【城崎&天橋立周辺】どんなトコ?エリア&基本情報をチェック!
海と山の恵みにあふれ、一年を通して多くの観光客が訪れる京都府と兵庫県の北部。夏は海水浴、春秋はドライブ、冬は松葉ガニなど、四季を通して楽しみは尽きません!...
雲海に浮かぶ神秘的な姿が話題を呼び、人気の名所になった竹田城跡。
日本のマチュピチュともいわれ、CMや映画の舞台にもなっています。
雲海と城跡が幻想的な景観を見せる「天空の城」は、一度は訪れてみたい絶景です。
こちらの記事ではめぐり方と、城下町の面影を残す竹田駅周辺も併せてご紹介します。
安土城や姫路城と同じ穴太(あのう)積による見事な石垣が残り、平面構成の美しさは全国でも指折りといわれる城跡。東西約100m、南北約400mの規模で、標高353.7mの古城山の山頂にある。虎が臥せているように見えることから別名「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれている。
竹田城の基礎を築いたのは、室町時代の武将で応仁の乱の西軍の総大将として知られる山名持豊(宗全)。嘉吉元(1441)年の嘉吉の乱勃発後に、対立していた赤松氏に対する最前線基地のひとつとして、嘉吉3(1443)年に誕生した。以降、大田垣氏が7代にわたって城主となる。羽柴秀吉の但馬征伐による落城の後、最後の城主となる赤松広秀が現在の豪壮な石積みの城郭に整備したといわれている。
竹田城跡への登山ルートは4つ。目的や体力に合わせて選ぼう。車は山城の郷か、まちなか観光駐車場に止め、徒歩かバスで行こう。
登山ルート
※各登山道は冬期に閉鎖されていることもあるので、通行は朝来市ホームページ等で要確認。
① 西登山道
[距離:約2.2km / 所要:約40分]
山城の郷からゆるやかな上り坂を歩く、バスルート沿いの登山道。
② 南登山道
[距離:約2.1km / 所要:約1時間]
車が通行するアスファルトの道を行く、距離の長い登山道。
※車の通行が多いので他の登山道がおすすめ。
③ 表米神社登山道
[距離:約1.2km / 所要:約45分]
表米神社から長い階段と急な山道を上っていく、険しい登山道。
④ 駅裏登山道
[距離:約1km / 所要:約40分]
竹田駅の西側から大手門入り口に続く、昔からの登山道で近年整備された。
山桜が美しく咲き誇る春、青々と山の緑が色づく夏、紅葉で山が真っ赤に染まる秋、雪に覆われた冬、と四季折々の景色はそれぞれに見ごたえがあり素晴らしい。
竹田城跡ではボランティアガイドによる案内サービスも受けられる。ガイド料は2000~3000円で、1週間前までに申し込みが必要。
【問い合わせ】情報館 天空の城(TEL:079-674-2120)
竹田城跡についてもっと詳しく知りたい人は「情報館 天空の城」へ。竹田城跡全景のジオラマをはじめ、各種資料を展示。歴史背景から、石積みや屋根瓦の詳しい説明などを興味深く楽しむことができる。
竹田城跡の見学は、最寄りの竹田城跡バス停から徒歩で城跡を目指し、さらに城跡内をたどるのが基本です。大小さまざまな自然石を組み合わせた石垣に、敵の進入を防ぐために考えられた城の造りなど、先人の知恵をじっくり学ぶことができます。雲海だけじゃない竹田城の魅力を存分に楽みましょう。
<見学ルート>
START
⇩ バス 10分 / 160円
⇩ 徒歩 20分
⇩
⇩
⇩
⇩
⇩
⇩ 徒歩 15分
GOAL
「天空バス」竹田城跡バス停からすぐの山門。山城の郷から武田城跡入り口までは歩いても行けるが、天空バスの利用がラクでおすすめ。自動販売機やトイレがあるので、ここでしっかり準備して行こう。立派な門は記念撮影スポットとしても人気。
城跡の中に入って、最初に通過するポイント。城の要の門なので、攻め込まれにくいよう、門までは急な上りになっているほか、まっすぐ進めない鍵道になっている。
