長野の絶景スポット11選 雲海&星空&高原…フォトジェニック旅!
長野県と山梨県清里エリアにはカメラに収めずにはいられない、絶景がいっぱい。 そんな今話題のスポットを11選にてご紹介します。 雲海も星空も、二度と同じものには出会えない一期一会の出会い。 そ...
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更新日: 2022年2月1日
ハイキングといえば、山を登る、というイメージをもっている方が多いかもしれません。しかしここ、長野県にある「千畳敷カール(せんじょうじきカール)」では、山のくぼみを歩いて楽しむことができるハイキングコースがあります。
千畳敷カールでは、春には残雪を、夏には色とりどりの高山植物を楽しむことができ、秋には黄色と赤色に染まった紅葉を一望、冬には風と雪が作り上げる「風雪紋(ふうせつもん)」が見られたり、雪を踏みしめた時に鳴る音、通称「鳴き雪」を楽しんだりすることができます。また、冬は満天の星空も魅力です。
今回は、これから本番を迎える紅葉とハイキングを満喫できる「千畳敷カール」と、木曽駒ケ岳のおすすめスポットをご紹介します!
長野県駒ヶ根市に位置する千畳敷カール。畳を1,000枚敷いた広さがあることからその名が付きました。「カール」とは、氷河の流れに侵食されて形成された半円形型のくぼんだ土地を指します。
標高2,612mの千畳敷カールには、「日本一高い場所にある駅」や「日本一空に近いホテル」などがあり、四季折々の美しい自然と求めて、多くの人が訪れます。
千畳敷カールのハイキングコースは3種類あり、初心者から上級者まで楽しめる魅力がたっぷり!頂上にはレストランやカフェもありますので、千畳敷カールの絶景を見ながらの休憩を楽しみにハイキングしてみてください。
千畳敷カールにバスで向かう場合は、JR東海・飯田線の駒ヶ根駅前から「しらび平駅」まで直行する路線バスを利用しましょう。所要時間は約45分、片道料金1,050円です。
車の場合は、中央自動車道「駒ヶ根I.C」から「菅の台バスセンター」に向かいます(所要時間約3分)。「しらび平駅」までは車で行くことができないため、「菅の台バスセンター」まで行って車を置き、路線バスに乗り換えます。
「菅の台バスセンター」から「しらび平駅」までのバス所要時間は約30分で、片道料金は830円。「菅の台バスセンター」に収容数300台の駐車場があり、バイクや大型バス、キャンピングカーも駐車できます。24時間営業で、普通自動車は1日800円です。
しらび平駅から千畳敷カールのある千畳敷駅までは、ロープウェイを利用します。標高2,612mにある千畳敷駅は日本一高い場所にある駅としても知られていて、しらび平駅からの高低差はなんと950m!
360度眺望できるロープウェイに乗り、千畳敷カールまでの7分30秒の空中旅行。高山植物や中央アルプスの絶景を堪能してください。
今回ご紹介する千畳敷カールハイキングコースのひとつ「木曽駒ケ岳コース」は、往復約4時間のハイキングコース。千畳敷駅のすぐ横にある「ホテル千畳敷」から出発し、「乗越浄土(のっこしじょうど)」や「中岳」などの山頂ポイントを経て、木曽駒ヶ岳山頂を目指します。
出発時点から、すでに千畳敷カールの絶景が広がっています!「八丁坂」に向かう千畳敷カールのハイキングコースは2つありますが、今回は、剣ヶ池方面のハイキングコースを進んでいきます。
千畳敷カールに広がる高山植物を楽しみながら進んでいくと、ハイキングコースの中でも1番の難所である「八丁坂」にさしかかります。ここからは千畳敷カールを抜けた先にある見どころスポット「乗越浄土」に向かう登り道になりますが、ゴツゴツした岩場が続きますので、気をつけてハイキングコースを進みましょう。
ホテル千畳敷のある千畳敷カールエリアから50分ほどハイキングコースを進むと、乗越浄土に到着です。トイレを完備した山小屋があるので、ここで一休みしましょう。乗越浄土は、千畳敷カールから続くさまざまな山に行くことができる分岐点。ここからは、自分にあったハイキングコースを選んでいきます。
乗越浄土からは、出発地点の千畳敷カールエリアにある千畳敷駅とホテル千畳敷が見えます!深呼吸をして、千畳敷カールに広がる大自然の美味しい空気を堪能してください!
