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八女の観光ナビ 展望所から眺める茶畑の絶景や、話題の八女茶カフェをご紹介

クロス編集事務所

更新日: 2024年5月13日

八女の観光ナビ 展望所から眺める茶畑の絶景や、話題の八女茶カフェをご紹介

福岡県の南部に位置する八女市は、お茶の生産地としても有名です。
広大な茶畑、老舗の製茶問屋、お茶が楽しめるカフェなどがあり、観光人気がじわじわと高まっている八女の魅力をご紹介します!

八女福島と呼ばれる中心市街地の本町(もとまち)には、江戸期に建てられた白壁造りの町家が立ち並び、一帯は国の伝統的建造物群保存地区に選定されています。
茶畑の絶景を眺めるのはもちろん、八女で素敵な街めぐりも楽しんでみましょう。

八女市ってこんなところ

八女市ってこんなところ
保存地区では景観を守るため、建物の修理や新築時の建て方のルールがある

八女市の概要

八女市は筑紫国の一部として古くから人が定住。九州の大豪族だった筑紫君磐井(ちくしのきみいわい)の墓といわれる巨大な前方後円墳の岩戸山古墳が、その歴史を物語ります。

お茶の産地として全国的に有名ですが、九州最大の河川・筑後川と清流矢部川の流域は肥沃な米どころで、酒造りもさかんです。

八女市へのアクセス

八女福島へのアクセスは、鹿児島本線JR羽犬塚駅から堀川バスで約20分、福島で下車。車利用の場合は九州自動車道八女ICから国道442号を東へ7kmほど進むと八女市に入ります。

八女福島の重要伝統的建造物群保存地区

八女の中心市街地の福島地区には、かつて福島城がありました。徳川幕府の一国一城令によって福島城は廃城となりましたが、城下町だった町人地はそのまま残り、福岡県久留米から豊後(現在の大分県)へ抜ける豊後往還道として大いににぎわいました。

平成14(2002)年に旧往還道沿いを中心に約198haが国の重要伝統的建造物保存地区に選定され、町家が連なる白壁の町並みは八女福島を象徴する風景として多くの観光客の足をひきつけています。

昭和期のレトロな看板が馴染むたたずまい

軒先の電灯も町の風情を盛り上げるのに一役買っている

八女のおすすめ観光スポット①八女中央大茶園

八女のおすすめ観光スポット①八女中央大茶園
緑のじゅうたんを敷き詰めたような風景の向こうには有明海や島原半島が見える

大地をキャンバスにした美しい茶畑の絶景が広がる

農業経営規模と八女茶の一大生産基地を形成するため、100haの山林を開墾した約70haの茶園。八女市北東部の本地区にあり、見渡す限りの緑の畝が広がる様は圧巻です。最寄りのバス停からは遠いため、おでかけは車で。頂上部に展望所があり、美しい茶畑を眺めることができます。ここから見る夕景も絶景です。

住所/福岡県八女市本
電話/0943-23-1192(八女市観光振興課)
交通/九州自動車道八女ICから車で25分
見学自由

八女のおすすめ観光スポット②八女市横町町家交流館

八女のおすすめ観光スポット②八女市横町町家交流館
奥行きが長く、うなぎの寝床といわれる町家ならでは造り

八女の観光情報を入手するならここへ!

江戸末期に建てられた造り酒屋だった建物を活用した観光情報発信拠点。八女福島のイベントや催事、店舗の紹介など旬な情報を提供しています。休憩処としても利用することができますよ。

すすり茶体験などができる八女茶カフェを併設

住所/福岡県八女市本町94
電話/0943-23-4311
交通/福島バス停から徒歩10分
営業期間/通年
営業時間/10:00~17:00
休業日/月曜(祝日の場合は翌日休)

八女のおすすめ観光スポット③福島八幡宮

八女のおすすめ観光スポット③福島八幡宮
昔は福島城の辰巳櫓のあった場所で、神社南側の池は城の堀の名残

木彫りの狛犬がお出迎え。花手水や御朱印にも注目!