思わず声を上げてしまうほど美しい展望が楽しめる場所。保護用の不織布のないエリアなので、パノラマの景色を楽しむのにピッタリ。(ここから見学ルートは約400m、幅約2mの一方通行)。穴太流野面積みとよばれる石垣も間近に見学できる。
ほぼ中央に天守、本丸、二の丸、三の丸、南二の丸を連郭式に配しているのが竹田城跡の特徴。自然の地形を生かして湾のようになっているので城の全景がよく見える。
城跡内でもっとも人気のあるスポットで、天守台からの眺めは360度のパノラマが広がる。美しい反りや、上にいくほど垂直になる武者返しの石垣や「横矢掛かり」の多様性も見ものだ。
花屋敷は現在は立ち入ることができないので、平殿からのぞきこもう。昔はここで、薬草など戦のための植物を栽培しており、花畑が広がっていたのでこの名がついたとか。搦手の位置にあるため、防御性が高い。
城内最大の曲輪である南千畳。曲輪が段をなして続き、変化に富む石垣が見られると人気のスポット。目に入りやすい石垣の端に大きな石を配すなどの工夫にも注目して。また、南千畳からは天守を正面から見ることができる。
竹田城跡にいちばん近い駐車場があり、天空バスのバス停もある施設。ご当地食材を使ったメニューを出すレストランやみやげ店、竹田城跡の資料展示室なども備え、ひと息つくのに最適。
雲海を見るスポットとして人気なのが、海抜756.5mの朝来山の中腹にある「立雲峡」。竹田城跡や城下町を見渡せる3つの展望台へ、雲海に浮かぶ美しい姿を求めてレッツゴー!
●9~11月に出やすい(それ以外の月も出る可能性あり)
●明け方〜午前8時くらいまで
●よく晴れていること
●風が弱いこと
●朝方と日中の気温差が大きいこと
※天気予報とにらめっこで、日程を組むのがオススメ。
① 持って行くと便利なもの
夜明け前に登るので、足元を照らす懐中電灯は必須。雲海が出るまでじっと待つのでカイロなどの防寒対策もしっかり! 一眼レフカメラの場合は100〜200㎜の望遠レンズがあるといい。
② 服装チェック
雨が降りやすいのでウインドブレーカー、雨具は必須。足元もぬかるみやすいので登山靴を。サンダルやヒールだと危険!
③ 東屋をうまく使って♪
第1展望台に向かう途中に東屋が2つある。急な雨や休憩などにじょうずに利用して。残念ながら木々が邪魔で竹田城跡はしっかり見えない。
竹田駅から車で20分ほどの距離にある登山口。収受棟があり、環境整備協力金として大人1名300円が必要。駐車場無料。雲海の時期は早朝からすでに満車のことも多い。トイレも自動販売機もここだけなので要注意。
駐車場からすぐの位置にある第3展望台。広々とした展望台で、竹田城跡もばっちり見える。体力に自信がない人はここで十分楽しめる。
第3展望台から上ること10分、近年新たに整備された第2展望台。愛宕神社入り口の近くにある。ひな壇が設けられ、約20人が見学できるスペースがある。
第2展望台から急な道を上ると第1展望台へ。駐車場からかなり歩かないといけないが、標高が竹田城跡より少し高く全景が撮影できるので、やはりいちばん人気が高い。
明治時代の旧医院を改修利用した無料休憩所。但馬牛定食やうどん、ぜんざいなどがいただける。裏庭にオープンカフェスペースもある。
竹田城下で400年以上の歴史を持つ酒造場をできる限り生かしてリノベートした、趣たっぷりのレストラン。情報館 天空の城や宿泊施設も併設されているので、竹田城跡の観光拠点におすすめ。
手ぬぐいやハンカチ、傘、小物など、和雑貨と和小物を種類豊富にそろえる。店の外観を飾るカラフルな傘(1本1500円〜)は、雨で濡れると撥水効果により柄が浮き出るユニークなおすすめ品。
城下町の景観そのままに、くつろげる空間づくりにこだわるカフェ。明治20(1887)年建築の町家を改装した店内は、たんすや机など、当時のまま残る調度品も見られ、懐かしい雰囲気。
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