少し休憩したら、次のポイントへ向かいましょう。次は千畳敷カールを抜けたさらに先にある「中岳」山頂に向かってハイキング再開です。
続いては「中岳」に向かいます。中岳の山頂までは比較的緩やかな道が続きますが、岩が多い山なので気をつけて登りましょう。20分ほどで山頂まで登りきることができます。
「中岳」山頂に到着です!こちらは標高2,925メートルで、標高2,612m地点の千畳敷カールからさらに標高が300mも高くなります。休憩スペースはありませんが、岩に腰かけて休憩したりする人も多く見られます。
いよいよ千畳敷カールハイキングの最終地点へ!標高2,956mの「木曽駒ヶ岳」を目指します。中央アルプス・木曽山脈最高峰で日本の百名山にも選ばれている木曽駒ケ岳。先ほど登頂した中岳から、木曽駒ケ岳山頂までは、歩いて約40分です。
初めは、岩がゴツゴツした場所を下っていきます。
15分ほど下った先には、青い屋根がかわいい山小屋と、テントを張れるテント場があります。一泊する方は、テントのレンタルはできないので持ってくる必要があります(幕営料金:1200円/1日)。夜中から朝方にかけて気温はマイナスまで行きますので、必ず防寒対策と持ち物の確認をお願いします。雲の上から見る朝焼けは、空がグラデーションになり、まさに絶景。多くの人がこの景色を求めてやってきます。
テント場からさらに先にハイキングコースを進むと、また石がゴロゴロした道になりますが、そこを登り切ると木曽駒ケ岳山頂です。
お疲れ様でした!疲れも忘れてしまうほどの絶景が広がっています。達成感も相まって、気分は最高!
天気が良い日は、木曽駒ケ岳を囲むように広がる澄んだ青空と、緑に包まれた山々を見ることができます。
他にも、千畳敷カールから分岐する中級者向けの「馬の背・濃ケ池コース」(往復約4時間半)や、上級者向けの「三ノ沢岳コース」(往復約6時間以上)もあるので、ハイキングに慣れている方はそちらにもチャレンジしてみてください。
千畳敷カールの高山植物の多さは、中央アルプスでもトップクラス。千畳敷カールハイキングは豊かな自然を味わいたい人におすすめです。
千畳敷カールエリアにあるホテル千畳敷に戻ってきたら、標高2,612mの高さにちなんで名付けられた日本一高い場所にある「2612Cafe」に立ち寄って、中央アルプスの雪溶け水で淹れたコーヒーで一休み。
他にも、地元の食材にこだわった信州サーモンや駒ヶ根高原のハムやウインナー、信州産の100%ジュースなどもあり、おなかも心も満たされます。
快適に千畳敷カールで宿泊したい方は、ぜひホテル千畳敷へ。標高2,612mにあるホテル千畳敷では、千畳敷カールのような高い山でしか見られない日の出や満点の星空、そして雲海などの美しい自然現象を観察することができます。
千畳敷カールの大自然の中で、最高な思い出を作ってくださいね。
千畳敷カールのある中央アルプスは、四季折々様々な山の姿を見せてくれる場所で、中でも黄色や赤色に輝く美しい紅葉スポットである「こまくさ橋」は千畳敷カールに行ったら必ず立ち寄りたいおすすめスポットです。
菅の台バスセンターより徒歩3分で到着できる吊橋で、大田切川沿いに500本以上のもみじの木が植えられた駒ヶ根高原のもみじ散歩道が楽しめます。
色づいたもみじが川に映る光景が見どころですので、川面に注目しながら歩いてみてくださいね。
「光前寺」は、菅の台バスセンターから車で3分、徒歩15分のところのあります。樹齢数百年の杉と、約60本のもみじの木が植えられています。期間限定で夜になるとライトアップも開催されますので、千畳敷カールハイキングを終えた後、時間と体力に余裕があれば夜の光前寺も訪れてみてください。
赤色や黄色と、美しく色づいた紅葉を楽しみながらハイキングができる「千畳敷カール」。
千畳敷カールのある中央アルプスは標高が高い山なので準備は必要ですが、休憩する場所やレストラン、宿泊施設も整っているので、ハイキング初心者の方にもおすすめです。
3密を避けながら紅葉が楽しめる、千畳敷カールハイキングにぜひ出かけてみてくださいね!
『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図です。谷や尾根、等高線や登山道を綿密に描き、実踏調査に基づいた登山ルート・コースタイムなどを掲載、全国の名山約1,500を紹介したもので、ラインアップは全61点にのぼります。
『山と高原地図』アプリは、この慣れ親しんでいる地図をお手持ちのスマートフォンでも見られるだけでなく、GPSを使って地図上で現在地を確認したり、自分が登ったルートの記録をする、といった機能により 登山・ハイキングがますます楽しくなるアプリになっています。記録したルートをメールで送信して、PCで登山記録を管理したり、登山コミュニティサイトに投稿して記録を共有することもできるので、活用方法は無限に広がります。地図データは全てスマートフォン本体に格納しますので、携帯電話の電波が届かない山中でも安心して使用することができます。
>>「使ってみよう!山と高原地図」はこちら
>>各商品の収録範囲はこちら
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