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浜松・浜名湖のうなぎ屋 名店5選!地元で人気のお店はこちら!!

くらしたび

更新日: 2023年12月22日

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浜松・浜名湖のうなぎ屋 名店5選!地元で人気のお店はこちら!!

浜松・浜名湖エリアに80店舗以上あるといわれるうなぎ店。
その中から、選りすぐりの地元で人気の5軒をピックアップしました!

老舗や新進気鋭の店、持ち帰り専門店など、うなぎ店の数の多さも全国有数の浜松・浜名湖。

店ごとに異なる製法やタレの風味、変わり種など、少し贅沢な食べくらべを楽しんでみませんか。

浜松・浜名湖のうなぎ、どんな特徴?

蒸すことでふんわりとした食感となる「関東風」と、しっかり焼きを施してパリッとした食感になる「関西風」で知られるうなぎですが、浜松・浜名湖エリアのうなぎ店は通称「遠州風」が中心
パリッ&ふんわりの両方を楽しめる独自の製法が魅力の一つです。

また、うなぎ店の数の多さから競争率も高く、どの鰻店に入っても洗練された味で、外れが少ないのも浜松・浜名湖エリアのさらなる魅力となっています。

【浜松観光×うなぎ】五代目が腕を振るう地元で長きにわたり愛される「うなぎ料理 あつみ」

【浜松観光×うなぎ】五代目が腕を振るう地元で長きにわたり愛される「うなぎ料理 あつみ」
蓋を開けるときらきらと輝くうなぎの蒲焼の美しさ。「うな重」4900円

浜松市の中心部に位置する千歳町。かつては花街として栄えたエリアには、歴史風情のある店が点在しています。

代表的な一軒である「あつみ」は明治40(1917)年創業。通りに入ると蒲焼の香りが漂い、行き交う人々の鼻腔をくすぐり続けています。

「戦時中はタレの入ったかめを持って逃げた」と言い伝えられるほど、味の神髄となるタレ。100年以上継ぎ足されたタレの風味を楽しみたいなら、蒲焼メニューをぜひ味わってください。

蒲焼も食べたいけれど、白焼きも気になるところ。「白重」4950円は、ワサビ、ショウガ、ネギ、柚子胡椒をといた醤油で味わう、格別な一品です。

同店の味を場所を選ばず楽しめるよう、テイクアウトも各種あります。
「特選うなぎ弁当」は、加熱機能がついた容器という嬉しい計らい。串刺し鰻の蒲焼は事前予約での持ち帰りや発送も可能です。

加熱機能の容器であたたかなあたたかなお弁当が味わえる「特選うなぎ弁当」

 

店内飲食では並ぶこと必至。事前予約や早めの予定を立てて訪ねましょう。

うなぎ料理 あつみ

住所
静岡県浜松市中央区千歳町70
交通
JR東海道新幹線浜松駅から徒歩10分
営業期間
通年
営業時間
11:30~13:30(L.O.)、17:15~19:30(L.O.、全てうなぎが売り切れ次第閉店)
休業日
火曜不定休、水曜(5月4~5日休、12月30日~翌1月3日休)
料金
うな重(吸物・香の物・フルーツ付)=3850円(吸物を肝吸に変更はプラス50円)/うな丼(吸物・香の物・フルーツ付)=3000円(吸物を肝吸に変更はプラス50円)/白焼重(吸物・香の物・フルーツ付)=3950円(吸物を肝吸に変更はプラス50円)/白焼=2300円/香味焼き=2300円/肝焼き=750円/

【浜松観光×うなぎ】浜松駅近くに2店舗ある明治創業の「うなぎ 八百徳」

【浜松観光×うなぎ】浜松駅近くに2店舗ある明治創業の「うなぎ 八百徳」
「お櫃鰻茶漬け(おひつうなぎちゃづけ)」4,070円。同店の名物で、さっぱり味わえると好評

JR浜松駅北口から徒歩約6分の「本店」、浜松駅南口すぐの「駅南店」と、駅からのアクセス抜群の場所に2店舗ある「うなぎ八百徳(やおとく)」。
明治42(1913)年創業の老舗は、浜松市に鰻茶漬けを広めたパイオニアです。

