信州のグルメ図鑑 そば・高原野菜・郷土料理…里の恵みをいただきます♪
信州のグルメを一気にご紹介! 美しい山々や清流に恵まれ、四季の変化に富んだ長野県には、高原野菜を使った料理や個性豊かなそば、ご当地グルメ等々、輝くばかりの美食が満載です。 旅行先で何を食べるか、事...
更新日: 2022年8月13日
日本の屋根を形成する日本アルプスを擁する長野県は登山スポットの宝庫。
日本のアルピニストの聖地と言える長野には、数多くの名山がひしめいています。
その中で今回は、これから登山を始めたい方、もっとステップアップしたい方におすすめの登山スポット10座を選定してみました。
意外に、標高3000m近い高峰にも、初心者向けの山が数多く存在します。
そして残雪が輝く春から初夏、高山植物が咲き誇る夏、錦絵のごとき紅葉が展開する秋、青と白が織りなす冬など、四季折々美しい山の表情変化を楽しめるのが醍醐味ですよ。
岐阜県高山市と長野県松本市にまたがる、日本百名山の一つ「乗鞍岳(のりくらだけ、標高3027m)」。日本に23座しかない3000m峰の一つですが、初心者でも登頂できる登山スポットとして知られています。
その理由は登山口までのアプローチ。標高約2700mの畳平(たたみだいら)までバスで移動できるため、実質は標高差300mほどであり、ハイキング感覚で日本アルプスの世界を満喫できます。
畳平から山頂までは往復2時間30分ほど。7月〜8月の高山植物の季節になると、登山道の各所には色とりどりの花が咲き乱れ、より一層高山の趣が引き立ちます。
途中には不消ヶ池や権現池など、神秘的な池が点在し、残雪がみられることも。初夏(6月)から秋(9月〜10月)どのシーズンに登っても、四季折々美しい絶景に出会えるためおすすめの登山スポットです。
北アルプスにおける本格登山入門の山として、不動の人気を誇っている「燕岳(つばくろだけ、標高2763m)」。花崗岩で形成される、鎧のような山容が特徴の登山スポットです。
安曇野市の中房温泉(なかぶさおんせん)から、山頂まで往復8時間ほどで登頂可能。日帰りで楽しむことができるほか、燕山荘(えんざんそう)に宿泊して1泊2日で贅沢に楽しむ登山愛好家も数多くいます。
そんな「燕岳」の醍醐味は、北アルプスの名コース・表銀座の出発点であり、アルプス三大急登の一つに選ばれている合戦尾根(かっせんおね)が見せる眺望の変化。
前半は緑が鮮やかな樹林帯を進み、中盤には少しずつ景色が開け、後半には槍ヶ岳(やりがたけ、標高3180m)を中心とする北アルプス主脈が180度展開します。天気が良ければ富士山ものぞみ、稜線にはイルカ岩をはじめとした見所が多いのもポイントです。
燕岳と同じく北アルプスで高い人気を誇る、後立山連峰の「唐松岳(からまつだけ、標高2696m)」。白馬八方(はっぽう)尾根スキー場から、八方アルペンラインを経由してアプローチできるほか、夏期には黒菱(くろびし)林道の終点まで車でアクセスして入山することができます。
八方アルペンラインの終点・八方池山荘から山頂まで往復約7時間。登山道は、ほぼ全ての区間で展望が抜群で、北アルプスの圧倒的な山岳パノラマを楽しめるのが魅力です。
中でも、八方尾根の途中にある「八方池(はっぽういけ)」は、白馬(はくば)連峰が水面へ映り込む、神秘的な絶景スポットとして知られています。
早朝には、透き通った水面と登山者の活気。夕暮れには残照のオレンジ色と静寂など、時間帯によって味わえる風情が変化。登りごたえと絶景を両方味わえる、初心者におすすめしたい登山スポットです。
中央アルプスの主峰にして日本百名山の「木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ、標高2956m)」。日本一の高低差をつなぐ駒ヶ岳ロープウェイで標高約2600mまで移動できるため、最初にご紹介した乗鞍岳と同じく、入門者向けの登山スポットとして知られています。
ロープウェイの降車後すぐ広がる「千畳敷(せんじょうじき)カール」が特に有名で、岩稜に吸い込まれるような大迫力の登山道が特徴です。
