【東京観光】家族におすすめ!体感できる厳選レジャースポット!
東京観光はスポットの多さに目移りしてしまうもの。そこで子供も大人も楽しめる体感・体験型のレジャースポットを厳選して紹介します。見て・触れた・感じることで五感が刺激され、東京観光の思い出はより楽しいもの...
更新日: 2022年11月17日
ギリシャ料理というと、どんなものをイメージするでしょうか。ギリシャという国自体は知っていても、実際に現地に行ったことがあるという人は少ないかもしれませんね。
東京には多くの各国レストランが存在するものの、ギリシャ料理を食べられる専門店は実は数が少なくてとってもレア!こちらの記事では、本格的なギリシャ料理が味わえる東京都内のお店を厳選してご紹介します。
ギリシャ料理は、イタリア、スペイン、モロッコなどの料理とともに、2010年「地中海食」として世界無形文化遺産に登録されています。
地中海食とは、地中海沿岸で食べられている伝統的な食事のことで、オリーブやチーズ、フルーツ、野菜などを中心とした栄養バランスの良い食習慣を指します。「地中海式ダイエット」という名で広く世界でも知られることになりました。
ギリシャの大衆食堂である「タベルナ」は、レストランほどかしこまらずカジュアルに食事を味わう場所で、ギリシャの人にはなくてはならない存在です。
コース料理ではなく、家族や仲間たちと料理を取り分けて楽しむシェアスタイルが一般的。ワインを片手に夜遅くまでおしゃべりをしながら、ヘルシーな食事を味わう習慣があるそうです。
ギリシャは年間を通して温暖な気候の過ごしやすい国ですが、夏は高温で非常に乾燥する地中海性気候。そのため穀物は育ちにくいものの、古くからオリーブやレモン、ぶどうといった果物の栽培が盛んで、羊や山羊の放牧も行われています。では、ギリシャ料理に使われている代表的な食材をご紹介しましょう。
オリーブオイルの産地はギリシャ全土にある
ギリシャは国民一人当たりのオリーブオイルの消費量が世界一といわれるほど、料理に多くのオリーブオイルを使います。その歴史は古く、古代ギリシャ時代にまで遡るのだとか。高品質なギリシャ産のオリーブオイルは、日本はもちろん世界中で愛されています。
世界最古のチーズとも呼ばれているフェタチーズ
フェタチーズは、羊や山羊のミルクで作られているギリシャ原産のフレッシュチーズで、白くホロホロとした食感が特徴です。現地ではそのまま食べるよりも、さまざまな料理に使われることが多いそう。
日本のスーパーでもお馴染みのギリシャヨーグルト
ギリシャヨーグルトは、水分やホエー(乳清)を除去する水切り製法を用いて作る伝統的なヨーグルトです。一般的なヨーグルトよりもクリーミーで、濃厚な味わいが楽しめます。元々は山羊のミルクで作られていたギリシャ独自のヨーグルトなのだとか。
そのままはちみつをかけて食べたり、スイーツやサラダなどさまざまな料理に使われています。
このほか、野菜ではトマトやナスが料理に使われることが多く、オレガノをはじめとしたハーブやスパイスなどもギリシャ料理には欠かせない存在です。もちろん、海に囲まれていることから魚介類も豊富。肉類ではラムや豚肉を使った料理がよくみられます。
これぞギリシャ料理!という代表的なメニューをご紹介しましょう。
ザ・ギリシャと言える代表料理のムサカ
「ムサカ」は、ラザニアの原型とも言われているオーブン料理。薄切りにしたジャガイモとナスの上にミートソースやチーズなどをのせたギリシャの家庭料理です。
日本でもおなじみのタラモ(ジャガイモとたらこ)サラダとは少し違っているタラモ・サラタ
「タラモ・サラタ」は、コイやボラなどの魚卵の塩漬けと、パンを細かくしてペースト状にしたもの、あるいはマッシュポテトと混ぜ合わせたものです。ディップとしてパンにつけて食べます。
彩の良い夏野菜が食卓を華やかにしてくれる
「ゲミスタ」は、トマトやパプリカなど、色鮮やかな夏野菜をくり抜いて器にし、その中に肉や米を詰めてオーブンで蒸し焼きにした料理です。
問屋街で知られる東京・浅草橋エリアにある、ギリシャの家庭料理とワインのお店「フィリ」。ギリシャで4年間を過ごしたオーナーの松下邦子さんが、現地のママ仕込みのギリシャ料理を提供しています。