ブルーグレーの外壁が輝く自社ビルの本店と、瓦の屋根とひさし、風流な白壁が目印の和風情漂う駅南店。いずれもメニューは同じなので、利用しやすい方を訪ねてみましょう。

「うな重」4290円。秘伝ダレは濃いめで、表面なパリッと中はふっくらと仕上がっている

お櫃のふたを開けると、厳選されたお米の上に刻みうなぎが埋め尽くされています。
適量をしゃもじでお椀によそい、まずはうなぎ丼としての風味を堪能。次にネギやわさびをトッピングして、急須に入った昆布ダシのお茶を注ぎ、さらりと味わう逸品です。

濃厚な風味が好みなら、「うな重」がおすすめ。活きの良い国産鰻は、毎朝さばきたてを提供。代々継ぎ足された秘伝のタレを3度づけして焼く手間暇を施しています。

うなぎ八百徳本店

住所
静岡県浜松市中区板屋町655
交通
JR東海道新幹線浜松駅から徒歩5分
営業期間
通年
営業時間
11:00~20:00(LO)
休業日
月曜、祝日の場合は翌日休(夏休み明けは臨時休あり、GW・年始は振替休あり、盆時期・年末は営業)
料金
お櫃うなぎ茶漬=4070円/うな丼=3960円/うな重=3960円/うなぎ定食(松)=5830円/(個室利用時は要テーブルチャージ料)

【浜松観光×うなぎ】うなぎの行商がはじまりの「藤田」はさすがの目利き

【浜松観光×うなぎ】うなぎの行商がはじまりの「藤田」はさすがの目利き
浜名湖産をはじめ、国産の上質なうなぎのみを使用。「うな重」(山)

浜松市内に2店舗、東京でも展開する「うなぎ藤田」。旅行者には、JR浜松駅南口からすぐにある「ホテルソリッソ浜松」内の駅前店がアクセスしやすいと評判です。

明治時代、うなぎの行商をしていたのがはじまりとされる同店。養鰻場を営んでいた経歴もあり、うなぎの取り扱いや目利きも代々受け継がれています。

背開きにさばいたうなぎを串刺しにして蒸し、タレづけと焼きを三回にわたり繰り返す

五十年以上継ぎ足されたタレのふくよかな味わいを大切にしている同店は、四代にわたる伝統の技と味を受け継ぐ熟練の職人が焼き上げます。

国産うなぎを地下水で1週間泳がせ、臭みを除去。身の引き締まったうなぎをさばいて蒸し、余分な脂を落としながら備長炭でしっかりと焼きを施します。口に運べば、タレの芳醇な風味。ふんわり&パリッとしたうなぎの食感を楽しめます。

お座敷のほかにもテーブル席もあって、ゆったりとくつろげる店内

車での旅なら広い駐車場がある「浜松店」へぜひ。

面白い歴史の逸話が伝わる「小豆餅」という珍しい地名の同店には、庭園を望む個室もあります。
戦国時代、徳川家康がこの地にあった茶店で小豆餅を食べていたところ武田軍の攻めに気づき、銭を払わずに逃げたことが町名の由来です。
エピソードには続きがあり、茶店の老婆が家康公を追いかけ無事に銭を徴収。この地から浜松城へ向かう道中に「銭取」というバス停が今でも残されています。

うなぎ藤田 浜松駅前店

住所
静岡県浜松市中区砂山町322-7ホテルソリッソ浜松 2階
交通
JR東海道新幹線浜松駅からすぐ
営業期間
通年
営業時間
11:00~14:00、17:00~21:00
休業日
火曜
料金
うな重=4840円(山)・4180円(花)・3520円(川)/

【浜松観光×うなぎ】地元だけでなく全国的にも人気の高い「清水家」

【浜松観光×うなぎ】地元だけでなく全国的にも人気の高い「清水家」
江戸時代、宿場町として栄えた「気賀宿」近くの店舗

奥浜名湖エリアを訪ねる際にぜひ立ち寄って欲しい「清水家」。定食屋のメニューの一つだった鰻料理が好評で、専門店へと変化を遂げた人気店です。

天竜浜名湖鉄道・気賀駅から徒歩4分。旅行がてら訪ねた味が忘れられないと、同店のうなぎだけを食べに遠方から浜松まで訪れる人がいるほどの人気ぶり。
「JR浜松駅から湖西市の新所原駅まで行き、天浜線を乗り継いで来てくれる。本当にありがたいことです」と、店主が嬉しそうに話してくれました。

民芸調の店内には、先代が集めた日本画が随所に飾られている

白壁に瓦屋根を配した店舗の暖簾をくぐると、民芸調の親しみやすい店内。一人でも気軽なカウンター席、小上がりの座敷席があり、肩ひじ張らずにじっくりとうなぎを堪能できます。