成功や勝利にご利益がある応神天皇が主祭神。木彫りの狛犬、月ごとに変わる花手水、やさしい音色の鈴箱守りなど、随所に十五代目吉開雄基宮司のアイデアが息づいています。9月の秋分の日を含む3日間は、伝統芸能の「八女福島の燈籠人形」が公演されます。この日に参拝するのもおすすめです。

手水を華やかに彩った花手水はインスタ映えすると大評判

博多織の鈴箱守り

住所/福岡県八女市本町105-1
電話/0943-22-3332
交通/福島バス停から徒歩11分
営業期間/通年
参拝自由

八女のおすすめ観光スポット④うなぎの寝床 旧寺崎邸

八女のおすすめ観光スポット④うなぎの寝床 旧寺崎邸
九州の伝統工芸品を集めたコーナーは人気が高い

ワールドワイドに各地のモノづくりを応援

古い町家に見られる間口が狭く、奥行きが深い建物をうなぎの寝床ともいいます。八女福島の「うなぎの寝床」は、イベント企画、物販、飲食など多角的な事業で、国内外の地域の文化を応援する地域文化商社。その一つ、2階建ての古民家「旧寺崎邸」を改修した店舗では、衣食住のテーマに分けて選りすぐった商品を販売しています。1階にカフェがあり、まち歩きの途中にひと息つくことができます。

伝統工芸の八女提灯を手がける「シラキ工芸」のcocolanランプ

住所/福岡県八女市本町327
電話/0943-24-8021
交通/福島バス停から徒歩15分
営業期間/通年
営業時間/11:00~17:00(あだち珈琲は18:00まで、17:00以降は豆の販売のみ)
休業日/火・水曜(祝日の場合は営業)

「茶匠むろぞの 和カフェ」で新感覚の八女茶スイーツをチェック!

「茶匠むろぞの 和カフェ」で新感覚の八女茶スイーツをチェック!
抹茶ティラミスと抹茶のフローズンドリンクがセットの「ティラミスぷらぺてぃーセット」1100円

深蒸し八女茶など上質のお茶を製造する「茶匠むろぞの」が手がけるカフェ。隣が自社の製茶工場、まわりは茶畑というロケーションです。数あるスイーツメニューのなか、一番人気は樽を器にした抹茶ティラミス。スイーツ用にブレンドした抹茶のグリーンが鮮やかです。見た目がSNS映えすると、オーダーはひっきりなし。サービスのお冷も八女茶で、八女茶づくしのカフェです。

スイーツに合うよう3種類の抹茶をブレンドした抹茶テリーヌ。テイクアウトもできる

店内では自社製品の茶葉や茶器など、お茶グッズも販売

茶畑の中にある穴場的なカフェ

住所/福岡県八女市今福917-2
電話/0943-22-2675
交通/羽犬塚駅から車で20分
営業期間/通年
営業時間/13:00~17:00
休業日/不定休

「矢部屋 許斐本家」で八女茶みやげを探そう

「矢部屋 許斐本家」で八女茶みやげを探そう
建物は八女市の有形文化財に指定されている

矢部屋 許斐本家は、江戸宝永年間(1704~1710)に茶葉などを扱う「矢部屋」を興したのが始まりという九州最古の茶商です。九代久吉は「八女茶」の名付け親という由緒をもち、創業以来培われてきた八女茶の原点である「焙炉(ほいろ)式焙煎法」によるお茶の味は格別です。

炭火を焚き、丈夫な八女和紙の上で焙煎した焙炉式八女茶が看板商品

おみやげにおすすめの八女和紅茶飴と八女焙炉式玉露飴

住所/福岡県八女市本町126
電話/0943-24-2020
交通/福島バス停から徒歩11分
営業期間/通年
営業時間/9:00~18:00
休業日/第1・3・5日曜
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会社創立は平成元年。以来、『まっぷるマガジン』『ことりっぷ』などなど、福岡市の編集プロダクションとしての立地を生かし、見どころ、グルメ、温泉、宿など九州一円の観光情報誌の制作にかかわってきました。
これからも、これまで培ってきたノウハウを存分に発揮して、個性あふれる九州の魅力と元気のよさを多くの方々に伝えていきたいと思います!