【京都】京料理をリーズナブルに食べたい!
京都に来たなら、憧れの京料理を食べてみたい!ちょっと敷居が高い京料理だけど、リーズナブルに食べれるなら、なおうれしい!そんな願いに応えて、ここでは気兼ねなくリーズナブルに3000円代で楽しめる京料理を...
お寺や神社の参道には、身を清める意味で手を洗う「手水(ちょうず)」があります。
その手水いっぱいに花を浮かべ、目を楽しませてくれる「花手水(はなちょうず)」が、新たなフォトスポットとして注目を集めています。
以前から、境内に咲く花を折々に飾る寺院が何か所がありましたが、コロナ禍でその数が増えてきました。
というのは、参拝者が柄杓を共用すると感染のおそれがあるため、手水を使えないようにする目的もあるそうです。「手水の使用禁止!!」とモノモノしい貼り紙をする代わりに、花を浮かべるというセンスがなんとも雅ですね。
では、選りすぐりの「花手水」に彩られた社寺を、さっそく訪ねましょう!
JR長岡京駅からタクシーで約15分という山の中腹に「柳谷観音」は位置します。
古くは、平安時代から「眼の観音様」として、天皇や公家をはじめとする目の病気に悩む人々の信仰を集めてきました。また、初夏のあじさい、秋の紅葉の名所としても知られています。
数年前、当時のご住職が心が安らかになるようにと、定期的に花を浮かべるようになったのが花手水のはじまりだといいます。
紅葉のグラデーションが美しい秋の手水
JR東福寺駅から徒歩で約10分、紅葉で知られる東福寺の北に「勝林寺」はあります。
戦国時代に創建され、東福寺の鬼門(北東)を守護することから「東福寺の毘沙門天」と呼ばれ、親しまれています。
門をくぐったら、まず毘沙門天さんにお参りをし、手水に向かいましょう。
こちらのお花は、なんともボリューミー。週に2回(12~3月は週1回)、花が入れ替えられるので、何度訪れても新鮮な気持ちで花と向き合えます。(入れ替え日は公式ホームページで発信中)
メインの手水とは対照的に素朴な花小鉢
哲学の道や平安神宮から徒歩で約10分、坂を上った辺りにあるのが「金戒光明寺」です。
平安時代に、法然上人がこの地に小さな庵を結んだのが始まりとされ、幕末には、新選組の面々を管理した会津藩の本陣がおかれました。
さて、こちらの花手水には「ちょっといい話」があります。もともと、手水にはおもちゃの亀が置かれていました。ところがある日、何者かに誘拐! それを心配された方が、アヒルさんを寄進してくださったそうです。
誘拐された亀さんも戻ってきました
全国に1万2000ある天満宮の総本社であり、学問の神様・菅原道真を祀る「北野天満宮」。地元では、「天神さん」と呼ばれ親しまれています。
楼門をくぐると、最初に迎えてくれるのは、天神さんのお使いである臥せた牛の像。そこを右へ行くと、季節の彩も鮮やな花手水があります。
こちらの手水の特徴は、ひとことで言うと「アーティステック」。あるときはモダンな生け花のように、あるときは神紋の梅の形が隠されていたりします。
また、手水に生けられたときは蕾だったものが、1週間後に花開いたりと、成長を見守る楽しみもあります。そのため、毎日のようにお参りにくる地元の方にとっても花手水は楽しみのひとつです。
花手水をはじめ、梅園、もみじ苑など、植物に縁のある北野天満宮。手水や境内の様子は、公式twitterで発信されています。
嵐山の中心・渡月橋からは徒歩で20分、百人一首が誕生したとされる小倉山の麓に「二尊院」があります。
その名の通り、釈迦如来と阿弥陀如来の2体の本尊を祀る寺院です。
山門から一直線にのびる参道は、初夏の青もみじ、秋の紅葉の名所として知られています。
花手水は、その参道を抜けた先の本堂の右手、公家たちが眠る墓地に続く長い階段の手前にあります。
二尊院の手水には、さきほどまで野に咲いていた花が、そこにあるかのような自然体が持ち味。常時ではないけれど、折々にふれて花が浮かびます。
訪ねた日は、手水にアジサイが浮かび、その後ろには白い葉が涼し気な半夏生(はんげしょう)が見ごろでした。
境内の様子は、公式インスタグラムで発信されています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
そして、京都の花手水といえば忘れてはいけないのが「法然院」。
哲学の道に静かにたたずむ寺院で、鎌倉時代初期に法然が結んだ草庵にまで歴史はさかのぼります。
こちらの手水が見られるのは、春の特別拝観の約1週間だけ。近くの哲学の道では桜が咲き誇る4月の上旬に伽藍が公開され、その中庭の大きな鉢にツバキが浮かびます。
花の多い日は一面のツバキで埋め尽くされ、少ない日はそっと2輪だけ。いつからかは不明ですが、京都の花手水のなかでも最も古くからなさっていることは間違いありません。中庭で遠慮がちに咲くツバキをみると、花手水の原点を見たような気持ちになれます。
さて、京都の花手水6選はいかがでしたか?
それぞれに個性があって、「花手水巡礼の旅」に出かけたくなりますね。
ほぼ常時楽しめる社寺、期間限定のお寺などさまざまですが、やはりお花は自然のもの。予告なく手水に花がない時もあります。ほとんどの社寺は、ホームページやSNSで情報を発信しているので、当日確認してから出かけるのがおすすめです。
きっと、きれいな花手水を見れば、心がすーっと洗われるような気分になりますよ。
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