店主が毎朝、問屋へ出向いて仕入れた良質なうなぎは、脂のノリや肉質が好バランス。素材ごとに焼き入れ時間を変えるなどプロの技を利かせ、最高の状態を作り出します。

「うな重(特)」

セット料理は「うな丼」と「うな重」のみ。単品では「蒲焼」を注文できます。タレの風味は甘辛仕上げ。蒲焼の身は柔らかく、歯ざわりも程よい仕上がりです。

丁寧な手仕事を感じる逸品は、脳裏に焼き付くこと間違いなし。わざわざでも訪ねたくなる理由は、一度食せば納得できます。

清水家

住所
静岡県浜松市北区細江町気賀238-2
交通
天竜浜名湖鉄道天浜線気賀駅から徒歩5分
営業期間
通年
営業時間
11:00~16:00(売り切れ次第閉店)
休業日
月1日不定休、水曜、祝日の場合は翌日休(1月1日休)
料金
うな丼=2310円~/うな重=3300円/特うな重=3850円/(鰻価格高騰のため変更の可能性あり)

【浜松観光×うなぎ】うなぎとうどんの組み合わせが秀逸な「手打ちうどん権太」

【浜松観光×うなぎ】うなぎとうどんの組み合わせが秀逸な「手打ちうどん権太」
とろろと鰻のスタミナうどん「やらまいか」

浜松名物のうなぎとうどんがドッキングしたびっくりメニューを打ち出す店をご紹介します。

観光にも便利な舘山寺の門前町で営む「手打ちうどん権太」。もちもち食感のうどんを武器に、浜松らしいメニューを考案したのが、うなぎをトッピングした「やらまいか」(要予約)です。

うどんの上にはうなぎの蒲焼や浜名湖産の刻み海苔、とろろとウズラの卵を混ぜながら味わうスタミナ満点の1杯です。

丸い和紙のランプが各席を優しく照らすカジュアルな店内

香川県から取り寄せた小麦粉と塩を合わせ、力強く手打ちで仕上げたうどんを提供する同店。静岡の県民性を考慮し、甘辛バランスがちょうどいいつゆの風味を心掛けています。

地元産の食材を積極的に取り入れる同店。浜名湖名物のしらすや海苔をトッピングに使った「しらすうどん」や「浜名湖のり釜玉」といった磯の香りを感じられるメニューもそろえています。

舘山寺の門前町に佇む店。たぬきの置物が迎えてくれる

2016年のオープンですが、店主はこの道20年以上のキャリアを誇ります。
同舘山寺で営んでいたうどん店の店長だった店主。惜しまれつつ閉店した後に客からの熱い要望があり、一念発起して独立したという経歴を持っています。

地元客からの高い支持と観光客の期待に添いたいと、コシの強い麺を打ち続けています。

手打ちうどん権太

住所
静岡県浜松市西区舘山寺町2303-3
交通
JR東海道新幹線浜松駅から遠鉄バス舘山寺温泉方面行きで45分、舘山寺温泉下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
11:00~20:00(閉店)
休業日
金曜、第1木曜
料金
やらまいか=2200円/山海おろし=1000円/味噌煮込み=1100円/なべ焼き=1100円/

少々時間を有する鰻は、料理が届くのを待つ時間もまた醍醐味。味はもちろん、朗らかな接客や心配りも行き届いたホスピタリティーの光る店を集めてみました。

周辺観光スポットやおすすめの土産といった地元ならではの情報も教えてくれるので、気軽に声をかけてみましょう。

公共交通機関での旅なら、JR浜松駅前から徒歩圏内の店が好アクセス。ドライブ旅では、目的地までの道中に必ず鰻店が見つかります。

狙いを定めて出かけ、確かな味に舌鼓。浜松・浜名湖でのおいしい記憶も、お持ち帰りください。

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静岡や伊豆、日光、栃木、岐阜エリアの旅行ガイドブックの編集から取材執筆、撮影などに携わっている、静岡を拠点とする編集プロダクションです。
代表の志水は、静岡のローカル情報番組のコメンテーターを歴任するなど、20年以上にわたり旅と暮らしに関わり続けています。乗り鉄&呑み鉄旅が好き。日本各地の手ぬぐい収集癖がある一方、引っ込み思案。
その他にも多彩で個性的なライター陣により、現場の空気感を拾い上げたレポートをお伝えしていきます。