「ギリシャにはミシュランの星付きレストランもたくさんありますが、地元のタベルナ(食堂)には味わい深い料理がたくさんあります。そういう家庭料理を習いたいと思って周りの人に相談したら、”一番そばに料理上手な人がいるよ”と教えてもらったのは、住んでいた家の大家のニキさんでした。とある日、海に誘われて行ってみると大家さんの仲間たちがいて。そこでもママたちから料理のことをいろいろ教えてもらいましたね。」と話す松下さん。
早朝、太陽の光を浴びながら海水浴(泳ぐというより浮かんでいる)をするのが、ギリシャの年配の方にはおなじみの健康法なのだとか。想像するとなんだか微笑ましいですね。
ギリシャを彷彿とさせる爽やかなブルーと白でまとめられた店内
「ギリシャでは、ライキと呼ばれる市場がそこら中にたつんです。私が住んでいた場所では、毎週木曜でした。色とりどりの新鮮な季節野菜やフルーツが並んでいて、見ているだけでも楽しいんですよ。」と松下さん。海外の市場を訪ねると、その国の食文化が見えてとてもワクワクしますよね。
ギリシャ現地で撮影したライキの様子(画像:松下さん提供)
では、フィリで味わえる人気のギリシャ料理をご紹介しましょう。
フィリの人気ナンバーワンメニュー、ムサカ990円
ムサカは家庭ごとの味があり、具材やスパイスの配合などが異なるのだそう。
「ラザニアと似ていますが、ムサカは切り分けて出すという違いがあります。ミルフィーユのようにいくつもの層がきれいなグラタンです。」と話す松下さん。フィリのムサカはミートソースに複雑なスパイスの風味と、クリーミーなベシャメルソース(ホワイトソース)と絡み合う大人気の一品です。
ジューシーな鶏肉とハーブが香るコトプロ・レモナート1,320円
コトプロ・レモナートは、鶏肉とポテトのレモン焼き。鶏肉の肉汁がポテトに染み込んで、オレガノとレモンの爽やかな風味があとを引くおいしさです。
ギリシャのソウルフード、スパナコピタ880円
スパナコピタは、ほうれん草のパイ。ピタ=パイのことです。「ギリシャでは春巻きよりも薄いフィロという生地を何層も重ね、オリーブオイルを塗って焼き上げます。バターを使ってないのでヘルシーなんですよ。」と、松下さん。
ほうれん草のほかにもフェタチーズや肉類などバリエーションがあり、パン屋さんに行くと必ず売られていて、小腹が空いたら食べるみんなが大好きなメニューなのだとか。
エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルとホワイトバルサミコ酢(各1,836円)は、店頭やE-shop(https://jp-fili.com/product)でも購入できる
各テーブルには、フィリがギリシャから直輸入しているオリーブオイルとバルサミコ酢が置かれています。
ギリシャ・スパルタ産の伝統品種のオリーブを使用し、コールドプレス製法で仕上げたエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルはフルーティーな味わいが特長です。クレタ島マスカット原種を樽熟成させたホワイトバルサミコ酢は、まろやかな味わいで、野菜にさっとかけるだけでおいしくいただけます。
フィリには、ギリシャの固有種のみにこだわったワインが揃っています。ギリシャのお酒は度数が高すぎず、とても飲みやすいそう。お酒が好きな人は、ウゾという、ハーブやスパイスで香りづけされた蒸留酒もおすすめです。
「素材の味を生かし、柑橘、塩、ハーブを使うのがギリシャ料理の基本。おいしくてヘルシーなギリシャ料理をぜひ食べにきてくださいね。」店頭ではお客様とのコミュニケーションを楽しんでいるという松下さん。ギリシャの楽しいお話も聞かせてもらえるかもしれませんよ。
ギリシャのサントリーニ島を彷彿とさせる爽やかな店内が素敵な東京・蒲田のギリシャ料理店「Spyro’s(スピローズ)」。世界一の品質を誇るギリシャ産の良質なオリーブオイルをたっぷり使った料理の数々は、ミートソースやトマトソースに至るまですべて手作りの優しい味わいです。現地のタベルナをそのまま持ってきたかのような雰囲気で、楽しい食事の時間を過ごせます。
また、Spyro’sはギリシャ大使館御用達の老舗レストランとして、これまでにドラマのロケ地としても度々登場した知る人ぞ知る名店なんですよ。