「木曽駒ヶ岳」は花の名山として知られており、7〜8月には色彩豊かな高山植物が迎えてくれます。またニホンザルも数多く生息しており、運が良ければ団らんしている家族の姿が見られることもあります。
北アルプスとはまた違った山岳情緒を楽しむことができ、初秋(10月上旬)に鑑賞できる錦絵のような千畳敷カールの紅葉も必見の登山スポットです。
南アルプスの最北にある「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ、標高2967m)」。マニアックな登山愛好家の間では黒戸(くろと)尾根コースが人気ですが、一方で初心者にオススメしたいのが北沢峠から駒津峰(こまつみね)を経由して山頂を目指すルートです。
北沢峠(標高約2000m)までは南アルプス林道バスでアクセスでき、北沢峠から山頂まで往復7〜8時間を歩く内容になります。
途中の双児山(ふたごやま)からは、“南アルプスの貴公子”と呼ばれる白亜の岩稜が美しい山容をのぞみ、駒津峰以降はパノラマ縦走が楽しめます。山頂直下は直登ルートと迂回ルートがありますが、自信のない方は後者を選びましょう。
甲斐駒ヶ岳の山体に取り付けば、仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ、標高3033m)や北岳(きただけ、標高3193m)など南アルプスの高峰を見渡す大展望が待っています。10月上旬には、山肌を埋め尽くす大スケールの紅葉がとても素晴らしい登山スポットです。
登山の難易度が高くなる厳冬期(12月〜3月)。日本アルプスの山々の多くは上級者向けとなりますが、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳(やつがたけ)連峰には、比較的易しい登山スポットが揃っています。
中でも特に、初心者の方におすすめしたい山が「北横岳(きたよこだけ、標高2480m)」。北八ヶ岳ロープウェイを使って標高約2200mの坪庭(つぼにわ)までアクセスし、往復3時間ほどで雪山ハイキングを楽しめる登山スポットです。
登山道中には、一面真っ白に染まった坪庭の雪原や、御嶽山(おんたけさん、標高3067m)・南アルプスなど日本屈指の高峰を見渡す稜線。山頂からは、北アルプスを背景に佇む蓼科山(たてしなさん、標高2530m、別名・諏訪富士)の絶景が広がります。
ルート上で危険な場所はありませんが、北横岳ヒュッテ以降は少し勾配が上がるので、アイゼンをしっかり噛ませて登るように意識しましょう。積雪が多い場合、ワカン(輪かんじき)やスノーシューの持参がベターです。
北アルプスの山々の中で、特異な景観を見せる「焼岳(やけだけ、標高2455m)」。乗鞍火山帯において、唯一の活火山として知られている登山スポットです。上高地の景勝地「大正池(たいしょういけ)」も、焼岳の噴出物により、せき止められて形成されました。
登山ルートは主に二つありますが、中の湯温泉を起点とする「新中の湯ルート」がおすすめです。前半は野趣に富んだ樹林帯を進み、後半には白い蒸気が漂う鐘状火山(しょうじょうかざん、別名・トロイデ)を仰ぎ見るミステリアスな登山道が続きます。
登山道を進むにつれて、樹林帯から火山帯へと、劇的な景色変化を見せてくれるのが特徴。頂上へ到着すれば、活火山らしい荒涼とした山肌が展開し、明神岳(みょうじんだけ、標高2931m)と霞沢岳(かすみさわだけ、標高2646m)の間に広がる、上高地を俯瞰します。
北アルプスの自然を、少し違う角度から楽しめる「焼岳」。山の美しさと荒々しさの二つの側面を存分に味わえる点で、このエリアでも稀有な存在と言える登山スポットです。
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『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図。
谷や尾根、等高線や登山道を綿密に描き、実踏調査に基づいた登山ルート・コースタイムなどを掲載、全国の名山約1,500を紹介したもので、ラインアップは全61点にのぼります。
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