始者
吉田松陰の叔父にあたる玉木文之進の家。安政4(1857)年に松陰が引き継いだ松下村塾は、もとは叔父である玉木文之進が、自宅で私塾を開いたのが始まり。
内部は見学できる
川沿いの生活様式を今に伝える史跡
藍場川の最上流に位置する屋敷。川の水を引き込んだ庭園、そこから流れる水を利用した台所や風呂場などから、当時の生活様式を見ることができる。
屋敷内には石橋を渡って川沿いの長屋門から入る
季節の花々と美しい庭園に憩う
明治維新後、3度にわたり内閣総理大臣を務めた桂太郎の旧宅。椿や桜など季節の花々が彩り、川の水を引き込んだ流水式の池泉庭園が美しい。
庭園内には桂太郎公銅像が建つ
吉田松陰が二度投じられた牢
安政元(1854)年、海外密航に失敗した吉田松陰が投じられた獄屋敷跡。松陰はここで囚人たちに孟子を講じていたという話が残る。現在は敷地の一部を保存して記念碑が建てられている。
萩藩の波乱に富んだ維新当時が偲ばれる
美しい長屋門が目を引く
口羽家は萩城下に残る上級武士の屋敷としては古く、主屋は18世紀末から19世紀初めに建てられたもの。表門は白壁となまこ壁のコントラストが美しい。
主屋と表門が国の重要文化財に指定
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