現地でもポピュラーな、Spyro’sの人気メニューをご紹介しましょう。
カラマリ・ア・ティガニタ680円
「カラマリ・ア・ティガニタ」は、オリジナルのパウダーを使ったイカのフライ。イカはさまざまなギリシャ料理で使われている代表的な食材のひとつです。薄めの衣がもっちり柔らかなイカの味を引き立てています。レモンを絞ってさっぱりといただけます。
ポークギロ1,000円
ギリシャではストリートフードとして愛されている「ギロ」は、スパイスの効いた豚肉をピタパンで包んで食べる定番の料理。トルコのケバブと似ていますが、ギロはザジギ(ギリシャヨーグルトにきゅうりやニンニクを加えたもの)というディップにつけて食べます。
グリークサラダ880円
現地では「ホリアティキ・サラタ」の名前で親しまれている、フェタチーズとオリーブののったサラダです。オリジナルのドレッシングをかけていただきます。フェタチーズを味わってみたいという人におすすめのベーシックなメニューです。
自家製チーズケーキ750円
ギリシャヨーグルトを練り込んだ自家製チーズケーキ。お腹がいっぱいでもペロリと食べられるさっぱりとした口当たりが特長です。スピローズで一番人気のデザートです。
Mythos(ミソス)800円
Mythosはギリシャで一番人気と言われるビール。軽やかで飲みやすく、ピルスナータイプのフルーティーな味わいです。名称のMythosとは、神話を意味するギリシャ語なのだとか。このほかにも、ギリシャ産のビールやワインが揃っています。ギリシャ料理と合わせていただきたいですね。
スタッフも明るくカジュアルな空間が魅力のSpyro’sは、リピーターも多い評判のレストランです。東京・蒲田の隠れ家レストランでぜひ、ギリシャ料理を楽しんでくださいね。
東急プラザ銀座の最上階11階に位置する「THE APOLLO」は、2016年のオープン時から話題を呼び、現在も衰えない人気を誇るオーストラリア・シドニー発のモダンギリシャ料理レストランです。窓から銀座の景色を眺めながら食事を楽しめます。
サガナキチーズ2,200円
サガナキチーズは、シドニー本店で一番人気!THE APOLLOを代表するメニューのひとつです。東京のみならず日本ではここでしか食べられない「ケファログラヴィエラチーズ」をこんがり焼いています。山羊や羊のミルクを合わせて作られたチーズはコクがあり、火に入れても溶けないのが特徴。やさしい甘さのハチミツとスッキリしたオレガノ、レモンジュースがアクセントになっています。
グリークサラダ1,980円
オリーブ、トマト、きゅうりのフレッシュサラダに、なめらかで濃厚な味わいのフェタチーズをのせたサラダ。フェタチーズの塩気が新鮮な野菜によく合います。THE APOLLOでは牛乳由来のフェタチーズを使用しているので、クセが強すぎないマイルドな味になっています。
ラムショルダー3,900円
ラムの肩肉を10時間煮込み、さらにオーブンで1時間焼き上げたジューシーな一品。お好みで、ギリシャヨーグルト、きゅうり、ニンニク、オリーブオイル、レモンを使ったザジキソースをかけるとさっぱりといただけます。
レモンパイ”アポロスタイル1,800円
レモンの風味を生かしたサクサクふわふわのレモンパイ。器の上にレモンクリーム、その上にオリーブオイルの入ったビスケットをタルト生地の代わりに振りかけ、メレンゲを絞ったTHE APOLLOオリジナルのメニューです。
スタイリッシュな空間で、新鮮な魚介類や野菜をたっぷり使ったギリシャ料理が味わえるTHE APOLLO。親しい友人や家族と一緒に楽しく料理をシェアしながら、素敵な時間を過ごしてくださいね。
ギリシャ料理はどんな料理なのか、そして、東京のおすすめギリシャ料理レストランをご紹介してきました。同じメニューでも使用食材やビジュアルが違っていたり、味付けが違ったりと、レストランごとの発見があります。
ギリシャ料理は日本人の口に合うマイルドな味付けなので、初めての人もトライしやすい料理です。グルメ好きな友人を誘って、ぜひ東京のギリシャ料理のレストランへ行ってみてくださいね。
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